
タックルパワー
ラグビーオッス
171×84
学生プロレス出身
得意技は豊富
若手レスラーには
非情なほどの残虐
な攻撃を仕掛ける。
175×82
社会人ラグビー部所属
プロレス歴はないが、
激しいタックルは殺人技。
パワーリフトなども得意だ!
ラグビーの試合が終わって、俺は剛に話しかけた。
「今夜、俺の行ってるアマチュアプロレスの公開マッチが道場であるんだけど、出てみないか?」
試合で疲れきっているはずの剛だったが、以前からアマチュアプロレスに興味のあった剛は俺の誘いに
「いいっすねえ!出てみたいっすよ!」
格闘技好きはラグビー部内でも有名だったが、まさか、二つ返事でOKになるとは俺も予想外だった。
俺は剛の気が変わらないうちに、道場へタクシーを走らせた。
剛は試合で不完全燃焼の日はアドレナリンが過分泌状態になるのを、俺は知っていた。
しかし、一つだけ気になることがあり、剛に尋ねた。
「今日の試合、新宿のゲイバーが主催みたいで、特別にサービスしないといけないみたいだけど、ほんとにいいのか?」
「おお〜!脱げばいいのかなあ?」
屈託のない表情で軽く言った。
「お尻の穴とかはヤバいっすよ!」
さすがに不安になったようだ。
「心配ないよ、普通にプロレスしてやられてる時にちょっと派手に悲鳴上げたり、苦しめばいいんだから。」
「脱がすくらいはいいっすけど、変なことしないでくださいよ!」
剛は動じる事もなく、ただリングでプロレスができることに舞い上がっていた。
会場は以前、インディー系のプロレス団体が使っていたプレハブ小屋のような所だ。
試合までにはまだ時間があり、俺は試合のシナリオを剛と打ち合わせようとした。
「やっぱ、台本があるんだ!なんか本物のレスラー気分っすよ!」
剛はますます興奮している。俺は試合展開と技を掛けられる時の注意点を話した。
剛は中学の頃からプロレスごっこが好きだったみたいで、技の受け方、掛け方は俺より詳しいくらいだった。
アマチュアプロレスの代表からルールが説明された。
@ 試合名 : 「異種スポーツマッチ ラガーマン対決」
A 試合コスチューム : ラグビーユニフォーム
B 試合時間 : 無制限
C 反則 : なし
D 勝敗 : ギブアップ、失神、射精、病院送り
剛はきょとんとして、俺も予想していた質問を代表にした。
「勝敗の射精ってなんすか?」
代表は表情一つ変えず、
「剛君みたいなはじめてリングに上がるレスラーの中には緊張のあまり何にもできない奴と、アドレナリンが異常に分泌して試合中に勃起してしまう奴もいるんだよ。究極はチンポがリングに擦られるようなキャメルクラッチや極楽固めやられた時に射精してしまう奴もいるんだよ。そん時、レフリーが気づいて試合をストップしないと小便漏らしたみたいにみっともないだろ。」
笑って言い飛ばした。
「そんなのってホンとにあるんすか?」
剛は信じられないと言わんばかりに質問を繰り返した。
「君みたいなマッチョなレスラーに多いんだなあ〜なぜか・・・。観客から視線が集中するせいか、アドレナリンの量が半端じゃないのかなあ?セックスの興奮と一緒らしいしね。心配なら便所で一発抜いてから試合したら?」
剛もさすがに迷ってるようだったが、気を取り直したのか
「まあいっか!今日のお客さんホモらしいじゃないですか?そうなったら特別サービスってとこかな!」
まったく天然の奴だった。
会場には30人程の観客で、熱気に満ちた狭いプレハブは蒸し返っていた。
パイプいすがリングを取り囲み、場外乱闘用の壊れるパイプいすや、使えないマイクコード、場外パイルドライバー用の体育マットまで敷かれていた。
「おまえのリングネームはラグビー・オッスだってさ!いかにも真面目な体育会ラグビー部員ってイメージらしい」
剛はただリングネームをもらったことがうれしかったようだ。
「そいでな、これ穿け」
俺は学生時代使っていたイングランド型の白の短いラグパンを渡した。今のナイロン生地のようなロングラグパンに慣れている剛はさすがに戸惑いを見せた。
「こんなの高校以来はいてないっすよ・・・。気合は入るんだけど・・・。恥ずかしいなあ。」
とは言いつつ、ノーパンで穿きながらナルシストの入った剛は鏡の前に立つと
「やっぱ、プロレスラーっぽくって、いい感じっすね!」
尻と股のパンパンな剛は金玉とマラを無理やり右に納めた。ブレーンバスターでパンツを引っ張られる時の圧迫から逃れるためだ。ラガーマンなら本能的にする行為だった。
紺の練習用のラグジャーを着て、控え室から試合出場の時間を待った。
俺たちはメインイベントだった。表向きは代表が「大型新人レスラーデビュー!!」とか言っていたけど、俺は真意は分かっていた。だからこそ、剛=ラグビー・オッスをどう晒し者にしようか頭でシナリオを練り直した。
剛が試合中慌てるといけないので、あらかじめショボイ展開になるとシナリオが変わることがあることを伝えた。
何試合か終わっていく・・・。
血のりで顔面真っ赤に染まったベビーフェイスや担架で運ばれてくるレスラー、40歳のベテラン100kg級レスラーに圧殺された筋肉質の大学生レスラーは脳震盪をおこしてしまって病院送りになっていた。
ドアの影から試合をずっと見ているラグビーオッスはさすがに緊張してきた様子だった。
「先輩!先輩!ヤバいっすよ!」
大声で叫び俺を呼ぶ。
リングの上では、セミファイナルが行われていた。
大学生同士の試合で、二人とも高校の頃レスリング部だったようで、体もできていて技も切れている。
俺が覗いた時は既に場外乱闘になっていた。
オッスが驚いていたのは赤いアマレスタイツを穿いていたはずのレスラーがレスリングシューズだけになっていたことだった。
全裸で鉄柱に頭を打ち付けられ、血のりとは思えないほどにおびただしい流血が大胸筋まで垂れている。
晒された金玉もマラも隠すことさえできないほどグロッキーしている様子だ。
マラを揺さぶりながら、観客に向かって投げ飛ばされる。
いくつものパイプいすに足が絡みつき、大股開きで横たわる。何人かの観客がここぞとばかり、抱き起こすが、その手は大胸筋や大腿筋、上腕筋に伸び、混乱に紛れて無法地帯になっている。
ようやくセコンドが観客を振り払ったが、触られてしまったのかただでさえ人並み以上のマラが半勃起してだらりと垂れ下がっている。
いつもならレフリーがノーコンテストを告げたり、セコンドが試合を止めるが、今日は申し合わせたようにレフリーは場外で失神したふりをして、セコンドもおろおろしたふりをしている。
「流血、ヤバクないっすか?マジっすよあれ!」
なぜかオッスは全裸ことには触れない。心配のツボが他人とは違うようだ。
全裸のレスラーは場外鉄板パイルドライバーを受けた。
パイルドライバーの瞬間、下に垂れ下がっていらマラが浮き上がるくらいの串刺しパイルドライバーだった。
串刺しのまま、ケツの穴が見えてしまった状態で失神したようだ。仰向けになって大股を開いたまま場外で
痙攣している。
「やべーよ、死んじまうよ!」
オッスは純粋なプロレス少年のようにマジで心配している。
完全にヒールになりきったレスラーは全裸レスラーの首にマイクコードを何重にも巻きつけている。
観客もさすがに青ざめている人もおり、男だらけなのになぜか黄色い悲鳴も上がる。
ヒールレスラーはリングに上がるとトップロープに片方を結び付け、怪力でグイグイと全裸レスラーを引き上げる。
晒し者絞首刑になった全裸レスラーは首に巻きついたロープを渾身の力で掴んでいるため、下半身は30人以上の観客に視線で嬲り者にされている。
しかし、気を取り直したレフリーはヒールの反則をとることもなく、ギブさえ取らない。
全裸レスラーの口からは泡を吹いており、おそらくギブアップを言っているのか唇が微かに動く。
「あっ、チンポからなんか出た!」
その瞬間、レフリーがゴングを要請した。すかさずマイクコールがあった。
「挑戦者の射精のため、チャンピョンの勝利!!」
勃起していなかったから、おそらく先走りだろう。
担架で運ばれてきた全裸のレスラーの亀頭は微かにぬれており、蜘蛛の糸のように大腿筋に垂れていた。
「先輩!ここまでやるんすか???」
オッスは真顔で俺に迫ってきた。
「あんなのシナリオだよ!それともビビッてんのか?」
「びびってなんかないっすよ!」
シャワールームから無傷で出てきた全裸レスラーを見て、少し安心したようだった。
「いい試合してくださいよ!」
素裸のレスラーから励まされたオッスは再びアドレナリンが大量に分泌したようで、ラグビーの試合前のような鋭い眼光でリングへと向かった・・・・・。
<第2話 タックルパワーvsラグビーオッスにつづく・・・・・>
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