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■妙徳寺(台湾)開所入仏法要
(「大白法」030116)
(※〇二年)十二月二十五日、中華民国台湾北西部に位置する苗栗県において、同国第五番目の法城となる妙徳寺が開設され、御法主日顕上人猊下下の御名代として海外部長・尾林日至御尊能化が訪台し、開所入仏法要が盛大かつ厳粛に奉修された。
これには、宗務院より海外部主任・石橋頂道御尊師、宗務院書記・堀沢良充御尊師ほか、同国常駐の御僧侶及び日本から有縁の御僧侶方が御出席。また地元地域をはじめ台湾全土から二千名近い信徒が勇躍参集した。
法要は、午前と午後の計二回にわたって奉修され、一回目は約一千名余の信徒が集う中、現地時間の午前十一時より、尾林海外部長の導師のもと、御本尊御開扉、献膳の儀、読経、唱題と如法に進められた。
引き続き式の部に移り、信徒代表による経過報告の後、尾林海外部長より挨拶があった。その中で「本日の法要を契機に、互いに『広布大願の年』に当たっての決意を固め、中華民国全信徒が七年後の正義顕揚七百五十年に向けて、さらなる広布の推進に邁進していただきたい(趣意)」と述べられ、正義顕揚七百五十年に向けての新たなる門出と、台湾広布のさらなる進展に期待を寄せられた。
次いで、寿量寺住職・上田慈一御尊師、法忍寺住職・水谷慈浄御尊師の祝辞と続き、妙徳寺の初代住職に本興院との兼務として就任した黒沢糾道御尊師より、丁重な謝辞と今後の決意が披瀝された。
このあと法要は、午後三時にも同様に奉修され、二回目は常在寺住職・細井珪道御尊師、正光寺住職・辻秀道御尊師よりそれぞれ祝辞が述べられ、最後に黒沢住職から謝辞があった。一回目の法要と同様に、二回目にも約七百五十名の信徒が本堂を埋め尽くし、その喜びが堂内に満ちあふれた。両法要では、小憩をはさんで慧日寺住職・上田元道御尊師と宗務院書記・宮原委道御尊師より、それぞれ布教報告が行われた。
また二回目の法要終了後に記念撮影が行われた。
夕刻より、苗栗県から四十分ほどの新竹市で、祝賀会が出席御僧侶及び信徒の代表約三百五十名が一堂に会し行われ、宗旨建立七百五十年の大佳節に開設された新寺院の門出を祝福した。
妙徳寺は、今までの台湾寺院と異なり、大規模な建築物である。約一万六千坪の広大な敷地を有し、それぞれ建坪が百坪の二階建ての本堂と三階建ての研修センター、二棟の建物から構成されている。一棟は地域信徒の法城としての役目、一棟は全台湾の研修センターの機能を備えている。
■バリ島爆弾事件犠牲者慰霊法要(インドネシア)
(「大日蓮」0301)
(※02年)十月十二日にインドネシアのバリ島で起きた爆弾事件で命を落とした犠牲者のための慰霊法要が、十一月十八日の午後二時より事件現場からほど近い場所において奉修された。これには、尾林日至海外部長をはじめ、インドネシア担当教師である千葉県船橋市の蓮清寺住職・志岐長道師、インドネシア妙願寺布教所責任者の阪部正誠師、野村信導宗務院書記の四名が列席し、インドネシア全土から代表信徒約三百五十名、さらに政府機関関係者も参列して、厳粛に奉修された。
法要は、献膳の儀に続ぎ、読経、焼香、唱題、回向と如法に進められ、参加の代表信徒もそれぞれが焼香し、諸精霊へ法味を供えた。
最後に、尾林海外部長より追悼の言葉があり、犠牲になった諸精霊に対して心からの追悼の法要を行った旨を述べられた。また、人命の尊さを訴えられ、最後に「バリ島が平和と安寧の象徴の島としてよみがえり、インドネシアの人々がその実証者となることを念願する」と結ばれた。
法要終了後、現地のマスコミより取材の要請があり、尾林海外部長と現地法人の代表としてアイコ・セノスノト女史がこれに応じた。
そののちさらに、インドネシア共和国の特別な計らいにより、僧侶四名と代表信徒数名で事件現場へ赴き、爆破のあった地点にて唱題をもって犠牲者の慰霊を行った。
幸いにも本宗信徒には犠牲者がなかったものの、多くのインドネシアの人々にとって平和の象徴であった楽園バリ島で起きた痛ましい事件は、人々の心に深い傷を負わせたのだとメンバーとの会話のなかで強く感じた。
しかしながら、この事件によりバリ島のメンバーだれもが大いに発奮し、『立正安国論』正義顕揚七百五十年を目指して、平和への強い決意のもと、より真剣に信心に取り組むようになったことを聞き及び、たいへん心強く感じた次第である。バリ島が本当の楽土へと再生していくことを心から願うもので
ある。(野村信導 記)
■パナマに中南米で初の布教所
(大白法021016)
北米と南米の両大陸の接点にあり、有名なパナマ運河を持つ地峡国・パナマ。北は大西洋、南は太平洋に面し、その国土は、北海道よりもやや小さい。
1993年3月、勇気と決断を持ってSGIを脱会し、わずか6名からスタートした真のパナマ広布の歩みは、9年の歳月を経て、待望の布教所開所の日を迎えた。この喜びの日を迎えるまでの道のりは必ずしも平坦ではなく、開設目前に布教所計画が一度は暗礁に乗り上げるなど、種々の障魔が競い起こった。それだけに、このたびの開所法要を迎えた現地僧俗は喜びに沸き上がった。
9月28日、パナマシティーの中心部から程近いロサンヘルス地区の一画にパナマ布教所が開設され、その開所法要と常住御本尊の入仏法要が奉修された。これには、御法主日顕上人猊下の御名代として宗務院海外部長・尾林広徳御尊師、海外部主任・石橋頂道御尊師、NSTプレジデントの妙法寺住職・高野泰信御尊師、大阪府高槻市の妙恵寺住職・西岡雄信御尊師ほか、日本、北米、南米から有縁の御僧侶方が御出席。また、パナマ全土から約200名の信徒が参集し、中南米初の法城の誕生に、その喜びを分かち合った。
法要は、午後5時より、尾林海外部長の御導師により、御本尊御開扉、献膳の儀、読経、唱題と如法に進められた。続いて式の部に移り、初めに石橋海外部主任より、開設に至るまでの経過が報告された。次いで尾林海外部長が祝辞を述べられ、ルース・トレス女史をはじめとするパナマの純真なメンバーのこれまでの労苦をいたわるとともに、新布教所が三大秘法の整足する中米広布の中心道場として発展することを期待し、初代責任者に就任した山崎信理御尊師を紹介された。その後、高野NSTプレジデント、信徒代表ルース・トレス女史からそれぞれ祝辞が述べられ、最後に山崎責任者の謝辞をもって法要はとどこおりなく終了した。引き続き、喜びの余韻の残る本堂において記念撮影が行われ、参列者全員がカメラに納まった。
翌29日には、午前10時より、開所したばかりの新布教所において、宗旨建立750年慶祝記念パナマ総会が開催された。これには、前日の開所式に参列された全御尊師方が参列された。また、日曜日とあってパナマ全土から400名を超える信徒が参集し、開所の喜びと宗旨建立750年を慶祝する喜びが相まって、歓喜溢れる総会となった。
総会は、山崎責任者の導師による五座の勤行から始まり、勤行終了後、この日を待ちわびていた19名が御授戒ならびに勧誡式、6名が御本尊下付を戴き、喜びのスタートを切った。
引き続き、総会第1部では、ルース・トレス女史が来賓の御僧侶を紹介し、歓迎の辞を述べた。次いで、祝辞に立たれた尾林海外部長は、法華経に予証された大聖人の三大秘法こそ全世界の民衆救済の大法であることを確信して、自行化他に精進していただきたいと述べられた。その後、高野NSTブレジデント、西岡御尊師の祝辞、山崎責任者の謝辞と続き、第一部が終了。小憩を挟んで第2部に移った。
短い準備期間にもかかわらず、この日のために練習した、青少年によるモダンダンスやパナマ民族舞踏等の演技が披露された。その合間に、ロベルト・ダリラ・メナ・デ・ロドリゲスさんの決意発表、そして1974年の入信以来、数々のすばらしい体験を積み、これまでに30回の登山をしたというアイダ・デ・レモンさんの体験が披露された。
フィナーレは、パナマの僧俗和合・異体同心を象徴するように「地涌讃徳」を力強く高らかに歌い上げ、寺院建立に向け新たな第一歩となる総会を締めくくった。このあと記念撮影が行われ、午後2時前に散会した。
■インドネシア青年部研修会ならびに地方出張指導
(大日蓮0209)
一万七千五百余の島々からなる、赤道直下のインドネシア共和国の妙願寺布教所(阪部正誠布教所責任者)において、七月七日から十四日までの八日間にわたり、毎年恒例の青年部研修会が行われた。
これには、インドネシア全土から六百名の青少年とその父母が参加し、またインドネシア担当教師である千葉県船橋市・蓮清寺住職の志岐長道師と野村信導宗務院書記が招かれて出席した。
この青年部研修会は、国益となる信仰者の団体として、また良き国民として成長することを目指して十六年前から毎年、行われてきたものである。
今回の全体テーマは「いかにして自信を持つことができるか」というものであった。
研修の内容は、僧侶による講義と、様々な分野の専門家やアーティストなど、外部から一般講師を招いての講義に分かれる。僧侶による講義は期間中に計五回行われた。
十二日からは、月例の研修も合わせて行われ、参加者は総勢、約千名となった。
十三日は青年部記念日となっており、午前十時より布教所本堂において読経・唱題が行われたあと、誓いの塔へ移動して記念式典が執り行われた。また、この日の夕方の勤行で御授戒と御本尊下付が執り行われた。
最終日の十四日の午前は阪部師と野村による『如説修行抄』の一節についての講義が行われ、これをもって一週間にわたる青年部研修の一切は歓喜のうちに終了し、青年部は一年後の再会を誓い合った。
また、同期間中には、幹部を対象とした指導会が計四回行われ、数々の困難に立ち向かいながら日蓮正宗の信仰を貫こうとする真撃なメンバーの姿勢を垣間見ることができた。これらに対して、我々僧侶も誠心誠意の指導・激励を行った。
妙願寺布教所での研修会を終え、野村は帰国の途に就いたが、さらに志岐師はジャカルタでの婦人部の会合と、ジャワ島西部の都市メダン・シボランギットヘの地方出張指導も行った。
毎月布教所で行われる研修会に、遠く各地から何十時間あるいは何日もかけて参加してきていることに思いを馳せる時、そのメンバーの求道の志には本当に頭が下がる思いがする。
また、今回参加の青年部六百名一人ひとりが将来のインドネシアの日蓮正宗を背負っていく良き人材となることを心から祈るものである。
(野村信導記)
■海外青少年夏季登山会
五〇〇名が総本山へ世界広布新時代の息吹(8月3・4日)
(大白法020816)
八月三日・四日の二日間、総本山において海外青少年信徒夏季登山会が行われ、大韓民国、中華民国、香港、アメリカ合衆国、イタリアの五つの国と地域より約五百名の信徒が参加した。
この登山会は、例年行われてきた海外信徒夏期研修会とは異なり、学業等の理由で、本年秋に行われる宗旨建立七百五十年慶祝記念海外信徒総登山に参加が困難な青少年を対象として実施されたものである。
第一日目の三日午前六時半から総二坊2Aにおいて勤行が行われ、この際、韓国信徒九十六名が御授戒を受けた。引き続き、登山会の説明会が行われた。
九時半から第一日目の講義に移り、「立宗七百五十年と世界広布」と題して一時間、英・中・韓の三言語に分かれて三名の御僧侶による講義が行われた。
午後からは一時半の御開扉終了後、客殿前での記念撮影を経て、海外部長指導会が行われ、海外部主任・石橋頂道御尊師の挨拶に続いて、海外部長・尾林広徳御尊師から御指導があった。
この中で尾林海外部長は、「宗旨建立七百五十年を慶祝し、下種三宝の大恩を真に報ずることができるのは、血脈相伝のもとに正法を厳護してきた我が日蓮正宗より他にはないのである。私たちには、この大正法を世界に弘め、世界の人々を幸福にしていくという、かけがえのない使命がある。一層奮起して折伏弘教に挑戦していこう(趣意)」と激励された。
さらに午後六時半からは、二部構成で交流会が行われた。第一部は、八グループ八会場に分かれて、行学講習会に参加中の所化学衆、大坊在勤学衆との交流が行われ、どの会場も世界広布への熱気に包まれた。
午後八時からの第二部では一堂に会しての全体交流会が行われた。
第二日目の四日は、全員で丑寅勤行に参加。午前十時からは「十界皆成の意義について」の講義を言語別に各会場で受講した。
午後一時半からの御開扉の後、竣工間近の奉安堂を見学、奉安堂前での記念撮影を経て、大講堂で開催中の特別記念展「宗旨建立と七百五十年の法灯」を拝観した。
こうして充実した日程を終え、五日早朝より、海外部の御僧侶やサポートスタッフ等が見送るなか、名残を惜しみつつ順次帰国の途についた。
大白法
平成14年6月1日号
海外リポート
中華民国台湾宜蘭県に日蓮正宗東台布教所開所
中華民国台湾において、同国としては第4番目の法城となる待望の日蓮正宗東台布教所が開設され、6月23日、御法主日顕上人猊下の御名代として海外部長・尾林広徳御尊師が訪台し、開所式が盛大かつ厳粛に奉修された。
これには、本種寺住職・佐藤公妙御尊師をはじめ日本・アメリカ・アジアから有縁の御尊師方が多数御出席。また本興院主管・黒沢糾道御尊師をはじめとする同国在住の御尊師及び地元東台湾地域をはじめ全土から2,000名を越える信徒が勇躍して参集、同布教所の誕生を慶祝した。
法要は、午前と午後の計3回に分けて執り行われた。第1回目は現地時間の午前10時より、尾林海外部長の御導師のもと奉修され、御本尊御開扉・献膳の儀・説経・唱題と進められた。
引き続き式の部に移り、信徒代表による経過報告の後、新布教所の母体法人・中華民国日蓮正宗基金会の董事長である尾林海外部長より挨拶があった。その中で同部長は、「一人ひとりが参詣の志を立て、自らの生命を磨き、御報恩の誠を尽くしながら、多くの人々をこの布教所に案内して大寺院へと発展させていっていただきたい(趣意)」と述べられ、新法城の外護と台湾広布のさらなる進展に期待を寄せられた。続いて来賓祝辞、最後に責任者に就任された佐藤信俊御尊師より丁重な謝辞が述べられ、記念撮影をもって法要は滞りなく終了した。
このあと法要は、午後1時と3時半にも同様に奉修され、それぞれ信徒の喜びが堂内に満ちあふれていた。特に2回目と3回目の法要では、小憩をはさんで大慈院住職・上地広暁御尊師と香港事務所責任者・後藤史道御尊師より、日々の活動について報告が行われ、参列者は他国の同志の活動に熱心に耳を傾けた。
夕刻には宜蘭市内において祝賀会が開かれ、御尊師方及び信徒の代表あわせて約500名が一堂に会し、宗旨建立750年に符節を合わせて開設された新布教所の晴れの門出を祝福し、喜びを分かち合った。
なお新布教所は、宜蘭市と羅東市のほぼ中央部、宜蘭と羅東の両駅から車で10分前後という参詣の便のよい緑豊かな地にあり、約230坪の敷地に、堂々たる堂宇を構えている。
台北・本興院、高雄・法宣院、中台・中台布教所に次ぐ台湾第4の拠点の誕生で、台湾における僧俗和合の布教体制は一層磐石となった。特にこれまで遠隔の本興院まで足を運んでいた地元信徒にとって、僧侶常駐の新法城の誕生は大きな喜びであり、これを契機に今後台湾東部地域の広布の大きな前進が期待される。
スリランカ出張御授戒
−御本尊下付三百体未曽有の大折伏をもって宗旨建立七百五十年を慶祝−
(大日蓮0208)
インド洋上に浮かび、古代から仏教国として栄え、現在も人口の七割が小乗仏教徒と言われるスリランカ。その中心都市コロンボの日蓮正宗センターにおいて、六月二日、出張御授戒が執り行われた。これには、海外部から中本代道海外部主任と野村信導宗務院書記が現地へ赴いた。
御授戒の前日、一日の夜にコロンボ空港に到着した我々を約五十名もの現地メンバーが花束や花輪を携え、温かく迎えてくれた。
二日午前八時から同センターにおいて、御授戒・御本尊下付が厳粛かつ盛大に執り行われた。
これらは計四回に分けて行われ、合計で御授戒者数は四百二十五名、御本尊下付は三百体という驚異的成果を収めた。半年前の出張でも御授戒者数三百三十三名、御本尊下付二百三十六体という大きな成果を収めたばかりであるが、メンバーの求法の一念と折伏への息吹はさらに広がり続けているのである。
御授戒・御本尊下付は大成功裡に終了し、この日の午後三時からは、享年七十九歳で亡くなった婦人のメンバーの葬儀を執行した。婦人は我々が日本を出発する前々日まで、病院で長く意識不明の状態が続いていたが、突如、意識を取り戻し「葬儀を日蓮正宗で行ってほしい」とだけ言い残して、家族の唱題のなか、静かに息を引き取ったということであった。またこれは、スリランカにおいて、日蓮正宗僧侶により初めて行われた葬儀となった。応援に駆けつけたメンバーはもとより、参列した近隣の人々も、葬儀の荘厳さを目の当たりにし、また「女人成仏」という前代未聞の法門を聞き、深く感銘を受けていた様子であった。
さらに、翌三日から五日にかけては、入仏式のため十件の家庭訪問を行い、センターにて勉強会を三回に分けて行った。家庭訪問では、今回入信した方の動機やエピソードを多く聞く機会があった。なかでも、スリランカで有名な歌手で、小学校で音楽の教師も勤めている女性が、同じ学校に通う小学生のメンバーに折伏され入信に至った話や、ニカ月半前に折伏を受けて入信を決意した人が、出張御授戒を迎えるまでに新たに十人を折伏し、今回、一緒に御授戒を受けたという話などは、脳裏に焼きつく思いがした。
また、勉強会においては、メンバーの仏法を求める貪欲なまでの熱心なまなざしが非常に印象的であった。
六日、すべての行程を終えてスリランカをあとにした。
スリランカメンバーの折伏にかける情熱とその強い信心の波動を少しでも日本に持ち帰りたいと思わずにはいられない五日間であった。
(野村信導 記)
オーストリア・ドイツ・スイス・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド出張
(大日蓮0207)
五月十九日午後六時より、オーストリア・ウイーンにおいて、出張御授戒ならびに海外部長指導会が開催された。
これには、尾林広徳海外部長、中本代道海外部主任、フランス事務所責任者の毛利博道師、野村正通宗務院書記が出席。また約五十名のメンバーが参加した。
勤行・唱題に続いて六名の御授戒が行われたのち、海外部長指導会に移った。
尾林海外部長は指導のなかで、宗旨建立七百五十年を迎えた今、大聖人の正法を受持信行することに確固とした誇りを持ち、新しい担当者を中心に、オーストリア広布へ向けて前進するよう激励・指導された。そののち、毛利師の挨拶に続いて、今回新たに同国担当責任者となった野村宗務院書記が挨拶を述べた。最後に質疑応答があり、八時過ぎに散会した。
オーストリア指導会ののち、尾林海外部長、中本海外部主任、毛利師はそれぞれ帰国の途に就き、翌二十日には、野村宗務院書記のみ、ドイツのフランクフルトに移動。さらに、ベルリン、ポツダム、シュトウットウガルト、ミュンヘンの各都市を回り、次いでスイスのチューリッヒ、ベルン、さらに北欧ノルウェーのオスロ、スウェーデンのストックホルム、フィンランドのヘルシンキの各地を訪問した。合わせて六ヵ国・十一都市を巡回し、各地で入仏式、御授戒、座談会、家庭訪問、登山説明会等を行って、六月四日に帰国した。
これらの訪問地はほとんどがドイツ語圏である。日本語が通じない上に、アジア系住民は極めて少ない。ドイツではドイツ語、フィンランドではフィン語だが、現時点では英語が最良のコミュニケーション手段である。会話はもちろん、法話や質疑応答もすべて英語で行われている。
今回の一連の出張では、ドイツ・シュトゥットゥガルト、ノルウェー・オスロ、フインランド・ヘルシンキで御授戒が行われた。このうちシュトゥットゥガルトは少数だが、折伏の意欲にあふれ、メンバーのほぼ全員が新来者を伴って座談会に参加した。そのほとんどが十月に総本山で行われる宗旨建立七百五十年慶祝記念海外信徒総登山大法要に参加することになっているという。その慶祝登山の成功に向けて、日々唱題を心掛け、週に一度、三時間の唱題会を開催して活発な信心活動に励んでいる。
オスロではかわいい赤ちゃんの御授戒もあり、これでノルウェーに二人目の三代目の法統相続者が誕生したことになった。
フィンランド・ヘルシンキのグループは、日本語の解らないたった一人のフィンランド人からの出発であった。入信以来、地道な努力を重ねた結果、やがて一人増え、二人増え、親を折伏し、友を折伏して確実に同志が増えてきた。今回の御授戒も、長い年月を掛けて折伏した末の入信であったが、この新入信者は慶祝登山にも参加するという。さらにうれしいことに、その場には、親子連れの新来者も参加し、熱心に法話に耳を傾け、質問までしてきた。新来者の参加はいやおうなく広布への意欲をかきたてる。同時にメンバーが大聖人の正法に対する確信を持ち、他人に対するいたわりや激励ができるまでに成長したことを物語っている。
今回、訪問した先々でも離脱僧やSGI(創価学会インタナショナル)による陰に陽にわたる執勧な嫌がらせを見聞した。広布が進めば魔の跳梁(ちょうりょう)は必至である。しかし、訪問国のメンバー達は、こうした試練を乗り越えて、誇りを持って広布に励んでいることを記して、今回の出張報告とさせていただく。
(野村正通 記)
UK出張
(大日蓮0207)
五月十八日、UK(イギリス)・ロンドン市内において御授戒・御本尊下付、指導会、UK信徒組織の年次総会が執行された。
これには尾林広徳海外部長、中本代道海外部主任、佐藤道幸宗務院書記が、スペイン・妙昌寺の第三代住職入院式に引き続いて同国を訪問した。
午後二時よりロンドン市内の会場において、尾林海外部長の導師により読経、唱題が修されたのち、三名の御授戒と二体の御本尊下付がなされた。
引き続き、年次総会が開催された。初めに代表者より今回が初めての訪英である尾林海外部長に対して丁重な謝辞が述べられ、推進中である信徒組織の公的認可を得る手続きについて現況報告が行われた。
会計報告に続いて「宗旨建立七百五十年慶祝UK総会」の準備に関する発表がなされ、年次総会が終了した。
次いで指導会に移り、尾林海外部長は、今回の初訪英を喜ぶとともに、宗旨建立七百五十年の大佳節である本年における信行について指導された。
また、メンバーから事前に寄せられていた多くの質問をすべて網羅した形での指導がなされ、@御本尊に対し奉る絶対の確信と、この大法を奉ずる者としての誇り、A勤行・唱題を生涯にわたって貫いていく不屈の精進、B大聖人が先駆けされた折伏の実践、の三つの基本を示され、各位の精進を期待された。
最後にUK担当教師の佐藤宗務院書記が挨拶を述べた。こののち会場内において記念撮影が行われ、予定されていた行事は滞りなく終了した。また夕刻からはホテルの会議室において現地幹部との会議を行い、組織の公的認可等について協議した。
翌十九日早朝、尾林海外部長と中本海外部主任は次の訪問地であるウイーンヘ移動。佐藤宗務院書記はロンドンに残ってメンバー宅を訪問し、勤行・唱題、座談会、個人面談等を行って、翌日、ロンドン・ヒースロー空港で尾林海外部長と合流し帰国の途に就いた。
今回の尾林海外部長の初訪英は、メンバーにとって大きな喜びであり、直接指導を受けることができ、感激の様子であった。これを契機として今後より一層、UK広布が力強く推進されることを確信する。
(佐藤道幸 記)
フィリピン日蓮正宗事務所開所式
(大白法02.05.16)
4月21日、太平洋上に浮かぶ7,000以上の島々からなる常夏の国、フィリピンのメトロ・マニラにおいて、日蓮正宗フィリピン事務所の開所式が奉修され、待ちに待った正法広布の拠点の開設に、現地信徒は大きな喜びに包まれた。これには、御法主日顕上人猊下の御名代として海外部長・尾林広徳御尊師をはじめ、海外部主任・石橋頂道御尊師、宗務院書記・舟橋信清御尊師、同野村信導御尊師、さらには涌徳寺住職・高野法尊御尊師、実法寺住職・高橋慈豊御尊師、弘教寺住職・秋山堅広御尊師、諦聴寺住職・近藤恒道御尊師、善覚寺住職・田崎信澄御尊師、そして台湾から本興院主管・黒沢糾道御尊師が出席された。
開所式は午後2時より始められ、尾林海外部長の御導師のもと、御本尊御開扉、献膳の儀、読経、唱題と如法に進められた。
続いて式の部に移り、はじめに石橋海外部主任より、事務所開設に至るまでの経過が報告された。次に、尾林海外部長が祝辞に立たれ、「この法城に詣でて、日蓮大聖人の真実の弟子信徒として正しい信仰を全うし、勤行・唱題と破邪顕正の折伏を貫くとき、すべての人々が即身成仏の大果を得、また一家一族の幸福と繁栄を成就することができるのである」と述べられた後、担当教師の山澄信玉御尊師の紹介がなされた。続いて、来賓僧侶を代表して高野法尊御尊師、また信徒を代表して現地信徒の中心者である辻律子さんより、それぞれ祝辞が述べられ、式の部が終了した。
そして代表者による記念撮影の後、フィリピン信徒の青少年を中心としたパフォーマンスが行われ、開所式に花を添えた最後に地涌讃徳を合唱し、全員で記念撮影を行い、午後5時過ぎ、開所式はとどこおりなく終了した。
事務所は、メトロ・マニラ南部のモンテンルパ市内にあり、マニラ中心部から約20キロメートル南西に位置する。同国では、1991年のSGI破門以来、信徒宅を中心拠点として活動に励んできた。また1997年、政府より非営利法人「日蓮正宗フィリピン仏教会」が認可されたのを受け、法人事務所の早期開設をめざしてきた。それ以来、宗務院海外部と協力しての様々な努力が結実し、宗旨建立750年の大佳節に当たる本年の4月を期して、待望久しい事務所の開所と常住御本尊の御入仏を、大歓喜を持って迎えることができたのである。フィリピン信徒一同は、「法礎建立の年」に相応しいこの慶事を大きな転換点として、フィリピン広布に向け、ますます自行化他に精進することを誓い合った。