
出逢いより長く短い日々が過ぎ君を頼りにゆっくりと恋
寂しさと寒さで震える私をそっとあたためた君は太陽
美辞麗句並べ立ててる人よりもぶっきらぼうな君のひとこと
過ぎ去ったこの二年の歳月を君はこう言う「はやかったね」と
恋するとあなたのことしか見えなくてふとした仕草に一喜一憂
逢えなくて寂しいけれどそれもいい嫌いになったわけではないよ
いいほうに少し波瀾もあったけどゆるやかな坂をゆっくりと上る
『大切なひと』
顔見たら心満たされ和んでく君はそんなこと気付いていない
私たち普通の会話してるのになぜかまわりは笑いこらえて
君からの命令口調な言葉には私を気遣う優しさ隠れ
飾らない言葉がとても嬉しくて涙出そうで視線逸らした
大好きなあなたの瞳、眉さえもこんな近くで見たことなかった
私にはあなたと一緒にいることが一番貴重で大好きな時間
お願いよ胸の鼓動があのひとに聞こえてしまうだからおちついて
『想 い』
かくれんぼあなたの後ろ探してね私に気づいて振り返ってよ
お願いよあっち向いてて一度だけあなたの背中にもたれてみたい
渡り鳥あなたも行ってしまうのね不思議なくらい落ち着いてるわ
差し出されたポケットティッシュのように口を拭いたら捨てられるのね
人魚姫水の泡なってしまうならあなたに何も告げる気はない
帽子通しあなたのぬくもり伝わって 後でゆっくりほほ染めて
ぎらぎらと太陽の下砂漠で彷徨い見つけた君はオアシス
『恋もいろいろ』
初めての儚い恋の想い出は時の流れというオード・トワレ
「別れよう」海を見ながら車止めスピーカーから聖子ちゃんの歌
バスタイム水着のあとをなでてみる想い出すのは別れたアイツ
『亡き人に』
物言わぬあなたと降りる空港に涙も凍る寒波襲来
自動巻き私の手首に合わせたよ今日は一緒に出かけようね
後悔もたとえ未来がわかっててもやはりあなたを選ぶと思う
『日 常』
私の一番好きな作曲家「蘇州夜曲」の服部良一
買い物で黄昏時に帰る道影法師だけみちづれにして
何回も映画舞台を観たけれど「風と共に去りぬ」は名作
サスペンス真犯人の告白はどうしていつも崖の上なの
さわさわと秋風通る野っ原で朝日を浴びて立つ犬と我れ
新学期ひとつ空いてる席がある「なみえちゃんってねぇ結婚したのよ」
サイコロが一しか出ないこともある けど後退りなんてしないよ