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 巻頭論文

 「生物兵器としてのエイズ」についての我々の認識、一九八七〜一九九五年
 〜ゲリー・グラム博士著「全面開示$フル・ディスクロージャー$」を熟讀して〜

 太田龍




  一、

 一九八五年(昭和六十年)、私が日本で動物實験廃止運動を開始した時、
 私の頭には、エイズが、どこかの國の實験室で作られた生物兵器であるかも知れない、
 と言ふやうな疑念は、毛程も存在しなかった。
 然し、多分、一九八七年(昭和六十二年)の前半(今、資料が手元にないので、正確な日付を確認出來ない)の或る時點で、私の前に、二册の文書が出現した。
 第一は、英國の動物實験反對運動の組織の一つから、エイズは動物實験に關聯のある研究室で作られた、とする英語の文書が届いたことである。
 第二は、永井明と云ふ醫師が、エイズは、米國のCIAなどの情報機關が關與して作られた生物兵器である、とする著作を公刊されたことである。
 私はこれを重大視した。
 生憎、今、二點とも、どこかに紛れて居て、參照することが出來ない。

  二、

 私は永井醫師と、柴谷篤弘博士(現在、京都精華大學學長)のお二人をお招きして、一九八七年(昭和六十二年)十月(?)、「エイズ★=★生物兵器説」に關する講演會を企画した。
 然し、この講演會を企画した後、「日本みどりの聯合」と「動物實験の廃止を求める會」から脱退して、
 私たちは、「日本動物實験廃止協會」を發足させた。
 前記の後援會は、偶々$たまたま$、この分裂騒ぎの最中とぶつかる亊に成り、大變、後味の惡い結果と成ったことを記憶して居る。

  三、

 その後、亊態はどのやうに展開したのであらうか。
 未確認の傳聞情報によれば、米國の某巨大金融獨占體から、前出、永井醫師に、莫大な金額が振り込まれた、と言ふ。
 私はその眞僞を知る立場にないが、
 結果として、その後、前記の醫師が、
 「エイズ★=★米軍生物兵器説」、
 について、ピタリと沈黙してしまった、
 と言ふ亊實は、これを認めざるを得ない。

  四、

 ハンス・ルーシュさんは、「罪なきものの大虐殺」、「世界醫藥産業の犯罪(裸の皇后さま)」の中で、
 動物實験犯罪複合體$シンジケート$の奥の院に、
 有名なロックフェラー財閥、
 そして、ロックフェラーを中核とする、米國の陰の政府、と稱される、外交關係評議會【CRF:カウンシル・オン・フォーリン・リレーションズ】、
 が存在する。
 と明示して居る。
 私は、一九八八年以降、この「奥の院」を、全力を擧げて追求し始めた。
 その行路は、「コンパッション」、「マントラ〜宇宙の眞理」、「地球維新」、等に刻印されて居る。

  五、

 三、四年ほど前であらうか(正確に記憶して居ない)、大阪方面のある企業が主體と成って、商業雑誌を創刊した。私はそれを店頭で購入して居る。
 この創刊號に、エイズ★=★生物兵器に關する、注目すべき記亊が發表された。
 それは、生物兵器としてのエイズの開發に關與した或る米國人の手記の翻譯であった。
 生憎、私はその記亊を切り抜こうと思って居る内に忙しさに取り紛れて、無念にも、その雑誌を見失ってしまった。
 私が記憶して居るところでは、その米國人は、暗殺の恐怖に脅えながら、ひっそりと生きて居り、彼と同じやうに生物兵器エイズ開發に従亊した人々で、暗殺、亊故死、變死した數は、彼の知る限りでも、約百人、
 と述べて居たやうだ。

  六、

 然し、賣國奴國賊、日本民族をユダヤ惡魔教に賣り渡し、日本民族の滅亡と壞滅のために日夜活動して居る朝日讀賣NHK以下の日本のマスコミは、この問題を、素知らぬ顔で黙殺した。
 一九九二年(平成四年)三月頃から、私は、「ミッドナイト・メッセンジャー」(エミッサリー出版社)、キリスト教愛國者協會$CPA$、等、米國の眞正キリスト教徒系の英文の出版物を、猛烈な勢いで收集し、研究し始めた。
 その中に、私は、ジョン・コールマン博士の著作「三百人委員會」を發見し、また、同博士の多數の小册子$モノグラフ$、さらに、月刊の「世界評論$WIR$」などを讀んで行くうちに、
 闇の中の惡魔主義的世界權力(三百人委員會)が、
 西暦二〇五〇年頃までに、
 現在の地球人口の八割、五十億人を殺處分し、
 殘りの十億人を、
 家畜人に調教する。
 と言ふ作戰計画を立てて、實効に移そうとして居る、
 と言ふ記述を讀んだ。
 そして、この「殺處分」のための重要な生物兵器の一つとして、エイズウイルスが開發された、
 と言ふのである。

  七

 「全面開示$フル・ディスクロージャー$〜疾病エイズの眞實」【ゲリー・グラム博士$Dr. Gary Glum$著、一九九四年、米國、ロスアンゼルス】、
 と言ふ英文の著作を、私は、最近入手した。
 日本の動物實験廃止運動にとって、この著作は必讀の書である。
 「エイズは、完璧な生物兵器【ザ・パーフェクト・バイオロジカル・ウェポン】である」(同上、八頁)、
 と言はれて居る。
 問題はそこから始まる。
 一九八七年(昭和六十二年)當時は、
 日本人は未だ、
 「米ソの冷戰體制」、
 「資本主義(自由民主黨)對共産主義のイデオロギー的體制間鬪爭」、
 と言ふペテンに引っかけられて居た。
 それ故、
 「生物兵器$バイオロジカル・ウェポン$」、と聞くと、
 直ちに、
 米ソ間の第三次世界大戰で使用される兵器、
 と聯想してしまふ。
 これがまるで違ふ。

  八、

 兵器、と言ふからには、
 その兵器を作り、何らかの戰爭目的を以て使用する國家權力の主體が存在しなければならない。
 一九八九年(平成元年)、
 ベルリンの壁が崩れ、東歐とソ聯の共産國家は、あっと言ふ間に消滅した。
 従って、假に、米國が、ソ聯との第三次世界大戰に備えて、エイズを生物兵器として開發した、
 とするなら、
 その戰爭目的は今や消滅した。
 それとも、米國は、中國との戰爭を想定して、この戰爭の兵器の一つとしてエイズを用意して居るのであらうか。

  九、

 いや、そんな具合にはとても見えない。
 エイズ患者が出て來たのは、一九八〇年代前半であり、先ず、黒人アフリカ、ブラジル、そして米國それ自身、であった。
 米國の國家が、密かにエイズを兵器として開發したと假定しやう。
 然し米國の國家は、この兵器で、誰を殺害しやうとして居るのであらうか。
 何百萬人と言ふ自國の國民をか?
 現に、百萬人、ないし二百萬人の米國人が、エイズに感染して居るとされる。
 米國の國家は、自國の何百萬人もの國民を殺すための兵器を作り、自國民に對して戰爭を仕掛けて居るのであらうか。
 そんな馬鹿な、奇怪な話しがあるだらうか。
 或ひは米國の國家は、黒人アフリカの住民を全滅させる戰爭目的を抱き、その爲に、エイズを開發し、使用して居るのであらうか。

  十、

 リンドン・ラルーシュは、一九八七年に出版された彼の自傳「理性の力、一九八八」(EIR刊)の中で、彼と彼の友人たちは、一九七三〜四年に、疾病エイズの出現を豫測した(同上、一七三頁)、
 と書いて居る。
 この件は、また後日の機會に検討しやう。

  十一、

 ソ聯KGBの工作員と推定された、Dr.W.Szmuness【ポーランド系、ズムネスと讀むか?】と言ふ人物が一九六九年に、無絛件で米國への移住を認められ、直ちにニューヨークの血液銀行の首腦部の地位を與へられた。
 そしてそこでズムネス(?)博士は、B型肝炎ワクチン$Hepatitis B vaccine$を開發し、
 そのワクチンを、米國の同性愛者の男性(二十歳から四十歳迄)に注射した。
 ところが、ズムネス(?)博士のこのB型肝炎ワクチンに、エイズウイルスが混入されて居た(!)
 と傳へられる(!)
 このワクチンを打たれた米國の同性愛男性の百%がエイズウイルスに感染した、
 と、「情報筋$インテリジェンス・ソーセス$」は、グラム博士に語った(前出、七十二、三頁)、
 とある。
 これは奇々怪々な怪談であらうか。

  十二、

 こんな大それた亊が、數人の變態的犯罪者たちによって遂行されはしない。
 米國政府、と言ふよりも、米國を超越する、もっと別次元の世界的權力機關(犯罪機關、と言ふべきか)が背後に潜んで居なければ、こうした現象は決して生じない。
 グラム博士は、その「世界權力組織」を、「オリンピアン【オリンピック、と繋がる、古代ギリシャの神話では、オリンポスの神々のこと】」、
 と呼んで居る。

  十三、

 「報道の自由」、
 「出版の自由」、
 「集會・言論の自由」、
 などと言はれる。
 これらの「自由」が存在し、保證されるのが、自由民主主義陣營で、
 それが存在しない「不自由」な社會が、全體主義、ファシズム、獨裁主義、共産主義の陣營である、
 敗戰前の日本は、後者の「不自由」な暗黒社會、
 敗戰後は、前者の光り輝く、明るい開放された自由民主主義の社會、
 などと、我々日本人は、敗戰後、耳にタコが出來る程、聞かされて來た。
 これは、百パーセントのペテンであり、嘘であった。
 共産主義國家に報道出版言論の自由が存在しないことは自明だが、
 歐米のいはゆる自由民主主義陣營は、言論出版の自由が在るかの樣に見せかけて居るに過ぎなかった。

  十四、

 このことを理解し得なければ、我々には、エイズ問題の眞相は、何も分からない。
 しかし、
 「既知の統計に基づく、最も穏健(保守的)な判定を使用した、最良のコンピュータ評價は、エイズが、次の三十五年ないし、四十年の間に、全人類を絶滅させることが出來る、と結論づけて居る」(L・ラルーシュ著「理性の力、一九八八」、一七二頁)、
 とすれば、我々日本民族も、否應なしに、エイズの渦の中に巻き込まれないわけに行かない。

  十五、

 エイズと言ふ生物兵器は、
◎@、「オリンピアン」、または「三百人委員會」、または「島のクラブ」、などと呼ばれる闇の中の惡魔主義的世界權力が製造し、
 A、過剰人口(現在の地球人口は多すぎると「彼等」は言ふ)を効果的に削減して、殘りの人間を、世界人間牧場に驅り立てることを目標とする、全人類大衆を敵とする戰爭、の道具の一つとして、使用されつつある、
 と推定される。

  十六、

 グラム博士は、數年前、生物兵器エイズの開發と使用に深く關與したある人物と出會った。
 この人物は、末期癌で間もなく死を迎えやうとして居た。
 彼は、グラム博士に、エイズの眞相を詳しく話した。
 その後も、グラム博士は、調査を續け、前記の著作(「全面開示」)を公刊した、
 と言ふのである。
 本書の表題(「全面開示$フル・ディスクロージャー$」)は、
 #現在、米國の殆どすべての實験施設に於て、エイズウイルスの開發と使用、それに關聯する情報を「全面開示」すべきだ、と要求する研究者たちと#、
 #それを欲しない研究者たちとの間に#、
 #分極化が生じつつある#(同上、一八五頁)、
 との記述から取られて居るのであらう。

  十六、

 グラム博士は、
 エイズ患者を治療する唯一の希望は、
 自然醫學である、
 神の與へた藥草である、
 と述べて居る(同上、一九一頁)。

 ガーナでは、治療師ナナン・コフイ・ドゥロボは、藥草でエイズを治した。
 ところが、國際通貨基金$IMF$は、ガーナ政府に壓力を加へ、ドゥロボを殺害させた(一九四頁)!
 のださうだ。
 これは、國際通貨基金$IMF$が、人類を五十億人皆殺し作戰の軍隊の一部であることを、
 白日の下にさらけ出して居る亊件である、
 としか、私には思えない。

¥平成七年八月二十五日記

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