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第4章 ゼネコンの悪の系譜が生んだ自治体と厚生省の腐敗


厚生事務次官・岡光序治の黒幕と厚生大臣の姻戚関係


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 埼玉県内の建設業者66社が土曜会という談合組織をつくり、県内の建設事業をたくみに 振り分けていたが、それがバブル崩壊と共に、91年から明るみに出はじめた。やがて92年には、 土曜会内部に、「公正取引委員会の手入れがある」という警告が流れたため、自民党の "独占禁止法に関する特別調査会"の会長代理だった中村喜四郎に白羽の矢がたてられ、うまく 公正取引委員会に取りなしてくれるよう、1000万円が届けられた。そして、その思惑通り、 公正取引委員会が、不正な取引を公正と認めるという判断をくだして、事件そのものが闇に 消えてしまった。
 ちょうどその時期にあたる91年暮れに、埼玉県の彩福祉グループの小山博史代表から、 厚生省の"老人保健福祉部長"だった岡光序治に、950万円相当のゴルフ会員権が贈られていた のである。

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岡光夫妻への乗用車提供、北本市で「桃泉園」設立と共に岡光夫人の理事就任、 岡光への現金2000万円提供、岡光夫妻のマンション購入、岡光への4000万円提供、 岡光マンション改修費用をゼネコンが負担、薬害エイズ渦中の厚生省で晴れて岡光序治事務次官の 誕生、という経過をたどってきた。
 岡光序治は、逮捕されるまで、長らくシラを切り続けた。しかも、岡光が賄賂6000万円を 受け取りながら退職金6000万円を受け取るのは官僚の職務として当然だ、という 厚生大臣・小泉純一郎の説明に、国民の怒りが爆発した。

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 彩福祉グループの小山博史代表が、かつて総務庁長官・玉置和郎の秘書だったことが、  - 大きな意味を持ってくる。玉置和郎は、ありとあらゆる暗黒事件で名前が出たように、 誠備グループの加藤と組んで莫大な利益を手にしてきた人物である。

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埼玉県福祉施設の事件で、いまだに名指しされていない最大の責任社(黒幕)は誰で あったろう。それは、茨城県と同じように、県内をゼネコン事業で埋めつくした知事の 土屋義彦であった。

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 土屋知事は、 - 大蔵省代表日銀政策委員・大橋宗夫の一族であった。大橋は、  - 祖父が"ライオン宰相"浜口雄幸であり、高橋治則の一族だったことになる。東京・埼玉 ・茨城へとつながるすさまじい自治体の腐敗メカニズムが、こうして編みあげられてきたのである。

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