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Oranje 徒然草
つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 
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2005年6月12日(日)
【第66段】 FIFA?UEFA?

もうこんなラファエルの姿も見る事が無くなるのでしょうか・・・ラファエル、先のW杯予選ルーマニア戦(H)&フィンランド戦(A)でいいところ無しだったのは残念でした。ロッベンやカイト、そしてファン・ペルシー・・・特にフィンランド戦(A)のカイトがマークした、この試合を決めた2点目というのはこのラファエルとも同世代の3人によるコンビネーションで生まれたゴール。その中にラファエルの姿が無かったのは寂しいと言わざるを得ません。君の晴れ舞台は10月のチェコ戦(A)に回ってくるのですね?・・・「20世紀、西海岸で最もモテた男」国際弁護士・湯浅卓先生のように頑張ってくれる事を期待しております(謎)

それとギ・ルー監督、オゼールの監督をご勇退・・・誠にお疲れ様でした。「ギ・ルーのいないAJAなんて・・・」なんて後を引き継ぐサンティニ監督はずっとつきまとっていきそうな言葉でしょうね。たしかに想像出来ないし(笑) Shevaを育てたディナモ・キエフ前監督と同じく欧州の中の「監督の中の監督」。かつてF1パイロットの鈴木亜久里選手が「(ミハエル)シューマッハはレーサーの中でも教官だ。他のレーサーは彼の後をついていく生徒に過ぎない」とシューに対してコメントを残しましたが、ギ・ルーもまた監督界の「教官」。実際に第49段に述べましたが当時のアヤックス監督のR・クーマンを”子供扱い”した事もありました。フランス・リーガアンのクラブ、AJオゼールを率いて44年。地域の小クラブでしかなかった同クラブを一代でCLのクォーターファイナルまで辿り付くチームに育て上げた手腕は・・・ご自身の体調の許す限り、ぜひともトリコロール、フランスの次期代表監督に!(爆) ギ・ルー翁が「ご隠居」で欧州フットボール界の”現場”を離れる来シーズン、解説者?コメンテーター?彼は「子供たち」をどういった立場で眺めていくのでしょうか?といったわけでここまでが今回の枕(まくら)です。ここからが本題で・・・あんまりうまくないなぁ、まあ落語じゃないけど(爆)

欧州王者リヴァプールの来シーズンのCL出場が決まったようです。「グループリーグからの出場とまではいかないが」と予選1回戦からのスタートという事になったそうで、ともかくラファ・ベニテス監督ならびにリヴァプールのクラブ、そして運営するフロントにとっても、そして「♪You'll Never Walk Alone」を大合唱するレッズのサポーターもホッと胸をなで下ろした事でしょう。いまやCLに出場出来るか出来ないかはクラブにとっても「死活問題」となるだけに・・・。それに、グループリーグ出場のシード権を失いかけたフェネルバチェも一安心・・・でしょうか?イスタンブールとリヴァプールでCLにおける新たな「因縁」は勃発せずに済みそうです。両都市においても第63段で述べた「アタテュルクの奇跡」は輝かしい記憶として残して欲しいものでもありますから。

しかしこの特例をリーガ・エスパニョーラ側はどう見るでしょうか?99-00シーズン、同じケースでレアル・マドリッドがCLを優勝しながらリーグは5位でフィニッシュした時に・・・この時にマドリーをかわして4位でフィニッシュしたレアル・サラゴサはCLからはじき出されました。結局スペインから5チームが00-01シーズンのCLに出場する事は無く、マドリーはCLに、そしてサラゴサは泣く泣くUEFAカップに回る結果となってしまいました。
スペインはこの事が”トラウマ”で今回のリヴァプールのCL出場におそらく最後まで反対していたと思いますが、こういう事となっては「スペインは4チームしか出場出来なかったのに、イングランドなら5チーム出場を認めるのか!?」と言いたくなるのもごもっとも。ただ、今回のリヴァプールはイングランドからの選出という事ではなく、言ってみればディフェンディングチャンピオン、まさに「欧州王者」としてのワイルドカード出場という「超法規的措置」。それゆえCLの決勝Tクォーターファイナル以前でも、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・U、そしてエヴァートン・・・イングランドの他クラブとの激突は有り得ます。もしや予選ラウンド、またはグループリーグ、決勝トーナメントで【第59段】「Derby」で書いた「リヴァプールvsエヴァートン」の”マージーサイド・ダービー”がCLの舞台でも実現する可能性があるわけでして・・・これにより見る側としてはまた一つ、来シーズンCLへの見どころが増えた訳です。

リヴァプールがビッグイヤーを獲得したがゆえにすったもんだが生じたこの数週間余り、CL出場を巡ってウェールズのクラブチャンピオンが「売名行為」?で登場したりと二転三転しましたが、ラファ・ベニテス監督も「(来シーズンのCLに出場出来ないなら)12月の世界一クラブ決定戦には出場しない!」と激昂しました。世界一クラブ決定戦というのは今年12月に開催されるらしい、「トヨタカップ」が欧州vs南米から世界全体に範囲を広げて生まれ変わったものであります。

この大会に関してFIFAのブラッター会長は「この大会は”クラブのワールドカップ”として発展できるポテンシャルを持つ」と”自画自賛”しました。というのも彼自身がFIFA会長選に際しての公約の中で「ワールドカップと世界一クラブ決定戦をFIFAの二本柱とする」という項目が入っていたらしく、会長就任後は世界的な名声もあるトヨタカップを”我が物”にするために水面下で動いていた・・・その結果に生み出された大会でもあります。「(開催するのも)クラブの名前だけで客が呼べる、アメリカあるいは日本」という事で日本に決まった経緯もあるらしく、ブランド物に弱いという日本の”国民性”を突いて「中立国」というのは名ばかりの、日本のフットボールファンがFIFAの格好の「餌食」になっている感もあります。

しかしFIFAの思惑とは別に当のクラブ側は・・・前述ラファ・ベニテス監督の「出場しない」というコメントが漏れてしまうくらいの・・・欧州と南米のクラブ対抗戦から、大味になりそうな感のある「意義のない大会」へ発展しそうな予感もあります。最初からどうも背後にお金のニオイがプンプンしちゃうような大会で・・・リヴァプールも世界一の名誉をかけてという”大義名分”を背負いつつもこの大会の「風太くん」にされてはかなわないでしょう。しかもそれによって来シーズンはCL出場無しと押し切られては黙っちゃいられません。結局リヴァプールの来シーズンCL出場は認められましたが、それでも世界一クラブ選手権には「出場しない」意思のようで・・・ブラッター会長が「出場は義務だ!」と言っても、リヴァプール側とすれば「じゃあアンタ、12月に日本に行ってそのせいでプレミアやCLでコケたら責任取ってくれんのかよ!?」と言い返してもいいのでは?プレミアリーグにはウィンターブレイク(冬休み)が無いのだから、なおさらリヴァプール側は同選手権に対するクラブの意向を主張すべき・・・前トヨタカップのような一夜限りに一発勝負ならトンボ帰り出来るけど、6クラブも参加したのでは結構時間も取られますよね?これって・・・。冗談無しでリヴァプールはこの世界一クラブ決定戦に参加するか否かが、リーグ制覇やCLを勝ち抜いていくための「命運」を握っているような気がします。まさにFIFAがUEFAにちょっかいを出している感じも・・・リヴァプールも日本に行く事をかたくなに拒否している訳ではないと思います。ただ、アンフィールドとJAPANは余りにも距離が離れすぎているんです。物理的に(汗)

そもそも、やっと欧州各国リーグの激戦が終了し、プレイヤーにとっては体を休める貴重なシーズンオフの期間であるというのに・・・日本に、というより【第48段】「Chinois(e)」にも述べましたがアジアに”出稼ぎ”に来るクラブの何と多いことでしょうか。今さら言うまでもありませんがこの”出稼ぎ”が結局・・・ビッグクラブが欧州制覇を目指す前に力尽きてしまうのは「自明の理」。優勝候補がバッタバッタと倒れていくのもオフが無ければ当たり前でしょう。これこそ本来の目標を見失う「本末転倒」の好例となってしまっています。ビッグイヤーを獲りたければ欧州に居残るべし?そういう事では今回のUEFAのリヴァプールに対する裁定は、当のリヴァプールにとっても「救済措置」となったのかもしれません。なぜなら、予選1回戦からの出場によって予定されていたジャパンツアーを「回避」する事が出来た訳ですから・・・。もしやこの裁定はUEFAがリヴァプールを救った!と後に語り継がれるものかもしれません。

でもこの”出稼ぎ”がフットボールにおいて功罪ばかりを生み出すわけでも無い物であります。たとえばそうして来日してきたスーパースターのプレイがひょっとすると未来のスーパースターを生み出すことになるのかもしれないのです。こういった”出稼ぎ”の興行をスタンドで見る子供、フットボールキッズが将来アジアからアメリカから・・・興行先から欧州へビッグスターとして”戻ってくる”可能性もあるのです。自分でお金を出したくても出せない年代もいる事ですし、フットボールがこれから生き残るために最も大事にしなくてはいけない世代もこのキッズ世代なのですから、ある程度はこの”出稼ぎ”もフットボール界の発展のためには必要なものでしょう。ただ、あまりにもジャパンツアーは「供給過多」気味で、来日するスーパープレイヤーが宣伝のために無理矢理日本語をしゃべらせられているのを見かけるのも複雑なものです。


また、FIFAが開催する「いわくつきの大会」・・・コンフェデレーションズ・カップの開幕が近づいています。この大会もやっとバカンスに突入できるスタープレーヤーを無理矢理”職場”に引きずり戻す、本音を言えば「死人を出してまで続けるような大会なの?」と首をかしげざるを得ない大会だと思います。ブラジル代表のエースストライカー・ロナウドも大会前に「出場したくない。その分休みをくれ!」と嘆願し、見事に?ボイコット成立、「休み」を勝ち取る事に成功しました。このロナウドの主張を通した姿には拍手を送りたいと思います。

「4年に1度ワールドカップを開催しているのに、この大会でまた世界一を決める必要があるのか?」

コンフェデレーションズ・カップとは最も縁のある、切っても切り離せない言葉でありますが、そもそもこのコンフェデレーションズ・カップというのも成り立ちの経緯が前述の「クラブ世界一決定戦」と似通っているものであり、もともとはたしかサウジかどこかの金持ちが「サウジアラビアで国際大会を」と私財を投げ打って開いた、モロッコのハッサン国王杯やまた、ブルネイ国王が誕生会にマイケル・ジャクソンを招待するような・・・そんな道楽じみた大会だったと記憶しています。そして「世界一クラブ決定戦」のようにこの大会にも金の匂いを嗅ぎつけたFIFAが開催権を受け継ぎ・・・「ワールドカップの前哨戦」として位置づけされました。

ただこの大会はFIFAの思惑との「ズレ」も否めず、シーズンオフでの開催時期という事もあり大陸チャンピオン各国をはじめ前回W杯優勝国の代表チームで主力メンバーが集まらないというのも「自明の理」でしょう。ここでもまたこの大会の「風太くん」を買って出るようなチームは皆無なようでありまして、W杯予選を免除されて真剣勝負の場も少ないホスト国ですら、本気でレギュラーメンバーを集めるのは至難の業でしょう。そしてこのコンフェデレーションズ・カップもまた、前述のビッグクラブの出稼ぎと同じようにどうもFIFAが欧州と南米以外のチームを”接待”する機会を作っているかの如く、会社の「接待ゴルフ」的な大会になっていきそうな気がします(爆)

「よっ、さすがはチャンピオン!これは来年のワールドカップも活躍出来るんじゃないですかぁ?そんな訳でひとつ来年もよろしく・・・」

なぜかブラッター会長が手をスリスリしている姿が目に浮かびます(笑)ワールドカップでも欧州や南米の枠を減らしてアジアやアフリカ、オセアニアに枠を増やしていたりするし・・・ブラッター会長の頭にはこれら「フットボール第3世界」へのゴマスリしか頭にないのでしょうか?彼が欲しいのはアジア、アフリカ、オセアニア、北米・・・各大陸からの票集め?実に政治色がプンプンと・・・。コンフェデレーションズ・カップ開催のブラッターの「ゴマスリ目的」な大会だったら・・・止めるに止められない大会なのでしょうか?

ちなみに今回のコンフェデレーションズ・カップに欧州から出場するのはホスト国のドイツと、そしてEURO2004で欧州王者となったギリシャです。オランダはEURO2004でベスト4止まりで、過去にもこの大会とは縁がありません(爆)それが幸か不幸か・・・ワールドカップやEUROで予選の度に「オランダが出場しないと本大会がつまらない」と多くの声を頂いたものですが、その言葉は使い方に注意しなければ危険なニュアンスを含む事となります。なぜなら同じく本大会出場に向け頑張っていたアイルランドやスコットランドといった所が出場してはつまらなくなるという事も暗にその言葉に含まれる事になると思うからです。第5段に述べましたがオランダは「風太くん」になるために各大会に出場するわけでは無いし、第22段でも述べましたが「脇役」が「主役」を食って大会が盛り上がっていく例もあります。だから今回のワールドカップ予選でオランダ代表がもしワールドカップ出場権を獲得しても以下のようなニュアンスの言葉を発するのは避けてください。オランダの他の欧州各国に失礼にあたりますので。

「オランダ代表がワールドカップに出場して良かったですね。やっぱりオランダが出ないと大会がつまらないですから

といいつつも・・・今回のワールドカップ予選はShevaが、いやウクライナが悲願のワールドカップ、いやビッグトーナメント出場権を勝ち取りそうでそこには期待しています。かつてプレーオフでクロアチア、スロヴェニア、ドイツに踏み台にされて、いつもあと一歩まで迫りながら届かなかった国際舞台への挑戦権!オランダもグループ1で激戦区、しかしウクライナもトルコ、デンマーク、ギリシャと入り混じった激戦区に放り込まれながらアウェイで直接トルコ、ギリシャを撃破したのは立派!しかもワールドカップで欧州一番乗りも可能なところまで来るとは思いませんでした。Shevaもヴォロニンというレブロフ以来の「ベストパートナー」の存在で初出場の手応えを掴んでいる事でしょう。そう言うものの前回ワールドカップ3位のトルコ、ベスト16のデンマークが出場出来なくなるかもしれないというのも心苦しい・・・というとギリシャに失礼になってしまいますね。ワタシも(爆)

話が逸れましたが・・・前回のフランスで開催されたコンフェデレーションズ・カップではセミファイナルに衝撃的かつ忘れる事が出来ないアクシデントがありました。カメルーンのマルク・ヴィヴィアン・フォエ選手がコロンビア戦のプレイ中に突然ピッチ上に崩れ落ちてそのまま還らぬ人に・・・。後日、「こんな悲しい出来事が起きているのに・・・大会を最後までやる意味があるのか!?」と物議を醸しながら、結局は強行されたフランスとカメルーンとのファイナル、その結果などどうでもよく、むしろアンリの天を指差すゴールシーンばかりが印象的で涙に暮れたもの悲しい試合でした。

その悲劇が起きた後、フォエ選手の追悼試合がリヨンのホームスタジアム、スタッド・ジェルランで開催されました。対戦したのはまだバルサに移籍する前のエトォやエムボマ、そしてソングらを擁するカメルーン代表と、かつてフォエ選手と所属チームで一緒にプレイしたソニー・アンデルソン、シビエルスキらと発起人のアンリ、トレセゲ、そして彼らの呼びかけに応じたデウー、アネルカらプレイヤー達で結成された「フォエ・フレンズ」との試合。ちょうど自分が見ていた席がゴール裏のOLのサポーター席で試合中もウェーブ発生しまくりのせわしない観戦でしたが、試合も終盤にさしかかるとジェルランのスタンド全体が「マルク、ヴィヴィアン、フォエ!マルク、ヴィヴィアン、フォエ!」の大合唱・・・。招待されたフォエ選手のご遺族の方々も、ピッチに立てなくなったフォエ選手への手熱いサポートを喜んでいらっしゃったようで・・・普段のフットボールのゲームとは一線を画した、感慨深い試合となりました。

あの大合唱がいまだに耳に残っている一フットボールファンとしては、今年のコンフェデレーションズ・カップ開幕直前であってもその開催意義には改めて疑問を拭い去る事が出来ません。個人の思惑やスポンサーのエゴ・・・偉い者の”しがらみ”のみで成り立っているフワフワした大会で、フォエ選手のような悲劇を二度と生み出してはならない・・・FIFAも開催すると踏み切ったならばきっと”再発防止”の策を講じてくれているはずだと信じています。

どうせ大会を増やすなら現在オランダで開催されているワールドユースのような下部の年齢層育成のための大会、そういう大会をFIFAには増やして欲しいものですし、そうやってフットボールの「すそ野」を広げて欲しいです。まあFIFAはそんな「慈善団体」では無いと言われてしまえばそれまでですが・・・。


まさかとは思いますがFIFAの大看板であるワールドカップも・・・こういった「クラブ世界一決定戦」や「コンフェデレーションズ・カップ」のように”当事者”であるプレイヤーから出場を煙たがられるような大会に墜ちていくのではないでしょうか?実際に代表を「勇退」してクラブでのプレーに専念する・・・ジダンもそうだしマルディーニやネドヴェド、オランダでいえばベルカンプのようなプレイヤーが増えるのもこれまた「自明の理」。ワールドカップよりもビッグイヤー・・・自身がフットボールのプレイヤーとして生きていくためにも、またフットボーラーとしての名誉を勝ち取るためにもこういった決意が「賢明な選択」だと称賛されていく事でしょう。クライフェルトもまたこういった選択を・・・せざるを得ない立場なのでしょうか?(謎)

今後、世界のフットボール界を司っていくのはFIFAではなく、欧州連盟の「UEFA」なのではないか・・・そういう仮説を述べても過言では無いと思います。FIFAがワールドカップ以外になかなか確立できない「2本柱」を、UEFAはすでに確立しています。UEFAの柱は言うまでもなく「EURO(欧州選手権)」であり、そしてもう1つ、もはや欧州本土のみならず世界数十億人が息を飲む一大フットボールイベントへ飛躍したスーパーコンテンツ「CL(チャンピオンズリーグ)」を持っています。CLは毎年開催という強みも生かし強力スポンサーも続々と獲得、広告料収入のみならず放映権収入でガッポガッポのバブル状態!

しかも「CL」は過密日程がすすむ欧州フットボール界を危惧して従来の2次リーグ制を廃止しました。その効果からか試合数は減りましたがその分、決勝トーナメントでの劇的かつ濃密な試合が増加し大会自体のクオリティ、またエンターテイメント性をさらに向上させる事に成功しています。また「EURO」も出場国をエクスパンション的に増やしているワールドカップとは対照的に・・・本大会の出場国は「16」の少数精鋭で”狭き門”を維持、大会自体のレベルを保っています。

もしFIFAがこのままワールドカップのみに依存して無為無策さを露呈し続けると、それが結果的に有能なプレーヤーをどんどん潰して失っていく結果に繋がっていくのではないかと考えます。それならば・・・迷い無く「UEFA」を支持、「ワールドカップよりEURO」の考えをより強固な物としていく所存です。正直オランダにも来年の2006年ワールドカップは出られればラッキー、行けるところまで行っちゃって!って感じでしか見てないし、むしろ地元開催のEURO2000、そして昨年のEURO2004でも達成することが出来なかった欧州制覇・・・これを3年後のEURO2008・スイス&オーストリアでぜひ「欧州のてっぺん」を獲って欲しいと切に願うばかりです。現に3年前の2002年日韓ワールドカップ、強豪国が軒並み早期に敗退したのは欧州各国リーグの過密日程によるプレイヤーの過度な消耗によるものと指摘されましたが、それだけではなくFIFAもプレイヤーのシーズンオフを削り取って私腹を肥やしてしまっては・・・ますますワールドカップの「衰退」に拍車をかける「本末転倒」となってしまいます。

大会のレベルもEUROの後塵を拝し、なおかつ「ワールドカップは世界最高のスポーツイベント」という最後の砦もまた・・・将来がこれが「CLは世界最高のスポーツイベント」となってしまえばFIFAはその威厳を取り戻す事が困難になってしまうでしょう。なんといってもCLにはワールドカップに無い「アウェイゴール」という”切り札”がありますし、CLのアンセムはいまや欧州フットボールの代名詞!ワールドカップがあってこそのEURO、世界一クラブ選手権があってこそのCL・・・理想とすればお互いが各コンペティションの存在を尊重しあうのが一番です。そしてこの夢の舞台を目指してフットボールキッズはスタープレイヤーに憧れ、またユースレベルで切磋琢磨していく・・・その為の「道すじ」を作っていくのもFIFAやUEFAの役割でしょう。そしてその中でコンフェデレーションズ・カップは明らかに「余剰品」と言えると思います。


かくゆうチャンピオンを獲れる国やクラブが一部のチームで限られているだけ生じる問題なのかもしれません。朝青龍を「一人横綱」として「時代を作った」と喝采するか、「他の力士が不甲斐ない」と嘆くのか・・・そういう視点の違いによるものかもしれません。よって今回の戯れ言も「世界一クラブ決定戦」や「コンフェデレーションズ・カップ」には縁の無い、そういうオランダを見てきたからこそ生まれる視点なのかもしれません。そもそも現在のオランダ代表が見事に若返って成長を続けているのもFIFA主催のワールドカップ、その予選の恩恵を受けているのですから・・・。

好きに斬って最後は自虐ネタで締める「波多陽区形式」で・・・でも「下げ」としてあんまりオチてないなぁ、まあ落語じゃないけど(爆)

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