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1年以上に渡り激戦が繰り広げられたW杯欧州予選の全日程が終了しました。あとはプレーオフを残すのみ。オランダは最終節、アウェイで唯一ドローに終わったマケドニアと対決しましたが・・・ホームでも0-0のスコアレスドローに終わってしまいました。すでに前節のチェコ戦(A)でW杯本大会出場も決まって、この試合は欧州予選グループ1の”大勢”に関係しない試合ではありましたが・・・。まあ、たまたまゴールには結びつかなかっただけで・・・レギュラー組以外の選手のいろんなプレーも見られたので良かったのではないでしょうか。苦手となりつつある相手マケドニアはW杯に出なくて良かったな・・・とも思いました。アイルランド、ベルギー辺りは予選ラウンドで姿を消しましたが、ブラジル、ポルトガル、イタリアと予選でのチェコ戦に続きW杯本大会でも「越えなければならない壁」があるのに、これ以上マケドニアのようなチームとW杯本大会で出会ってしまうとオランダ代表としても苦しいですから(爆)
オランダもEURO2004出場をスコットランドとのプレーオフで争った記憶があるだけに、今回のW杯欧州予選プレーオフもかなりの「鬼気迫った」試合が予想されます。プレーオフに進出した顔ぶれだけを見てもチェコ(FIFAランク4位)、スペイン(同8位)、トルコ(同12位)にノルウェー(同37位)、スイス(同38位)、スロバキア(同45位)といずれも”クセ者揃い”の顔ぶれ。惜しむらくはこの中にロシア(同30位)が居ない事なんですが・・・W杯本大会出場を逃して、果たしてショミン代表監督の「処遇」はどうなるのか!?契約通り代表監督は”今年いっぱい”でロコモティフ・モスクワへ「トンボ帰り」となるのでしょうか・・・?それにしても、プレーオフの組み合わせ次第では「チェコvsスロバキア」のプレーオフ対決も現時点では可能性がありますね。東欧勢同士の出場権争いはグループ1でもチェコとルーマニアの激しい「ツバぜり合い」があった直後だけに・・・避けた方が無難なのかもしれませんが、ある意味”話題性”のあるカードとも言えると思います。トルコ、スイスも土壇場で踏ん張りましたし、欧州予選はプレーオフでさらなる「盛り上がり」を見せそうです!それに関連しまして、ヒディング監督率いるオーストラリア代表のプレーオフの相手も前回と同じ相手のウルグアイに決まりましたね。ぜひ”サッカールー”にはウルグアイに「リヴェンジ」して欲しいと思います!
ところで、ここ数年は「因縁」という言葉とともにあらゆるコンペティションで”一緒”にされてきたオランダとチェコですが、EURO2008予選では”やっと”縁が切れそうなんです!今回はその”朗報”について、根拠となる「ランキングポイント」を含めEURO2008予選についてお話させて頂きます。ただし、下記の「ランキングポイント」に不備な点があり「盲点」があるかもしれませんが、ご容赦ください(爆)
[予選グループ](計7グループ)
EURO2008開催国のスイス、オーストリアは予選免除のため、EURO2008予選ラウンドからの出場枠は「14ヶ国」となります。開幕は2006年秋、8チーム入りのグループが1グループ、7チーム入りのグループが6グループの計7グループで予選が争われるようです。
[シード国](計7ヶ国)
前回大会の優勝国(ギリシャ)と、UEFA事務局が制定する「ランキングポイント」上位6ヶ国がシード国として各予選グループに振り分けられ、各グループの上位2ヶ国×7グループの計14チームがそのまま(プレーオフ無しで)EURO2008本大会進出となるでしょう。
[ランキングポイント](EURO2004予選&2006年W杯予選の成績に準拠)
EURO2004予選と2006年W杯予選で各国が獲得した総勝ち点を総試合数で割って算出されるみたいです。ただしEURO2004開催国のポルトガル、2006年W杯の開催国ドイツはそれぞれ”ホスト”となった大会の予選を免除されていたため・・・ポルトガルは2006年W杯予選の、ドイツはEURO2004予選の成績で算出されるでしょう。ランキングポイントが並んだ場合は、(a)2006年W杯予選(ドイツの場合はEURO2004予選)の成績 (b)平均得失点差 (c)平均得点 (d)アウェイでの平均得点 (e)抽選 の基準で順位を決めるそうです。注目の組み合わせ抽選は2006年1月の予定です。
uefa.comによるとこんな感じの概要が書いてありました。ここで気になるのがこの「ランキングポイント」、現在でどんな「シード分けランキング」となってるのか!?という事ですよね。参考までに「シード分けランキング」を自分で算出してみました。この上位の数字、ピンと来ないかもしれませんが1位オランダの「2.55」という数字は最近4年間の国際大会予選で「7戦6勝ペース」に相当するもので、予選の勝率はおよそ「86%」という驚異的な成績を残した事になります。これは改めてファン・バステン監督と前任者アドフォカート監督がいかに勝利を積み重ねたかを物語る数字なのかもしれません(笑)
| EURO2008予選:シード分けランキング [調査:Orange Garden] |
| ランク |
国名 |
ランキング
ポイント |
総勝ち点/(総試合) |
総勝ち点/(総試合)・内訳 [下線は予選突破] |
| 2006年W杯予選 |
EURO2004予選 |
| EURO2008開催国(予選免除) |
| (参考) |
(スイス) |
1.83 |
33/(18試合) |
18/(10試合) |
15/(8試合) |
| (参考) |
(オーストリア) |
1.33 |
24/(18試合) |
15/(10試合) |
9/(8試合) |
| 「第1シード」ポット圏内 |
| 【前回優勝】 |
ギリシャ |
1.95 |
39/(20試合) |
21/(12試合) |
18/(8試合) |
| 1 |
オランダ |
2.55 |
51/(20試合) |
32/(12試合) |
19/(8試合) |
| 2 |
ポルトガル |
2.5 |
30/(12試合) |
30/(12試合) |
予選免除 |
| 3 |
イングランド |
2.5 |
45/(18試合) |
25/(10試合) |
20/(8試合) |
| 4 |
チェコ |
2.45 |
49/(20試合) |
27/(12試合) |
22/(8試合) |
| 5 |
フランス |
2.44 |
44/(18試合) |
20/(10試合) |
24/(8試合) |
| 6 |
スウェーデン |
2.27 |
41/(18試合) |
24/(10試合) |
17/(8試合) |
| 「第2シード」ポット圏内 |
| 7 |
ドイツ |
2.25 |
18/(8試合) |
予選免除 |
18/(8試合) |
| 8 |
クロアチア |
2.22 |
40/(18試合) |
24/(10試合) |
16/(8試合) |
| 9 |
イタリア |
2.22 |
40/(18試合) |
23/(10試合) |
17/(8試合) |
| 10 |
トルコ |
2.1 |
42/(20試合) |
23/(12試合) |
19/(8試合) |
| 11 |
ポーランド |
2.05 |
37/(18試合) |
24/(10試合) |
13/(8試合) |
| 12 |
スペイン |
2.05 |
37/(18試合) |
20/(10試合) |
17/(8試合) |
| 13 |
ルーマニア |
1.95 |
39/(20試合) |
25/(12試合) |
14/(8試合) |
| 「第3シード」ポット圏内 |
| 14 |
セルビア・モンテネグロ |
1.88 |
34/(18試合) |
22/(10試合) |
12/(8試合) |
| 15 |
ロシア |
1.85 |
37/(20試合) |
23/(12試合) |
14/(8試合) |
| 16 |
デンマーク |
1.77 |
37/(20試合) |
22/(12試合) |
15/(8試合) |
| 17 |
ノルウェー |
1.77 |
32/(18試合) |
18/(10試合) |
14/(8試合) |
| 18 |
ブルガリア |
1.77 |
32/(18試合) |
15/(10試合) |
17/(8試合) |
| 19 |
ウクライナ |
1.75 |
35/(20試合) |
25/(12試合) |
10/(8試合) |
| 20 |
スロヴァキア |
1.65 |
33/(20試合) |
23/(12試合) |
10/(8試合) |
| 「第4シード」ポット圏内 |
| 21 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ |
1.61 |
29/(18試合) |
16/(10試合) |
13/(8試合) |
| 22 |
アイルランド |
1.55 |
28/(18試合) |
17/(10試合) |
11/(8試合) |
| 23 |
ベルギー |
1.55 |
28/(18試合) |
12/(10試合) |
16/(8試合) |
| 24 |
ラトヴィア |
1.55 |
31/(20試合) |
15/(12試合) |
16/(8試合) |
| 25 |
イスラエル |
1.5 |
27/(18試合) |
18/(10試合) |
9/(8試合) |
| 26 |
スコットランド |
1.5 |
27/(18試合) |
13/(10試合) |
14/(8試合) |
| 27 |
スロヴェニア |
1.44 |
26/(18試合) |
12/(10試合) |
14/(8試合) |
| 「第5シード」ポット圏内 |
| 28 |
ハンガリー |
1.38 |
25/(18試合) |
14/(10試合) |
11/(8試合) |
| 29 |
フィンランド |
1.3 |
26/(20試合) |
16/(12試合) |
10/(8試合) |
| 30 |
エストニア |
1.25 |
25/(20試合) |
17/(12試合) |
8/(8試合) |
| 31 |
ウェールズ |
1.16 |
21/(18試合) |
8/(10試合) |
13/(8試合) |
| 32 |
リトアニア |
1.11 |
20/(18試合) |
10/(10試合) |
10/(8試合) |
| 33 |
アルバニア |
1.05 |
21/(20試合) |
13/(12試合) |
8/(8試合) |
| 34 |
アイスランド |
0.94 |
17/(18試合) |
4/(10試合) |
13/(8試合) |
| 「第6シード」ポット圏内 |
| 35 |
グルジア |
0.85 |
17/(20試合) |
10/(12試合) |
7/(8試合) |
| 36 |
マケドニア |
0.75 |
15/(20試合) |
9/(12試合) |
6/(8試合) |
| 37 |
ベラルーシ |
0.72 |
13/(18試合) |
10/(10試合) |
3/(8試合) |
| 38 |
アルメニア |
0.7 |
14/(20試合) |
7/(12試合) |
7/(8試合) |
| 39 |
北アイルランド |
0.66 |
12/(18試合) |
9/(10試合) |
3/(8試合) |
| 40 |
キプロス |
0.66 |
12/(18試合) |
4/(10試合) |
8/(8試合) |
| 41 |
モルドヴァ |
0.61 |
11/(18試合) |
5/(10試合) |
6/(8試合) |
| 「第7シード」ポット圏内 |
| 42 |
リヒテンシュタイン |
0.45 |
9/(20試合) |
8/(12試合) |
1/(8試合) |
| 43 |
アゼルバイジャン |
0.38 |
7/(18試合) |
3/(10試合) |
4/(8試合) |
| 44 |
アンドラ |
0.25 |
5/(20試合) |
5/(12試合) |
0/(8試合) |
| 45 |
マルタ |
0.22 |
4/(18試合) |
3/(10試合) |
1/(8試合) |
| 46 |
フェロー諸島 |
0.11 |
2/(18試合) |
1/(10試合) |
1/(8試合) |
| 47 |
カザフスタン |
0.05 |
1/(20試合) |
1/(12試合) |
0/(8試合) |
| 48 |
ルクセンブルク |
0 |
0/(20試合) |
0/(12試合) |
0/(8試合) |
| 「第8シード」ポット圏内 |
| 49 |
サンマリノ |
0 |
0/(18試合) |
0/(10試合) |
0/(8試合) |
この「ランキングポイント」調査で色んな事が見えてきました。まずはオランダ、最終節マケドニア戦(H)に負けていたら「ランキングポイント」が2.5になって・・・ポルトガル、イングランドと同ポイントで並びますが、2006年W杯予選の成績でこの2チームに優位性を保つので1位の座は守るんですよね(笑) また、クロアチアは最終節ハンガリー戦(A)に勝ってれば「ランキングポイント」が2.33となり、この「シード分けランキング」でも6位スウェーデンを追い抜いて「第1シード」ポット圏内に入って来たんですけどねぇ。面白いのはデンマーク以外のEURO2004ベスト8チームがすべて「第1シード」ポット圏内にスッポリと収まってるんですね!このランキングはEURO2004の本大会の成績は加味してないのに・・・欧州の勢力図はEURO2004開催時からさほど変わっていないという”裏付け”でしょうか。
あとルーマニアは残念ながら2006年W杯、EURO2004の本大会出場をともに逃しましたが、この「シード分けランキング」を見ると13位できっちりと「第2シード」ポット圏内に居ます。これはルーマニアが他の欧州強豪国と遜色ない戦いをしていた「証明」となる数値とも言えるでしょう。ここにもしロシアが最終節スロヴァキア戦(A)で勝ってれば、「ランキングポイント」が13位ルーマニアと同じ1.95となり・・・得失点差次第でルーマニアを抜いて「第2シード」ポット圏内に入る可能性もあったんですが・・・(爆) その反面W杯予選プレーオフ行きを決めたスロヴァキアは、最終節ロシア戦(H)のドローにより逆に20位にアップして「第3シード」ポット圏内にも”すべり込んで”いるんですよね!また下位チームの方を見ても、いかに「勝ち点1」がその国の命運をも変える貴重なものか・・・というのをお察し頂けると思います。国際大会の出場権にはとても手が届かなくても・・・”1勝がやっとの”チームも着々と成長を遂げているのです。
それで結論は何かというと・・・この「シード分けランキング」上位の「第1シード」ポット圏内国の面々を見てもらえば「一目瞭然」ですが、今回は同じポット圏内にオランダとチェコが入っているのです!オランダがようやく第1シード権をゲット!これすなわち、「オランダとチェコはついにEURO2008予選では違う予選グループに分かれる」という事なのです!ここ数年、運命のいたずらかことごとくグループリーグで同居してきたオランダとチェコ、幾度もの”同居”に嘆き苦しんできました。しかし、2006年W杯でしのぎを削ってきた結果・・・ついにこの両国は「晴れて」互いの骨肉を削ることなくEURO2008本大会を目指す事が出来るのです!
ともかく現時点においてオランダとチェコは”因縁”の関係を「断つ」事が出来る・・・W杯本大会出場での「安堵感」以上にその事が嬉しくて仕方がありません!これによりEURO2008予選はオランダ代表はもちろんのこと、心置きなくチェコ代表も応援出来るのです!!自分を含めて「オランダ代表も好きだけど、チェコ代表も好き!」という方が非常に多かったので、そんな方々にとっても今回のことは「朗報」となりますでしょう。そうは言っても、チェコに成り変わるオランダの新たな「ライバル」の出現も否めないんですけどね(汗)
それに2006年W杯本大会でもオランダとチェコが・・・EURO2004予選&本大会の「二の舞」でまたグループリーグで”同居”してしまう可能性にも怯えていまして。でもFIFAランク2位と4位のチームが、まさかW杯本大会で同じグループに入るはずは無いんですけど!とりあえずEURO2008予選ではいち早く言わせて下さい・・・「Good-Bye My Czech!」と!!(爆)
(※)後日uefa.comでEURO2008予選の「シード分け」が正式発表されました。フランスのEURO2004予選の勝ち点を間違って「28」で計算したのでランキングに誤りがありました。これを「24」と修正してランキングを一部訂正しました。その他、ボスニア・ヘルツェゴビナのEURO2004の勝ち点を「8」→「13」に修正しました。これにより「1位」はフランスでなくオランダです(爆)
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