
2000-02-25
薬にノリトレンが加わった事は23日の日記に書いた通りだ。
薬がどんなふうに効いたかを書いてみる。
現在の飲み方は以下の通り。
以前は日中ルボックスだけだった。
副作用が少ないといわれるSSRIの一種だけあって、頭はわりにハッキリしているし、いわゆる薬の副作用は一見ないように思えた。
が、量が増えてくると、攻撃性がかなり強くなる感じがした。
ルボックスは、SSRIの中では、おだやかに効く方だと効いていた。プロザックが活動的になるのに対し、「穏やかにうつが抜ける」という記述を読んだ事がある。
が、僕には強かったのか、ルボックスでも過激になった。
ノリトレンを飲み始めてかわったのは、エネルギーの出方のようなものだ。
ルボックスが外に向かってエネルギーを発散させる感じなのに対して、ノリトレンは内部にエネルギーを蓄積する感じである。
僕は、単に鬱なだけでなく、どうやら躁鬱の波があるようだ。
躁状態の時には、どうも色々な事をやり過ぎてしまう感じがある。
仕事の時などは、鬱の時にためにためたものが爆発する感じがあったように思う。
それはそれで、火事場のばか力みたいなものがでて、締め切りまぎわなどにはある意味役に立っていた。
ルボックスでエネルギーがたまってくると、その「躁」の部分が強くなり、色々活動を開始するのだが、それが「過激さ」の方にむいてしまうようだ。
ところが、ノリトレンは、そのエネルギーが外に出ず、身体の中でうずうずしている感じなのだ。
みぞおちの辺りがずーっとじわじわしている気がする。
逆に言うと、何かのきっかけで引き金がひかれると、たまっていたものがガーッと出る感じもある。
(今日もあることで、引き金がひかれてしまった。)
しかし、ある意味安定性はあるようだ。
外に出るのをおさえるので、一日中うずうずしているかわりに、出過ぎない感じもある。
副作用感は、第一世代の抗うつ薬であるがトフラニールとは違って、激しいものはない。
ただ、肌荒れ..特に顔...がちょっと激しくなった感じがする。
もともと剃刀負けし易いのだが、ノリトレンを飲み始めてから、口の周りがガサつく感じがして、ひげをそると、ガサガサした角質が剥がされた感じになり、ヒリヒリと痛い。
手荒れは前よりおさまったが、これは最近手のケアを少しやるようになったからかも知れない。
一長一短と言う感じだ。
まぁ、抗うつ薬は2週間くらいすると、効き方がかわってきたりもする。
これでこの薬に慣れて、気持ちと身体が安定してくれば、いいのだが、まだ油断はできない感じだ。
そういえば、昨日ちょっと買ってしまった本がある。
うつ病の人の自助グループの活動が書かれた本だ。
「うつを体験した仲間たち うつ病のセルフヘルプグループ実践記」
(近藤喬一 編著 / 星和書店 刊)
近藤さんは、このグループをサポートした医師である。
これに、躁鬱をくり返すタイプの人についての事が書いてあった。
ここを読んだら、ちょっと目が離せなくなった。
近藤先生によると、躁状態の時と言うのは実はエネルギーが枯渇している状態の、鬱とはちがった出方---「人格の統合度をささえる心的エネルギーの低下した状態」なんだそうだ。
勝手に抜粋させていただくが、大事な事だと思ったので書いておく。
「ある種のエネルギー枯渇の状態では過剰にエネルギーを消費させようとするメカニズムがあり、もともとエネルギーが少ない状態でどんどんそれを消費するのであるから、当然ある日突然に全くなにもできなくなるうつ状態に陥る事態になる」
僕が休みに入る直前の状態は、まさにこういう感じだった。
普通の人でも、徹夜などをしてハイになっているときなどは、どうもこれに近いような気もする。
良く覚えておいて、復活した時に気をつけるように心掛けようと思った。