この数日間は、気候が荒れていて、調子が悪くなっていた。
週の前半が、日中は春のように暖かく、夜は冬のように冷え込むという状況だった。
こういう風に、一日の中で変動が激しいと、てきめんに悪くなる。
普通の人だったら、がんばれる所でも、がんばれない。
そもそも自律神経もおかしくなっていたわけだから、それが気を張り詰めていて出なかったものが、一気に敏感に出るようになってしまったと言う感じだ。
花粉症もひどくなり、アゴもいたくなり、気は沈む。
これが、もうちょっと自然に耐えられるようになったら、社会復帰できるのかもしれない。
最近、漢方の薬局に行っている。
花粉症をなおすつもりで行った。ここ数年あまりひどくなかったのだが、色々敏感になっているのと今年の花粉の多さの相乗効果で、ひどくなってしまったのである。
しかし、抗精神薬を飲んでいるので、飲み合わせが心配だった。
吉祥寺には、「東西薬局」という漢方の薬屋がある。
ここの主宰の猪越恭哉さんという薬剤師さんは、昔から漢方の普及をがんばってきた人で、中国の長春中医学院の客員教授や東京薬科大学の非常勤講師などもしていて、たまーにテレビなどでもみかける人だ。
昔は診療所もあった。イスクラ診療所といった。
(いまでもこの薬局でくれる袋には「isukura」とプリントしてある)
子供の時、まだ家に金銭的余裕があったころ、よく診てもらっていたのだ。
漢方薬は保険が効かないので、ちょっとお高めなのである。
(もっとも、そのへんの薬屋で売薬を一シーズン買いつづけると、値段はそれほど変わらなくなるのだが。)
この薬局では、じっくり話を聞いて、その人の体質や様子にあわせて、適切な薬を調合してくれるという。
漢方の考え方で、陰と陽みたいなのがある。たとえば、陰の体質の人に、陽の薬を使っても、全然効かなかったりする。
西洋医学の薬でも身体にあう、あわないがあるが、それをもっと体系的に考えている。
だから、そういうインタビューを大切にする。
それで、ピタっとあう組み合わせがでると、凄く良く効く。
で、ホントに20年ぶりくらいで、ここの薬局にいった。
去年までは、マツキヨとかでも買える「小青龍湯」という漢方薬をつかっていたのだが、こういう状態でもあるので、ちゃんと処方してもらおうと思ったのだ。
「いらっしゃいませ」と言って出てきたのは、若い薬剤師さんだった。
名前をみたら、「猪越」と書いてあった。猪越先生の息子さんだった。
30分くらい話をした。単に、症状だけではなく、そのほかのこまかい身体の調子とか、普段の生活とか、いろいろである。
手足の冷えとか、肌荒れ(こんなの関係あんのかな)とか。
「体質を改善するのもやってみますか?」というので、やってみますと言った。
いままでの漢方歴とかも聞かれた。
子供の頃に、ここ(当時はイスクラという名前だった)で、猪越先生に薬をもらっていたこととか、小青龍湯だと、ちょっと口の渇きとむくみが出る事などをつたえた。
「小青龍湯は、乾かす力が強いので、そうなる場合があるんです。今回はちょっとさけてみましょう」
かなり丁寧な感じ。
「では、花粉症だけではなく、抗うつ効果もある処方にしておきます。」
しばらくすると、スペシャル漢方薬ができてきた。なんかいろいろはいっている。
(かなり難しいチャイニーズな感じの名前なので、ここで入力すると死にそうになるので、また気が向いたら書く...)
花粉症用の粉薬とシロップ、目薬と、体質改善用の錠剤、粉薬だ。
体質改善のほうには、抗うつ効果のあるものが入っている。
「この『鼻淵膏』(ビエンコウ)というシロップで、この粉薬『苓甘姜味辛夏仁湯』(リョウカンショウミシンゲニントウ)を飲むと、すごく花粉にはききますよ。」
飲んでみた。良く効いてる。
効き始めまでの時間はちょっと長め(一時間くらい)だけど、かなり即効性有りである。
しかも、身体が、楽である。
眠くならないし。
アレルギーっぽい反応をかなりおだやかにしてくれる感じが強い。
これで保険がきけば、最高なんだけどなぁ...