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Oranje 徒然草
つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 
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2005年5月26日(木)
【第63段】 You'll Never Walk Alone

レッズ優勝おめでとう!ならびに”古豪復活”この日を待ちわびた世界中のリヴァプールサポーターにお祝いの言葉を申し上げます。20年ぶりの欧州制覇が決まってここしばらくはイングランドのみならず世界中のパブで「♪You'll Never Walk Alone」の合唱が鳴り止む事はないでしょう。

ファイナルの舞台となったヨーロッパ・アジア文化の交差点、トルコ・イスタンブール郊外の丘の上にあるアタテュルク・オリンピヤット・スタジアム。第59段で述べたイスタンブール・ダービーが行われたのもこのスタジアムでした。しかしこの試合ではスタンドはガラタサライの赤黄、フェネルバチェの黄青、ベジクタシュの白黒のいずれでもなく、リヴァプール、ミラン両クラブのチームカラーでありそしてトルコ国旗の色でもある赤一色で染まりました。そしてこのスタジアムが世紀の大逆転劇の舞台となり「アタテュルクの奇跡」が生まれる事となりました。

堅守を誇る両クラブによるファイナルのこのカード、スコアはCLファイナルにありがちの1-0、また0-0でズルズルとPK戦へ突入・・・と予想していたのですが試合は意外な展開に転がっていきました。今を思えばリヴァプールは00-01シーズンのUEFAカップで優勝していました。その時はセミファイナルでバルサ相手に・・・EURO2000セミファイナルの「オランダ-イタリア」の再現を見るかのような引いて守り勝つ試合を演じ、そうかと思えばファイナルでは試合内容は一変、スペインのクラブ・アラベスと延長戦にまでもつれ込む5-4といった壮絶な打ち合いを演じました。その記憶と照らし合わせると今シーズンのCLの勝ちあがり方も似ていた点がありました。あの時と同じようにセミファイナルではチェルシーに引いて守り勝って、そしてこの試合のミラン戦ではゴールの応酬!試合前からこのリヴァプールのチームの歴史に気付いて紐解いていればこの試合の展開をある程度は予想出来たのかもしれません。


試合展開としては、ミランが開始1分足らずにセットプレイでエリア内にあがってきたDFマルディーニがピルロのFKを受けて、ポッカリと空いてしまったリヴァプールの守備を突き後方から直接決めて先制ゴールを決めます!リヴァプールはこの先制劇で完全に出足をくじかれて浮き足立ってしまいました。幸いにも28分のShevaが飛び出してゴールネットを揺らしたシーンはかろうじてオフサイド判定に救われたもののその後にもミランの前線のクレスポ、そしてShevaに掻き回されて2点目、3点目とクレスポに連続ゴールを許してしまいます。前半で悪夢の3失点・・・リヴァプール20年ぶりの欧州制覇は露と消えた・・・前半終了のホイッスルが鳴った時点では誰もがそう思ったはずです。

まさかこの時点で、後半にリヴァプールサポがこれ以上なく沸き上がって「♪You'll Never Walk Alone」が鳴り響く展開に進んでいくなんて・・・それは現地イスタンブールに集結した当のリヴァプールサポであっても予想し得なかったことでしょう。ミランとの経験、そして力量の差を見せ付けられたような前半の3失点に、ハーフタイムは一応リヴァプール名物の「♪You'll Never Walk Alone」の合唱をするもののリヴァプールサポは沈痛な面持ち、水を打ったように沈黙に包まれたアタテュルク・オリンピヤット・・・やはりイスタンブールはリヴァプールとは遠く離れた彼方の地であったのでしょうか・・・ミランの勝利が濃厚となってしまっただけに自分も後半戦はまともに試合を見ていられなくなってしまいました(汗)

しかし後半戦になると、ミラン優位の前半戦とは状況が完全に逆転します。意地を見せ始めるリヴァプールの姿に呼応して、リヴァプールサポもまるでこのスタジアムが本拠地アンフィールド・ロードでプレミアでの試合を楽しんでいるかのように舞台の雰囲気が一変します。ジェラードが試合後に「ロッカールームで気持ちを入れ替えることが出来た」とコメントを残しているようにハーフタイム中でラファ・ベニテス監督がどういう指示を与えたのかは知りませんけれども、昨シーズン・クォーターファイナルのデポルティボ・ラ・コルーニャ、そして今シーズン・セミファイナルのPSVのように・・・リヴァプールもまたミランに対して「窮鼠、猫を噛む」を実践しました。もう後は攻めるしかない、ゴールしかない・・・という状況に立たされたときのチームほど敵に回して怖いものはないのでしょう。その事を欧州で最も知っているチームなはずのミランはデポルティボ、PSVに続きこの試合のリヴァプール戦でもまたしても受け身になってしまいます。分かっていても受け身にならざるを得なかったのでしょうか。見えないビッグイヤーへのプレッシャー・・・アンチェロッティ監督がまたも苦虫を噛み潰すような、三たび失点を重ねるようなゲームを演じる事にとなりました。

スタメンでセカンドストライカーとして久々にスタメン出場したキューウェルが足を痛めて途中退場するアクシデントがあったんですが、追撃態勢を整えたリヴァプールの原動力はキューウェルと交代で入ったMFスミチェルでした。思い切ったミドルシュートがミランのゴールネットを揺らしてあっという間に1点差!1点目のジェラード主将のヘディングゴールとともに攻勢だったミランをじりじりと土俵際へ追い込んでいきます。後半戦はDFフィナンを下げて中盤にMFハマンを投入して守備を3バックに変更。これで中盤に厚みを増すラファ・ベニテス監督の策が功を奏してボールの主導権を奪えるようになります。立て続けに2点を取ったリヴァプールは勢いを増し、ラファ・ベニテス監督もここが勝負時と見て一気に同点ゴールを狙うべく攻めて行きます!守勢に回ったミランはデポルティボ戦、そして先のPSV戦と過去の悪夢がよぎったのか・・・前半は自信にみなぎった選手たちの顔も曇りだします。

そして60分・・・ジェラードがガットゥーゾに後方から倒されて?PKを得ました!しかしこのシーン、リプレイで見ても明らかなダイビング、シミュレーションと分かるようなジェラードの演技でしょう。ミランサイドの応援でなくてもはっきりとそう見えるような誤審でした。ミランのGKジダがこのPKを止めたもののPKを防がれたシャビ・アロンソが自ら押し込んで同点に追いつきます!ミランサイドとしてはこの同点ゴールは悔やんでも悔やみきれないものとなったでしょう。結果的にこのゴールが”致命傷”になったのですから。このPK撃は2002年W杯の韓国戦でのイタリア代表と同じように「負の記憶」としてイタリア国内で後世に語り継がれる「トラウマ」になっていくような気がします。一方リヴァプールサイドとしてはジェラードのダイビングが見つからなかった事をホッと胸を撫で下ろすべくラッキーというより他にありません。スペイン人のメフート主審がこのファイナルで笛を吹くことが決まった時に既に「アタテュルクの奇跡」は始まっていたのでしょうか?古い言い回しではあるがリヴァプールに恐るべき「神風」が吹いてなんと3-3の同点に追いつきます。

その後はアウェイゴール無し、一発勝負というCLファイナル独特の重苦しい雰囲気が生まれて両クラブ共に積極的に前に出ることが出来ません。その影にはミランで途中交代した左サイド・セルジーニョをケアしてフィナンの抜けた左サイドのスペースを埋めたジェラード主将の存在があり、そして満身創痍になりながらミラン攻撃陣を身を呈して食い止めたキャラガーの献身的な守備があり・・・リヴァプールが誇るこの2人のプレイヤーが気を吐きました。リヴァプールサポの大声援も後押ししてチームも同点で持ちこたえます。特に延長戦となるとあまりの体力消耗に足がつって思うように動けなくなりながらも120分ピッチに立ち続けたキャラガーのプレーにはこの試合のMVPをあげてもいいくらいでしょう。PK戦になる前に決着をつけたいミランは延長戦で猛攻をかけながらあと1点が取れません。第61段でも述べましたがアヤックス、そしてPSVといったオランダクラブを沈めたロスタイムでの勝負強さも、紙一重で持ちこたえるリヴァプールの前に押し込めきれず・・・決着はPK戦に持ち込まれます。PKで同点に追いつかれたミランは後にPK戦で敗れてしまう事となり・・・まさにこの日のミランは「PK」に泣きました。また、この時点で今シーズンCLの得点王はルート・ファン・ニステルローイにこっそり決定した事も付け加えておきます(笑)

結局PK戦で蹴る事が無かったリヴァプールの5人目・・・ハマン、シャビ・アロンソ、リーセといったフリーキックの名手が顔を揃えるリヴァプールイレブンの中、でも試合終了直後にラファ・ベニテス監督が決めたPK5人目のキッカーはきっとジェラード主将だったのでしょう。出来るならエンディングシーンはジェラードのキックで今シーズンのCLを締めくくってもらいたかったなあ・・・でもそこまで言えば贅沢だったでしょうか?

PK戦はほぼ1人目で決着が着いているように見えました。ミラン1人目のセルジーニョは顔が引きつって、もはやトルコ版アンフィールドに姿を変えたアタテュルク・オリンピヤットの雰囲気に完全に飲まれていました。それにはキック前に(キャラガーのアドバイスによって)インベーダーのようにコミカルに横に動くGKデュデクにも翻弄されてボールは枠の外へ飛んでいきます。このデュデクのインベーダーのような動きは、かつて20年前に欧州制覇を決めたレッズのGKブルース・グロベラーが、同じくPK戦にもつれた1984年のASローマとのチャンピオンズカップファイナルで行ったパフォーマンスで、この動きに面食らった相手ローマのキッカーがPKを失敗しリヴァプールに勝利をたぐり寄せた事があったそうです。この”古事”を知っていたDFキャラガーがPK戦の前にデュデクにアドバイスを送ったという事です。

逆に1人目でハマンが落ち着いてPKを決めたリヴァプールはこの時点で大きなアドバンテージを得ます!波に乗るデュデクのインベーダーパフォーマンスはミランのPK2人目でもキッカーのピルロのボールを止めてしまいます!リヴァプール2人目は途中出場ながら試合中ではなかなか活躍の機会を掴めなかったD.シセがPKを決めてPK2-0、3人目はリーセが止められるもののリヴァプールは終始PK戦を優位に進めます。4人目スミチェルが決めてPK3-2。そして04-05欧州CLのラストシーンはリヴァプール5人目の手前で迎えてしまう事になりました。ミランの5人目のキッカーは・・・2シーズン前のファイナルでは自らのPKでユーヴェを下しビッグイヤーを手にしたShevaが務めました。しかしこの試合の5人目ではロマンチックが・・・インベーダー”ダンス”が止まらないGKデュデクにPKをガッチリ止められてPK失敗・・・PK戦は普段ゴールを決めるスタープレーヤーほど外してしまう可能性が高い、この試合でもそうで結果として今度は相手リヴァプールにビッグイヤーを献上してしまうPKとなりました。リヴァプールがビッグイヤーを決めたPK戦でキックを成功させたハマン、D.シセ、スミチェルの3人のキッカーはいずれもラファ・ベニテスが途中交代で送り込んだ選手である事も決して偶然ではなくPKキッカーを指名して任せたラファ・ベニテスの試合における采配の妙でしょう。ここでも見せた智将ぶりには驚きを隠せません!


リヴァプールは5人目を待たずにこの時点でPK3-2として04-05シーズン欧州CL優勝が決定!念願のビッグイヤー獲得!そして20年ぶりの欧州制覇をついに達成しました!!チェコ代表のFWバロシュやMFスミチェル、そしてフィンランド代表のDFヒーピア・・・彼らはこのリヴァプールでのビッグイヤー獲得の勢いをW杯予選でも持ち込んで・・・ミランにいた代表をすでに離れたスタム、セードルフの母国オランダに襲い掛かってきそうな感じです(爆)


就任1年目でビッグイヤーを手にしたプレミアリーグの外国人監督・・・それはチェルシーのポルトガル人ジョゼ・モウリーニョではなくリヴァプールのスペイン人ラファ・ベニテスであった事はシーズン前には誰が想像し得たでしょうか!?確かにラファ・ベニテス監督は昨季ヴァレンシアでリーガとUEFAカップ2冠を達成し、卓越された手腕はすでに欧州中でも注目を浴びていました。しかしFCポルトから鳴り物入りでチェルシーに招聘されたモウリーニョと比較すれば終始に渡って日陰の存在に甘んじてしまいました。形勢が逆転したのはついこの前、CLセミファイナルの直接対決で勝利してからです。昨シーズンにモウリーニョが打ち立てたUEFAカップ→CLといった欧州カップの2連覇という偉業。それが今シーズンはラファ・ベニテスがヴァレンシア→リヴァプールと違うクラブではあるが同じ連覇を達成しました!

今シーズンのリヴァプールのCLでの戦いぶりを振り返ると・・・グループリーグ・オリンピアコス戦で見せたジェラード主将の豪快なミドルシュート、この段階でも決勝トーナメント行きを決めた16チーム中で最もドラマティックな勝ち上がり方を見せました。クォーターファイナルのユーヴェ戦ではルイス・ガルシアの今シーズンCLでNo.1との呼び声高いビューティフルゴールが生まれ、またCLセミファイナルでも微妙なゴール判定でありながらルイス・ガルシアのゴールで「モウリーニョ越え」を果たし、そしてミランとの点の取り合い、PKに笑ったこのファイナル・・・今シーズンのリヴァプールの欧州制覇はラファ・ベニテスの采配のみならずそれに応える選手もまた神がかり的なパフォーマンスを何度となく披露しました。南米色が限りなく薄いというのも特筆すべきものであり、今シーズンのリヴァプールのトップチームの陣容を見るとフランス籍、スペイン籍のラテン系プレイヤーは何人かいるものの南米籍の選手は・・・ヴァレンシア時代からのラファ・ベニテス監督のお気に入り・アルゼンチンのぺジュグリーノ選手のみだと思います。彼はこのファイナルのピッチには立たなかったので・・・相手のミランが特にスタメンだけでもカカやカフー、ジダ、クレスポといった南米籍選手の割合が大きい事を考えれば、リヴァプールは欧州+アフリカ(+オセアニア)連合軍で勝ち取ったビッグイヤー。南米籍選手、ことブラジル人選手の力に頼らずに欧州王者になったチームもここ数年の中では非常に珍しいのではないでしょうか?ビッグイヤーの影にブラジル人選手の活躍が無いのも今シーズンのリヴァプール以外には記憶がありません。(まあチェルシーもブラジル人選手がいないしヴェーロン、クレスポは放出してたしここも欧州+アフリカ連合軍でありましたが)

負けたミランは昨シーズンのデポルティボ戦に続いてまたも喫した大逆転劇、悪夢の再現は「不運」と言うより他にないでしょう。「アタテュルクの奇跡」などと軽々しい言葉を使ってますが、これがPK判定を巡る単なる審判の誤審と片付けられてもやむを得ない一面もこの試合にはありました。この結果ミランはセリエもCLも優勝に限りなく近づきながら、終わってみればマンUやアヤックスと同じく今シーズン無冠となりアンチェロッティ監督もシーズン終了後は自らの進退問題にさらされそうな情勢です。アタテュルク・オリンピヤットがこの試合ほどリヴァプールサポに占拠され「トルコ版アンフィールド」に化さずにもっと中立的な雰囲気であったならば・・・ミランサポも何らかの行動を起こしていたのでしょうか?今シーズンクォーターファイナルのインテル戦で相手のインテルサポーターが発炎筒を投げ込んだように、不可解なPK判定で同点に追いつかれた時に・・・試合途中でサポーターが怒り出して暴動を起こしてもおかしくない気の毒な展開と言ってもよいでしょう。感謝すべきはミランサポは・・・発炎筒投げ込みのインテルサポや試合前に電車を壊した今シーズンクラシケルのアヤックスサポのような愚行を起こさずに大人の対応で試合を見守ってくれた事でしょう。

リヴァプールも過去に「ヘイゼルの悲劇」というサポーター暴動の暗い歴史を持っている事もあり、ファイナルの舞台がフットボール熱の非常に高いトルコ、それにイングランドのサポーターという組み合わせでサポーターが暴れる「ファクター」は揃っていただけに・・・60分のPK判定がミランサポへの暴動の「火種」になってしまうかなと危惧しましたが、ともかく試合中に没収試合となる事はありませんでした。ただあのままリヴァプール逆転の4点目が決まっていたら大荒れになっていたかもしれないし、まあ試合後にイスタンブールでミランサポがリヴァプールサポと衝突して小競り合いが多発してバールやパブで暴れてしまう事は容易に予想されますが。それにしてもこの誤審問題も後々尾を引いて各方面で紛糾しそうな気がします。かつてオランダがEURO2000のグループリーグ初戦チェコ戦でPKで1-0で辛勝したときも、いまだにあの時のコッリーナ主審にはオランダサイドとして”感謝”しているますし。リヴァプールが同点に追いついて有頂天になってしまいましたが、もしこの試合でミランを応援していたならば・・・Shevaの28分のあのオフサイド判定もあった後での事ですしあのPK判定で烈火のごとく怒っていたと思いますしね(爆)


さあ、気が早いですが果たしてこれでリヴァプールは「欧州王者」として、来シーズンのCL出場権を獲得することが出来るのでしょうか!?本来ならばプレミアリーグ5位で既に出場権を逃してリーグ戦日程を終了しています。これは試合前から論争となっていたことですがUEFAにはここでリヴァプールに対して「超法規的措置」を執るのでしょうか?この優勝劇でまたUEFAは新たな宿題が出来ました。CLに出るか出ないかはクラブにとっても死活問題となるものであって、リヴァプールの来シーズンの陣容にも影響してくるはずです。この試合で活躍しながら今シーズン限りであるスミチェル、たしかハマンも今シーズン限りで母国ドイツに戻るはず、ベテランだけでなくバロシュもラファ・ベニテス監督の起用法に不満を漏らしてチームを去る意思を示しているし・・・そしてチームの顔であるジェラードも来シーズンはモウリーニョの支配下に・・・!?選手に関する噂が絶えません。これでリヴァプールが来シーズンのCL出場を認められなければ主力選手の大量移籍は避けられなくなるでしょう。OLのル・グエンやセルティックのオニールといった名監督がチームを去る今シーズン終了後なだけにラファ・ベニテス監督の座でさえ確定とは言いきれないかも・・・。しかしUEFAが一転、もし予備予選からでもリヴァプールの来シーズンCL出場の裁定を下した場合は・・・移籍の噂のある主力選手がチームへ思い留まり残留する事も増えてくるはずです。リヴァプールがCL出場を認められた場合にはさらに新たな問題が生まれるわけであって、プレミアの中で繰上げになった場合には・・・ルーニーを放出しながらプレミアリーグ4位でCL出場権を獲得したはずの、同じリヴァプール・マージーサイドのライバルクラブ、エヴァートンはどうなってしまうのか?UEFAカップへ回されてしまうのでしょうか?またリヴァプールに与える出場権をイングランド以外の他国リーグのCL出場枠から削ることになればその国の協会と揉める事になるでしょうし・・・。

遠く極東の地で行われる世界一クラブなんとやらという地球一クラブ決定戦の出場権などリヴァプールにとってはどうでもよく、出来るならこの訳の分からない大会の出場権を来シーズンのCL出場権と取り替えてくれ!というのがリヴァプールの本音となるでしょう。「トヨタカップで優勝すれば来シーズンのCL出場権を認める」と世界一クラブなんとやら大会へのリヴァプールのモチヴェーション付けに”ニンジン作戦”のエサとして利用して、UEFAが結論を先延ばしにする案もあるかもしれませんが(笑)

リヴァプール・・・このクラブが来シーズンのCLで見られないのは・・・来シーズンは欧州の大舞台で「♪You'll Never Walk Alone」の大合唱が聞けないのはあまりにも寂しいものです。UEFAの「英断」に期待します。
ついでにオランダもCL出場枠を「3」にしてAZも出してあげて(爆)

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