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千葉県商工労働部経営支援課商業・大型店室

FAX 043-227-4757

                          平成16年 5月15日 

 


 


千葉県知事 堂本 暁子 様


 氏 名  大山台SC計画の影響を考える会

       代表  大室幸一

 住 所  柏市松ヶ崎96‐16

 電話番号 04(7133)3471

 

大規模小売店立地法第8条第7項の規定により提出された変更届けに対し、下記のと

おり意見書を提出します

意見書

大規模小売店舗の名称

 

モラージュ柏(旧オークショッピングセンター)

 

以下のような問題点があり、双日鰍フ変更届の内容を認めることはできません。

 

T.基本的な考え方の問題点

1.交通処理計画がどのように好転するのか、示されていないため、是非を判断することができない。そもそも県の意見が出された背景、趣旨は「生活環境に対する負荷が非常に大きい」からであり、双日鰍ヘこれを全く理解していない。双日が提示した対策により、来店車量がどれだけ減少し、これにより必要駐車場容量がどれだけ削減され、その結果、来店および退店車両がどのような経路で走行するようになり、従前の計画と比較してどのように好転するのか、具体的な内容を再提出させたうえで、審議会に諮るべき。

2.また、路線バスルートの新設、十余二交差点の右折、来退店経路、誘導看板等、今後協議する事項が多く残されたまま。何でも開店後に発生してから対応するという、双日のやり方には、大店立地法が求める手続きを形骸化しようとする意図が見える。これを断じて認めるわけにはいかない。双日が協議を行うというのであれば、これら協議を済ませてから届出を出すのが筋であり、今回、変更届は返却するのが妥当と思われます。

 

U.技術的なことに関する問題点  別紙ご参照

 

V.意見  別紙ご参照

 

(別紙)

 

U.技術的なことに関する問題点

(1)    双日は、隔地駐車場と敷地内駐車場の誘導比率の見直しを行う手段として、A1

  入口の右折レーン設置を設けるとしている。両駐車場間の誘導比率の矛盾は駐車

  場構造の欠陥が原因であり、本来これを修正するのが筋。住宅地前の公道に待機

  車両を渋滞させるような改悪案をもって、解決策とするのは、本末転倒もはなは

  だしい。

(2)    売場面積の減少4.7%(25,243u→24,059u)の効果に関する記述が誤解を招く

  表現となっている。一日(休日)当り交通予想量が820台減少するというのは、来

  店車両換算で言えば、5.6%(7268台→6858台=410台)の減であり、ピーク時

  間帯一時間(休日)当りでは5.6%(842台→795台=47台)の減と思われる。そ

  れにしても、売場面積の減少率以上に、交通量が減少する根拠が示されていない。

(3)    柏駅、我孫子駅からシャトルバスを運行するとしているが、両駅を選定した理由

  が不明。双日は、当初届出において、方向別自動車台数を示しているが(資料1)、

  これによれば、柏駅周辺の割合は2.5%と低く、宿連寺、根戸、我孫子方面が31.4

  と極めて高い比率となっている。したがって、より効果を高めるとすれば北柏駅

  も加えるべきではないか。

(4)    また、来店者の構成は駅周辺というよりも途中経路に住む世帯が多いと推定され

  るので、シャトルバスに関しては、往来途中での乗下車の方法を検討すべき。

(5)    シャトルバスによる来店車の抑制効果に関して、成田イオンの事例から大雑把な

  数値しか類推していないが、 上記(3)の資料1で示される数値の基になっている

  原データに基づき、交通量の抑制効果が交通処理(誘導)に対しどのように好転さ

  せる結果となるのか、もっと詳細な改善計画案をきちんと示すべき。

(6)    「特売のタイムサービス等の来店者が集中するイベントの開催を同時間帯に行わ

  ない」としているが、テナントとの間でこれを文書できちんと取り決めるのか。

  (『大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針』における、“一、

  大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき基本的な事項”の中の、4.に、「対

  応策の内容によっては、設置者のみならず、当該大規模小売店舗の小売業者等関

  係者による対応が必要な場合が想定されるが、こうした事項について、設置者は、

  施設の管理規程や契約書等に明記するなどにより関係者に十分周知し、履行確保

  のための必要な措置を講ずることが必要である。」と明記されており、これを遵

  守しているのか)

 

V.意見

1.モラージュ柏の基本設計に関する意見

(1)    私たちが既に提出した、平成151117日意見書(資料2)、平成164

  18日公開質問状(資料3)で記述のとおり、以下の点が改善されないかぎり、

  私たちは、この計画に納得ができません。

@敷地内駐車場と隔地駐車場の収容台数の比率が8:2に対し、ピーク時間帯1

時間当りの誘導台数の比率が4:6と大きく逆転しており、この矛盾の解消がま

ず第一に解決されるべき。

A駐車場の全収容能力1980台分に見合う交通処理計画が示されていない。

BD3入口の廃止。【理由】双日は、警察との協議では、「我孫子方面および松ヶ崎

から来店する車両の全てをD3入口から誘導する」と説明しているようであるが、

我孫子方面から来店する車量がこれを利用しようとすれば住宅地の中を走る曲

がりくねった狭隘な生活道路を通って行かなければならない問題点がある。一方、

大店立地法の届が出された後双日から住民に提示された資料、および双日社員の

「外部の来店車両が松ヶ崎界隈の生活道路に入り込むような誘導はしない」との

説明(平成16215日、双日と私たち「考える会」の間で、双日社長の代

理人である千賀弁護士立会いのもと実施した協議会での発言)から判断すれば、

D3入口は松ヶ崎周辺の車両のみの利用しか想定されていないのは明らか。松ヶ

崎の近隣住民が混雑時に店舗から離れた駐車場を利用するためにD3入口を利

用することはありえない。これら2点のことから、このD3入口はその設置目的

が不明確である一方、その存在が松ヶ崎地区の交通安全に与える影響がきわめて

大きいと懸念されるため、不要。

CA1入口の右折入庫は反対。(U(1)で既述のとおり)

DD4出口の右折出庫は、向かい側住宅の路地から出る車両と交錯する危険が大き

 いので、反対。

E北側の松葉町方面からの来店車は、松葉中学校の脇を通ることになる。また、東

側の松葉町、我孫子方面からの来店車は、幅員の狭い、市道18-116号線を通る。

この安全対策については、住民から要望を求めるのではなく、双日が自ら案を示

し、住民の合意形成を図るべき。

(2)    隔地駐車場がどうしても必要という結論が出るのであれば、土のまま放置したり、

  砂利敷きで済ますことはせず、全面舗装等砂埃防止のための対策を講ずるべき。

(3)    新たな荷捌き場を新設するのであれば(変更届図面3−4で、点線で囲ってあり、

  記載がきわめて不明確な部分)、大店立地法に基づいた正規の手続きを行なうべ

  き。

 

2.開店後の協議会設置に関する意見

私たちの考え方は、再々申し上げているように、開店前に問題点を全て解消しその

後に開店すべきとの考え方であるが、これだけ大規模な店舗であるから、事前に予

想できない問題が開店後に発生することが十分ありうる。したがって、開店後にあ

っても、問題解決のための協議会を設けるべきと考える。私たちは、協議会の基本

的な仕組みについて、次のとおり提言します。

@柏市長自らが責任者となって主催する会議とする。

A事業者、住民等利害関係者の調整機能を果たす。

B議事内容は全て公開とする。議事録は柏市長の名において作成する。

C毎月1回程度、定例的に行う。開催日は、日曜日もしくは祝日とする。

D参加者は限定せず、自由参加。住民の意見は、たとえ一人の意見でも採り上げ、

 協議に乗せる。

E万が一、柏市長の裁定に異議がある場合の上告機関を、県のしかるべき部署に設

 ける。

 

3.柏市の都市計画、安全対策に対する意見

(1)    モラージュ柏自体の基本設計の是非がきちんと議論されて後に、種々の安全対策、

  道路整備が検討されるべきであるのに、既に部分的な道路拡幅等の検討、動きが

  見られる。また、地域全体の車の流れを十分に把握したうえで改良すべきなのに、

  安易に部分的な手直しを行おうとする姿勢が見られ、かえって危険度を増す結果

  となりかねない。柏市は、道路修復を行うのであれば、「地区計画」の方針上疑

  義のあるこのショッピングセンター計画を容認した責任があるのであるから、自

  らの責任の下に地域全体の整合性をとる改善案を立案し、住民の合意形成を取っ

  たうえで行うべきである。

(2)    松葉町3丁目交差点付近の解決策として、都市計画道路3‐4‐6号線・豊四季宿

  連寺線が計画されている。柏市長は、財政事情が厳しいから、工区別に分け段階

  的に整備していく、と答えているが(私たちの要請に対する平成16年2月5日

  回答)、市道23‐1号線までしか開通しなければ、松葉町3丁目交差点の負荷は

  逆に増すことになる。そのような本末転倒の対策はとるべきでなく、同道路を造

  るならば、松ヶ崎幼稚園まで一気に造るべき。

以上