特別編 新米アレンジャー・名古屋の旅            

6月8日。

私は大阪を離れて名古屋の地にいました。

単なる旅行ではありません。

今まで趣味の世界で続けていたアレンジが、

とうとう仕事として動き始める、その記念すべき日に立ち会うためです。

と言うことで、今回は特別編といたしまして、

新米アレンジャーの名古屋の旅の模様をお送り致します。

私は前日の夕方から同行者と共に名古屋入り。

同行者と共にのんびりと過ごしました。

いくら歩き慣れた名古屋の地とは言え、

5,6年振りに街中を歩いたので当然迷子状態。

うろうろしながら適当にお店に入り夕食を食べ、

その後同行者と共に前祝いの祝杯。

なんと、眠りにつけたのは真夜中2時!

どれだけ祝杯を挙げてるんだ!?って感じでした。

翌朝は想像できると思うのですが、起きるのが辛かったんです。

でも7時起床。

まだ起きてくれない頭の中とは裏腹に

黙々と出発の準備を進めます。

8時半すぎ、朝食。

その時もまだ頭の中は熟睡状態でした。

朝食を済ませホテルの部屋に戻ると、私にしては珍しく

自然と眠りについてしまいました。

一眠りした後、10時にホテルをチェックアウト。

炎天下の名古屋の街を歩いて本番の行われるホールに向かいます。

途中、開店直後の百貨店に立ち寄り、

同行者のかけているメガネを直しました。

どうやら昨晩、メガネをかけたまま寝てしまったらしく、

誰が見てもはっきりとわかるくらいに曲がってしまっていたのです。

同行者がメガネを直してもらっている間、

私はある知人に電話をかけました。

本番直前ということで妙にソワソワしていたので、

少し落ち着きたいというのが理由でした。

数十秒間の電話だったけど、少しだけ落ち着けた感じがしました。

電話の主よ、感謝.........

メガネの修理も無事終了し、ようやく本番の舞台である

『愛知県芸術文化センター』に到着。

楽屋入り口で入館証を見せた後、いよいよホール内へ。

10時15分から始まっていたリハーサルは、

ちょうど2曲目に演奏される『風紋』に差し掛かっていました。

『風紋』のリハが終わると、指揮者の保科洋氏が私のもとへ。

すごい緊張しながらも挨拶を済ませ、

次に団員の前で挨拶。

妙に照れくさく、とてつもなく緊張した数分間でした。

次々にリハーサルが進み、いよいよラストの曲。

私がアレンジした『シンフォニックダンス・第3楽章』のリハが始まりました。

この曲はラフマニノフの作曲した中でも最高傑作と言われるもの。

でも、その分とても難しく、第3楽章は難曲中の難曲と言われています。

なので、演奏側からも指揮者側からも必死な様子が伝わってきました。

聞いている私までも必死。

自分の書いた楽譜が初めて音楽として成立するわけなので、

音符ひとつも聞き逃さないように集中してしまいました。

だから妙に疲れてしまったのでした。

よかった所・改善すべき所がはっきりとわかる、

とても勉強になるリハでした。

そんなこんなで妙に肩の凝った午前中が終了しました。

本番まであと1時間半あまり。

      


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