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今夜の番組チェック

意見の理由

T.矛盾点1.〜3.の補足説明

1.本計画の必要駐車場台数は、大規模小売店舗立地法(以下、大店法)指針に示されたピーク率15.7%の数値で算出され(資料1の、左側の計算)、1980台分の駐車場が用意されている。このとき、ピーク時1時間当りの来場車数は1129台と計算されるはずである。しかし、本計画のピーク時交通処理計画では、ピーク率11.58%が前提の数値として用いられ(資料1の、右側の計算)、842台分の処理計画しか示されていない。

ピーク率11.58%が正しい数値であるならば、必要な駐車場台数は1474台分で十分賄えるはずであり、駐車場規模は縮小すべき。もしくは、あくまで大店法指針に従って1,980台分の駐車場を用意するのであれば、それだけの車が来場するということを認めるのであるから、1時間当り1129台分の処理計画が立てられていなければおかしい。これを毅然として用意させるべき。設置者にとっての選択肢は、以上2つのうちのいずれかであり、都合のよい数字のでっち上げは許されない。

2.設置者から示されている、842台分の処理計画でさえ、収容能力1590台の「本体駐車場」には346台しか入れず、収容能力がわずか390台の「隔地駐車場」に506台もの車を入れようとしている(資料2)。これは、メインの駐車場よりサブのほうに多くの車を入れようとするもので主従が逆転しているばかりでなく、「隔地駐車場」においては処理能力を大きく上回る負担を強いようとしていることになる。本計画では、1980台分の駐車場が大店法で指導された数値を形式的に満たすために用意されているが、実質的にそれだけの処理能力を有する駐車場として機能するか、はなはだ疑問である。

平均駐車時間は1.75時間とされており、これに基づき計算をすれば、「隔地駐車場」およびその隣接道路には、ピーク時、885台(506×1.75)もの車が集まっていることになる。これは、収容能力390台の、実に2.27倍に及ぶため、その処理能力をはるかに超えてしまい、隣接道路(具体的には、市道18-116号線および市道23-1号線)に駐車待ちの車が渋滞することは必至である。

さらに、「隔地駐車場」においては帰宅車の渋滞も懸念される。設置者の計画では、「隔地駐車場」の主たる出口は市道23-1号線につながるD4が想定されている(資料2)。D4から左折方向は、松葉町3丁目交差点に向かうが、この交差点は今も通行量が多い上に、市道18-116号線が非常に狭いため、既に渋滞を引き起こしている(資料3の写真をご参照)。そのうえさらに、設置者の交通量調査によれば、ここの、ピーク時1時間当りの交通量は、現状300台ほどであるのに対し、本計画により、来場車増加数が390台近く、帰宅車の通行量が約340台増えることになり、実に3.4倍に膨れ上がることになる。松葉町3丁目交差点を基点とした渋滞は必至である。また、D4出口を右折させて帰車させることが計画されており(本来、大店法の考え方によれば右折はありえないことであり、変更させるべきと考える)、これらの車は松ヶ崎東交差点へ向かうことになる。この交差点は、形状が変則的にねじれており、市道23-2号線を一本杉方向から進入した車と、市道18-116号線から進入した車は、市道23-1号線を通過する車の見通しが悪く、特にそれぞれ右方向からの車が見えにくいため、交差点の中央部までせり出しつつこれを見ようとし、市道23-1号線の車の通行を妨げることになる(資料4の道路台帳写しと写真をご参照)。現状でこそ1時間当り200台弱の交通量であるから(設置者の交通量調査による)渋滞の発生はないが、これが本計画により、680台強に膨れ上がる(現状の3.5倍)とすれば、この交差点においても渋滞の発生は明らかである。したがって、松葉町3丁目交差点と松ヶ崎東交差点に挟まれた、市道23-1号線は「隔地駐車場」の往き帰りの車で両方向とも渋滞が発生することが予想される。

このように、「隔地駐車場」に隣接する道路は、両方向の渋滞が懸念される市道23-1号線と、幅員が狭く既に現状でも渋滞が発生し今後その極度の悪化が心配される市道18-116号線のいずれとも、排気ガス、騒音問題等の環境問題を惹起する恐れがある。さらには、急病人、火災等緊急時に緊急車両が進入できない事態もありうる。さらに、重ねて言えば、1時間当り842台の想定ですらこのような事態が心配されるのに、1129台分の処理となれば何をか謂わんや、想像を絶する事態となりかねない。(設置者は、1129台分の処理計画を立てられないが故、これを示すことができないのではないかと推定される。)

3.設置者の計画においては、松ヶ崎東交差点に、ピーク時1時間当り増加する車両は270台で、それは全て香取台方面からの直進と想定されている。しかし、これらの車がどういうルートでここにたどり着くかは示されていない。実態から言えば、相当数に上る車が一本杉方向から向かって来ている。設置者の処理計画では、この地点に、一本杉方向から右折の案内看板を計画しており、この方向からの進入車が存在する(しかも看板を出すということは相当数いる)と認識していることを自ら認めていることになる。このように、交通量処理計画の想定と案内看板設置計画とに、大きな矛盾が生じている。さらに、松ヶ崎東交差点は、前項で述べたように、一本杉方向から右折するのは非情に見通しが悪く、渋滞発生の原因ともなりうる。設置者がこの辺の事情を知って、事実を歪曲したデータに基づいて処理計画を策定しているとすれば重大な問題である。たとえ意図的ではないとしても、勘違いではすまされない重大な誤りがここにあり、計画そのものを抜本的に見直す必要があると主張する根拠の一つである。

U.これまでの経緯および設置者の説明

(1)これまでの経緯

昨年11月、本計画の第1回説明会が開催された当初から、住民からは交通問題が指摘され、特に、「どういうルートでどれだけの車が来場するのか」、心配する声が多い。この間、設置者は交通量調査のやり直しを余儀なくされ、その結果と、主要交差点の交通量予測についての説明はなされた。しかし、今日に至るまで、当初からの疑問である「どういうルートでどれだけの車が来場するのか」について、設置者の方からは一切の説明がないままである。私たちがここで指摘する本計画の問題点を知ることができたのは、本年8月、大店法の届出書を縦覧した後である。

(2)設置者の姿勢の問題

大店法第7条に、「...届出をした者は、経済産業省令で定めるところにより、...当該届出及び第5条第2項の添付書類の内容を周知させるための説明会を開催しなければならない。」と規定されている。設置者の、大店法に基づく8月の説明会においては、届出内容の一部の説明に止まり、私たちが最も関心のある「どういうルートでどれだけの車が来場するのか」に関し、届出書に盛り込まれているにもかかわらず、一切の説明がなかった。さらに、住民から、届出内容を全てきちんと説明するよう要求したにもかかわらず、これに応じようともしなかった。(私たちが作成した議事録=資料5をご参照)

また、経済産業省が示す「大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針」に、経路の設定等に関して、

駐車場への経路が複数想定される場合においては、最も混雑の発生が小さくなるような経路を、自動車を利用する来客が選択することができるように設定すること。

駐車場への経路が住宅地の生活道路等静穏が要求されるような道路や歩道と車道が明確に区分されていない学校等への登下校ルートとなる道路や狭隘な道路を極力回避するようにすること。やむを得ず経路の一部がこうした道路を通る場合においては、登下校時間帯の通行を避けることや不用意なクラクション等による騒音を抑えること等を来客に呼びかけるなどの措置を講ずること。

との指導がある。それにもかかわらず、本計画には、これらに配慮を示す点が全くなく、むしろ、通学ルートや生活道路に関係なく、周辺道路が狭かろうが何だろうが使えるものは全て使う、という姿勢がありありである。

このように、本件設置者には、「大型店の出店に際しては、交通・環境問題への対応、計画的な地域づくりとの整合性の確保等の観点から地域社会との融和を図ることが必要である」との大店法の趣旨を実行しようとする姿勢が全く見られない。

(3)設置者の説明

市の協力により、上記Tで示した問題点に関し、私たちは、10月26日「協議会」というかたちで、設置者の考えを聞く機会を得た。(「協議会」の模様については、その概略をまとめた議事録=資料6をご参照)これは、私たちが設置者の説明が不完全であると主張したことを受けて、市が設置者に交通処理計画をきちんと説明させるという趣旨で開催の運びとなった経緯にある。にもかかわらず、開催直前に設置者側から、事前に提出していた私たちの質問に答える形にしたいとの話になり、結局、設置者から資料の提供もないまま、私たちが用意した資料に基づき計画の確認が行なわれ、さらに質問に答えるだけのものとなった。しかも、その答えは、私たちが事前に提出していたにもかかわらず、何の検討がなされた様子もなく、ただただ自分たちの計画の正当性を主張するだけのもので、住民と融和を図ろうとする姿勢の全く見られない、内容のないものであった。

問題1のピーク率に関しては、「考え方の相違」であり、「県の審議会で検討してもらえばいい」との姿勢。問題2の交通処理計画については、「きちんとしたシミュレーションに基づき計画しているので、問題ない」。問題3の松ヶ崎東交差点の通行方向に至っては、「ハフモデルに基づいている」との答えで、一本杉方向からの車はゼロか、との質問に対し、「ゼロではない」との答え。さらに、それは何台かと問えば、「...」(沈黙のまま)であった。机上の理論だけで計画し、現場の実態を反映したものではないことを象徴するような一幕であった。問題2に関しても、道路幅員や形状などのデータが入っていないシミュレーションだとすれば、その結果は信憑性に乏しく、現実と遊離した結果を招いているはずである。

この辺の事情も十分ご勘案いただき、厳正な審議をお願いしたいと存じます。

V.アンケートおよび工事強行反対署名

このように、矛盾だらけの計画に基づき工事を強行しようとする設置者に対

し、私たちは反対しています。住民から集めたアンケート集計結果(資料7)

および、住民の工事強行反対の署名を添付いたします。私たち、多くの住民

は、これだけ矛盾に満ち、無理やりな計画に対し、行政がどのように対処さ

れるか、大きな関心をもって注目しております。何卒、厳正かつ毅然とした

対応をしていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

以上