[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

----- タリハ通信3 謝肉祭ー楽しくてちょっと哀しい

みなさま
 
お元気ですか。
 
こちらは、カーニバルの真っ最中でありまして、こうして、毎日毎日朝から深夜まで、私の安宿のまん前に演台ができ、バンドがガンガン音楽を流し続け、気が変になりそうです。
 
この間は、4連休なので、のんびり仕事しようと思っていたのに、仕事どころではありません。仕方ないので、私も、カーニバルに参加することにしました。
 
タリハのカーニバルは有名だそうで、外国人観光客がたくさん来ています。昨日は、コルソとよばれる、いわゆるパレードに行ったのですが、各村がそれぞれチームを組んで、衣装、踊りに工夫をこらし、且つ、必ず一台トラックがつき、そこに、カーニバルクイーンが乗り込んで、村の特産物、といっても、胡桃とか、桃とか、葡萄なのですが、それを観客に投げるのです。
 
私が、人ごみの中でうろうろしていると、あるファミリーが、台を持ってきてくれて、「ここにお乗りなさいよ、よく見えるわよ」といってくれ、そこに登って本当によく観ることができました。
 
トラックに乗ってるかわいいクイーンに、「投げキッス、投げキッス」とか、物を投げるおばちゃんたちに、まるで寅さんのように、「おばちゃん、こっちこっち、こっちに投げてよ」と叫んで、飛んでくるものをキャッチするのです。勿論私も、パラグアイ人ですから、みんなに負けずに、「ねーちゃん、キッスキッス」とか叫んでいました。さすがに、みんなきれいな子ばかりでした。後で聞くと、タリハは美人の産地らしいです。
 
ビールの差し入れもあり、ますます出来上がってしまった私は、ふらふらとその場を離れ、歩いていると、今度はオカマちゃんグループに出くわし、なぜかすっかり気に入られて、結局、私はオカマグループと行進してしまいました。見るに耐えないおばさん(おじさん)もいましたが、若いおんなのこ(おとこのこ)は、さすがにきれいで、これは、タイのオカマショーの美女達と勝負できるくらいだな、とひとり感心しておりました。お尻ふりふり、それはそれは楽しく行進しました。
 
カーニバルでは水をかけあいます。(そういえば、日本のお祭りでも水をかけあいますね)しかし、最近では、昔の水袋よりも、水鉄砲や泡入りのスプレーで相手をぐちゃぐちゃにしてやるのが流行っているようです。私も、ぬれるのを覚悟して短パンはいて行きましたが、あまりかけてくれませんでした。楽しみにしていたのに。。。
 
パラグアイで小学校の教員をやってた頃は、生徒が道端で待ち構えていたものです。にやにやしながら、「プローフェー(先生のもっと親しみを込めた呼び方。正式にはプロフェッソーラです)」と叫びながら、水袋をぶつけてこようとします。私が、彼らの存在に気づく頃はすでに遅く、「ぎゃー」と叫びながら、自分のぼろ自転車(私はメルセデスと呼んでいましたが)で、強行突破しようとしても、すでに遅し。学校につく頃には頭からパンツまで(失礼)びしょびしょになり、そのまま1日授業をしなければなりません。しかし、それがうれしくてうれしくて、自分も子供たちといっしょに、5日間よくサンバを踊ったものです。
 
スペイン語には、多分、ポルトガル語かもしれないけれど、造語で「サンバル」という動詞があって、サンボ、サンバス、サンバ、サンバモス、サンバンという変化もあるくらいで、「みなこ、昨日サンバった?」「もちろん、サンバったよ。」という不思議な会話が飛び交います。
 
ここでは、なにか物悲しいラッパ(なんて懐かしい言葉でしょう)と太鼓をならして、村人が輪になって踊るという、地味なものですが、なぜか、楽しく、しかし、ちょっぴり物哀しい感じがしました。
 
写真をご希望の方は連絡してください。カーニバルの写真をお届けします。
 
今朝は、メルカード(市場)に電池を買いに行ったら、途中で500ドル分のボリビアーノを財布ごと盗まれ、がっくりとしています。でも、与えよ、さらば、与えられん。そのお金が、どこかで誰かのためになるならば、それもよしです。私よりも、有益に使ってくれるでしょう。それを全部飲まれたら、怒りますが。。。
 
毎日が夏と冬の繰り返しで、着るものをしょっちゅう変えないといけないので大変ですが、今年は日本も暖冬だとか。寒くなるんではと思っていましたが、良かったですね。いや、よかったのか。このところの各国での気候の変化はやはり異常ですね。地球もかなりチョウシが悪くなっているようです。今年の収穫は例年の半分ほどで、食べていくので、みなさん必死でしょう。ただ、こんな気候のときは、いいワインができるんですって。
 
では、チャオチャオ。
 
みなこ
2002年2月12日