第5章 行財政改革とビッグバンの怪


ビッグバンの危険性


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規制が緩和されることによって、かえって膨大な利権が野放しとなって、一部の 財閥ファミリーに集中するという危険性がある。金融持ち株会社の解禁によって、銀行界が産業を 支配するというアメリカ・ヨーロッパ式の制度に移行するが、三井財閥と三菱財閥などは、金融界の 大型合併を進め、この日に備えてきたので、そこに利権が集中する戦前の構造が再現することは 間違いない。

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 現在いわれているビッグバンとは、何であろう。日本人が大蔵省の独善を排除し、 不正をなくし、大企業の独占を排除するために、自主的に規制を緩和するなら結構な話だが、 この金融緩和は、国債金融マフィアの圧力を受けてはじまった話だったことに、最大の危惧を 覚える。

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