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旧王子製紙真岡工場
(ホルムスク製紙工場・現在未操業)
ホルムスク市

 真岡工場の全景。真岡工場は大正10(1921)年に初代の工場施設が全焼し、同年に鉄筋コンクリート造を中心とした現在の工場施設が再建された。1996年ころから未操業のため、全体的に廃屋となり、破損した個所が目立つようになってきている。
 社宅街から工場を俯瞰したもの。手前の製薬塔は海からも一望でき、真岡のランドマークでもあったが、近年破損が特にひどくなっている。手前の製品倉庫も天井がすっかり落ちており、廃墟化が一段と進んでいるようだ。
 木釜室。窓部分はすべてガラスが盗まれており無残な姿となっている。また、開口部からの躯体の破損も次第に深刻化しているようである。
 木釜室内部。98年調査時の写真だが、すでに木釜は崩壊しており、製紙工場としての昨日は望めなくなっている。
 同様に98年調査時の一枚。まだ建物自体のダメージはさほどではなかったが、中の機械類に破損がひどく、すでに製紙工場としての再生は望めない状況にあった。しかしながら、この工場の発電所は市内への電力のかなりの部分を提供しており、発電施設だけは稼動状態にあるようだ。
 98年調査時の旧調木室。当時の工場は火災保険契約上の耐火建造物の要件を満たすために、鉄筋コンクリート造を採用したが、これを用いたの柱・梁など一部であり、壁体にはレンガなどを用いている。初期の鉄筋コンクリート造には比較的よく見られた形式である。