NHKスペシャル「奇跡の詩人」報道検証会
2002年 8月24日(土曜日)、大阪府立文化情報センター「うえまちルーム」
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8月24日(土曜日)、午前9時50分頃〜12時迄、大阪府立文化情報センター※で、「ひとが否定されないルール」(日木流奈著、講談社、2002年)と「異議あり!『奇跡の詩人』」(滝本太郎・石井謙一郎共編著、同時代社、2002年)の読書会(NHKスペシャル「奇跡の詩人」の報道検証会)を開いた。資料として、NHKスペシャル「奇跡の詩人」(2002年4月28日放映)録画と、USAのテレビ番組FRONTLINE SHOW 「沈黙の囚人」(1994年12月27日放映)録画とを鑑賞した。その後、最寄の喫茶店で2時間ほど歓談した。 参加者は10人で、このうち3人は、ドーマン法を体験された、みづきさん親子である。 これまでの検証会の参加者は、障害児の親御さんか、障害児者療育関係の仕事をされている方や勉強中の方、もしくは、放送などメディアの仕事をされている方や勉強している方が多かった。今回も、同じ傾向である。 以下に、その内容を報告する。
※大阪府立文化情報センター(地下鉄谷町線「谷町四丁目」駅前)
http://www.opas.gr.jp/bunjyo/
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目次
[1]これまでの関西での検証会の報告へのリンク
[2]広報
[3]資料
[4]報告と感想
[5]今回の反省と今後の課題
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[1]これまでの関西での検証会の報告へのリンク
(1) NHKスペシャル「奇跡の詩人」報道検証会(2002年5月28日、大阪府立文化情報センター「うえまちルーム」)
他に、堺市でも、御自宅で、NHKスペシャル「奇跡の詩人」とテレビ東京「流奈の一年」のビデオ上映会をされた方がいらっしゃいます。
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[2]広報
◎インターネットでの案内
その他、複数の掲示板への案内文の投稿
◎ポスターとチラシ
○地下鉄谷町線「天王寺」駅前ユーゴー書店
8月15日(木曜日)から23日(金曜日)まで、1階から2階へ上がる階段の壁にポスターを貼ってもらった。このポスターは、上に、「ひとが否定されないルール」のカバー、下に、「異議あり!『奇跡の詩人』」のカバーが貼ってある。また、チラシを25枚、1階奥の売り場カウンターの奥にチラシを置いてもらって、問い合わせがあれば、渡してもらうようにした。しかし、結局、1枚も減らなかった。
○阪急電車梅田駅の下の紀伊国屋書店
8月13日(火曜日)から23日(金曜日)まで、5番勘定場のカウンターに、チラシを25枚、置いてもらった。こちらは、9枚、残った。
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[3]資料
◎参考ビデオ上映
◎配布資料
*(1)は、 「『ひとが否定されないルール』(日木流奈著、講談社、2002年)について」ページ参照
◎回覧資料
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[4]報告と感想
みづきさんのドーマン法の体験談や、「沈黙の囚人」の内容、障害児の親御さんの悩みや医療の問題などについて、非常に参考になる掲示板がある。随時、引用する。
→2ちゃんねるの「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「脳障害児とリハビリ」スレッド
(1)当日の経過報告(saihikarunogoによる)
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(1)当日の経過報告(saihikarunogoによる)
開場が9時30分なのに、主催者の私が遅れていったため、9時50分頃からの開始になってしまった。参加者の皆さんは、既にうえまちルームの前のロビーで、待っていてくださった。
参加者の皆さんの顔ぶれは、以下の通りである。
baianさん
lunafriendlyさん(仮名)
トビーさん
ゆいまーるさん
(仮名)メディア学生さん? (おなまえ、ハンドルともにおききしなかった)
みづきさん親子3人
いずみさん
自己紹介の後、「沈黙の囚人」のビデオを上映した。これは、英語なので、USAにFCを紹介したDr. Douglas Biklenへのインタビューや、シラキュース大学でのFC体験者の交流会などは早回しして省略し、FCの検証場面をじっくりと見た。
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(2)みづきさんのお話
こどもは、2歳8ヶ月まで元気だった。障害が出たとき、医師は、リハビリテーションのことはあまりわからない人で、よく説明してくれなかった。リハビリの担当になった人は、娘に行っている訓練がなぜ、必要なのか、どういう状態になれるのか、という点について、まったく説明してくれなかった。
脳に可塑性があるなどということをまったく知らなかった。針治療などで、回復した人の話を知人から聞き、図書館に出かけた。そこで、「奇跡の子ドーラン」「奇跡のラブちゃん」を見つけた。これしかないと確信する。日本のドーマン法の本部の人間能力開発研究所のレクチャーを聴きに行った。最初のレクチャーで45万円かかり、親はまず、ここでドーマン法を選択するかしないか、振り分けられる。ドーマン法の話を聴くと、方針がはっきりしていて、障害は治るという。そこで、ドーマン法を選択し、3年間、実施した。
《参照》
317 :みづき :02/07/31 02:19 ID:YaVozKOe
(前略)
ドーマン法をやめてから、公的なリハビリ施設に通い、とても、腕のいい療法士の方が
ちなみに、45分間、1800円(三割負担)です。
410 :みづき :02/08/07 02:10 ID:20lvmc+Z
(前略)
近くのリハビリ施設では、おもに娘の体のこわばりをとる というのを目的
今、娘が毎日の生活の中で取り入れ、主に見てもらっているのは
この先生の療法は、有効性を科学的な検証も行いながら研究されています。
422 :みづき :02/08/09 13:26 ID:Lcg3K63H
(前略)
病院によっても違うのでしょうがうちは、小児整形の先生が、娘に必要なのは
音楽運動療法の効果
一言では語れないのですが。娘の場合聴覚の過敏性について。
トランポリンの刺激は脳幹部に働きかけ、呼吸や心拍などの調整をするのに
また、トランポリンの上下運動は、歩けない患者にとっては座位のまま歩いているのと
音楽の人を癒したり、やる気を起こさせたりする効果とトランポリンの
こんな説明では先生にしかられそうですが、素人の私にはこれが限界です。
脳は甦る 音楽運動療法による甦生リハビリ
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(3)「沈黙の囚人」の概要
「沈黙の囚人」で紹介されるFCでは、ファシリテイターが、ファシリテイトされる人の服の袖を持ったり、肘や腕をそっと下から触ったりして、机に置いた文字盤や、ファシリテイターが手で支えている文字盤を指すのを補助している。いずれの場合も、文字盤は固定している。机に置かれているものは、日本で事務用に使われる機械「テプラ」と同じようなもので、細い紙に文字が打ち出されてくる。
《参照》
2ちゃんねるの「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「脳障害児とリハビリ」スレッド
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(4)参加者の感想と意見
baianさんの感想と意見
「『奇跡の詩人』情報交換用掲示板」より
2002/08/25 00:36
時間の都合もあり、「沈黙の囚人」はところどころ早送りして視聴となったため、
さて、「沈黙の囚人」が放映された後、アメリカではどのような反応があったの
http://bbs4.otd.co.jp/476470/bbs_plain?base=757&range=1
2002/08/25 23:07
翻訳サイトにアップされている論文を読んでみました。その中で、長文ではありま
また別の論文、「ファシリティテッド・コミュニケーション序論」によれば、「沈
http://bbs4.otd.co.jp/476470/bbs_plain?base=760&range=1
《参照》
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saihikarunogoの感想と意見
「奇跡の詩人」と「沈黙の囚人」の映像を続けて見るのは、私にとっては、7月22日の三田市の検証会に続いて、二回目である。「奇跡の詩人」の映像だけに限れば、5月28日、6月13日、7月11日と、全部で5回、見ている。
何回見ても、日木千史さんが流奈さんを抱いて、文字盤を流奈さんの指にたたきつけている映像が大写しになったり、流奈さんがあくびをして眠り込む顔が大写しになったりする場面で、どうしてこんなにはっきり映したのかなあ、と思う。あるいは、こんな場面を映すぐらいなら、なぜ、放送をやめなかったのかと思う。
「沈黙の囚人」のFCの検証の場面は、非常に明確である。
タイピストが、普通にブラインドタッチをしている場面。
タイピストが、一本指では、ブラインドタッチができない場面。
自閉症の人が、ファシリテイターに手を持ってもらって、文字盤を見ないで一本指で文字を指している場面。
あまりにもあからさまである。
私の場合、「奇跡の詩人」を見る前に、既にインターネットで話題になっていることを知り、「ひとが否定されないルール」を読んで、これはこどもの書いたものではない、と思っていた。
もしそうではなくて、4月28日のNHKスペシャルの放映を見ていたら、どう思っただろうか。画面では、母親がこどもの指を文字盤にたたきつけているし、ナレーションでは、こどもが執筆していると言うし、タイトルは「奇跡の詩人」だし、いったいどうなっているんだろう。自分の目が変なのかと、すごく疑問に思っただろうと思う。
しかし、インターネットの利用者は、インターネットに接続しないで新聞やテレビだけから情報を得る人々に比べて、少数派である。そして、講談社の「ひとが否定されないルール」は、都会でも田舎でも、本屋でも図書館でも、多数売られており、貸出も予約も多い。一方で、同時代社の「異議あり!『奇跡の詩人』」は、田舎の本屋では置いていない。
こんな状況で、2ちゃんねるやYahoo!掲示板で「奇跡の詩人」報道に問題意識を持って集まった人々の交流や問題提起の活動は、マスコミに対する、ミニコミのようなものだろうと思う。
検証会では、これまでと同じように、障害児療育とメディアのありかたと両方の話題が続いた。
2ちゃんねるの「脳障害児とリハビリ」スレッドで議論されていたことだが、障害児の親にとって、相談にのったり関係諸機関を紹介してくれたりする、コーディネーターのような仕事をしてくれる人が必要である。
だが、baianさんなどのお話によると、現状では、大きな病院に(メディカル)ソーシャルワーカーが一人いるぐらいで、それで何百人も対象にしている。また、ソーシャルワーカーは、病院や公的機関に雇われなければならず、独立で仕事をすることができない。
一方、メディア学生さんのお話によると、マスコミは、取材対象の背景を掘り下げるとか、突っ込んで質問するとかいったことを、しないことも多い。
日木流奈さんたちの個人攻撃にならないように、NHKの報道だけを批判し訂正謝罪してもらうことはできないだろうか?
障害児者とその家族は、情報サービスの受け手としても、情報の発信者としても、障害があるのではないだろうか。
たとえば、私は、普段、脳障害の人と接することがほとんどない。その親御さんたちの状況について、これまでの検証会で、初めて、じかにお話を聞いて知ったのだが、ふだん、メディアで社会のかかえる課題としてとりあげられることが無いように思う。
小児科が少なくなっている、ということは、よく取り上げられているが。
障害者にとっての情報提供と障害者からの情報発信が不足している状況で、NHKスペシャルが、問題のある放送をした、と思う。
「奇跡の詩人」は、メディアの障害者サーヴィスの問題である。
背景に、日本の障害者サーヴィスや医療の問題があるにしろ、あくまでもNHKの責任を問うことが、まわりまわって、背景の問題を追及していく力にもなると思う。
《参照》
2ちゃんねるの「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「脳障害児とリハビリ」スレッド
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ゆいまーるさんの感想と意見
「としょかんけいじばん」より
投稿日: 8月25日(日)10時04分41秒
昨日はありがとうございました。
> 背景に、日本の障害者サーヴィスや医療の問題があるにしろ、
そうですね。私は医療業界に長くいたので責任を感じてしまって
「マスメディアに対してミニコミ」でしたっけ?
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いずみさんの感想と意見
「としょかんけいじばん」より
投稿日: 8月25日(日)11時44分24秒
(前略)
>そうですね。私は医療業界に長くいたので責任を感じてしまって
そうですね、同感です。
と書いていらっしゃるように、持久戦のように、日々の生活と直結したなかで考えてゆくべき性質のように思います。
>saihikarunogoさんの、
>障害児者とその家族は、情報サービスの受け手としても、情報の発信者としても、障害があるのではないかと思いました。
昨夜ふと考えたのは受け手としての方。例えば書籍、雑誌。
でも必要な情報を探す時、身近な本屋さんで色とりどりの育児雑誌を手に取るのと同じようにはいきませんよね。でも、そうなる可能性はあるのだから同じようであってほしいと思ったのです。
そこから色々考えちゃって、そのうち手に負えなくなってきたの。
>あくまでもNHKの責任を問うことが、まわりまわって、
に、深く同意するものであります。
>障害者からの情報発信
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「としょかんけいじばん」でのやりとり
いずみさん 投稿者:saihikarunogo 投稿日: 8月25日(日)21時56分44秒
>親になる時、「障害者の親になる」可能性は誰にだってあると思うのです。
それは、森岡正博さんの「生命学」のテーマですね。
(後略)
短く言えば「ショックだった、つらかった」に尽きます 投稿者:いづみ 投稿日: 8月26日(月)18時44分54秒
>saihikarunogoさん
その通りです、念頭にずっとありました……だったら単純にそれを引用すれば
(中略)
『奇跡の詩人』はじめて観て、率直に言ってショックだったんです。
喫茶店で歓談している時、saihikarunogoさんが「あれ(FC)が分かってやって
ショックだった、これまで長めの感想いろいろ書いてきましたが
誰かを題材として取材する、そのおのれの行為、その意図に対してもっと、
ドキュメンタリー、とは言いますが、その行為の最初から、取材者と対象
取材対象になる、それがその人の人生をどれだけ変え得る力を持つものか、
「理想論」を承知で、そう言いたいです。
最初の戸惑い 投稿者:baian 投稿日: 8月26日(月)21時44分13秒
「奇跡の詩人」を見たときの言い表すことのできない感情、困惑をどうにかしたい、と検証会に
いづみさん 投稿者:saihikarunogo 投稿日: 8月26日(月)21時59分23秒
>喫茶店で歓談している時、saihikarunogoさんが「あれ(FC)が分かってやって
ええ、そうなんです。
でも、千史さんは、心底、流奈さんの能力を信じているように見えます。
本の予約 投稿者:ゆいまーる 投稿日: 8月27日(火)09時44分44秒
(前略)
私も「奇跡の詩人」本放送の時はつらくて哀しくて目をつぶりたくなるほどでした。
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参加者がゆっくり、たっぷり、こころゆくまでおしゃべりができて、おおいに情報交換し、満足感を得た。
(2) NHKスペシャル「奇跡の詩人」報道検証会(2002年6月13日、兵庫県三田市)
(3) 「人の噂も七十五日祭」関西版(2002年7月11日、大阪府立文化情報センター「さいかくホール」)
(4) NHKスペシャル「奇跡の詩人」報道検証会(2002年7月22日、兵庫県三田市)
1階入り口に近い棚で、「ひとが否定されないルール」が、面陳で(表紙を見せて)、その隣に、「異議あり!『奇跡の詩人』」が1冊、棚差で(背表紙を見せて)並べられていた。
1階奥の売り場では、「ひとが否定されないルール」が、面陳で数冊、並べられていた。
「異議あり!『奇跡の詩人』」は、23日には無くなっていたので、売れたものと思われる。
5番勘定場の近くに、障害者教育の棚があり、そこに、「ひとが否定されないルール」やそのほかの日木流奈さんの詩集と並んで、グレン=ドーマンの著書が数冊、置いてあった。そこは、「自閉症」というラベルが貼ってあり、その棚のなかでは、一番目に付く場所であった。
(1)2002年4月28日放映: NHKスペシャル「奇跡の詩人」
(2)1994年12月27日放映(USA): FRONTLINE SHOW 「沈黙の囚人」
(1)NHKふれあいプラザ「4月28日放送『奇跡の詩人』について*
(2)NHKスペシャル「奇跡の詩人」を見た人の感想*
(3)小児科医杉本健郎氏による、NHKスペシャル「奇跡の詩人」報道批判
(4)点字図書館での日木流奈さんの著書の点訳・録音状況データ(いずみさん提供)
(5)FRONTLINE SHOW 「沈黙の囚人」の登場人物紹介と翻訳台本
→http://www.geocities.com/validationluna/
*(2)(3)は、「NHKスペシャル『奇跡の詩人』報道検証会(2002年5月28日)」ページ参照
○書籍
(1)「ひとが否定されないルール」(日木流奈著、講談社、2002年)
(2)「異議あり!『奇跡の詩人』」(滝本太郎・石井謙一郎共編著、同時代社、2002年)
→http://www.doujidaisya.co.jp/
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/volunteer/1025357757/
(2)みづきさんのお話
(3)「沈黙の囚人」の概要
(4)参加者の感想と意見
うえまちルームに入って、「NO!NHK」うちわ、しおり、資料を配布。
さっそく、「奇跡の詩人」の上映を始めた。この時点で、参加者の人数は、私を含めて7人であった。
上映中に、いずみさん御持参の、点字図書館での、日木流奈さんの著書の点訳・録音の状況を示すデータをコピーし、配布した。
「奇跡の詩人」が終わると、簡単な自己紹介を始めたが、ちょうどそのときに、みづきさん親子3人が来られた。
名古屋から参加。7月11日(大阪)と7月22日(兵庫)の読書会(検証会)にも来た。今回も、「奇跡の詩人」のCD-ROMを配布した。
NHKスペシャル「奇跡の詩人」の放送以前に、知人から日木流奈さんの著書を貰って読んだ。自閉症のサヴァン症候群のような少年だと思っていた。今回は、「沈黙の囚人」のビデオを見たくて参加した。
神奈川から参加。新橋の検証会や、神南団扇配りにも参加した。「NO!NHK」カンバッジをいつも付けて歩いている。
以前、療育施設と小児科に勤めていたことがある。療育には、ボバース法のリハビリテーションが実施されていた。親の会もある。
テレビ関係の論文を書いている。「奇跡の詩人」を取り上げた大学の先生に、ビデオを見たいというと、興味のある人たちに貸し出しているというので、こちらの検証会に参加した。放送局で仕事もしている。
ドーマン法を3年間、実施した。自分たちはやめたが、友人は、FCをしている。友人のためにも、はっきりした検証を望んでいる。
点訳ボランティアをしている。
日木流奈さんの著書は、「月のおくりもの」「月のつぶやき」「月のメッセージ」「はじめてのことば」「ひらけ扉 ふりそそぐ光の道」「流奈詩集」(以上、大和出版)、「ルナ」(英治出版)が、いずれも、NHKスペシャル「奇跡の詩人」の放送以前に、点訳に着手もしくは完成している。地域的には、神奈川で6点、千歳で2点、千葉で1点である。
「ひとが否定されないルール」(講談社)は、大阪・新潟・神戸・熊本・秋田・堺で、2002年5月以降に、点訳もしくは録音に、着手している。
「異議あり!『奇跡の詩人』」は、一冊もまだ、点訳・録音されていない。
なお、ここまで、ビデオの操作は、参加者の一人、baianさんにお任せした。
その後、参加者が感想を話し合い、再び、みづきさんから、ドーマン法の体験や、FCをしている御友人の話を聴いた。
いずみさんが、古本屋で購入した、「伝わるのは愛しかないから 目覚める時空シリーズ01」(ナチュラルスピリット、2000年6月発行)を回覧した。前の持ち主の書き込みや傍線があり、熱心に読み込まれたものと思われた。
会場を借りているのが12時までだったので、時間が来ると、場所を、最寄の喫茶店に移した。みづきさん親子は、移動中に、先に帰られた。
その間、他の医師にも、診て貰った。その医師は、ドーマン法の効果を認めてはいないが、頭から否定せずに見守ってくれた。
ドーマン法の毎年のレクチャーでは、成果をあげたこどもが表彰されるが、実際に目でみて、誰かが、だんだん、よくなっていく過程がわかるわけではなかった。デモンストレーションでは毎年、同じような子供たちが選ばれていた。軽度で、チャーミングな子供たち。
また、ドーマン法を実施しているこども同士で遊ぶということもない。研究所は、ドーマン法をやっている家族同士の交流を禁止している。それは、自分のこどもを他のこどもと比較したり、否定したりしないためである。ただ、それぞれの家族が、勝手に、交流をしている。
しかし、こどもが苦しむので、とうとう、ドーマン法をやめた。
ドーマン法をやめて,イギリスのキャッチで、娘のプログラムを作ってもらうことにした。(キャッチのマーガレットさんは、カーランド療法が作られたときに中心にいた人。ドーマンの研究所で一年間、スタッフとして働いていた。ドーマンのように、厳しいプログラムは要求されず、マスキング、知的プログラムを重視していない。あくまでも、中心に社会生活をおくように指導している)キャッチのスタッフは、当たり前のことながら、子供の体によく触り、どういうことができるのか、自分たちで確かめていた。次のアセスメントでは、前回のプログラムの技術が間違っていなかったか、確認される。ドーマンは、ほとんど子供の体に触らなかった。プログラムの技術の確認もない。ビデオでやっているかもしれないけど。
今は、地域の小学校に通っている。そこで初めて、こどもが笑うようになった。ドーマン法を実施している間は、笑ったことはなかった。
2ちゃんねるの「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「脳障害児とリハビリ」スレッド
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/volunteer/1025357757/
娘の担当になってくださいました。この方に、リハビリをしてもらうと、
肩や腰の緊張も取れて本人はすごく楽になり、その日の食事はとても上手に食べられるのです。
でも、翌日には元に戻っている。
「先生、これって毎日やらないとなかなか、効果がでませんね。」
「おっしゃるとおりです。」
「それじゃあ、私にやり方を教えてください。いえでやります」
「いや、お母さんには無理です。」
ということでした。重度の子供たちが増えていることもあって、この先生の
予約は、取れても2週間に一回です。やり方を教えてもらえない、
かといって、頻繁にリハビリを受けられるわけでもないとなれば
なかなか、結果を出すのは大変です。
されています。力こぶができているくらい、両肩にはいつも力が入っているので、
肩や、腰周りを緩めながら、仰向けからうつ伏せへと体を移動されます。
途中で緊張が入らず、どの位置でも、体の力が抜けていたら成功です。
先生は、「眠るくらい気持ちよくなってくれたら僕は満足」といわれます。
何とか方とかではなくて、先生の知識の結晶によって編み出されたものみたいです。
ぜんぜん、前向きな人ではないので、母たちにはあんまし人気ありませんが、
私みたいに、「することしてね」とおもっている母にとってはありがたい先生です。
大阪芸大の先生がしている音楽運動療法です。
これは、その日の体調や娘のやる気でいろいろ違います。
先生は、娘のやる気を起こさせるようにピアノの生演奏とトランポリンの
上下運動でアプローチします。「こうするんだよ」という強制はないので、
娘は、したいようにしています。ニコニコはずっと続きますが、
そのときによって、自分でたったりします。娘がドーマンで、かなり精神的に
追い詰められていたこともあって、しばらく、両親以外の誰にも
体を触れることを許さなかったのですが、この療法のおかげで、それは解消されました。
学会でも発表されているみたいです。
9月23日神戸で研究会が開かれる予定です。一般参加もできますので
またお知らせしますね。
そくわんと、脱臼を防ぐということに重点を置かれ、なおかつ、緊張の強い
子供に強い先生ということで、この理学療法士の先生に指示されました。
リハビリは基本的にドクターの支持のもとに行われることになっているはずです。
耳から入って複雑な経路を経て大脳に達する音楽の響きが、延髄から視床にいたる経路に働きかけて
音楽以外の無関係な雑音やそれまで感じていた痛みなどの刺激伝達を削除したりする働きが
あるそうです。娘にとって、心地よいと感じることのできる音楽を
プロの演奏家が、娘の動きや、表情を微妙にかんじながら演奏してくれるので
よけいにこの効果は高まるのではないかとおもいます。
役立つのと、意識がはっきりするー大脳にスイッチが入りやすい
つまり、新しい動きを獲得する準備ができるということのようです。
同じ刺激を受けることになるので、脊髄から伝わる感覚刺激が脳髄で処理されて、
体位を保持するのにも役立っています。娘は、この療法を受けたあと、とても
上手に座位を保つことができます。
刺激がうまくミックスして、よい結果を出しているのではないでしょうか。
以前も、紹介しましたが、興味ありましたら下記の本を参照ください。
野田 りょう 後藤幸生 大修館書院
科学的検証も行われて、データーも載っています。
USAにFCを広めたのは、Dr. Douglous Biklenである。彼は、シラキュース大学に、ファシリテイテッド=コミュニケーション研究所を設立し、毎年、交流会を開き、成果が報告され、講演が行われている。
FCは、自閉症の人々にとって有効なコミュニケーション手段として、学校に受け入れられ、州の補助も得て、ファシリテイターが養成されていた。
自閉症には、知的な障害が伴うことがあるが、潜在的な能力が高い例として、サヴァン症候群の人々が紹介されていた。何十年も先のカレンダーの日付を正確に答えたり、一度聞いたメロディーを正確にピアノの演奏で再現したりする。
また、FCに否定的な、Dr. Howard Shaneが登場した。Shane博士は、コミュニケーション高度化センター長で、自分の意思を全く表現できないような重い身体障害というものはない、という信念のもとに、さまざまなコミュニケーション補助器具・器械を使って、障害者に提供している。頭でコンコンと装置をたたいたり、少しでも動かせるからだの部位を使って、パソコンのモニターに文章を打ち出す人々が映し出された。
FCをしている人々が、親を、性的虐待で告発する事例が相次ぎ、裁判で、FCそのものの検証をせざるを得なくなる。
FCの検証は、非常に明確である。
ファシリテイターとファシリテイトされる人とに、別々に絵を見せると、ファシリテイトされる人が、自分が見た絵を回答せずに、ファシリテイターが見た絵を回答したり、全然違うものを答えたりする。
また、優秀なタイピストのブラインドタッチと、同じタイピストが、一本指ではブラインドタッチができないようすが映され、次に、自閉症の人が、ファシリテイターに手を持ってもらって、文字盤を見ないで一本指で文字を指しているようすが映された。この映像は、Biklen博士も見て、FCをする場合には、ファシリテイトされる人がキーボードを見ていなければならない、と述べている。
しかし、実際には、そのBiklen博士の目の前で、ファシリテイトされる人がキーボードを見ないで、文字盤を操作している場面もまた映された。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/volunteer/1025357757/
39(02/07/01 18:58), 41(02/07/01 21:01), 49(02/07/01 23:41), 50(02/07/01 23:46)の投稿で、「沈黙の囚人」の内容と感想が述べられている。
翻訳と対照しつつ見るというわけにはいかなかったので、理解しにくいところが
あったのではないかな、と気になりました。記憶を反芻しつつ、翻訳を読んでい
ただければ概要は把握できると思いますが。
か気になります。シラキュース大のサイトを見る限りビクレン教授とそのチーム
はFCの研究を推進しているようです。全米に多くのファシリテイターがいて、
学校や地域、家庭でまだFCを続けているような。
特にFCを学校単位で導入し、推進してきた教師たちはファシリテイターになる
ための訓練を積み、職業生活をFCに賭けたのですから、すっぱりとFCを断念
するわけにはいかないのでしょう。
あるいは家庭でFCを行ってきた親の側も、FCへの信頼が揺らぐというのは大
変な危機です。我が子の能力をばっさり否定されるのですから。
最近のFCを巡る動向について、情報があればどなたか提供をお願いします。
翻訳サイトに何かあったのかもしれませんね。もう一度見てみます。
すが、アメリカ心理学会のFCにおける科学調査ワーキンググループの手になる論
文「ファシリテイテッド・コミュニケーション史:科学、擬似科学、反科学」が興
味深かく感じました。
その中で「パターニング」などドーマン法がなぜ受け入れられ、広まったのかをF
Cと重ねて考察している部分もあります。(「障害者との関わりと脆弱性」)
A4版にして2ページほどですが、ドーマン法やFCが普及した背景について触れ
ており、是非読んでほしいと思います。ただ、このように単純にばっさり切ってし
まうのはどうかな、何か見落としていないかな、という懸念も残りますが。
黙の囚人」放映は1993年10月19日で、1996年12月に再放送された、
とあります。肯定派、否定派の間で論争は続いているようですが、あまり議論がか
みあっていないような感じがします。肯定派は、否定派が行った実験についてその
手法、手順などを批判し、実験結果を受け入れようとしなかったり。
Facilitated Communication (FC) と Doman Method 海外文献翻訳資料集
http://www.geocities.com/validationluna/
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/volunteer/1025357757/
151(02/07/07 11:54), 152(02/07/07 11:58), 154(02/07/07 12:47)の投稿で、欧米のメディカルソーシャルワーカーの紹介と、「個人をささえるシステム」の必要性が述べられている。
http://tcup7022.tripod.co.jp/saihikarunogo/bbs
本当に楽しくて、ちゃんと逢うことの大切さを再認識しました。
> あくまでもNHKの責任を問うことが、まわりまわって、
> 背景の問題を追及していく力にもなると思います。
ちゃんと背景まで問うていきたいって思っているのですが
それを「奇跡の詩人」にからめてしまうと焦点がぼけてしまいますね。
医療・福祉業界への提言はボチボチと考えていければと思ってます。
その中で「奇跡の詩人」とリンクできる部分があればとてもいいんですが。。
あれすごく気にいってます。
やっぱり話し合うって大切ですね。本当にいい機会でした。
どうもありがとう。
http://tcup7022.tripod.co.jp/saihikarunogo/bbs
ちゃんと背景まで問うていきたいって思っているのですが
それを「奇跡の詩人」にからめてしまうと焦点がぼけてしまいますね。
>医療・福祉業界への提言はボチボチと考えていければと思ってます。
親になる時、「障害者の親になる」可能性は誰にだってあると思うのです。
「男の子の親になる」「女の子の親になる」可能性と同じように。
この場合確率の数字の大小は、産む親にとっては殆んど何の意味もありません。
「ふつう」とはなんなのか、「とくべつ」とはなんなのか、なんであれその人の「わたしの人生」でしかないのに、峻別して、何かを特殊化し、それぞれを孤立させる社会構造、さらに私の裡に潜みそれに手を貸す価値基準。
……こんなふうにして空中分解してしまっては一体なんなのよ、と、はたと気付いたから、
背景の問題を追及していく力にもなると思います。
それができない人、したくない人……への思いが、少し、あるのですが。
http://tcup7022.tripod.co.jp/saihikarunogo/bbs
>「男の子の親になる」「女の子の親になる」可能性と同じように。
>この場合確率の数字の大小は、産む親にとっては殆んど何の意味もありません。
>
>でも必要な情報を探す時、身近な本屋さんで色とりどりの育児雑誌を手に取るのと同じようにはいきませんよね。でも、そうなる可能性はあるのだから同じようであってほしいと思ったのです。
>
>そこから色々考えちゃって、そのうち手に負えなくなってきたの。
>「ふつう」とはなんなのか、「とくべつ」とはなんなのか、なんであれその人の「わたしの人生」でしかないのに、峻別して、何かを特殊化し、それぞれを孤立させる社会構造、さらに私の裡に潜みそれに手を貸す価値基準。
なかんずく、内なる優生思想、というテーマ。
http://www.lifestudies.org/jp/
>それは、森岡正博さんの「生命学」のテーマですね。
なかんずく、内なる優生思想、というテーマ。
よかったんですよねー。でもなぜか引用するの、遠慮してしまうのは、たとえ
一字一句コピペしたとしても、そのコピペ操作じたい私の色眼鏡を経たものに
なってしまっているだろうから、この上にあるように、話の流れを継ぐために
挙げるのでない、そのままを損なわず伝えたいなと思った時には慎重になって
しまうのでした。その割には冗長でやれやれ、なんですけど。
いるのならまだいい、まだ救われるけれども、本気で信じてやっているような
のが……(問題が重い、そういうニュアンスで良かったですか?)」といった
意味のことおっしゃってたでしょう?
そうなんです。それを目の当たりにしたこと、放送当日に全国に流れたことに
改めて暗澹としたのです。
こうふくなかお。ご一家にとってはごく自然なふるまい、やりとり。
すごく辛かったです。saihikarunogoさんが当日、途中でチャンネル変えたと
いう気持ちがよく分かりました。
どうして放送してしまったんでしょう、今更言っても仕様がないのですが、
思います。誰か途中で止める訳にはいかなかったのでしょうかと。
あと、本の編集者さんたちが、こわかったです。彼らが何を感じ考えているか
存じませんが、あの場にああしている、それがこわかったです。
この一言につきます。その先の思考を停止しかねないほどに。
それを成そうとするご自身の無意識の領域に深く下りるぐらいまでに慎重
且つ繊細な検証を事前に(!)行なっていただきたいと思います。
もちろん、具体的事実等の仔細なリサーチは必須です。
との間には人間関係が生まれるものです。取材者は空気ではありません。
むしろ取材者の個性や感性が全面に出る方がよほど信頼できる場合もある。
それを強く意識した上で、変えてしまう責任を負うぐらいの気持ちでやる
べきものだと。
足を運んだ、という意見をあちらこちらで聞きました。
あれは何だったのか、他の人はどう受けとめ理解したのか知りたい、と。
ましてや「感動した」とか「素晴らしかった」という反響を耳にすれば、ますます混乱してしま
うでしょう。あの番組に感動できなかった自分は歪んでいるのか?
ともかく問題にするべき箇所がたくさんありますから、あちこちに疑問を感じ、見ている途中で
苦しくなってしまうのはとても正常な反応だと思います。
最初の疑問、戸惑い、そうした直観というものはとても大切です。
世間的には風化してしまいそうな「奇跡の詩人」ですが、わたしはもうしばらく粘着し、投げか
けられた問題について考えていくつもりです。
森岡先生のサイトにアクセスし、幾つかの文を拾いましたのでじっくり読みます。
いるのならまだいい、まだ救われるけれども、本気で信じてやっているような
のが……(問題が重い、そういうニュアンスで良かったですか?)」といった
意味のことおっしゃってたでしょう?
日木千史さんと日木貴さんが、うまくやっているのなら、救われるんです。
もしおふたりが、いわば、世間をだましていたとしても、責めたくありません。
自分を振り返ってみても、そんなごりっぱな人生を歩んでいるわけではないし。
ただ、NHKや講談社は何をやっているんだ、と思うのです。
そしたらもう、切なくて悲しいことこのうえない。
ますます、NHKと講談社は、なんて罪深いことをしたんだ、と思うのです。
でも先日の検証会では自分でも驚くくらい冷静に見られたんですよね。
すごく細かいところまでちゃんと落ち着いて見られた気がします。
何より流奈くんのパパが2回も「歩いて欲しい。話して欲しい。」と
言っていたところが心に残りました。
[5]今回の反省と今後の課題
しかし、「沈黙の囚人」をもっとゆっくり見たかった、という人が多かった。
なんらかのかたちで、「沈黙の囚人」だけでも、翻訳台本を読んでから鑑賞する機会を持ちたいと思う。
NHKスペシャル「奇跡の詩人」関連リンク集