フトミミズの飼養

 

ツリミミズ科とコンポストについて

フトミミズについて書く前に、シマミミズを含むツリミミズ科の飼養と、その飼育槽ともいうべき、階層式のコンポストについて簡単に振り返っておきます。というのも、フトミミズの飼養にあたっても、直接の利用はできないものの、ガーデニング用土の生成や生ゴミの処理にあたって培われてきたコンポストの技術は、大いに参考になると思えるからです。

階層式コンポストは市販のものもあります。キャノワーム、エリミネイタ、ワームルー、といった名前で売られていますが、自分で箱を積み上げるようにして階層式のものを作ることもできます。
箱の材料としては、木箱、合成樹脂、発泡スチロール等がいいでしょう。加工しやすく、液体がしみ出ないもの。
これに蓋をつけ、その蓋にミミズが移動できるような穴をあけ(手っ取り早くメッシュにしてしまっても構いませんし、蓋の中央をくり抜いてしまってもできます)、それを3階層以上積み上げていくものです。一番下を液肥料用にあけておき、第2層から上を作業場とします。もちろん、最上層にはしっかりとはまる蓋を用意します。
各階層には、最下部にココナッツ繊維やピートモスを3〜5cm敷き、その上にミミズと餌を配置、そしてさらに上に3〜5cm新聞紙を水でふやかせてしいておきます。
あとは湿度と餌の減り具合をみて適宜補充するだけです。
餌としては、甘味のある果実類や雑穀などと言われてますが、生ゴミで十分だと思います。新聞紙と蓋の工夫で蠅対策もできます。
あと、細かい技術というか、注意点とかもあるのですが、ミミズ用コンポストの生成については、書籍もかなりの数が出ていますし、環境関連からの文献でも資料は数多くありますので、詳細はそちらにまかせておきます。

要するに、コンポスト作成用ケースでシマミミズを殖やすのは、それほど難しくはない、ということで、屋内に設置すれば(その場合害虫対策が重要になりますが)ほとんど通年で殖えますし、飼育箱の大きさも、殖やしたいミミズの量で決まってきます。階層式が扱いやすいのですが、単層式でも十分にやれます。ちょっとメンテがしんどいですけどね。
これで全てがまかなえるのであれば、マウス以上に楽な活餌、ということが言えます。

しかし、やりたいのはフトミミズなんですよね、困ったことに。(笑)
とはいえ、このシマミミズ・コンポストでも応用できるポイントはいくつかあると思います。

 

飼育箱

シマミミズの飼育箱を階層式にするのは、日常の管理をやりやすくする、ということがまず第一ですが、土が不用であることということもあると思います。つまりフトミミズには土が必要なので、この階層式というのが、個人レベルではちょっと難しい、ということになります。相当の重さになってしまいますからね。
従って、単層式を主体に考えることになります。また屋外型か屋内型かによっても変わってくるのですが、とりあえず屋内型について考えてみます。

土が必要ということであれば、そこそこの深さも必要になってきます。よって、飼育箱は最低でも幅60cm、高さ30cmは必要になります。素材は、シマミミズのときと条件としてはほぼ同じになりますが、重量との相談ということになるでしょう。
土は15cm以上敷き、その上にピートモスやココナッツ繊維をしきます。これは炭素源として、餌が切れたときの非常食ともなります。ここにフトミミズを放ちますが、その上に敷く新聞紙をシマミミズのときよりも少し厚めにして、土の表面が隠れるようにします。これは同時に蠅対策でもあります。

 

飼育方法

 

 

 

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