2ちゃんねるにおける小児のリハビリテーションについての議論
〜特にボバース法について〜
2003年2月24日〜26日に、「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「★★脳障害とリハビリについて−2★★」スレッドで行われた、小児の中枢神経疾患に対するアプローチは福祉のテーマか、医療のテーマか、という議論から抜粋した。特にボバース法についてのくわしい説明が興味深い。
2003.03.04. by saihikarunogo
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2ちゃんねるにおける小児のリハビリテーションについての議論
〜特にボバース法(ボバース概念に基づく治療)について〜
この議論は、2003年2月22日から始まっている。その前に、「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」の「★★脳障害とリハビリについて−2★★」スレッドで、ドーマン法について話し合われていた。それを読んだ人々のうちの一人が、2月22日21時40分の投稿で、脳障害のリハビリテーションについてその特徴や是非を論じるのならば、福祉というサービスの立場でなく、リハビリテーション医学という学問の範囲で論じるべきだから、「介護福祉、ボランティア@2ch掲示板」よりも、「病院・医者@2ch掲示板」か「医歯薬看護@2ch掲示板」のほうが適当ではないのか、という疑問を提示した。
その後の議論では、実際にボバース概念に基づく治療を行っている人が、セラピストの治療は福祉ではなく医療であるという趣旨の説明を行った。その過程で、ボバース概念そのものについての説明も行われた。一連のセラピストの投稿は、投稿番号371, 373-376, 384-386, 394, 396-397である。
saihikarunogoは、福祉職でも医療職でもないものとして、リハビリテーションについての基本的な考え方やボバース概念についての説明をまとめておきたいと考えた。そこで、参照として、「日本ボバース研究会学術ページ」等を紹介した。
なお、この議論におけるボバース概念の説明は、一ボバースセラピストの個人的な見解として投稿されており、ボバースの宣伝ではなく、また、団体としての公的な見解をなぞったものでもない。
2003.03.06. by saihikarunogo
介護福祉、ボランティア@2ch掲示板
http://society.2ch.net/volunteer/
★★脳障害とリハビリについて−2★★
http://society.2ch.net/test/read.cgi/volunteer/1033453255/
1 :名無し :02/10/01 15:20 ID:YPhOZG7L
:02/06/29 22:35 ID:b+hAbP8w
脳性麻痺 発達障害 遅延 多動 自閉症 てんかん 情緒障害 痙性 アテトーゼ
失読症 注意欠陥障害 遷延性植物状態 ダウン症候群 学習障害 ・・・
色々な脳障害について、リハビリについて、お話を聞かせてください。
・質問等は、できるだけ過去ログを読んでからお願いします。
・書きこみは、色々な立場の方が読まれることを考えて頂けるとありがたいです。
・読まれる方は、文字だけでは伝わりにくい、書かれた方の気持ちも考えてみてください。
・と前スレではありましたが、気軽な書き込みも良いと思います。ウチはこんなだよ〜というのが
皆さんの参考になると思います。
368 :バリアフリーな名無しさん :03/02/24 14:36 ID:Fids7o3k
「脳障害とリハビリ」ネタがなぜ福祉板で不適切なのか今ひとつわかりません。
根本的にカテゴリを錯誤しているのか、それとも福祉板独特の雰囲気とか暗黙の
了解があるのか。
さてどっちでしょう。そしてそれはなぜでしょう。
371 :バリアフリーな名無しさん :03/02/24 23:36 ID:BWZuNw3a
脳障害を持って生まれてきた子をどう育てていくかという話なら
福祉だろうけど、
脳障害に対するリハビリ(治療といってもいいけど)の中で
いくつかあるアプローチの(特にドーマン)それぞれについて
その特徴だの是非だのを論ずるんなら福祉じゃなくて医療でしょ。
それとも368だの370 だのは、福祉の人間が小児のリハアプローチについて
論じられる立場にあると思ってるの?
372 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 00:40 ID:Vb6+Omuq
>>371
>それとも368だの370 だのは、福祉の人間が小児のリハアプローチについて
>論じられる立場にあると思ってるの?
いや、そうけんか腰で来られても困るんだけどw
福祉の人間が小のりはアプローチについて論じられる立場にない理由はなに?
(注;「小のりはアプローチ」→「小児のリハアプローチ」)
あまりに素人くさい質問には答えられないとか言われるとぐぅのねも出ません
373 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 02:06 ID:vXzLnF4a
>>371
別にけんか腰のつもりじゃなかったんだが、そうとられたんなら
謝ろう。
リハビリテーションについてきちんと論じるつもりなら、障害像を正確に
理解する必要があるだろうし、個々のアプローチについて論ずるなら、
障害像のもととなっている原因疾患の特徴を理解していることが必要だろうけど
福祉の人って、それについてどういう認識を持ってるの?
374 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 02:07 ID:vXzLnF4a
小児のリハビリテーション、ここでは「脳障害」(これもいいかげんな用語だな)
なわけど、ようするに胎生期から周産期にかけて生ずる中枢神経疾患を原因疾患
として想定している訳だよね。
以前は、そういうものは「脳性麻痺」という用語で総称されていたけど、
ここ10数年くらいの間に、先進諸国ではだいぶ様相が変化してきている。
麻痺のタイプもそうだし、それ以外の問題も大きく変わってきている。
たとえば、超低体重出生児の場合には、中枢神経系の軸索が髄鞘化される
前に生まれてきてしまうために、視覚や聴覚などの感覚情報への適応の仕方が
変わってしまい、可視光線の波長や可聴周波数帯域が変化してしまうことさえ
懸念されている。
PVL(脳室周囲の白質の軟化)による視覚経路の障害を合併している子が
増えてきているのも変化した点の一つと言えるでしょう。
375 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 02:07 ID:vXzLnF4a
小児の中枢神経疾患に対するアプローチ、ボバースでもボイタでもいいし、
ドーマンでもいいけど、そういったアプローチについて論じるんなら、
少なくとも上記のような原因疾患の特徴を理解した上で、さらにそれぞれの
アプローチ法がそうした特徴を持つ障害に対してどんな理論と技術をもって
挑もうとしているのかを把握していなければ、ただの井戸端会議にしか
ならないんじゃない?
福祉の人が議論するって、そういうことをふまえて議論するつもりなの?
それができるんなら素直にスゴイねというしかないけど、それを議論するのは
医療の立場にいる人の仕事なんじゃないかと思うし、福祉の人はもっと別に
やることがあるんじゃないのかな。
長文スマソ。
376 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 02:10 ID:vXzLnF4a
ID変わったけど、373〜375は371が書きました。
ついでに、373の冒頭の>>371は>>372の間違いです。
382 名前:368=370=372 :03/02/25 17:50 ID:1VynoHXn
>>376さん
IDが変わってるでしょうが、368=370=372です。
丁寧なご回答ありがとうございました。
ボイタ、ホバーズなど訓練により障害を克服しようというメソッドには
障害の内容を考慮して施療するという視点が、素人目にはないように思
います。その辺がもしかすると進路を間違える要素かも。
ちなみにドーマンはこれまた別格であれこれ一緒くたです。
そもそも中枢神経疾患に対して訓練で障害に対処するのは適切かどうか、
なんていう疑問こそ、医療系の板で聞くべきですね、きっと。
なにはともあれ多謝。
384 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 22:23 ID:4Qw/wYty
>>382
ID違うけど376です(まわりくどいけど別にコテハン名乗るつもりもないので)。
ボイタはどうか知らないけど、ボバースについてはそのアプローチを「訓練」と捉えない
方がいいだろうし、また障害を「克服」しようとするものでもないと思ってほしい。
ボバースでは画一的であらかじめできあがった手技によって患者に働き掛けるのではなく、
厳しい研鑽をつんだセラピストがその時々の患者の反応から見つけ出した、
その患者独自の障害のメカニズムに対して、その患者に最適な働きかけを
その場で新たに考案して実践するという立場をとっているし、
障害を克服するのではなく、障害という健常者とは違った条件を持った環境に対して
より適応できるような方向に誘導してゆくことを働きかけの基本としている。
385 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 22:28 ID:4Qw/wYty
そこには神経生理学や認知心理学や運動学、更には分子生物学や発生学など
さまざまな関連領域の最新の知見が反映され、さらにそうした知見に基づいて
考案された働きかけを、セラピストの操作(ハンドリングと言う)によって実現できるよう
厳しい実技練習も必要とされる。
そういった観点からの働きかけは、明確な方法論に基づかない働きかけとは区別され、
事実欧米では正規のボバースの講習会を終了したセラピストが行う治療は、
PT・OT・STを問わず、ボバース講習会を終了していないセラピスト
(それぞれの職種の視覚は持っている)の行う治療の2〜3倍の診療報酬が請求できるほどに
区別されている国が多い。
386 :バリアフリーな名無しさん :03/02/25 22:35 ID:4Qw/wYty
そこで質問だけど、こういった観点から働きかけを行っている職種の仕事って
福祉の仕事なの?
福祉とは公的サービスか市場型サービスかを問わず社会的な観点からの働きかけを行うものだと理解しているけど、PT・OT・STの仕事はそうじゃないでしょ。まぎれもなく医療の仕事なんじゃ
ないかな。医療は医師だけが行うものじゃない訳なんだし。
そのへんのとこ(医療と福祉の違い)をあいまいにしたまま、議論しててもエンドレスだし、
それはドーマンのような障害者を食い物にしているとしか言えないやり方を
生き永らえさせることに手を貸すことになりかねないと思う。
まして、天才教育も可能みたいな触れ込みで、健常児にまで害悪をなしかねないような風潮には
はっきり否定をすべきだと思う。
長文スマソ
390 名前:バリアフリーな名無しさん :03/02/25 23:32 ID:zs7paTwV
>386さん
>PTもOTもSTも医療職ですよ。
>働く場は医療の領域だけじゃなくて、福祉や教育の領域にも拡がっているけど
>仕事の内容は医療職ですよ。
>福祉とは公的サービスか市場型サービスかを問わず社会的な観点からの働きかけを行うものだと理解しているけど、PT・OT・STの仕事はそうじゃないでしょ。まぎれもなく医療の仕事なんじゃ ないかな。医療は医師だけが行うものじゃない訳なんだし。
御教示ありがとうございました。378です。ところで、
「各種学会のドーマン法またはFCについての見解など」
というウェブページをつくりました。
http://members.tripod.co.jp/saihikarunogo/announcemnet.html
よろしければ、御覧ください。
394 :バリアフリーな名無しさん :03/02/26 01:15 ID:utK+GGpv
昨夜の4Qw/wYtyというか、>>384以降の一連のレスつけた者だけど。
>>389
あんたの387のレスに対して俺が388で返したコメントにいっさい触れることなく
389で「ほんとかね」と人の書いたものをただ疑ってかかるだけのようなレスを
つけるだけである以上、まともに取り合う必要はないと判断したんで、あんたに対するレスは
これで最後にしたい。
「ほんとかね」に一応返事をしとくと、ドイツで小児のPTやってる人の話じゃ、
ドイツでは小児はボバースとボイタ、成人ではボバース、ボイタ、PNFが健康保険会社から
認められていて、担当セラピストのそれらの治療法の講習会受講証明書の提示で保険点数が
加算されるとのこと。他の治療法の詳細は知らんが、小児のボバースでは公的保険で約2倍、
民間の保険で3倍の料金が請求できるそうだ。
残念ながらネット上で探れるソースは見当たらなかった。
ま、あんたのことだから、こんなんじゃ信用しないだろうけど。
>>390
ご教示のページ、拝見しました。リンクはって広げて下さい。こういう情報をひろげてゆかないとね。
395 :バリアフリーな名無しさん :03/02/26 01:26 ID:FCoC7v/g
384さん、いい情報ありがとうございます。
387さんがなぜ、行き着く先が同じというのかわからないのですが、
ボバーズのアプローチは訓練で障害を治すと言うより、
残された機能を最大限に生かして、生活を向上させていこうと
いうもののようなので、いいセラピストに出会えれば、行き着く先は
同じにならないと思います。
396 :バリアフリーな名無しさん :03/02/26 01:47 ID:utK+GGpv
>>395
>>ボバーズのアプローチは訓練で障害を治すと言うより、
>>残された機能を最大限に生かして、生活を向上させていこうと
>>いうもののようなので
すまんが、そう理解されたとしたらちょっと誤解
(環境に適応という>>384の表現がまずかったかも)。
ボバースは障害を固定したものと捉え、残存能力をどういかすかといった
代償法の習得を目指すものではなく、むしろその対極にある考えといっていい。
つまり、中枢神経系の可塑性を前提として、
筋の緊張や協調性といった姿勢運動制御の機能の改善を図ることで、
中枢神経疾患患者の能力を最大限に改善させること
(あなたの言う「障害を治す」ことそのもの)を追求している。
セラピストが患者の問題点を的確に見抜いて、適切な働きかけが出来た時は
1回の治療の中で患者の機能は見違えるように変わるほど
(だからといって障害全体が完治するとは考えてないけど)。
けして、障害を治らないものと捉えたり、残存する能力だけを使った代償法を教えたりすることが
ボバースアプローチの内容だとは思わないでほしい。
余計な説明、冗長だったらスマソ
397 :バリアフリーな名無しさん :03/02/26 01:58 ID:utK+GGpv
ん?読み返していて今気がついたが。
>>390
>386さん
>PTもOTもSTも医療職ですよ。
>働く場は医療の領域だけじゃなくて、福祉や教育の領域にも拡がっているけど
>仕事の内容は医療職ですよ。
俺は386を書いたけど、引用されてる部分(380と381)は俺じゃないぞ。
主張は似ているようだが、混同しないでくれ。
んじゃ、以上にします。このスレのトピックが板違いだと主張している割に、
詳細な記述をして深入りしすぎたようなんで。
ROMは続けるつもりなんで、気になるレスがあったら(別人の顔して)現れるかもしれません。
お世話になりました。
*参照*
日本ボバース研究会学術ページ
http://homepage2.nifty.com/bobath/
ボバース概念の実践ハンドブック
http://www.p-supply.co.jp/book/dai/bobath.html
ボバース実践日記
http://www1.linkclub.or.jp/~iljunfan/diary/date/ndt1.htm
*参照*
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