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プロ野球開幕・・・ああ、今年もまた「放送時間延長」に悩まされる日々が続くのかと4月からはちょい憂鬱入ります。これさえ無ければプロ野球も思う存分牽制球を投げてピッチャー交代しまくって、終電無くなるまで時間かけて試合やっててくださいなのですが・・・。しかも特定のチームばっかり映って、あのチームは悪くないのにイヤな感情を持ってしまう事があっても無理もないでしょ?(汗)
あらかじめ21時30分まで放送枠を固定すればいいのに・・・と思うのが”素朴な疑問”だったんですけど、この「放送時間延長」を武器とするテレビ局の営業サイドが首をタテに振らないらしいですね。「放送時間延長」のメリットはゴールデンタイムの20時50分〜21時までの”21時またぎ”。土曜ワイド劇場の”22時またぎ”じゃないですけど、この間にチャンネルをザッピングする視聴者が狙いみたいです。
21時に見たい番組が時間通りに始まるかどうかというのは、21時直前になるまで分かりません。そこで視聴者は21時直前にそのチャンネルに合わせて確認せざるを得ない・・・また、「放送時間延長」により21時およびそれ以降の番組は繰り下げになるかもしれずビデオのタイマー録画も困難な状況になるので、見たい番組はビデオに録るにもあらかじめ30分余分に録画時間を取るか、また留守録をあきらめて「放送時間延長」の有無を確かめつつリアルタイムにテレビの前に座らなければならないのです。
そのように「放送時間延長」はテレビ局側からするとビデオ録画対策にも有効、すなわち視聴者を放送時間にリアルタイムにテレビに釘付けるのに有効で・・・ひいては視聴率アップの手段ともなります。それが数字に結びつけば広告効果も上がりスポンサーさんも納得するわけでお金も取れます。「放送時間延長を撤廃して」という視聴者側のニーズなどお構いなしに、視聴率に食らいつくテレビ局側ならばそう簡単にはやめないでしょう。
そうなると21時以降の番組を楽しみにする人とすれば、楽しみな番組が時間通りに始まってくれるためにはその前の野球の試合がサクサクと短時間に終わるのを祈るより他にありません。でもテレビ局側からすれば「どうぞ21時30分までは試合して引っ張ってください」って思惑があるのでしょう。しかしその思惑を思いっきりハズしたのが昨年です。これは単にプロ野球の人気低下って騒ぐだけじゃなくて、テレビの視聴者もそこまでバカじゃないですよ、そう簡単にはひっかからないですよ・・・という事をテレビ局側も少しは思い知ったのでは無いでしょうか?さらに長時間録画出来て自動CMカット、2番組以上同時録画のチャンネルサーバ付きでしかも野球延長対応など夢の録画機器が出来れば広告収入頼りのテレビ局の体質が今後も続けばいずれ崩壊に追い込まれるはずです。
そう考えるとテレビ局にIT業界が群がってくるのも当然の摂理でしょう。広告料収入に左右されない視聴料をPAYしてオンデマンド配信というITとテレビのメディアミックス化を確立できれば・・・いつになるか分かりませんが楽しみですね。ようやく地上波もデジタル化に踏み切ったこのご時世、ともかく近い将来で考えても、スポーツ中継はスカパー、WOWOW等有料テレビによる放送を進めて、作り手側と視聴者側でともに満足出来るようなスポーツ中継のある形を模索していくべきだと思います。現地に観戦に行って主催者側にお金を落とすことなく、電気代だけでそのスポーツを見て愚痴をこぼすのでは無く・・・それはそのスポーツにとっても生産性を無いサイクルなのですから・・・と思います。
要は「放送時間延長」が早く無くならないかなあ・・・というのが本音です。だって深夜の放送がモロに影響受けるんだもん(爆)
そんな事を言ったそばから高校野球を見てしまうのが花粉の飛び交うこの季節。高校野球なら180度変わって日付が変わっても・・・なんて思ってしまうのは自分勝手ですよね。最近は4試合日が無くなって夜遅くなるまで試合が続く事が無くなってしまったのがちょっと寂しいですけど。大事な高校生の体を考えれば過密日程は避けるべきなのに(爆)
でも高校野球で、0-0の投手戦やしかもそれで延長戦に入ったりすればかなりテンションが上がってきます。お互いに1点を相手に与えない勝負の駆け引き・・・サッカーでスコアレスドローだとそこまでテンションは上がらず、むしろイライラするものなのですが・・・両者におけるこの違いは何なのでしょうか?ノックダウン方式のトーナメント、最後の夏・・・までの焦燥感は少ないもののその試合にはついつい目が離せなくなります。最近は血液型ブームに端を発した(?)各都道府県の”県民性”比較もブームになっているようですが、なにか高校野球を見ているとある種の「物産展」を見ているような感覚になってしまうのでしょう。デパートでの駅弁フェアやうまいもの祭りには行っても、「物産展」までは足を向けた事もないですけど(笑)
現在は、かつてのようなお国自慢的要素は年々薄れてきている高校野球です。実際、登録されている全選手が地元の都道府県出身選手で固めているチームは今回出場32校中でわずか7校だそうです。その中で私立校に限って言えば全員が地元の県出身選手なのは・・・近畿大会王者で甲子園の地元・兵庫代表の神戸国際大付ただ1校なんだそうです。その傾向を背景として「21世紀枠」という”アンチ寄せ集め”チームの奨励枠が設けられたようですが。もはや他県の出身選手が在籍しているのも当たり前でありまして、今回の出場校の中では前述の高校とは対照的に、逆に地元出身選手がチーム中わずか3人・・・という高校も出ています。いい大学に行くためにいい高校、いい中学・・・というお受験社会を考えれば、勉強を野球に置き換ればこういう流れも自然な流れかなと思います。もともと高校野球に「汗と青春」的要素は求めていないのが自分の基本線なので。ただそこに「ボーイズリーグ」、「体育科」、「スピード出場」などの言葉が絡むとさすがに「露骨」な印象を受ける場合もありますけど・・・。
いま行われている選抜大会に目を向けると、1回戦で目に付いたのが兵庫代表・育英高校のエースとして登場した若竹投手でした。東邦(愛知)との試合は1回戦の中ではベストバウトと言えるでしょう。1-1の投手戦で延長戦の末に東邦・水野主将のサヨナラヒットで決着が着きました。東邦のエースは大会注目の右オーバースローの本格派・木下投手で、大会前の調整に不安を残していたものの試合が始まれば恵まれた体格から140km超の速球をビシビシと投げ込む力強いピッチング。マウンドに立ちはだかり育英打線を豪快にねじ伏せました。そして対する育英のエース・若竹投手は投げる時に上体が後ろに傾く・・・監督によっては欠点として矯正も施すであろう”賛否両論”のピッチングフォームを持った投手です。しかし彼は逆にそれを持ち味にして・・・木下投手と同じく140kmを超えるキレのある速球を打者の胸元に投げ込みこちらも好投しました!
”素質”の木下くんに”気力”でぶつかった若竹くん、双方とも見事ともいえる投げ合いでした。実は個人的に近畿のチームに対する印象は・・・これはサッカーにおける南米の代表チームにも通じるんですが(いい意味で)”えげつない”抜け目の無いチームが多く、そこがどうも自分と合わないもので、この試合も例外に漏れず東邦サイドで見てた訳なのですが。そこでなぜ若竹くんに惹き付けられてしまったかというとそれはサヨナラ負けが決まった瞬間、そしてその後の彼の「目」だったのです。負け投手に決まってしまいながらも、終わってもなお・・・まだまだ相手に向かっていく闘争心がその眼差しから消えてはいなかった、若竹くんのその眼力に自分は吸い寄せられたのです。そこに不覚にも「負けの美学」さえ感じてしまったのでしょう。
勝った東邦高校を称えるとともに、負けた育英高校の特に若竹投手に・・・試合中は東邦を応援してた分だけ余計に拍手を贈るべきだと思いました。若竹投手は大会前から注目を集めたMAX150km右腕・柳ヶ浦(大分)の山口投手やこの試合で東邦のエースとして育英に立ちはだかった木下投手のように体格的には決して恵まれていませんでした。それでも「打つなら打ってみろ」をそのエースナンバー・背中の「1」からにじみ出させるような、眉毛のお手入れでテレビ映りを気にする「いまどきの」選手とは一線を画したその姿に逆に新鮮味を感じました(とは言っても若竹くんも眉はお手入れしてたかも?)
あの試合を見た後にオランダ代表もルーマニア代表とのアウェイ戦に臨んだ訳ですが、思ったことはこの日の若竹くんのようなあの「目」をした選手が、ルーマニアと戦うオランダの選手にどれだけ居るのかな?というものでした。精神論やらその辺りの話ではなく、純粋に若竹くんのあの「目」に・・・オランダ代表にもプラスと成り得る「ピース」を感じたのです。あの「目」があればどんな相手でもボールが回せる、ゴールが奪える・・・そんな攻撃性を若竹くんのあの「目」に見たわけです。
ともかく、おかげさまでオランダはルーマニア戦(A)、そしてアルメニア戦(H)とW杯予選2連戦を乗り切ることが出来ました。でも若竹くんのような「目」を持った選手は・・・果たしていたのかな?しかし若竹くんは見当たらないとしても・・・天王寺谷くんはいたようです。それはバベルです。オランダ代表歴代2位の年少記録らしく、クライフェルトやセードルフをも超えた18歳3ヶ月での代表初ゴールをルーマニア戦(A)で記録しました!そしてオランダ代表伝説のストライカーであるファン・バステン監督が最も、この未完の大器・バベルのゴールを自分の事のように喜んでいました。かつてアヤックスユース育成のポストに籍を置いていたファン・バステン監督だっただけに・・・おそらくその時期から若き日のバベルに目をつけていたのでしょう。
そして今年の高校野球にも未来のスーパースター候補がいました。神村学園(鹿児島)のスラッガー・天王寺谷選手です。素人目にもこの天王寺谷くんはモノが違う・・・・バベルに相通じる印象を持ちました。神村学園というチームはいわゆる、高校野球界のチェルシーというかレアル・マドリッドというか・・・おそらく相当の資金力があるのでしょう。そういう”時代の流れ”に乗った、創部2年目でオール1,2年生の今大会で甲子園衝撃デビューを果たしそうな高校なんですが、そこで4番を張るだけの事はあります。名前からして「天王寺谷」って・・・明らかに九州ちゃうやん!?そう、兵庫産ですよ。彼には若竹くんとは違った意味で惹かれてます。いまはこんなハイレベルな選手が全国各地に散って、甲子園に「凱旋帰郷」してくるのですねぇ。
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