旧北海道拓殖銀行大泊支店
(現用途未確定)
コルサコフ市、ソビエツカヤ通3番地
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 旧北海道拓殖銀行大泊支店は、その敷地条件から得意な形状をしている。日本時代は銀座街と呼ばれた一画もその面影をとどめてはいないが、建物はコルサコフを海岸沿いに歩くとすぐに見つけることができる。

 1996年に訪れた時には、ロシア国立銀行が使用していた。現在は原則的に閉鎖されており、その用途は定まっていないようだ。場合によっては取壊しの危機もありえる状況である。1996年当時にはまだ健在であった正面玄関部分の細部彫刻は、2001年現在、残念ながらほとんど剥離している。

 窓廻りの詳細。玄関部以外の外観にはほとんど手が加えられておらず、基本的にディテールもよく保存されている。この時期の銀行建築の特徴である、新古典主義的なファサード、石造を意識したコンクリート造の細部処理なども、明瞭に確認できる。

 軒下部分の詳細。外観では、コーニスのタイルに剥離が目立つ。

 側面玄関部分の実測の様子。庇上の星のマークは、拓銀ゆえに納得できるのだが、その上の羊のレリーフはなぜだろうか?
背面部分。写真の右手は増築部分のようである。写真中央部を見ると、背面開口部を塞いでいるのがわかる。


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