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旧北海道拓殖銀行豊原支店
(ユジノ-サハリンスク美術館)
レーニン通137番地
日本時代の 北海道拓殖銀行豊原支店は こちら

 美術館の南正面。ユジノ‐サハリンスクのメインストリートであるレーニン通(旧大通)に面しており、南面と東面は新古典主義を意識した外観構成になっている。これは当時の銀行建築ではよく見られた様式である。写真1996年のもので、当時は雨漏りがひどいため、天井部に木製の屋根を付加する工事を行っていた。
 レーニン通の向こうから正面を見た様子。正面に見える隅部の局面が全体のよいアクセントになっている。一見、石造に擬した鉄筋コンクリート像も当時の銀行建築では一般的なスタイルである。北海道拓殖銀行は全資産の3割以上を樺太に有していたといわれているが、その中枢がこの豊原支店であった。
 現状の入り口は北面に設けられ、旧銀行部分の玄関は閉鎖されている。内部は銀行としての機能が取り払われ、1階部分は地元の美術家の展示を中心とし、2階部分は日本や韓国の美術品やイコンなどを展示している。
 写真に見えるように、巨大な吹き抜け空間を1本の支柱で支えている。写真の2階部分には、イコンの展示が見える。この写真も1996年の調査時のもの。
 2階部分はほとんど吹き抜けで、壁に沿って廊下(バルコニー)が並んでいる。内部を支える柱の柱頭部はよく保存されている。ユジノ市民の認知度も高く、州行政府からは博物館とともに保存すべき建築物に指定されているが、その修復にはずさんな点も多い。