双日株式会社
代理人弁護士 千賀修一殿
公開質問状
前略 貴社が柏市大山台で進めている“モラージュ柏”につきまして、大規模
小売店舗立地法の手続きは完了したところでありますが、これまで貴社も再々
発言されているように、今後現実に起きてくるであろう問題点の解決に向けて、
私たち住民と継続して話合いを続けていただけるものと理解しております。つ
きましては、大店法の手続きの過程で私たちの目から見て疑問に感じられる点
が多々あり、現時点での貴社のご見解を回答願いたいと存じます。本内容については、私たち、考える会のホームページ上で公開させていただきますので、予めご了解ください。
なお、双日グループの経営方針によりますと、
@「双日」の名称には、お客様や社会とともに成長する、という熱い思いが
込められている。
Aコーポレート・ガバナンスの充実を掲げ、そのためには、株主をはじめとす
るステークホルダーに対する経営責任と説明責任の明確化が重要である。
Bコンプライアンス部を新設し、社会規範を尊重した節度と良識をもった行
動の徹底を図る。
CIRの基本をよく理解し、公正で信頼できる情報を自発的かつ適時に開示
している。
D持株会社に、傘下子会社に対する牽制・監督機能を強化するため、監査室を
設置した。
とあります。私たち住民は、従来に増して貴社の対応が機敏、かつ適切に実行
されることを期待しています。
草々
【質問1】従来の情報開示と説明責任について
貴社が大店立地法の届を提出する前後から現在に至るまでの、私たち住民に対
する情報開示と説明責任は適切であったか、グループ内で調査、検討いただき、
結果をお知らせ願います。
イ.
貴社は平成15年7月10日に出店届を出す一方、翌11日付の貴社責任者の回答では、交通量調査のデータのとりまとめが来週に終了すると言っています(この間のメールのやりとりについてはコピーを貴職にお渡ししてあります)。この時点では既に届出用のデータのとりまとめは完了し届出を提出しているわけですから、交通量に関する資料に関し、届出用のものと住民説明用のものと中身を変えようとしていたと疑わざるを得ません。これは、大店立地法の精神に反しませんか、また、上記の貴社経営方針に合致した行動でしたか。
ロ.
平成15年8月24日、大店立地法に基づき住民説明会が行われました。この場で、住民側から、届出書に記載している来店車両の来店経路、時間帯別の増加予想等詳しいデータを説明するよう要求しましたが、これを必要ないと拒絶されました(住民が作成した当日の議事録は既に提出済み)。最終的に、千葉県の大店立地審議会で最も大きな問題として取り上げられた交通問題の根幹に関わるデータでしたが、これを広く住民に周知しなかったことを、どう評価しますか。
ハ.
その他、各種説明会、協議会において、住民から要求されるまでは余計なことは言わない、要求されてもできるかぎり先送りしその間既成事実を積み上げ最後にはいまさらしようがないという気持ちにさせる、そのようなやり方の連続でした。よって、私たち住民側は貴社計画を理解することができず、その結果が2000通近くにおよぶ前代未聞の多さとなった住民意見に現われたのだと思います。これをどう受けとめていますか。
【質問2】駐車場構造の欠陥について
私たち、考える会が堂本知事へ提出した意見書にも述べていますが、貴社計画
においては、敷地内駐車場と隔地駐車場の収容能力の割合は8:2に対し、休
日ピーク時の来店車受入れ計画は4:6となっています。私たちは再々この問
題点(矛盾)を指摘していますが、未だお答をいただいていません。貴社の新
たな経営方針に則して、理論的、かつ合理的な説明をお願いします。
【質問3】平成16年4月16日「届出事項変更届出書」の内容について
平成16年3月9日、堂本知事から「国道16号線及び周辺生活道路の交通状況
の著しい悪化を回避するために、来店車両の総量を更に抑制する対策を講じる
こと」との意見が出され、これに対し、貴社は平成16年4月16日、変更届出
書を提出しています。この変更届出書に対する堂本知事の意見は既に出ていま
すが、届出書内容で説明が不十分と思われる点に関し、下記に質問させていた
だきます。
@来店車両の総量抑制策として、店舗面積の縮小、シャトルバスの運行が出され、これにより、堂本知事の附帯意見によれば、休日1日当り計736台の減(当初計画7268台から10%の減)とのことです。しかし、ピーク時1時間当りの減少数、および来店経路毎の減少数が不明のままです。貴社が当初届出で提出している交通処理計画の全てに関し、今回の抑制策によってどう減少するのかその修正計画を開示してください。(本多柏市長も、敷地内駐車場と隔地駐車場の振り分けについて具体的な処理計画を求めたい意向と、聞いています)
なお、平成16年2月15日に行われた、私たち、考える会との打合せの際に、
交通量の「許容限度」は大店立地法の届出書に出している数値であると貴社
から回答をいただいています。堂本知事から貴社の交通量総量計画は否認さ
れ、貴社はこれに修正を施したわけですから、当然、「許容限度」の数値も引
き下げられたものと理解します。すなわち、次回、貴社から示される来店経
路毎の通行量が「許容限度」の修正値と理解しますが、貴社におかれても
同じ認識でよろしいでしょうか。
A路線バスルートの新設に関して、現在までのバス会社との協議内容、および今後の予定、実現見通しについて説明願います。
B十余二交差点の右折矢印現示時間の変更等に関し、現在までの所轄警察との協議内容、および今後の予定、実現見通しについて説明願います。
C特売のタイムサービス等の来店者が集中するイベントの開催を同時間帯に行わない等の対応について、テナントとの間にどのような文書の取り決めが交わされるのか、もしくは交わされたのか、情報開示願います。
D来退店経路、誘導看板の設置箇所について、現在までの関係部署との協議内容、もしくは協議結果について説明願います。
E今後周辺住民との間で行う話合いに関し、どのような形式を考えていますか。 私たちは工事説明会を要求しましたが応じていただけませんでした。また、隔地駐車場の舗装に関し砂埃問題でも説明会を要求しましたが応じてもらっ ていません。貴社が言う「周辺住民との話合いは引続き行い、機敏に対応していく」とは、どういう内容か、具体的にお示しください。
F来店者が慣れるまでの間、通常時より多く配置する交通誘導員は、具体的にどのように配置する計画か、説明願います。
以上
平成16年6月16日
大山台ショッピングセンター計画の影響を考える会
代表 大室幸一