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パパッと雑事を済ませて支笏湖・モラップに向かう。抜けるような秋空はどこまでも青く、これからの雲行きに一抹の不安もない。昼過ぎに到着すると、日帰りを含めた10組程度が広いサイトに等間隔に並ぶ。受付では若い外国人女性を相手に、管理人さんが四苦八苦している。管理人さんがたどたどしい日本語で説明すると、流暢な日本語で外国人が返事を返す。ナントも心暖まる微笑ましい光景だ。
真正面に恵庭岳を見据えてタープを張る。湖越しに浮かぶ姿はいつ見ても美しい。もしこの景観が望めなかったら、モラップの魅力は半減されるだろう。陽に照らされてポリの2人艇が湖岸に滑りこむ。パドルを漕ぐのは還暦を過ぎたと思われる夫婦だ。艇底の形に合わせた自作の台車に、カヤックを乗せて駐車場まで運んでいった。二人が交わす会話はないが、淡々とした作業の息はピッタリだ。イイなぁ、素敵な年の重ねかただ。
続いて、犬を乗せたファルトの2人艇が湖に漕ぎだす。こちらも年配の男性だ。さすが絵になる。改めてシルバーと呼ばれる年代の活躍を目の当たりにする。しばらくして犬連れパドラーが戻ってくると、艇を降りた犬が真直ぐこちらの方へ歩いてくる。タープの木陰に腰を下ろし、火照った体を休ませる。まるでわが家の飼い犬のように、物おじしない堂々とした振る舞いだ。恐縮しきりのご主人としばし話し込む。犬は闘病中で薬が手放せないこと。以前はポリ艇だったが、軽くてリフトアップしやすいのでファルトに変えたこと。奥さんはアウトドアーが好きじゃないこと等々。日帰りなのでビールが飲めないことを残念がる。痛いほど気持ちがよく分る(笑)
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