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「日本人の割合が高い高校野球は見ずに・・・日本人の割合が少ないオリンピックは見てるんですか!?」
スポーツに関しては決して詳しくない文化人のみうら師匠だが・・・自分もみうら師匠に共感し、あと、「パ・リーグのススメ」を啓蒙するみうら師匠が発したこの一言に何気に深いモノを感じました。この発言はFM番組での安斎さんの「オリンピックは見てるけど、高校野球は見てない。」という発言を受けてのもの。
かつて、コラムニストの故・ナンシー関氏が著書にて、オリンピック報道を「抑圧的なもの」と記した。それを読んで、自分が長年抱き続けた”モヤモヤ感”を払拭出来たように感じた。・・・というのも、「感動」好きな日本人へ「感動」を切り売りするために・・・メディアにとっては4年に一度開催されるオリンピックはうってつけのソフトである。キャスターやアナウンサーが「がんばれニッポン」、「金メダル」を連呼して、報道を通じて視聴者を鼓舞する。視聴者はニッポンの一体感に包まれながらメダル獲得の喜びに浸る。「感動」を産み出すには磐石のメカニズムである。しかしこれが行き過ぎたモノになってくると感動の”押し売り”になり、オリンピックに無関心な人も巻き添えを食らう。・・・と、ナンシー氏はお嘆きの様子でした。
自分にとって、今回のアテネに限らずオリンピックというのはどうも「どこか遠くの国への出来事」のよう感じてしまい、オリンピック以外の番組でも流れる「メダル獲得」の速報テロップにも、地震速報や大雨速報と同様のニュースとしか受け止められないのであります。金メダルの瞬間の映像を欲することも少なく、オリンピック関連番組が視聴率40%に達したならば、自分はそれを観てない「非視聴率60%」の方の人間に回ってしまっています。ワイドショーなどで”○室の○○宮殿下&○子様”や”○イアナ妃”や”○田聖子”や”○イケル・ジャクソン”ネタ・・・最近では”○ッカム”や”○ン様”ネタになると思わずチャンネルを変えるがの如く。
自分がフットボール(サッカー)を見始めた”きっかけ”ともなった90年のワールドカップ・イタリア大会。そこには日本は出ていなくてオランダが出ていた。そこで見たグーリット(現フェイエノールト監督)、ファン・バステン(現オランダ代表監督)、ライカールト(現バルセロナ監督)・・・オランダ・トライアングルと称されたこのトリオのプレーに大きな衝撃を受けたのを覚えています。そのときは「その大会にニッポンは出たの?」という事で見るか見ないかの判断を下す・・・というのが視聴者の”チョイス”だったように思う。そして当然、ニッポンは出ていなかったから見てない人が大多数でありました。
「飛行機墜落のニュースに、キャスターがうれしそうに『乗客に日本人はいませんでした〜』・・・」とかいう歌詞の歌があったような・・・。自分はニッポンが出てるか出てなかったか・・・よりも、その大会に観客を魅了するすごい選手が居た・・・という”発見”が出来た。そういった意味で、当時ニッポンが出ていない、「抑圧的」な性格が無かった90年ワールドカップの報道によるものだったのかなあと思います。2002年となっては状況も一変し、ワールドカップもオリンピックの亜流的な放送になってきて、もしこの大会から見始めたならば・・・サッカーへの関心はかなり薄いものになっていたかもしれません。だからこそ、より「抑圧的」でないEURO(欧州選手権)の方に流れてしまっているのか。でも南米選手権は見なかったなあと自分ツッコミ(爆)。
F1を見始めたのも、当時セナ-マクラーレンへ向けて「抑圧的」になりつつあったシーンを打ち破ったM.シューマッハ・・・彼に目が向いてしまったからだと思うし、大相撲・・・千代の富士時代の終焉から若貴フィーバー全盛となるまで・・・この間によく見ていたのも、主役不在で群雄割拠となり「抑圧性」が薄れた角界へ興味が沸いて・・・今また再燃しつつあるのも、モンゴルを始めとした外国人力士の活況ぶりに「抑圧性」が下がりつつあるニオイを感じているからかもしれません。白鵬なんて、モンゴル人の先輩横綱・朝青龍以上の素質らしくて行く末が楽しみ。対照的にバレーボールや世界陸上、世界水泳にチャンネルを合わせなかった自分は、「がんばれニッポン」に引き気味なヤツ。アテネオリンピックも織田裕二がキャスターやればいいのに。もっとも、世界陸上を一度も見たことがない自分が織田裕二の”アツさ”を知っているのは、関根師匠のモノマネにより”笑いのフィルター”をかけている間接的なモノでありますが(爆)
むろん、「抑圧性」溢れる某G球団については・・・ノーコメントです。
この時期にすこぶる快眠な人はおそらく少ないのでしょう。むしろ早起きして高校野球を・・・。欲を言えば高校野球も、さわやかさとか感動とかよりも、一発勝負のトーナメントにおける両チームの一球の駆け引きとかをクローズアップしてもらえたらと思いますが。今大会はダルビッシュを打ち破った千葉経済大付の松本啓二朗投手に一番のカタルシスを覚えました。かつて、一部カルト的人気を博した元小結・大徹が大横綱・千代の富士につり出しで勝ち金星を挙げたときのような。そういえばオリンピックも今年だったんだ・・・という今年、ギリシャといえばEURO2004の優勝国。「ギリシャのEURO2004優勝は、地元開催のオリンピックへの前夜祭」に首を傾げ、私はむしろ逆で・・・「オリンピックは、ギリシャのEURO2004優勝の”後夜祭”」ではないかと密かに思っているのですが。全世界が熱狂するこのオリンピックの時期、自分の夏はEURO2004閉幕ですでに終わっていました。残暑の候は駒大苫小牧高校の「優勝旗の津軽海峡越え」で過ぎていき、気分はもう秋・・・欧州各国リーグが開幕、CLももうすぐ開幕、W杯予選チェコ戦がもう2週間後に迫っています。
乗客に日本人が居ても居なくても、飛行機事故は悲惨な出来事です。北嶋選手の金メダルも凄いけど、ピーター・ファンデンホーヘンバンドが取った金メダルも凄いと思います。人それぞれにそれぞれの夏。「なぜオリンピック観ないの?みんなオリンピック観てるのに。」・・・と言われたことがあります。その度に自分は、よく「なんでワールドカップ(EURO)は観ないの?」と言い返したかったんです。でも言わなかったです。それは相手を「抑圧」してしまうから・・・。自分も眠かったです。EURO2004の時は・・・。オリンピックで寝不足の人もEUROで寝不足な人も・・・どっちも居ると思います。つまり、「どっちもどっち」です(爆)
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