●大森さんに会えた
ランチのため、マリーナに戻ると、大森さんがたまった郵便物をチェックしていた。話しかけて、軽く自己紹介をしたが、感激しすぎて、あまり言葉が出てこなかった。何と言っていいか分からないが、強烈なオーラがでていた。ニューヨークより北にあるバーモント州のレイク・シャンプレーンから2日ほどかけて帰ってきたのに、疲れている様子がない。この距離、日本だったら関東から九州往復以上だ。その距離をモーターホームでトレーラーを牽いて走ってきたのだろう。
大森さんとDARRENは同じボート、同じエンジンを使っているようで、自分のは何回転まで上がるとか、3枚プロップの方がいいとか話していた。それから大森さんは、フリッピングのタックルはもう違うものを使えない、ロッドを堅くすればラインが切れるし、とか、とにかく完成されたものなんだ、とかとにかく自信に満ちた話し方だった。ラインもイカのジギング用を使っているが、スパイダーワイヤーとかよりしなやかで使いやすいと言っていた。
何度も聞かれて、うんざりしているかもしれないが、アメリカに来たときって、ほとんど準備してこなかったって本当ですか?と聞いてみるとやっぱり「タックルボックスとロッドと着替えだけ」だそうだ。よりどころが一つもなかったわけですよね?と聞いたら「その方が身動きとりやすいから」だそうだ。鵜の島でバス食って生活していたことも、ボートを買う前はマリーナで誰か来るのを待ってノンボーターとして釣りに出ていたことも、全部本当だそうだ。
そのあと一緒に記念写真を撮ってもらって、T.O.LURESの帽子を買ってサインをしてもらった。お店のルアーを見ながら、ここではT.O.スピナーベイトが$4.50で売っていて、日本の半値ですねと言ったら、「ガイドのお客さんに使ってほしいから、工場から持ってきてもうけなしで置いてるんだ。アメリカ人がよく買っていくよ」と言っていた。
●ボートドッグ
午後はボートドッグの釣りからスタート。DARRENがエレキの操船だけしてくれて私だけがテキサスリグを投げていく。たまに「そこにブラッシュパイル(オダみたいなもの)があるから」とか教えてくれる。ドッグを3つほど撃ってみたら反応なし。ギルっぽいあたりが1回あっただけ。そのあと、DARRENがどんな釣りをするのか見てみたかったので、彼にどんどんルアーを投げてもらうように言った。さらに3つほどボートドッグを撃ってみたが、全く反応がなかったので、移動した。
●ハンプ→リリーパッド→ハンプ→リリーパッド
午前中に行ったハンプに再び移動。そして、ハンプとリリーパッドを行ったり来たりした。「Come on bass」、「カモン、バス」。ハンプに行くとDARRENが釣る。ちゃんとした発音で「Come on bass」と言わないと釣れないのか?ハンプでは同じ場所、同じリグで結局5vs0で釣り負け。別にショートバイトでもないといっていたので、この差はなんなんだろう?DARRENが投げる方向、リトリーブをよく見ておいてまねをするのだが、私には釣れない。
リリーパッドでは私にも釣れた。この日の最大、約43cm(1200gくらい)のバスは、現地で買ったT.O.チューブのテキサスリグに来た。テキサスリグをリリーパッドの水面付近に引っかけてシェイクしているとトップウォーターみたいな派手なバイトがあった。フロッグみたいなバイトですねと言うと、「フロッグ持ってるから、トライしてみろ」と、リグってくれた。
フロッグをリリーパッドの中に投げ入れて引いてくると、バイト。ラインを巻きながらロッドを前に倒し、思いっきりフッキングした。魚はちゃんとのったが、リールのドラグがゆるめだったので、巻かれてばれてしまった。まあ、出ただけで満足したので、ロッドをテキサスリグに換えたら、今度はDARRENがチャレンジ。彼にもバイトがあり、パワフルなやりとりのあと、しっかりランディング。私は結局4本のバスをランディングして、あと何本かばらしたりした。DARRENは10本以上釣ったと思う。
日本にいては決して体験できない、本当に貴重な経験ができたと思う。