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朝日岳から雪倉岳

山の写真とコースガイドは
こちら
朝日小屋−白馬水平道-小桜平-ツバメ平-雪倉岳山頂
-三国境-白馬岳山頂-白馬山荘
かなたから白馬岳が呼んでいる。
  
(2001.7)
きのうはコースタイム通りには歩けなかったので、今日は4時出発だ。まだ暗いうちから、日焼け止めをグリグリ顔に塗りたくる。鏡も見えないので適当だ。

玄関は、懐中電灯の明かりを頼りに出発しょうとする人で、あわただしい。「靴がどれだかわからないよ〜」という声も聞える。きのうの10人グループも白馬岳へ向けて、まもなく出発する様子だ。今日こそ、先に白馬岳に到着するぞ〜と、なぜか意気込む私。

まだ薄暗いうちに、小屋の前で、白馬岳をバックに写真を撮る。遠いなぁ・・・今日はどれくらいかかるのだろう。8時間?10時間・・・少し不安。途中は雪倉岳避難小屋だけ。きのうのつらさを思えば、やっぱり行くしかない。

雪倉岳への道は、朝日岳山頂経由と、水平道の2通りがある。どちらを選ぶか、悩んだ。朝日岳山頂は、きのうの道をもどることになる。
きのうは山頂からの展望がなかったので、もう一度行きたい気持ちもあった。

そこで、小屋で他の登山者に聞いてみると、両方歩いた人は、「おれならもう一度でも山頂を通るな。」と言っていたが、「湿原のお花を見たいので水平道を選んだ。」という人もいた。

水平道を歩いた人は、口々に、「あれは水平じゃない!」という。登ったり下ったりの繰り返しで、ちょこっと鎖場があるという。(こんなところに、と思い場所なのに鎖があって驚いたそうだ。)

残雪の状況なども教えてもらい、上り下りは気が進まなかったが、今日の長い行程を案じて、30分短縮できる水平道を選んだ。

途中の水場で朝食の弁当を食べた。日が当たらず、風が肌寒いくらい。朝日小屋の弁当は、とてもおいしかた。オレンジゼリーがうれしい。
水平道の上り下りは、たいしたことはなかった。(まだ元気だったせいかも)

湿原やお花畑も楽しめる。
雪倉岳にぐっと近づくと、ますます大きく感じる。この山に、これからへばりつく気分。
あれ?いったいどこを登るのだろう?

ここから左へ回ると、登る尾根があった。
雪きのう登ってきた五輪尾根が、なが〜く目の前に横たわっていた。あんなに歩いたのか〜と感心する。蓮華温泉の屋根も見えてくる。
今日はあれより長い行程なのだろろうか、とぼんやり思う。
倉岳への登りは、広広として気持ちよい。しかし、ゆっくり進まないと息が切れる。

お花は次々に現れ、立ち止まっては写真を撮る。(休憩)
ミヤママツムシソウ
ナデシコクルマユリ
なかなか山頂を見せない雪倉岳。

下ってくる人とすれ違う。白馬岳から朝日岳へ向かう人達だ。ここで出合うなら丁度いいペースかもしれないなぁと、少し安心する。
雪倉岳山頂!
周囲の山々は、斜面に美しい残雪を抱えている。

こりゃぁ、スイスみたい!
(行ったことないけれど)

立ち去りがたい・・・・・・足も重い。
暑さも加わって随分ばてた。山頂で昼食の予定が、水が少ないので、水場までおあずけに。水平道の途中で、もっと飲めばよかったと後悔。

カメラのメモリーもまんぱいになったので、ここから画質が低下する・・・。人間もフル稼働状態。
やっと水が涌き出ている雪渓が!
おなかはペコペコ。水がおいしい。
新潟より、なんとなく硬い感じの水だった。

白馬は、まだ遠い〜。
それなのに、道は下る・・・。

疲れていたので、昼食で長く休憩した。食料をもだいぶ軽くなった(ようだ)。

白馬の稜線も、だいぶ近づいてきた。
雪倉岳からの下りは、へこたれそうになったけれど、
平らなところは、予想外に距離を稼いでいたようだ。

白馬山荘に、何時頃つけるだろうかと気になる。
ウルップソウだ。

大雪渓から登ったとき、
たくさん咲いていたなぁ。

もう少しで白馬岳なんだ!
ウルップソウ
コマクサ。

いつになく感動。
濃淡がとても美しかった。
コマクサ
三国境へ ここを登れば、白馬岳への道に合流だ。

ここまで来たんだと、喜んでもいいと思うが、なぜか喜べない私。「もう少しだよ。」とダンナさんが、また言っている。
まだまだ登る。
最後のひとふんばり、そう信じてゆっくり、のっしのっしと歩く。
気を抜くと、ずるっを下がってしまう。

人の気配がする。三国境だ。
歩けなくなると、後ろからダンナさんが、ぐっと押す。
雪倉岳はもう、ガスに覆われていた。
今日歩いてきた山々を目でおうと、朝日小屋が、ぽつ〜んと見えた。

三国境で「雪倉からきたんでしょ。すごいですね〜」と言われた。

そうか、すごいことだったんだ・・・。

白馬大池から白馬岳をめざす人は、三国境から見る雪倉岳の威容に目を奪われる。この景色を見て、雪倉岳に登りたいと思うのだろう。ダンナさんは、そうだという。私も同じように見ていたはずだけれど、行きたいとは思わなかったなぁ。
行けるとは思わなかったのかもしれない。

10人グループが三国境に上り始めるのが見えた。
白馬山頂は思いのほか遠く、まだ登りが待っていた。しかし、ここまで来れば〜と最後の力を振り絞って進む。


稜線に出ると、お花畑も雰囲気が変わった。

白馬の稜線からは、急に登山者が多く賑やかだ。
すると気合が入って、体がしゃきっとした。
白馬岳山頂には2時前に到着。展望はなかったが、明朝に期待。
無事に着けてよかった。ダンナさんも疲れていた。肩がこぶになっている。
持参の焼酎を全部飲み干して、ご機嫌だ。

白馬山荘は、少し幅広で寸詰まりのふとんが重ねてひいてあった。
湿気ていて、ひんやりした。部屋ごとに区画がびっしとされていて、
指定の場所の布団に入ると、すきまなく次々に登山者が来た。
階段の上は空いていたが、みんな疲れていたのか誰も移動しないまま朝になった。

日没はガスが出て、みえなかった。
翌日は白馬岳から蓮華温泉へ
白馬山荘にはお風呂はありません。
スカイラウンジの¥1780のステーキセットにひかれます。
生ビールもありますが、今回は飲む元気がなかったです。

白馬山荘は1500名収容の巨大な小屋です。
私の部屋から食堂へ行くには、外にでなければなりません。
食堂は、お姉さんたちがファミレスのような接客で、どんどんさばきます。
山小屋の雰囲気どころではなくて、違和感ありました。
きのうの朝日小屋が恋しくなりました。