非武装中立地帯Vol.1
プロローグ
『非武装中立地帯』は、“トラベラー”用のアドベンチャー・シナリオです。(メガトラベラー用のルールでも結構です。ここでもメガトラベラー用に書き換えた所があります。)
海軍からの秘密調査を依頼された、プレイヤー・キャラクター達(以下PCと表記)は、スピンワードマーチ宙域に存在する非武装中立地帯を訪れることになります。
時と場所
『非武装中立地帯』の基準となる時と場所は以下のとおりです。
時:日時は帝国暦で示されます。ゲームは008-1106(1/8−1106)に開始されます。
場所: ゲームはヴィリス星域のフレンジー(0306-A200436-AN)の帝立病院を退院した所から開始します。このため、PCの所持金をかなり少なくしておいて下さい。ここで幾つかの事件があった後、帝国海軍とある種の取引を行って、『非武装中立地帯』の現実を把握すべく、宇宙へ出ていきます。
『非武装中立地帯』は第3次辺境戦争(979-986)後に、設定された地域です。第3次辺境戦争は帝国とゾダーン連盟の戦いで一番領土変換が大きかった戦争で、帝国は敗戦に近い講和条約を結びました。この講和条約の一つに『非武装中立地帯』の設定があった訳です。 『非武装中立地帯』は第3次辺境戦争後のスピンワードマーチ宙域の平和、通商の繁栄に貢献して来ました。『非武装中立地帯』の広域な中立地帯は帝国、ゾダーン連盟の緊張を和らげたからです。このため、第4次辺境戦争(1082-1084)は大規模な戦争に発展しませんでしたが、現在、帝国とゾダーン連盟の緊張、そして戦争になる確率は日増しに増しています。このため、約120年間、平和であった『非武装中立地帯』に危機がやって来ようとしています。また『非武装中立地帯』の内部では強力な恒星間中央政府が長年の間存在しなかったので、この地域はやや無政府退化状態に陥っています。
キャラクター
このシナリオは<パイロット>、<接触>をはじめとした対人技能、銃器戦闘をはじめとした戦闘技能、<砲術><コンピューター>技能などがあると有利です。そして最低一人のキャラクターは偵察局出身が望ましいです。
非武装中立地帯
非武装中立地帯は第3次辺境戦争後に設定された地帯です。その戦争前は帝国領でした。だから、現在、非武装中立地帯に定住している人々の祖先は帝国人です。非武装中立地帯となったとき、現地では「帝国からも、ゾダーン連盟からも解放された。双方のくだらない戦争に巻き込まれるのは、ごめんだ。独立万歳!」と大勢の若者が狂喜しました。また「恒星間政府から見放されたときの民衆は節制がきかなくなり、一つの星の下で絶え間ない戦いにあけくれるだろう。」とつぶやく少数の老人がいました。そして約120年が過ぎ去った今、『非武装中立地帯』では今までの星の下の戦いプラス、帝国とゾダーン連盟がまた戦いを始めようとしています。
概況
このアドベンチャーでは非武装中立地帯で一番多い人口をもつアードン(0405 C5549CB−8)を取り巻く政治世界の様々のスキャンダルを暴かなければなりません。帝国海軍、ゾダーン連盟海軍の謀略工作合戦、アードン政府の横暴の様をPCは一般の人々に公表しなくてはなりません。しかし、このことが一番の目的だと、PCに最初から悟られてはいけません。最初は海軍のスパイとして冒険が始まるからです。
註…トラベラーの各種資料ではアードンの恒星はM4VとM5Dですが、このシナリオでは
当時サプリメント「偵察局」を購入したばかりの私のオリジナル設定となってます。
アードンの恒星タイプはF4Vです。
非武装中立地帯における各派閥と争いの構図
1. 海軍特別情報局
サンタノチーブ宙域提督派。実質上彼の太鼓もちで最近になって新設された組織である。非武装中立地帯の中で一番高人口世界であるアードンにこの地域を牽引してもらうような力を備えさせるために、帝国がアードンを後援することを支持する勢力です。そしてきたる辺境戦争を帝国が優位になるとこの勢力は考えてます。辺境戦争が終結するときも講和の段階でアードンが有力な星系となることで、帝国側にとって有利なスタンスで交渉をすすませる事が可能となると分析しています。
2. 海軍情報局
昔からある伝統の部署。リジャイナ公ノリスもここのOBであることから、充実した人材・資材・資金を保有していたが、最近できた特別情報局にこれらの多くが予算で傾斜配分されたため、相対的に発言力が弱まってきている。非武装中立地帯はあくまでも非武装が原則なので、特別情報局の行動に対し批判している。またアードンの排斥主義・覇権主義を懸念している。
3. 偵察局
海軍の分裂を一番懸念している部署。帝国の中枢といってもいい海軍の内部対立は辺境戦争において致命的な結果をひきおこしかねないと心配している。またザーコンの偵察局基地の補給もままならないのは、アードンがザーコンを勢力下においたためであり、アードンの排斥主義に抗議したいところである。とはいえ、公に抗議するのは、帝国・ゾダーン・非武装中立地帯の間における微妙な政治的な動きに混乱を引き起こしかねないと危惧している。この偵察局の臆病な態度によって、結局上層部も抗議もせず、海軍の情報局の分裂を事実上黙認している。ただしザーコンにいたオーシャン非武装中立地帯部長はじめ、各偵察局員達は自分達の力で現状を打破すべく努力している。
4. アードン
非武装中立地帯において一番高人口の世界で重要世界である。ガスジャイアントがないことから、宇宙からの訪問者はさほど多くないため、過去から人と交わることがあまり好きでない人達が集まり、社会を形成した。現在ではその排斥主義が一転して生粋の覇権主義・アードン人民族主義が台頭している。いわば地球のAD1900年代のイギリスとAD1940年代のドイツの社会状況を足して2で割ったような状態だ。ここの権力を一手に握っているのが、ウチャムチャ・カン元帥。かれは最高政治機関"Univer-hero common co-operation"を設立、ここで5人の枢機卿をおいている。この下の組織として元々アードンの土着宗教だった「バクシーター教」の宗教組織がある。彼らは「ポリータ」という特別警察と「バクシーターメッセンジャー」という多星系貿易会社をカン元帥の許可のもとで、管轄している。バクシーター教は典型的な選民思想と救世主(ラッシャ)を信じている。現在このラッシャの地位にあるのはカン総統ではないが、PCが訪れる時に、彼がこの地位に就任するでしょう。劣悪な宇宙人(帝国人・ゾダーン人問いません。ただし彼らの中でもアードン人が優秀だと思った人間は例外)は排斥すべき、奴隷にすべきという考え方が浸透してます。
5. アードン秘密ジャーナリスト委員会(ASJC)
アードン星系の南半球の湿原地帯に位置する秘密組織です。元々は良心派の報道関係者のサロンでしたが、アードンの独裁色が強まるにつれ、秘密組織化した。アードンの覇権主義に反対し、帝国・ゾダーンともに非武装中立地帯を尊重するべきだと主張する。アードンの排除主義はスピンワードマーチ宙域(帝国・ゾダーン双方とも)でも注目されているため、外世界人のジャーナリストもここに身をおき、取材している。しかしここの編集長であるカッツ・ホダ、副編集長であるアーキュール・ピエトは共にアードン星系にある惑星の収容所で収監されている。しかしアードンの独裁者政権の中にも節度あるこの団体に共感している確実に増えつつある。
6. ニュー・ラッシャ アードンの第二の都市、マーチングハーリ東方の砂漠地帯で急成長しつつある団体。「本来のバクシーター教に改革が必要だ」と唱えている。指導者は「ニュー・ラッシャ」と呼ばれているが、実態は不明。しかし貧者に施し、愛を与えるというふれこみは確実に貧困層に浸透している。
7. リングスタンダートプロダクツ(LSP)
帝国のメガコーポレーションの一つ。宇宙船・ロボット・鉱業を中心に活動している。非武装中立地帯はテックレベルが低いところが多いので、概して商売として「おいしい」市場である。辺境戦争の可能性がある危険な場所ながらも商売的には撤退しがたいアードン政府とは仲良くやっていく方針をうちだしている。そして帝国の海軍特別情報局とは意見も一致していることから、互いに協力(便宜)を図っている。
8. ゾダーン連盟 超能力を使うことを文化の一つにした人類の連盟国家。非武装中立地帯には関心をもってないかのような行動をとっているが、来る辺境戦争にむけて、この地帯の重要ポイントであるアードン(ガスジャイアントがない。一旦占領すれば帝国からの反撃も難しいうえに高人口世界)に前線基地を作り上げる事を前提に行動をとっている。超能力に秀でた高位貴族がアードン政府内に身分を隠して出入りしている。
9. ディジティス 亜人類の社会を持つ。平均身長140cmで皮膚呼吸をさかんにする。尻尾を持つ。ここの宗教は「オタヌキサマ」で人間の周りには常に彼がつきまとっていると考えるものである。常に自己を鍛え、努力しないとその彼に殺されてしまうと言われている。また手の指が4本なので、外来者に対し、漠然とした劣等感をもっているものが多い。国家元首は元首試験(ペーパーテスト)をパスした者のみが被選挙権をもち、その中で国民選挙投票で決まる。シナリオではPCが滞在中にアードンの攻撃に巻き込まれることになる。
10. 海賊
非武装中立地帯は帝国・ゾダーンだけでなく他の勢力のおける「ならず者」達が集まる海賊の集合地でもある。統一された治安組織がないため、海賊が比較的集まりやすく、現地の人達も彼らが訪れることによる経済効果もあることから、他の勢力よりも多く存在する。トレマス・デックス星系は企業政府とはいうものの、大部分の顧客は海賊だ。
各勢力の対立と協力関係
1vs2では互いに全く意見が違うことから対立の根は深く、情報部だけでなく、海軍全体でもサンタノチーブ派・ノリス派と派閥が出来ている状態である。海軍軍人同士でなくても、一般市民にもどちらの派閥なのかを明らかにするような風潮まで出ている。
2-3は共通する意見も多いが、2は資金・機材が不足していることから、さほど情報の交換ができる状態でもない。また違うセクションでもあるので、一致団結して行動するほどではない。
1-3は違うセクション同士の差別意識が強く、互いに仲は悪い。夜のおつきあいは互いにしないだろう。
1-4-7 いわば軍産複合体的な利害を一致した勢力なので、互いに親交を深めている。とはいえ1は帝国という看板がある以上、おおっぴらに関係者との交流はしてない。実際は7の社員が海軍出身のスパイという方法でそれを行っている。
4vs5vs6 当然対立組織であり、ポリータが5と6の団体を調査している。しかし5に対しては幹部メンバーの逮捕でひとまず安心している。6は何回も秘密調査隊を送っているにもかかわらず、その諜報員が4の元に戻ってこないという現状が続いている。一方5は6に対し最初は良心的団体と分析していたが、あまりにも急激な貧困層信者の増加で、幹部陣は何かしらの勢力がバックアップしていると推定しだす。
6-8 ニュー・ラッシャの教祖はゾダーン人の貴族によって催眠状態にある。ここの教祖自身が持ち合わせているカリスマ性は彼女の天性に任せて、彼女自身がよいと考えている行動をそのままさせている。ゾダーン人にとって、完全に精神をコントロールさせた人間がリーダーとなることは不可能なうえに、管理も大変(ゾダーン人も人類である)なので、この調子で7の勢力が拡大すれば、来る辺境戦争の際に、アードンの支配も比較的楽になると予測している。現在の独裁政権ではいささかゾダーン人には扱いにくい。
4vs8 非武装中立地帯といっても、アードンには領事館は置いている。元帥とも対等に話せる状態にしている。
7-8 アードンに高いテックレベルを持ち込んでいる7に対し、8も利用している。実際現場の中枢の人間を催眠状態にしている。都合のよい情報をゾダーン側は入手できる状態にある。
10 これはおおむね帝国よりの思想の持ち主が多い。管理体制が厳重なゾダーンの思想とは相容れない人間がこの職業を選択しているため、超能力を嫌っているだけでなく、思想的にも帝国よりな態度・行動をしている事が多い。しかし儲かることなら、思想はあまり関係ないのが現状だろう。非武装中立地帯では「とにかく襲撃」がモットーである。治安部隊はアードン星系とクォー星系以外では実質上ないに等しいからだ。
シナリオの目的
PCの最初の立場がどれであろうと最初は1の立場で海軍特別情報局の任務についてください。その後出会う数々の事件で1の思想に徹底的な不信感を抱かせてください。最終的には5の立場に協力して2.3.6.7の思想を団結させ、1.4.8に対抗して下さい。PCが辺境宙域の歴史を変える証言者となるのです。
フレンジー
フレンジー(0306-A200436-AN)で冒険が始まります。フレンジーはヴィリス星域首都で、帝国海軍が実質的な政権をもっている星系です。そして少数の帝国貴族だけの意見によって国政が決定されてます。人口約87800人ですが、この数字は戸籍に登録されている社会身分度が6以上の人間の人口であって、スラム街に住んでいる人の数は含まれていません。この惑星はかつてダイヤモンドが大量に埋蔵していたので、鉱夫が多数入り込んで来ました。しかし、ここは大気も水もない小さな惑星なので、多数の人間を受け入れることは出来ませんでした。
ゾダーン連盟が帝国の脅威となり始めてから、フレンジーはヴィリス星域の要所として、帝国海軍が注目し始めました。そこで、鉱夫達をかなり強引な態度で強制退去させて、海軍基地を建設し、星域首都としました。(それまではヴィリス)しかし、鉱夫達全員を退去させることは、今までのフレンジー社会を破壊することにも成りかねないので、途中で強制退去を中止しました。そのころには余りダイヤモンドが採取されなくなりました。このため以前から住んでいた鉱夫達の生活は苦しくなり、鉱夫の人口は減少の一途をたどっています。苦しくなった鉱夫達の生活は今も改善されていません。 フレンジーは言うまでもなく、地下都市であります。そこにAクラスの宇宙港があります。(地図はレフリー独自の物を作っても問題ありません。)
事件
退院はした。が、金が無い。ここから宇宙へ出れない・・・。と困った状態でした。
「フレンジー・ネウズ」の第1面に大きく「ウォードドール社長殺害される。」と載っていました。彼女は弱冠29才にしてフレンジー世界の有名企業の社長の座につきました。ここの海軍貴族社会の世界では、平民(先祖が鉱夫)の彼女がこの地位につくことは極めて珍しいことです。ここ2、3年、彼女の会社はフレンジー社会の台風の目でした。平民の権利を獲得するための運動の指導者でもありました。PC達も彼女を知っています。なにせPCも彼女のお世話を受けました。この星系の医療費はなみはずれて高額です。ここ2、3年の彼女の運動によって、医療費が安くすむようになりました。そこで福祉社会の先導者だったウォードドール社長の死はフレンジーのトップ記事になったのです。「平民街」は悲しみで静まり返っています。「貴族・海軍将校通り」は大企業家の死であわただしくうごめいています。フレンジーの街中で、「平民」達は「彼女のライバル企業家か、海軍の情報部の手によって殺されたんだ。」と叫んでいます。
依頼
外星人『エーリアン』(フレンジー以外の星系出身者)であるPCには平民派からウォードドール社長を殺害した犯人をつきとめて、その犯人に制裁を加えてほしいという過激な依頼があります。ここの星の警察は海軍と癒着していて、平民派だったウォードドール社長殺害の捜査を熱心にしていません。ここはここの星以外出身の人間の力が必要です。警察が熱心でない以上、私刑(リンチ)でもしないと平民派としては腹の虫がおさまりません。鉱夫達のあらくれ者達が築き上げたフレンジーの風土は質実剛健(後で入ってきた貴族達は蔑視してます)をモットーとしてます。
この犯人とおぼしき情報の設定などはレフリーで自由に考えてもらって結構です。もしさしあたって思いつかなければ、以下のデータを使用して下さい。
ウォードドール社長暗殺を指示したと噂されているのは、ライバルのオーサン社で、海軍に癒着しているウィリアム・オーサン社長です。社長直々に手を下したわけではありませんが、フレンジーの平民派はそう思ってます。
依頼の内容:1Dを振って決めてください。
1-2.ウィリアム・オーサン社長はPCが利用している酒場(喫茶店)で飲んでいます。平民派の
一部が彼に詰問しようとしますが、彼の護衛隊員が平民派を酒場(喫茶店)から排除します。そこで平民派達がPCのところに助けを要請しにきます。「外星人なら、我々と同じ立場だ。我等の
味方をしてくれ」その最中、護衛隊員からひどく傷つけられた男から、オーサン社長を痛い目にあわせてやって欲しいと依頼されます。PCが何もしなければ、オーサンの護衛隊員が
PCも平民派の人間と勘違いして、殴りかかってきます。現地警察は見てみぬふりをしてます。
そのうち戦うことになるでしょう。
3-4.オーサン社長は自宅にしばらく滞在しています。PCは平民通りを歩いている時、ある一人の青年と遭遇します。「あなたは、外星人だったよね?」 平民の一人でPCと共に病床にいた人間がPCに話かけてきます。たってのお願いがあるんだ」
「ウォードドール社長を殺害した犯人をつきとめてほしい。報酬は…(レフリーで決定して下さい。)
彼はフレンジーの平民派団体の一人です。捜査方法はレフリーで設定してください。平民派の
青年はあくまで合理的に解決しようとしてます。しかし警察が癒着している以上、オーサン社長に法的制裁は裁判でなされることはありません。結局彼の財産的・精神的権利を奪う方向で(自宅強襲もしくはスキャンダル流布など)話をすすめてください。
5-6.過激派の平民派達がPCの外の世界の情報、特に武器能力の高いPCには傭兵的な立場でオーサン社長の自宅を襲撃する依頼が来ます。オーサン社長の自宅などの設定をレフリーは考えてください。
(レフリー注釈)
実際のところ、ウォードドール社長殺害事件は福祉政策を妨害する勢力の犯行ではありません。単なる企業間の抗争でライバル企業の差し金による者の妨害行為に過ぎませんでした。実際は少し脅迫するぐらいの事で終わらせる予定でしたが、ウォードドール社長の激しい抵抗により、思わず刺し殺してしまっただけです。しかしこの事で平民と貴族・海軍階級との間で激しい対立が生まれてしまいました。この星系を支配している海軍(海軍特別情報局)としてなんとしても星系の安定をめざすことになります。
平民派が最近いくら勢力をましたとしても、彼らの活動は海軍にすべて筒抜けです。
避難生活
いずれにしても平民派の任務をひきうけることになったPC達はフレンジー当局からの追ってから逃げる生活となりますが、平民派の人間は次々と逮捕されていきます。そこで避難地として以下のところをあげておきます。
| パチンコ屋経営者 シュヴィズ・シェグ 854EC5 ドロイン人独立階層 9期 46歳 (テレパシー-12)(飛行−4)(接触−3)(非武装戦闘−2)(レーザーピストル−4) (反重力機器−2)(万能−2)(リーダー−2)(尋問−1)(メカニクス−1) 宇宙服・機械翼・レーザーピストル (ドロイン人コインキーワード;達成*2 人類*1 風*1 死*1) 機械翼で70km/hで4分間連続で飛行可能。爪・手・棍棒で攻撃するとき、DM+4 ダメージ4倍。近接戦闘で攻撃されるときDM-4 ダメージは1/4 彼はフレンジー星系でパチンコ屋を経営してます。彼は平民派から人気があります。金持ちからは負けるよう搾取し、貧乏人に勝たせるように機械をしこんでます。超能力のベテランですが、ゾダーン人を憎悪してます。ゾダーンの階級制に批判的で、元々ゾダーン圏出身のシェグは帝国に亡命してきました。反体制派ですが、海軍の息の根がかかっている警察の摘発から、なんとか逃れてます。彼自身は帝国の多元的な社会を愛し、人類に多大な関心と興味、そして愛情をもってます。 |
罠と逮捕と取引
シェグ社長が2、3日留守にすることになり、パチンコ屋の寮の押し入れに隠れているPCも店の手伝いをすることになりました。そこでパチンコ屋にやってきた帝国語の教師が遊びにきます。「外星人出身者なら、こんなところで働いてないで、フレンジーの学校の先生の働き口があるよ」とPCに話し掛けてきます。PCがフレンジー星系から離脱したい欲求にかられているのであれば、さらに「他の帝国領にも行けるよ」などの勧誘でPCが興味があるようであれば、平民派の事務所に来る事を告げます。
この教師が変になれなれしい為、PCの中には当局のおとり捜査と勘ぐる人もいるでしょう。いずれにしてもあれこれ勧誘する事をレフリーは忘れないで下さい。それまではPCに避難生活を楽しませてください。しかしフレンジー星系から脱出できるようでは、このシナリオ自体成立しません。
PCが勧誘に答え、事務所に訪れたら、その場で取り押さえられます。フレンジー星系当局の逮捕で、すぐさま海軍特別情報局に引き渡されます。嫌疑は「治安維持法違反」です。
PCをひっぱりだした帝国語の教師は海軍特別情報局のエージェントです。さらに偉そうに座っている人間が控えてます。エージェントはPC達を軽蔑の目をちらっと見た後、すぐに部屋を出て行きます。その後「帝国の法律では大した違反事項ではないが、フレンジーでは重罪にあたる治安維持法を逃れる方法がある」と後ろで座っている人間が立ち上がります。
男は帝国海軍特別情報局がいかに素晴らしい活動をしているかをPCにさんざん主張し続け、
「取引をしよう」と話してきます。
ここ数年前から緊張している非武装中立地帯の偵察局の活動をリポートしてほしいという依頼で、具体的には非武装中立地帯における重要世界アードンにおける偵察局の活動を監視してほしいというものです。最近非武装中立地帯で重要世界となっているアードンを中心とした小さな恒星間共同体が成長しているが、偵察局はこの恒星間共同体の活動を妨害しているというものです。この偵察局の悪事を暴く証拠(2D・3Dの画像・映像や音声記録など)を持って、フレンジーに戻ってくるという任務を達成することが目標です。
また海軍特別情報局員が直接この調査をしても全く意味がないことを彼は説明します。理由は元々対立の根が深くなってしまった海軍特別情報局と偵察局の間において、双方は元々批判しあっている以上、第3者からの信頼ある情報として、帝国内の世論に公開することが、世論の誘導として大切な事だというわけです。そしてその役割をPCに与えたいと丁重に申し出ます。フレンジー星系の治安維持法による罪状を海軍特別情報局との司法取引によって無罪にできると最後にたたみかけてきます。
条件としては1人10000Cr/月とS型偵察艦を貸与します。海軍特別情報局でも偵察局から払い下げたS型偵察艦を所持してます。そして非武装中立地帯ということで、対海賊用の為、コンピューターをバージョンアップしてます。(レフリーが適当に本来のレベルからあげてください。)そしてPCはさしあたって、釈放され、ホテルに帰されます。しかし後ろから例の帝国語教師が尾行しています。どうもこの任務をPC達は引き受けざるをえないようです。
レフリー注釈・・・PCが非武装中立地帯に恐くていけないらしきことをいうようであれば、基本軍事・射撃訓練の実施の提案やPCが望む武器・道具を海軍特別情報局が貸与してあげてもいいでしょう。ただし貸与したすべての物品は直接紫外線を軽くあてると帝国海軍特別情報局のシンボルマークが薄く光ります。これらの物品を持ち逃げするようであれば、いつでも海軍特別情報局の監視の目があることを忘れないようにPCに伝えてください。また証拠品を残したくなければ、道具や武器を貸与することは避けたほうが無難です。特に記録装置(カメラ・カセットデッキ・マイクetc.)はPCの所持金で買わせるべきです。
(シナリオ作成者の独言 どうも始まり方がアメリカナイズされすぎています。強引すぎるという点で。たぶんコテコテのトラベラーのシナリオやアクション映画の見すぎと思われます。今となってはもう少しスマートにPCに対し、任務を引き受けるような動機づけをしたいもんです。)
アードンまでの道程
下の星域図をご覧下さい。Gurps Travellerの資料から抜き出しました。この地図データは帝国暦1115年のバージョンですが、このシナリオではこのまま使えます。地図の見方は各マニュアルを参考にして下さい。私が恣意的に追加したのは、アンバーゾーン(A)とガスジャイアントのあるところ(●)、ヘックスが黄色になっている部分がアードン政府が自国エリアだとして、支配下においているところです。
本来の地図ではアンバーゾーンになってないところもアンバーゾーン指定してます。シナリオによって英語の発音が日本語に置き換えたときに変更している星系もあります。このシナリオではTremousはトレマス・デックスと読むことにします。Ardenは第5次辺境戦争後、「アーデン連邦」と呼ばれますが、この時代はまだアードンとします。
註・・・青線から外はゾダーン連盟領。橙線から外が帝国領、赤線は帝国の
Xボートラインです。
アードン政府は「バクシーターメッセンジャー」という会社を組織して、他の星系も経済的支配、宗教的支配を推し進めています。場所はキャロラン・ピーコン・ディジティスです。
アードンまでの道程はPCの裁量で考えられます。海軍特別情報局からの援助を求めるにはクォー・ミリアムです。
いくつかの星系については説明をしておきます。他の星系にPCがいくようであれば、レフリーが適時設定してください。星系の紹介はフレンジー−アードンまで至る道程にかかると推定される星系からしていきます。PCにこの情報をすべてあからさまに明かしてはいけません。レフリーが隠すべき情報を判断して下さい。
ミリアム 海軍基地がありますが、実質上は爆撃演習場です。この為、宇宙港はありません。ここは海軍特別情報局があり、PCは何かしら援助を申し出ると、担当官は協力的です。「海軍情報局の腰砕け外交戦略は帝国を危機に陥れるだろう」と主張し、PCの任務(PCが能動的に知らせた場合)に感激します。
728-907 文字通りなにもありません。近年の探査の結果、植物と昆虫のみが生息する広大な居住可能惑星であることが判明しました。帝国植民省はこの惑星の植民・開発を発表したばかりです。1115年ではTL2になってますが、1106年度では、0です。
PCがここを訪れたら、おそらく帝国官僚と偵察局員が惑星調査しているところを目撃するでしょう。話しかけると「気の早い植民者だ」とバカにされるか、最近のスピンワードマーチ宙域の情勢を根掘り葉掘り尋ねられるかのどちらかです。PCが海軍の秘密任務を告白しても彼らは無関心です。
クェアー 海賊に遭遇させてください。本来ならこの星系に来ても意味がないことぐらい、PCにわからせる為にも。(フレンジー以外にジャンプ−2ではどこにも行けない。)
ディノータム 現在現地の革命政府が海軍にも反旗を翻したため、本格的な戦闘が始まっています。その任務に当たっているのは海軍情報局です。PCが海軍特別情報局派だということがわかると対応は悪くなりますが、単なる一般市民として接すれば、外星人には帝国海軍軍人らしいきびきびとした態度で気持ちよく対応してもらえます。
親しくなれば、現在の海軍特別情報局が非武装中立地帯に対し行っている政策は、ゾダーンとの対立を煽動する愚策であると喝破し、アードン政府の行動も外星人に対し、排斥的で、好ましくないと淡々と主張します。軌道上の宇宙港は軍人を中心に往来は激しくなってます。PCが海賊などに船を破損・修理を要する時、ここに立ち寄り、海軍任務についている事をつげれば、PCが特別情報局の息がかかっているいても、現場の海軍軍人達は丁寧に対応します。
ディジティス 後日記述します。
トレマス・デックス 非武装中立地帯随一の宇宙港を誇り、現地企業、オンリーオーロラ社はこの宇宙港を直接経営してます。顧客には数多くの海賊が出入りしてます。宇宙港は荒くれ男達の集まりですが、活気に満ち、帝国からのメガ・コーポレーションやゾダーンの企業も存在してます。アラミス星域からもヴァルグル海賊・ダリアン星域からアスラン人のならず者氏族もここには立ち寄ります。PCには一度海賊でも出して、非武装中立地帯の恐怖を味わせてください。しかし港ではなぜかみんな変な団結心を発揮して、よほど相手の権利を脅かさない限り、傷つけあうことはありません。あくまでも決闘場は宇宙空間なのです。宇宙船の関連機器なども安く入手できます。アードン帝国政府の会社「バクシーターメッセンジャー」の事務所もさりげなくあります。
ピーコン ここの独裁者は「バクシーターメッセンジャー」の洗礼をうけ、アードン政府に並々ならぬ尊敬の念を抱いています。当星系の機械・科学技術はアードンに頼ってます。PCはこの会社のあくどさとエリート意識、排斥感情に辟易し、立腹することは必至です。
ザーコン 偵察局がありますが、最近ここの偵察局は撤去されました。ここにいたオーシャン非武装中立地帯部長はじめ、偵察局員達はこの星系をアードン政府と帝国海軍特別情報局の謀略によって追放されてます。彼らは各自の力で現状の打破をすべく地下活動に入ってます。しかしアードン政府の締めつけが激しく、逮捕された偵察局員達は帝国領へ強制帰還命令を出されています。帝国偵察局上層部は非武装中立地帯の秩序安定のため、海軍特別情報局の意向に従いつつあります。良心派は少数ですが、海軍情報局との連絡を密にし、アードン内の地下組織. アードン秘密ジャーナリスト委員会(ASJC)との接触をはじめたばかりです。
ユトランド 鉱山として開発され、数々の政治亡命者が集まる星として地味な地位を築き上げていたのですが、現在はアードン政府の支配下にあります。しかしここの為政者が「バクシーターメッセンジャー」に対し、あやふやな態度で接していることから、逆にアードンの支配が浸透していません。後日クレジット通貨が引き出せなくなるPC達もここで働く日が来るでしょう。後でユトランドの仕事情報誌、「ユトランド・ガゼット」の紙面を載せます。
ステイブ・グーゲスト・フロンド
アンバーゾーンです。海軍(特別情報局系)がPCを星系から離れるよう通告します。特別情報局の仕事をしているとPCが伝えれば、補給などの援助はしますが、星系内の着陸は許可しません。
クォー
海軍基地ですが、どんな相手でも発砲してきます。秘密任務に携わっているようです。
キャロラン アードン政府が最も執着心を持って制圧にかかっている星系です。この農業惑星はアードンに住む高人口を維持するためにもなんとしても支配下におきたいところです。現地の人達はお人よしなので、あっさり「バクシーターメッセンジャー」の敬虔な信者となりつつあります。PC達は「バクシーターメッセンジャー」のえげつない商売や半軍事行動(ジェットピストル携帯)に怒りを覚えるはずです。
ジーノピット アードン政府のエリート部隊が現地政府と共同で軍事演習をしています。PCが星系捜索をすれば、帝国海軍特別情報部とアードン軍との癒着を発見できるかもしれません。
噂
各星系で到着したり、PCが情報収集に入ったとき、以下の噂をプレイヤーに告げてください。シナリオが脇道にそれるような時、レフリーが適宜流してもかまいません。記号はクラッシックトラベラーのルールに準拠します。場所の状況によって噂の提示の仕方を変更して下さい。
(レフリー注釈)
このシナリオは各勢力の相関関係が複雑であるため、レフリーはできるだけ噂を積極的にPCに提示するようにしてください。そうでないとPCは複雑な政治関係について疎くなるため、このシナリオの楽しみが減ると思われます。また非武装中立地帯に入るとテックレベルが低いため、得られる情報量自体が減ることは必至です。この情報量の違いをPCに知ってもらうことにも注意を払って下さい。その1つとして、できる限り現地の人々と会話するということにPCが努力させるようにレフリーは仕向けてください。この任務は所謂パックツアー的な「トラベラー」では勤まりません。1星系にどっぷりと時間をかけて情報収集させることが肝要なのです。
特殊な噂
A 非武装中立地帯は物騒この上ない。治安機関が事実上なく、情報通信機関もない。俺が死んでも、実家に知らされるかどうかわからないと嘆く偵察局員同士の愚痴が聞こえる。
B 海賊が非武装中立地帯にごろごろうろついている。しかしこの地帯で手に入る武器や宇宙船はそれなりに性能がいいと悪党同士の会話が聞こえる。
C アードンにゾダーンのシヴァ級艦船が到着するらしい。帝国のガゼル級艦船も同じタイミングに訪問してくるらしい。和平交渉でも始まるのだろうと商人達が酒のサカナに話している。
D ザーコンではアードンに対して、反乱準備をしているらしい。
E ディジティスやキャロランでは「バクシーターメッセンジャー」がいうところの神、「ラッシャ」が空から降臨してきたらしい。なぜ地元のアードンで降臨してこないのだろうか。アードン人達がひそひそと話している。
F 超能力者が摂食するとその超能力の効果を失わせる食べ物が非武装中立地帯のどこかに存在し、ゾダーン人がこれを帝国に知られてはまずいと、その食物が自生しているところを焼却しているそうだという地元住民の話がきこえる。
G ザーコンの海の成分はほとんど淡水に近いため、これで人々が生活しているのに、アードン政府が海水全体を管理するようになってから、水道代が高騰して、現地住民の生活が苦しくなっているとザーコン発の報道が発表される。。
H アードンが最近騒がしくなっているのは、ゾダーン人による催眠術によるものだと叫んでいる青年が警察に取り押さえられる。PCがその青年を助け、話を詳しくきくと、その青年は催眠術に操られた彼の友人の映像をみせてくれる。
I アードン星系に入るには、現地パイロットを雇用しないと事実上入国できないとぼやく商人達がいる。自分たちの船はアードン星系の端に位置するヤジフマに停留しつづけなくてはならないらしい。
J ザーコンにいた偵察局の長、オーシャン非武装中立地帯部長はまだ現地に潜んでいるらしい。帝国に戻らず、抵抗運動のため、下野したらしい。
K ディジティスがアードン政府の手によって陥落したらしい。これからディジティスの植民活動もさかんになり、文明のテックレベルもあがるだろうと誇らしげにレポートする報道が放送される。
L ピーコンの独裁者がいかにアードンのバクシーター教に目覚め、敬虔な教徒の一人となったかという話を長々と説教してくる女性がいる。彼女は神がかっている。周りの人は冷たく通りすぎて行く。
M あなたがお尋ね者、指名手配者となったら、ユトランドに行くがいいと忠告する老人がいる。アードン領だが、ここの支配者はバクシーター教に熱心ではなく、ユトランド星系の安定の為、やむなく敬虔なふりをして、のらりくらりとアードン人の行動に従っているからだ。現地の人も要領よく過ごしているし、その術を帝国・ゾダーンの狭間で生きてきた歴史がそこにあると彼は物静かにPCに話してくる。
N 報道によると、クォーの海軍当局者がアードン領−帝国の補給路として要衝の地となる非武装中立地帯に帝国人が入ってこないことを熱望していると伝えている。
O アードンの革命家グループに入ると出世がはやく、名前を残せそうだというジャーナリストと傭兵の会話が聞こえる。しかしもう一人の傭兵が仮に失敗するとたちまち俺達は殺されるぞと警告している。
P ディジティスは現地の宗教「オタヌキサマ」をかかげ、アードンに抵抗するらしいとアードン人達がせせら笑っているのが聞こえる。
Q アードン人は元々帝国人の文化を持っているので、昔のハイテク機器を所持していることも多いとアードンに行った事があると自慢している海軍軍人がいる。
R ゾダーン人達は恒星間通信を超能力で行う事に成功したらしいと海賊風の人間や異星人達が酒を飲みながら、まくしたてあっている。その中の一人が「俺は超能力シールドを持っているから、安心だ」と酔っぱらって言う。PCがこの団体に関心があり、近づくと、「このシールド10000Crするが、買わないか」と商売してくる。
S どこかの砂漠地帯にこの世の中をすべて救うという、「救世主」が出現したそうだ。「救世主」はありとあらゆる団体の長の権威を無効にする素晴らしい力を秘めているらしい。その対象はアードンのカン元帥だけでなく、ゾダーン貴族の議会や帝国皇帝にまで及ぶらしいと主張する宗教家のCMがディスプレイに放送されたり、ラジオのCMとして使われている。
T アードン人はバクシーター教を心から深く信じている。これを帝国にも広めたいと声高に
主張する人達のデモ隊が通りすぎていく。
よくある噂
U ゾダーンの宇宙艦隊が大移動を行っているらしい。戦闘準備の為だろう。
V 帝国皇帝はサンタノチーブ宙域提督をあまり信用してないらしい。そのうちサンタノチーブの役職を解任する時が来るのではないか。(2回目:リジャイナ公ノリスが近日中にライラナー星系を訪問する予定です。ライラナー星系に滞在中のサンタノチーブ宙域提督との直接対談を申し込んでいます。議題は海軍の管轄下にある情報局の二分化についてと思われます)
W アードン政府の進出はめざましいものがあり、ディジティス・キャロランは既に支配下にあるらしい。
X 海軍特別情報局に年間予算の増額が認められました。これもサンタノチーブ宙域提督直々の了承を得たということです。この予算はおもに非武装中立地帯の分析、援助に使用される見込みです。ゾダーンとの国境緊張の為、帝国としてもこの地域に関心をよせざるをえないという判断がなされたと言っていいでしょう。
Y リングスタンダードプロダクツ社との協力によって、アードン政府は当星系の技術者だけで、恒星間宇宙船の開発、製造に本格的にのりだした。これで帝国やゾダーンからの援助金や船舶は直に要らなくなるだろうという分析が発表された。
Z アードンの最高権力者ウチャムチャ・カンが救世主「ラッシャ」の名により、元帥の地位を辞任するらしい。(2回目:カン元帥は近々自らが救世主ラッシャであるとのお告げをうけたと述べ、最高政府機関もカン元帥の訓示を熱烈に支持したとのことです。)
非武装中立地帯Vol.2
Written by HATONO Kotaro
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