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Oranje 徒然草
つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 
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2005年6月20日(月)
【第69段】 Decade

「オランダvsウクライナ」、そして「オランダvsナイジェリア」・・・自分が思い描いた夢のカードがひょっとすると今週末に実現する可能性があります・・・ワールドユースで。もちろんワールドカップなどA代表でもずっと見てみたいカードだったんですが実現間近だと思うとなんだかドキドキして仕方のないところ!

オランダといえば「準決勝で敗退」がすっかり”おなじみ”なのですが、ただ過去の実績を見ると今回のホスト国・オランダは過去15回開催のワールドユースで・・・1回たりともセミファイナル進出がありません。対するナイジェリアは第5回ソビエト大会で3位、第7回サウジアラビア大会で準優勝とこの大会で実績を残しています。また、ウクライナはソビエト連邦として第1回チュニジア大会で優勝、そして第2回日本大会でも準優勝、第5回ソビエト大会で4位、第8回ポルトガル大会で3位・・・とソ連解体前にきっちりとワールドユースで実績を残しています。いわばユースレベルでは、FIFAランク4位(現在)のオランダとはいえウクライナ、そしてナイジェリアは格上のチーム。もしベスト16でチリに勝てれば・・・どちらかの国の胸を借りる事となるでしょう。どうぞお手柔らかに(爆)


この大会の好成績を後世に繋げた好例として有名なのはまずポルトガルでしょう。第7回サウジアラビア大会、そして第8回の地元開催ポルトガル大会での2連覇!フィーゴ、ルイ・コスタをはじめとしたこの世代は「黄金世代」と呼ばれ、その名の通りEURO2000でのセミファイナル進出、そして地元開催EURO2004での準優勝とA代表で成績を残しました。

また、このポルトガルの2連覇の前、第6回チリ大会で優勝したチームはユーゴスラヴィアです。実際に98年フランスW杯でのクロアチア3位など成績も出てはいますが、なんといってもこのチームはEURO92での涙の出場辞退。サヴィチェビッチ、ボバンといった希代のスタープレーヤーを擁しながら政情不安を理由に国際大会を締め出されたユーゴ、しかもその代替出場でEURO92スウェーデン大会の出場権が転がってきたデンマークがそのまま欧州制覇という劇的な展開もありました。当然94年アメリカW杯でも優勝できるポテンシャルを持ちながら試合が出来ないジレンマ、当時のユーゴは「幻の優勝候補」として・・・同じくタレントが分散した旧ソ連とともに「伝説のチーム」となりました。


もっと掘り下げてワールドユースとその後のA代表の成績を見比べてみると・・・

国名 開催回 開催年 開催地 成績 その後のA代表
ソ連 第1回 1977年 チュニジア大会 優勝 1988年EURO88西ドイツ 準優勝
第2回 1979年 日本大会 準優勝
アルゼンチン 第2回 1979年 日本大会 優勝 1986年メキシコW杯 優勝
1990年イタリアW杯 準優勝
第10回 1995年 カタール大会 優勝 (2006年ドイツW杯 優勝??)
第11回 1997年 マレーシア大会 優勝
第13回 2001年 アルゼンチン大会 優勝 (2010年南アフリカW杯 準優勝??)
西ドイツ 第3回 1981年 オーストラリア大会 優勝 1986年メキシコW杯 準優勝
1990年イタリアW杯 優勝

第6回 1987年 チリ大会 準優勝 1996年EURO96イングランド 優勝
ルーマニア 第3回 1981年 オーストラリア大会 3位 1994年アメリカW杯 ベスト8
ブラジル 第4回 1983年 メキシコ大会 優勝 1994年アメリカW杯 優勝
第5回 1985年 ソビエト大会 優勝
第7回 1989年 サウジアラビア大会 3位 1998年フランスW杯 準優勝
第8回 1991年 ポルトガル大会 準優勝 2002年日韓W杯 優勝
第9回 1993年 オーストラリア大会 優勝
第10回 1995年 カタール大会 準優勝 (2006年ドイツW杯 準優勝??)
第14回 2003年 UAE大会 優勝 (2010年南アフリカW杯 準優勝??)
ナイジェリア 第5回 1985年 ソビエト大会 3位 1996年アトランタ五輪 金メダル
第7回 1987年 サウジアラビア大会 準優勝
ユーゴスラヴィア 第6回 1987年 チリ大会 優勝 1998年フランスW杯 3位(クロアチア)
ポルトガル 第7回 1989年 サウジアラビア大会 優勝 2000年EURO2000オランダ・ベルギー 3位
第8回 1991年 ポルトガル大会 優勝
第10回 1995年 カタール大会 3位 2004年EURO2004ポルトガル 準優勝
スペイン 第5回 1985年 ソビエト大会 3位 1994年アメリカW杯 ベスト8
1996年EURO96イングランド ベスト8
第12回 1999年 ナイジェリア大会 優勝 (2010年南アフリカW杯 優勝??)
第14回 2003年 UAE大会 準優勝
ガーナ 第9回 1993年 オーストラリア大会 準優勝 (2006年ドイツW杯 初出場??)
第13回 2001年 アルゼンチン大会 準優勝 (2010年南アフリカW杯 3位??)
オランダ 第15回 2005年 オランダ大会 優勝? (2018年オランダ・ベルギーW杯 優勝??(爆))

やはりワールドユースは「原石」がそこかしこに転がっているんだなぁというのが納得出来ます。W杯でも優勝してるのは欧州と南米のチームのみですが、それは過去14回のワールドユースでも同様のことなのです。「Decade」・・・10年後にその「効能」が表れてくるようで、ワールドユースで好成績を残した各国はそれぞれにA代表でも実績を残しているのは上の表からでも裏付けられると思います。まさに「タイトルの影にユース有り!」!

前の段でも述べましたが・・・確かにユース年代の10年後はフットボール選手が最も脂の乗り切った時期!30歳前後のキャリアのピークを迎える時期です。10年周期で世代交代をきっちりと行われてこそ「伝統国」と言われるチームが生まれるのでしょう。この周期を考えると来年の2006年W杯はブラジルとアルゼンチンの”頂上決戦”の気配が・・・ちょうど10年前のワールドユースはこの2ヶ国にウルグアイと南米の時代だったようですから。そして2010年にようやく台頭してくるのがスペイン・・・ではないかと予想します。今大会のワールドユースでも優勝候補筆頭でしょうし・・・。この所の実績を見るとアルゼンチンと双璧なので。そしてアフリカの”ブラックスターズ”ガーナもそろそろ大舞台を踏まないと!

オランダも地元開催の今大会で4位以内に入れれば・・・10年後のA代表でのタイトルも見えてくるのではないでしょうか?もっとも、現在のファン・バステン・OranjeがA代表とユース代表の混成チーム的な印象もありますが。オランダがなかなかタイトルと縁遠いのもワールドユースの上位進出が無かったからなのかも?

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