[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

身近の生き物虫眼鏡で見る世界

3号

目次

2000. 1. 5.


渓流の小さな忍者

3号もせせらぎウオッチングの話題です。
下の写真は体長わずか2mm位の小さな生き物です。 時々ちょこちょこと動き回るので何か生き物であることが判るのですが、掬い上げようとすると動きが止まります。
動きが止まれば周りの小石やゴミに同化して存在が判らなくなります。
実態顕微鏡で覗いても写真のように表面はただモヤモヤした寒天のような物質で 覆われ、小さな砂粒がくっついています。 良く見ますと2本の触覚とゴミのついた2本の尾があります。寒天様のものがくっついていますが6本の足がある様にも見えます。
見える角度にもよりますが、白いトゲトゲ状の鰓もかすかに見えます。
本体の全体像は見えませんが、触角や尾、鰓の形から
オナシカワゲラの仲間のフサオナシカワゲラ属の幼虫の様に思われます。
水生昆虫の中には枯れ葉や砂粒で携帯用の巣を作ってイザというときには巣の中に身を潜めるトビケラの仲間もいますが、このフサオナシカワゲラ属の1種が一番忍者らしく見えます。左側の黒い複眼が可愛らしく見えています。


 

コカゲロウの1種                      ミズムシ

クロタニガワカゲロウの頭                    ムカシトンボのヤゴ

これらは「せせらぎウオッチング」で観察される水中の生き物の一部です。

上の画像は比較的水の綺麗な渓流で見られる生き物です。いろいろな顔や形の水生昆虫の他に昆虫以外のミズムシやヨコエビなどもいます。
渓流にはイワナやヤマメなどの魚類も棲んでいて、これらの水生昆虫は餌になっています。
釣った魚の胃袋の中の物を調べますと季節によっても違いますがいろいろな昆虫が食べられていることが判ります。また、胃袋の中を見ますとその日の魚の好みが判り、どんな餌を使ったら良いのか分かります。渓流釣り上達への一歩です。
写真のムカシトンボのヤゴは未だ若齢幼虫ですが、羽化が近ずいた終令幼虫はしばらくの間水中から離れて石の下や落ち葉の間に潜んでいるそうです。
ピクニックや山菜採りなどで渓流に出合ったらそっと石を起こしてみたら如何でしょうか?虫眼鏡でも持っていけば山行きも一段と楽しくなるのではないでしょうか?
透き通った綺麗な水でも底の砂や石の下には
沢山の生き物が見られるはずです。いろいろな種類の生き物が見られるのが普通ですが、場所によっては種類が非常に限られている場合があります。
その場所では何か異常が起きているのかも知れません。水生昆虫は水環境の指標こもなっています。
あなたも機会があったら川や池の中を覗いて見ませんか?。

トンボのリストへ

バックナンバ− 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

         16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

ご意見、ご感想はこちらへ

 

Created December 20. 1999/Copyright(c) Masatoshi Igarashi