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蘭越ふるさとの丘で、丘パドラーと化す

5月も後半に入り、2週連続で青山釣師匠と積丹町・美国の山に向かう。春遅いこの地にも、ようやく山菜の季節が訪れた。記録的な大雪に見舞われ、自衛隊が出動した映像が記録に新しい。案の定、いつものウドの沢は雪に埋もれ、雪解けが進んだ所も明らかに生育が遅い。とはいえ、シッカリ足で稼いでアイヌネギ・ウド・タケノコと収穫に抜かりはない。旬の恵みを味わえることを素直に感謝。
近所のスーパーにも山菜が出始めたが、エッ!と声に出るほどの高値だ。今回採った量を市価で換算すると、これがイイ金額になるから驚いてしまう。ん〜!?、商売変えしようかしらと心が揺れる(笑)


焚火の穴開きタープを遂に新調した。火の粉で開いた穴が至る所にあり、不精なメンテナンスも手伝って発水の方もサッパリ。ここ最近はチョットしたはずみで、ツーと裂けるんじゃないかと気がきじゃない。かなり迷ったが今までと同じウィングタープを選んだ。ヘキサに比べると機能性は劣るが、やっぱりこの形が断然美しいと思う。買ったら使いたくなるのが心情。週末にかけて雨模様だが、気にせず尻別川に向かうつもり。なんたっておニューのタープもあるこしだし、雨もまた楽し!て感じかな(笑)

6月10日、小雨がパラつく曇空。前夜に何の用意もせず、いつも通りの時間に起床。ボソボソと身支度を始め、ビールと食料の買出しを済ませると11時を過ぎている。天気の回復が見込めないと分ると、こうも鈍い動きになるかと呆れる。毛無峠経由で尻別川下流を目指す。晴れた日には正面にバーンと構える羊蹄山も、裾野まで雲がたれ込めて姿が見えない。蘭越・栄橋下に車を入れると、土砂で茶色く濁った水が川岸を隠して激しく流れる。名駒の河原も似たような状態だ。増水した尻別川を右手に眺めながら河口にでる。濁った水の境界線がどんどんと海を押し上げる。これじゃカヌーどころじゃない。

あれ?!。海岸線に入ると見事な快晴に変わり、白波が陽に照らされてキラキラと輝く。窓越しに陽射しを感じるほどだ。こうなると朱太川にわずかな期待がつのる。が、そうは簡単に問屋は卸さない。河口から黒松内市街に進路を変えた途端に雨雨雨・・・。この雨が北限の豊かなブナ林を育むのね!と妙に納得させられてしまう。車窓から眺める朱太川は濁流と化し、橋脚には倒木が張りつく荒々しい様相。とてもじゃないがカヌーはお呼びじゃない。今年は休みとカヌーの相性が悪いなぁ。



蘭越町ふるさとの丘リンリン公園キャンプ場。ん〜、かなり長い名称だ(笑)。3時過ぎには受付を済ませ、誰もいないサイトに設営を始める。雨上がりだが緩やかな傾斜があるので、上の方の芝は十分に乾いている。設営には問題なさそうだ。真新しい袋からタープを取り出し、いつもの要領でパパッと設営。四方から眺めニヤリと微笑む。翼を広げて今にも飛び立ちそうな美しい姿だ。テントとの相性もグットで大いに自己満足。
絵に描いたような曇天。背後の森から様々な野鳥の鳴声が、絶えまなく聞こえてくるのが唯一の救いだ。ひときは元気なのが、勝手に名付けたマチュピチュ鳥だ。セイコーマートのポイントでゲットした双眼鏡で目を凝らす。ピチュピチュと声高く鳴けども姿は見えず。帰ったら野鳥図鑑で調べようと思っていたが、予想通り未だにページを開いていない(苦笑)

久しぶりに持参した薪に火を入れ、さしてやることもないので料理を始める。今夜のメニューはチキンのトマト煮とクラムチャウダー。そして生ラムにハーブソルトを振りかけて焼くだけ。いつもの放っておけば勝手に出来上がる簡単料理。そろそろダッチオーブンかな!と思う物欲を必死に耐える。結局、誰も来ることなくサイトは貸し切りとなる。新しいタープは雨にも風にも負けず、静かに夜が更けて行く。雲がはれて星空でもと思うが、そんな気配はまったくナシ。こんな夜は早寝に限る。焚火を始末して早々にテントに入り、一度も目覚めることなく深い眠りにつく。

明けて翌朝、相変わらずの曇天。賑やかなのは森の野鳥とカラスの一群だけ。前夜の残り物を適当にアレンジして朝食。最近お気に入りのシャケわかめで焼きおにぎりを作る。もちろんコンビニご用達だが、磯の風味が増してなかなかイケル。のんびりと撤収を始め、10時過ぎには帰路につく。ハテ?今回も何もせずに終わったような気が(苦笑)

中山峠を越えると一気に青空が広がる。そのまま帰るのもシャクなので支笏湖に進路を変える。ジェットが消えたポロピナイ湖畔は、以前の物静かな景観に変わった。環境省の英断に拍手喝采。美笛・モーラップに比べてマイナーな存在だったが、この先人気も上がりそうな気配。支笏湖ではここの利用が一番多いので少々気がかりだ。椅子とテーブルをだして青空の下にくつろぎの空間を作る。Tシャツを通して強い陽射しがジリジリと伝わる。ん〜!快適快適。が!?不思議な自然現象発生。はく息が白い。気のせいかと思ったが間違いなく白い。暖かいのか寒いのか?お天道様にはかなわない。今回もカヤックは積み放しで終わりそうだ。これじゃ、丘パドラーと呼ばれても言い訳できないや(笑)



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