(2001.7)
蓮華温泉は標高1400mにあるので、早朝とても涼しかった。
山は雲に隠れて、ちょっとしか見えなかったが、私は何も気にせず歩き出した。
「蓮華温泉」・・・名前からして、あこがれの場所だ。
朝日岳、雪倉岳、白馬岳をめぐって、ここへもどってくるので、温泉はその時の楽しみに!
蓮華温泉小屋の前を通ると、浴衣姿のお客がのんびりくつろいでいる。
外で、自炊している人は、これから山へ登るようだが、随分のんびりしていた。
今日は、ガイドブックによると朝日岳小屋まで7時間半。
そんなに大変そうには、思えなかった。
ところが、湿原を通過しながら、どんどん下って行く。少し登っつては、どんどん下る。
アヤメ平には少しアヤメ、兵馬平には白い花が一面に咲いていたが、
それどころではない気分だった。
こんなに下ってどうしよう・・・・・・。
湿原付近の木道は、傾いているので滑りやすい。
そのうえ、金具も滑るので、時間がかかる。木道を整備して欲しい場所だ。
川を渡るころには、だいぶ覚悟ができてきた。登る前には下るのだ。
川まで下れば、あとは登るだけ。
1400mからのスタートしたのに300mも下っていた。相変わらず山は見えない。
標識が少なくて、どこにいるのかよくわからない。
コースタイムより予想以上に遅れていることが、白高地沢出合でわかった。