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95年6月27日、東京地検特捜部は、経営破綻したふたつの信用組合、「東京協和信用組合」の
理事長だった高橋治則と、「安全信用組合」の理事長だった鈴木紳介を、背任容疑で逮捕した。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - この事件では、小沢一郎や中西啓介らの政治家が、大蔵官僚たちと共に、高橋治則の 自家用ジェット機で、オーストラリアなどのカジノ遊びに明け暮れ、そのような乱脈の限りを つくす遊興費が、信用組合を舞台に捻出されていたのである。最後には、倒産したこのふたつの 金融機関の再建のため、東京共同銀行を設立して、彼らが遊んだ金の穴埋めにわれわれの都民税を 投入しようという計画が、堂々と大蔵官僚や日銀総裁・松下康雄たちの手で進められた。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 小沢一郎は、中曾根康弘内閣の自治大臣として、国家公安委員会委員長のポストに ついてから闇の世界を動き周り、自民党の幹事長時代には、財界に300億円の献金を請求して、 今日の日本全土にはびこる政財界の腐敗を生み出す土壌をつくった。次には新生党の幹事長を経て、新進党の幹事長となり、比例名簿の順位決定権をにぎってオレンジ共済組合詐欺事件をひき起こし、それでも新進党の党首となった土建業界の利権者であった。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 中西にとっては、小沢一郎と遊んだオーストラリアへのカジノ旅行は序の口で、 自民党当時すでに、イ・アイ・イ・インターナショナルから月額82万円のマンションを 無償提供され、87年にはイ・アイ・イが中西のためにパーティー券6000万円分を購入しながら、 使途不明金として処理していた。さらに、イ・アイ・イ・グループが中西の公設秘書・小川博光の 関係先に26億円を融資していたことが発覚したのである。 その後の中西は、小沢幹事長が支配する新生党で細川護熙内閣の防衛庁長官をつとめ、 続いて、新進党の選挙対策事務局長として、やはり小沢と一体となって、オレンジ共済事件の 主犯として逮捕された参議院議員・友部達夫と密談を重ねていた。 これに対して、逮捕された山口敏夫は、建設政務次官だった山口六郎次の三男として 土建業界の小さな利権屋となり、小沢と共に中曾根内閣に入閣すると、労働大臣となり、その後も 小沢幹事長の側近として新進党の幹事長代理をつとめてきた。イ・アイ・イの高橋治則とは 20年来の付き合いで、ふたつの信用組合から山口側に流れた金は、合計300億円以上と されている。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 泉井事件で絵画を贈られた涌井洋治が主計局主計官だったように、高橋と密着して "訓告"を受けた中島義雄は85年に、田谷廣明は87年に、いずれも主計局主計官として国家予算を 動かしてきた。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 大蔵省が彼らを免職にできなかったのは、彼らが喋ると困る上司が、山のように いるからである。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |
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