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 宇宙戰略放送 第六九六回 平成八年七月三十日

 評傳・四王天延孝 (覺書)(續き)





  一、

 四王天少将は退役を命じられると共に中将に進級、昭和四年八月三日、名古屋駅を出發、
 三十年餘の陸軍軍人としての生活が終わった。五十一歳である。
 そのあと、武藤信義陸軍教育總監から、一尋$ひとひろ$【これは、一丈、十丈、約三メートルのことか?】もある長文のお手紙を頂いて、@豫の退職を惜しみ、盡力の功なかりしことを遺憾とせられる旨が、縷々、記されて居た(二〇七頁)、
 とある。
 敗戰前の日本陸軍に、三長官あり、教育總監はその一人である(陸軍大臣、參謀總長と共に)。
 しかも、教育總監は、陸軍将校の人亊に關與する。
 その武藤教育總監が、四王天少将を陸軍に留めやうとして努力したのに、
 それ以上の強い力が働いて、
 追放された。
 ユダヤ研究、ユダヤ批判をするな!
 との、問答無用の高壓的態度である。

  二、

 はて、一體これは何亊か。
 我々は深く沈思する。
 #日本の國家と日本の陸海軍中樞は#、
 #明治初年來#、
 #ユダヤ惡魔教世界權力の掌握するところとなって居た#!
 つまり、日本の國家指導者階級は、明治初年來、ユダヤ惡魔教に日本を賣る、賣國奴と化して居た!
 こう考へる以外に、
 答が出ないではないか。

  三、

 昭和八年、松岡洋右外務大臣は、國際聯盟脱退を宣告した。
 その頃、貴族院で、赤池濃(元警視總監、四王天中将の同志)議員が、
 國際聯盟の對日活動には秘密結社フリーメーソンの動きが大きいと聞くがどうか、と糾したところ、
 内田外務大臣(**外務大臣は松岡ではないのですか?畑田**)は、
 聞かないこともないが明らかではない、
 と答弁した。
 散會の際、幣原貴重郎(外務大臣經験者、占領下の首相)が赤池議員に、

◎ 「フリーメーソンは陰謀の團體ではなく、最高道徳の實現を目指す國際親善の機關である。誤解なきやうに、と、私語せられた」(二四〇頁)、

 との記述あり(赤池議員から四王天中将に電話あり)。

  四、

勿論、この幣原は、
 日本史上、最惡の賣國奴國賊の一人である。
 しかしこの國賊は、
 フリーメーソンは、最高道徳の實現を目指す國際親善の機關である、
 と、本當に、本心から信じて居たのか。
 それとも、さうでないのか。
 どちらなのであらう。

  五、

 二・二六亊件の際、
 陸軍軍務局内に、
 四王天起訴すべし、との論あり、
 四王天中将は、憲兵隊に出頭、軍法會議にも召喚された(二六八〜二七〇頁)、
 とは、始めて聞いた。
 これは何のことか。
 四王天は、二・二六反亂亊件の一味だ、
 と言ふのであらう。
 この機會に四王天の息の根を止めろ!
 と、陸軍中樞部は考へた、
 と見られる。
 つまり、この時點(昭和十一年)でも、
 日本の陸海軍中樞に、
 ユダヤ惡魔主義世界權力のヒモが付いて居た、
 #日本陸海軍中樞は、ユダヤ惡魔主義の操り人形に過ぎなかった#、
 とも考へられる。
 陸海軍のみでない。
 #マスコミ、學界、官界、財界、政界、その他#、
 #日本の國家指導層は、まず、殆ど#、
 #ユダヤ惡魔主義世界權力に操作される#
 #ロボットに過ぎなかった#!
 #軍はその一部である#、
 と見える。

  六、

 退役後、四王天中将に、日本全國から講演以來が殺到した。
 昭和六年、
 一月から十二月まで、講演回數、百八十四回、概算聴衆數、九萬九千三百五十人、講演時間、合計、三千五百三十八時間、
 との記録が引用されて居る(二二八頁)。
 二日に一回、の計算だ。
 昭和初期から、大東亞戰爭中まで、
 日本民族は、ほんの少々、
 ユダヤ問題に目覺めた。
 しかし、にも拘わらず、敗戰間際でも、
 日本の國家中樞部では、
 ユダヤ惡魔主義批判はきはめて強力なタブーであり續けたのである。
 ユダヤ問題を研究してゆくと、明治國家の土臺の秘密が暴露されるからなのだ。
 我々は今、
 四王天中将の遺志を繼承して、
 その先へ進む、
 そのことを、
 四王天中将の靈に報告し得る。

¥(了)

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