[PR]看護師の好条件な求人情報満載:年間30,000人の転職看護師が利用中

Oranje 徒然草
つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 
<<前のページ | 次のページ>>
フレーム
2004年3月3日(水)
【第16段】 「MONSTER」と「20世紀少年」

Podivejte se na me!
Podivejte se na me!
To monstrum ve mne
Porad roste a roste!


写真はヨーロッパのある風景を切り取ったもの・・・ベルギーの首都・ブリュッセルの有名な観光スポット「グラン・プラス」である。作家ジャン・コクトーが「絢爛たる劇場」と絶賛したこの広場。日中よりもライトアップされた夜景が・・・圧巻の広場である。ベルギーは正直言ってオランダよりも観光し応えのある国である。特に”小パリ”ブリュッセルはワッフルやらチョコ、ムール貝やワーテルゾーイなど、本家パリのお株を奪うほどの”美食の都”である。考えようによっては1ユーロでコロッケ食べ歩きが出来るアムステルダムもいい街だけど・・・。


【第8段】で好きなTVドラマについて書いたが、今回はメールで「好きなマンガは?」とのリクエストを頂いたのでマンガについて・・・話させていただきます。あまりマンガを読むほうではないんだけど・・・今まで見たTVドラマ・・・今まで読んだマンガでベスト5を選ぶとしたら、自分は以下の5本を挙げます。
@「ツルモク独身寮」 (窪之内英策 / 小学館「ビッグコミックスピリッツ」 / 全11巻)
A「かっとび一斗」 (門馬もとき / 集英社「月間少年ジャンプ」 / 全46巻)
B「ジャストミート」 (原秀則 / 小学館「少年サンデー」/ 全19巻)
C「MONSTER」 (浦沢直樹 / 小学館「ビッグコミック」 / 全18巻)
D「20世紀少年」 (浦沢直樹 / 小学館「ビッグコミックスピリッツ」 / 1〜15巻連載中)

コミックカフェに行ったらたぶんこの5本のどれかを読みふけるだろうなぁ。という作品。・・・というよりも本来ならば全巻取り揃えるべきなのだが(爆) 自分的に人からオススメされても自分で好きと感じないと「オキニ」に入れないので、あえてオススメではないです。自分が好きなだけ。

余談になるが・・・だいたい自分の中で「4年に1度」と言えばワールドカップであり、そして欧州選手権(EURO)である。「世界陸上」も「世界水泳」も見ないので、ズラタンの顔を知ってるけどイアン・ソープの顔はうろ覚え、さらに世界陸上キャスター・織田裕二の”熱さ”は関根師匠のモノマネで、また世界水泳の松岡修造の”熱血ぶり”も他の番組で間接的に知るくらいの認知度であるし(爆) なので「うるう年」は当然「EURO」の年。そういや今年はオリンピックもやる・・・らしいですね?アテネだっけ。「うるう年」になるとよく言われるんですよね。「なんでオリンピック見ないの?みんな見てるのに」って。そんなもん個々の価値観なんじゃないの?そんなんならこっちだって言いたいもん。「なんでEURO見ないの?」って・・・まあ口には出しませんが(爆) 書いちゃいましたがマンガやドラマにしてもそうなんですよ。それぞれ「なんで食べないの?美味しいのに。」って作品が人それぞれにあると思うので。「自分はコレが好きです」って紹介するまでに留めて、「自分はコレが好きだから、あなたも・・・」ってトコまでは行かないのがルールだと思ってます。ちなみに「大晦日」と言えば・・・「K-1」というのが出来たのは嬉しいですね(笑)

軌道修正して・・・この中で全巻持ってるのは@「ツルモク独身寮」(※)とB「ジャストミート」(&「ふぁうるちっぷ」)ですね。@「ツルモク」はこれが無いと生きていけないので(笑) ちなみに小田急線の登戸〜生田〜向ヶ丘遊園周辺は窪之内先生のホームグラウンドだったそうで、「ワタナベ」のラストシーンの背景とか使われてたような。「ワタナベ」1巻にてワタナベが高校で部活の勧誘に誘われるシーンで「何を言うか!ワタナベ君は野球部に来るんだ!」と来たのが「やったろうじゃん!」の喜多条監督、「いいや、柔道部に入るのぢゃ」と来たのが「YAWARA」の猪熊滋五郎、そして「ぜひとも、我が美食倶楽部に」と来たのが「美味しんぼ」の海原雄山、そして隅っこでぶ〜んと飛び回っていたのが「伝染るんです」の斎藤さん・・・というスピリッツのマンガキャラ夢の競演が実現した1コマが好き(笑) A「かっとび一斗」自分の中でのサッカーマンガはコレです。ソニーのドランキングショットや片岡のカッティングとか・・・なんか出来そうでマネした覚えもある(爆) B「ジャストミート」”脱スポ根”な高校野球マンガで面白くて好きな作品。全員1年生で練習嫌いで目立ちたがり屋のチームが初出場初優勝・・・まるで「ドカベン」のアンチテーゼともとれる作品かも。原先生の作品は「やったろうじゃん」、「青空」などの高校野球モノと「部屋においでよ」、「冬物語」などのラブストーリーもの、どっちのラインも好きで両刀で読みます。原先生、3/3放送分の「トリビアの泉」で「アメリカではボールの代わりにジャガイモを投げたプロ野球選手がいた」というトリビアにイラストを描いてました。見慣れたタッチだから「もしや!?」と思ったら、目ざとくビビる大木ボンス氏が「おお!このイラスト原秀則先生じゃないっすか!?」とツッコんでくれてました。さすが!最初のうちはノリノリだったのがイラスト数が多くて色付けしていくうちに最後はヘロヘロになったとか。それでも八嶋さん経由で「原先生はちなみに3月から本格的ボート漫画『レガッタ』第2部を連載します!」としっかり宣伝してました(笑)

そしてC「MONSTER」、D「20世紀少年」はどちらも浦沢先生の作品。雑誌で毎週読んでるわけじゃなくて、単行本で一気にハマったクチです。さらに言えばD「20世紀少年」にハマったのはつい先日なのでホヤホヤ状態。まだ全然読みつくしてません。なのでつい先日まではDには「SLUM DUNK」を挙げていたんだけど。C「MONSTER」についてはいまさら述べるまでもないと思うが、累計2000万部を売り上げた文字通りの”モンスターコミック”。漫画の枠を超えた映画的なストーリー展開、小説をも凌駕するミステリー性、この作品は第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第46回小学館漫画賞を受賞した”小説を超えたマンガ”である。内容については今年2004年の4月から日テレ系で放送されるアニメをご覧ください(自分は「もののけ姫」や「千と千尋」すら見ないほどアニメが苦手なので見ないけど・・・もともと「MONSTER」はアニメ化できないマンガだと思っていたんだけどなぁ。血が出る量なんてアニメ史上最高じゃないかなぁ?) 「MONSTER」を記した浦沢先生、これが先生自身の最高傑作になるんだろうなぁ・・・と思っていたのだがこの後に「20世紀少年」を発表するあたり、さすが!まだまだ底を見せないですね!かたや江川達也なんてよく豪邸自慢やってる感じだもんね(笑)

浦沢先生の作品も「YAWARA」や「HAPPY」といったスポーツものと「MASTERキートン」、「MONSTER」、「20世紀少年」といったミステリものの2つのラインがある。自分は前者はあまり好きになれないが、その分ミステリものに激しく食いついている。特に「MONSTER」における”ヨハン・リーベルト”、「20世紀少年」における”ともだち”・・・といった絶対的なカリスマ性のあるキャラ。これらと「MONSTER」における”テンマ”、「20世紀少年」におけるケンヂ・・・常識の枠内にある主人公との対比がおもしろい。そして「MONSTER」における”ニナ(アンナ)”、”ルンゲ警部”、”エヴァ”、「20世紀少年」における”カンナ”、”ユキジ”、”オッチョ”・・・と脇を固めるキャラも丁寧に描かれている。ここが浦沢ミステリが”映画的”と評される由でもある。また人間vs人間の対決の中に、特に「20世紀少年」は”本格科学冒険漫画”と冠するだけあって科学的な根拠に基づくSFもの。綿密な取材を裏付けるリアリティ、これが「明日にもこういう事が起こるのでは?」と恐怖を身近に感じさせるのが浦沢ミステリ。振り向けば背中にヨハンが立ってたりするような雰囲気に陥ったり、なにげない”ともだち”という言葉に恐怖を感じることもしばしば。同時にポテトチップスを食べだしたら止まらないように、読み手をストーリーに没頭させ引き込んでしまうといった違う意味での”恐怖”もある。「MONSTER」では絵本と大量殺戮、「20世紀少年」では子供時代の落書きと終末思想、地球滅亡・・・純真無垢と残虐非道が表裏一体に描かれておりゾッとする。「MONSTER」も「20世紀少年」もハリウッド映画と同じくらいに人がどんどん死んでいくマンガであるが、その命にハリウッド映画のようなエンターテイメント性は無い。罪も無い一般の人々が死ぬ割合が高いが、あくまで人の命として描かれているのが浦沢ミステリだと思う。刺激的な描写もあるけど、「MONSTER」や「20世紀少年」を見てマネしようと思っても・・・あのスケール感はマネ出来ないもんね。特に”ヨハン”や”ともだち”にはなれない(笑)

はっきり言って、「MONSTER」を読んだのでドイツやチェコには・・・怖くて旅行出来ない(苦笑) ヨーロッパの街並みを観ると「MONSTER」を思い出すんだけど。「MONSTER」を読んだときの気持ちと「アンネ・フランク・ハウス」に行ったときの気持ちって似てるんですよね。「20世紀少年」を読み始めて、歌舞伎町や海ほたるが怖くなっているのもまた然り(爆) 「20世紀少年」の”ともだち”は、性格やら違うけど村上龍氏の小説「愛と幻想のファシズム」のカリスマ”鈴原冬二”と通じるところがあるように感じるなぁ。ところで日本のマンガ文化はやはり世界に名だたるものだ。パリのジュンク堂書店や文化堂書店といった日本書を扱う本屋さんにも多くの外国人が訪れる。そして集まるのがフランス語に訳されたコミックのエリア。マンガコーナーには図体のでかいフランス人が大勢たむろしている。ドラえもんがフランス語をしゃべっているのを見てると、軽くバイリンガルなドラえもんに憧れてしまうものだ(爆)


「MONSTER」でマンガの最高峰を極め、さらに「20世紀少年」であくなき追求を、そして巨匠・手塚治虫とタッグを組む「PLUTO」、浦沢先生の活動にはいとまが無い。98年W杯でベスト4、地元開催のEURO2000でもベスト4のオランダはこのまま終わってしまうのか・・・「MONSTER」を読みつくした後で「20世紀少年」を発見したときのように、EURO2004で新たな、進化したオランダ代表を発見できれば嬉しいものであるが。

ココは「BSマンガ夜話」ではなく「Oranje徒然草」なのでなんとかオランダ代表とこじつけようかな・・・と思ったんだけどムリムリで。決して「MONSTER」や「20世紀少年」が”ベスト4止まり”ということでは無く。ここに浦沢先生並みのプロット力があればなぁ・・・(笑)

(※)”伝説の漫画家”江口寿史先生が2005年9月2日OA・日テレ「爆笑問題のススメ」に・・・なんとTV出演されてました。あの江口先生が!?映画界でいえば高倉健さんが、また音楽界でいえば氷室京介さんがTVにフラッと出てくるようなもの?そのくらいの衝撃度が自分の中にはあって・・・(汗)「ストップ!ひばりくん」は言うまでも無く、テレビ東京「30minutes」のオープニングイラストやデニーズのイラストでも有名な「美少女」を描かせれば業界一の腕前の方。かつ、作品に自らピリオドを打つことなくプッツリと連載を”落とす”「未完の漫画家」。よく言われていたことですが、おそらく「ツルモク独身寮」の窪之内先生も少なからず江口先生(「ツルモク」第8巻の6ページ、下の夜の街のコマに「HOTEL 江口大先生にお会いできた バンザーイ」というHOTELの看板がありますが、この”江口大先生”って江口寿史さんのことですよね?ずっと疑問なんですけど・・・。)の影響を受けているはずです。

というより・・・江口先生は80年代に漫画界で”革命”を起こした程の方ですから・・・窪之内先生のみならず現在でも数多くの「江口チルドレン」な諸先生方がおられるでしょう。そんな方が言われていたことですが「ギャグマンガ家・5年寿命説」!江口先生の口から言われると説得力があるもので・・・遅筆がたたったのか?「ショコラ」でも幾度と無く休載、そして「手抜き画」を繰り返した窪之内先生を見ていただけに「なるほどな」と思いました。精密なギャグセンスと超絶技巧のイラスト・・・これらの才能は寿命を縮めかねない「諸刃の剣」!そう思うとギャグ漫画家で長生きしている赤塚不二夫先生なんて相当な生命力ですね・・・。「あんまり頑張り過ぎなくていいよ」のススメ、江口先生、そして窪之内先生・・・くれぐれもマイペースでご自身の才能を発揮してください。

Top Page

[PR]中古車探しは、ガリバー:在庫多数、全車保証つき!