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ぼくたちワンパクトリオだぜい


メルヘン/のいちごみるく作 2002.9.17


最初のページにもどります。ぴょん♪


ここは、森の石松小学校です。
ヤギのみるく先生が、黒板に問題を書いてみんなに聞きました。

「ネットの仮想空間に意識転送する時のPSI値とエキジットする時のPSI値の変化でレベルエイトの100テラバイトの変化と12テラバイトの相関値について説明できる人は手を上げて下さいネ」

ヤギのみるく先生はにっこりして言いました。
問題がちょっぴりむつかしいこともありましたけど、ここは動物学校です。
人が、ひとっこひとり、いないのでだあれも手をあげませんでした。

おりこうな、お猿のカゴヤちゃんも、犬の尾周(おまわり)さんも、黙っていました。

ちょっぴり、むつかしい問題で、みんなわからなくて、
みるく先生にあてられないように、めだたないようにし〜んとしてました。

その時、突然
「プ−」と、大きな音がしたかと思うと、
くさいにおいが、あたりいちめんにたちこめました。
「スカンクのやつオナラしたな〜」「したな〜」
タヌキくんと、キツネくんが声そろえていいました。

みんな鼻がまがりそうでした。
みるく先生も香水のついたハンカチを鼻にあててがまんしてました。

学校がおわって、タヌキくんとキツネくんは、
夕暮れどきの校門のところでスカンクをまちぶせしました。

「おいスカンク! さっきのいしゃりょうくんないかな〜」
タヌキくんがいいました。

「いしゃりょう?ってなあに」
スカンクくんは泣きそうな声でいいました。

「さっきのおまえのオナラで鼻が、こんなにひんまがったんだぞ〜
治療代をだすのとうぜんだろう?」

キツネくんがタヌキくんのヨコからにらんでいいました。

「ボク... ボクお金もってないよ〜」
スカンクくんは泣き声でいいました。

「うそコケ」
「うそコケコッコ〜」

タヌキくんとキツネくんは、
そういってムリヤリ、スカンクくんのポケットに
手をつっこんでサイフをとりました。

「すごい! こいつ500円もはもってるぜ」
キツネくんは歯をみせて笑いながらいいました。

「なに〜500円だぁ〜 500円もあれば、アイス100コは買えるジャン」
タヌキくんは大声で笑ってスカンクくんのサイフから、
100円玉や10円玉をとって、
カラッポになったサイフをスカンクくんにほうり投げました。

「それ... それボクの今月のおこづかいだから返してよ〜 
ねえ.. おねがいだから返してください...」

スカンクくんは泣き声でいいました。

でも、タヌキくんとキツネくんはお金をとると
さっさとどこかへ行ってしまいました。

公園で....
スカンクくんは。
ひとり(一匹)ブランコに乗って夕焼けを見ていました。

そこへヤギのみるく先生が通りかかりました。
「スカンクくん、早く帰らないとお家の人が心配するわよ」
みるく先生がやさしくスカンクくんに言いました。

スカンクくんはシクシク泣くばかりです。
「男の子でしょ? 泣き虫だと、
イタチのオコッジョちゃんにきらわれるわよ!」

みるく先生は、スカンクくんの肩に
そっと手をかけてやさしく言いました。

「うん... でも、タヌキくんとキツネくんが...」
スカンクくんはさっきのことを、みるく先生に告げ口すると、
またいじめられるカナって思ってだまっていることにしました。

みるく先生に、さよならして、
スカンクくんがお家に帰る途中のことです。

タヌキくんとキツネくんが、
上級生の一匹オオカミくんにいじめられていました。

ふたり(二匹)は一生懸命いいわけをしていましたが、
それがオオカミくんのカンにさわるのか、
ひとこと言うたびにポカポカ殴られていました。

タヌキくんたちは、タンコブだらけです。

大きな栗の木の下でこっそり見ていたスカンクくんは、
「ざまあみろ〜 いいきみだ〜 ざまあカンカンスカンクの屁〜」
小声で叫んでニコニコしながら笑って見ていました。

それから、20分はすぎたでしょうか... 
タヌキくんもキツネくんも
「ワーン、ワーン」
大声でないているのに、
オオカミくんはぜんぜんやめるようすがありません。
けとばしたり、なげとばしたりしています。

さきまで、
「ざまあみろ〜 いいきみだ〜」
って思っていたスカンクくんも、
さすがにタヌキくんとキツネくんがかわいそうになりました。

「そういえば、迷子になったときつれて帰ってくれたな〜」とか
「ボクが悪いのにいっしょに先生に叱られに行ってくれたなぁ」
なんて、楽しかったことをいっぱい思い出すとなんだか涙がこぼれました。

ものすごく怖くてぶるぶるふるえるけど、
涙がいっぱいこぼれるけど、
「いっしょに殴られるかもしれないなぁ」
「でも、今ボクがタヌキくんとキツネくんを助けなきゃだれが助けるんだ!」
「ボクたち友達じゃないか」


ってひとりごとを言って、
スカンクくんはオオカミ君の前に行って
殴っている手をつかみました。

「ふたりともボクの友達なんです。おねがいですから、
そのへんでゆるしてあげてください」

スカンクくんは、勇気をだしていいました。

「スカンクおまえ〜」
キツネくんは泣き声でスカンクくんを見ました。

「よーし、それならおまえをかわりにぶんなぐってやる」
オオカミくんは、スカンクくんをつかまえてなぐろうとした時です
さっきまでキンチョウしてたのがゆるんだのか、
「プ−」ってものすごい大きな音がしたかと思うと
オオカミくんの鼻の近くでおならがおもいきっしぶっぱなしました。

「うわ〜 なんだ、なんなんだ、
このきょうれつなにおいは〜 うお〜たまらん!」

オオカミくんは鼻がひんまがったような気がして、
そこにうずくまってしまいました。

その時です
「よーし相手は一匹、こっちは三匹いるんだ
これなら負けないぞ〜 スカンクオオカミの上に飛び乗れ」

タヌキくんに言われて、
なんだか、わからないままスカンクくんは
オオカミくんの上にチョコンとのっかりました。
タヌキくんもキツネくんものっかりました。
一度に三匹にのしかかられると
さすがのオオカミくんも、身動きがとれませんでした。

「ちくしょ〜」
オオカミくんはジタバタしています。

「よーし、さっきのおかえしだ〜」
そういってキツネくんがオオカミくんをなぐりました。

「おい... もうやめようぜ、こんなヤツなぐたって、
こっちの手がいたいだけだ 
それより、今度こんなことしたら、三匹がかりでやっつけるから、
そのつもりでいろよ〜」

そういって、オオカミくんをゆるしてあげました。
オオカミくんはコソコソ逃げていきました。

「スカンクごめんな〜 
さっきあんなことしたのに、たすけてくれて...」

タヌキくんは、スカンクくんの手をにぎって
ニコニコしながらいいました。

「ごめんよ〜」
キツネくんもいいました。

「もういいよ〜 ボクも助けてもらったことあるしー」
スカンクくんもニコニコ笑顔でこたえました。
「よーしこれから、おれたち三匹、ワンパクトリオだぜい
なかよくやろーぜ」

タヌキくんたち三匹は手をとりあって約束しました。

「それよか、わりーさっきのお金少し使ったんだ.. 
今度こづかいもらったらおごるから、ゆるしてくれよな〜」

タヌキくんは、そういって、
スカンクくんに残りのお金の400円を返しました。

「まーいいよ! そのかわり今度ちゃんとおごってよね?」
スカンクくんは、うれしそうにいいました。

「ぼくもおごるよ」
キツネくんも笑っています。

「それよりケガだいじょうぶ」
スカンクくんは心配そうに二匹をみてききました。

「なあにたいしたことないよ」「ないよ」
二匹は声をそろえていいました。

そして、三匹それぞれ、夕焼けの中をお家へ帰っていきました。
でめきん、でめきん、きんぎょのウンコ〜

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