●議論するということ
●説得するということ
●ディベートとは
(推薦図書)
●議論するということ
あるところにA治さんとB子さんがいました。A治さんはヘビースモーカーで毎日のようにタバコを一箱
ちかく吸っています。B子さんはA治さんの健康を心配してやめるように勧めています。
B子:「ねえ、タバコやめたら?」
A治:「なんで?いいじゃん、別に。」
B子:「だって体に悪いよ。」
A治:「でも迷惑をかけているわけじゃないし。」・・・
A治さんはB子さんの忠告にも気を留める様子もなくタバコを吸い続ける・・・
どこにでもみられるようなやり取りですが、ここでもしA子さんがやみくもに言い続けたらきっと
二人は
ケンカになってしまうでしょう。そう、こんな風に・・・
B子:「とにかく嫌なの、やめなさいよ。」
A治:「うるさいな、俺の勝手だろ。好きで吸ってんだから。」
B子:「だからって、周りの人の気分を害してもいいっていうわけじゃないでしょ?」
A治:「いいかげんにしてくれよっ。」
B子:「何よ、その言い方!」
A治:「なんだよ!」・・・
感情的なしこりが残って、B子さんは気まずくなり、A治さんはますますタバコを吸うことに・・・
こういった日常生活の中での出来事に限らず、私達はいろいろな場面で立場や意見の違いに出くわし、
疑問を持ち、その答えを求め、時には話し合ったりします。 A治さん、B子さんのやり取りは決して
望ましいものではありませんが、私達は議論することで相手や相手の立場について理解したり、疑問を
解消したり、問題を解決したりしています。社会生活の中で他人と関わりを持つわけですからみんな必ず
どこかで議論する機会を持つことになります。
議論という言葉を辞書で調べてみると、
・意見を戦わすこと。論じ合うこと。
・筋道を立てて、意見を述べること。
などと書かれています。
しかし家族や友人ばかりか公式な話し合いの場においても未熟なやり取りであったり、へたをすれば
感情的になってしまったりということが起こることがあります。国会中継などを見ていてもあまり意味の
ないことをだらだらと時間をかけて話していたり、要領を得ない説明が続いたりします。どうも私達は
議論することに慣れていないようです。