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Oranje 徒然草
つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 
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2005年8月18日(木)
【第82段】 ミラクル宇部商

ドイツとの親善試合を2-2のドローで終えたオランダ代表、ついに2005年に入ってから初失点となってしまい・・・GKファン・デル・サールの連続無失点記録も665分で途切れてしまいましたが、それ以上にオランダ代表が世界に誇るウィンガーであるロッベンの活躍が一際目に付きました。まるで無邪気にボールを蹴る少年のように・・・日々進化していくこの選手がオランダ国籍で本当に良かったとも思います。この選手がよその国の代表選手だったらと思うと・・・ゾッとします(爆)

夏の高校野球もいよいよ準決勝、昨夏の覇者・駒大苫小牧(南北海道)や「ダントツの優勝候補」と目された大阪桐蔭(大阪)が地力を見せて4強に残りました。駒大苫小牧は準々決勝の鳴門工(徳島)戦で一時は1-6という絶体絶命の局面から7回裏一気の大逆転!ディフェンディングチャンピオンの意地を見せました。昨夏は同じ準々決勝で横浜(神奈川)の涌井投手(現西武ライオンズ)からサイクルヒットを記録した林主将、今年もホームラン、ヒット、2塁打と3塁打がもし出ていれば「2年連続サイクルヒット達成」というすごい記録も予感させました。春センバツでは近畿王者の神戸国際大付(兵庫)の大西投手にあわやノーヒットノーランを喫するほど打線に物足りなさがあったのですが、さすがに夏となると打撃に磨きをかけてきたようです。また守備もノーエラーと昨夏に続き香田監督の「守備からリズムを作る」チームの基本線は変わっていません。

また大阪桐蔭も組み合わせでは済美(愛媛)愛工大名電(愛知)といったセンバツ優勝校と同ブロックになりながら激戦区をド派手に勝ち抜いています。エースの辻内くんも前評判通りにMAX150km/h超えを連発、また1年生の「ナニワの松坂」中田くんも1回戦(春日部共栄(埼玉)戦)勝利の原動力となりました。準々決勝の東北(宮城)戦も4番の平田くんの1試合3ホームラン(5打点)という・・・上述のドイツ戦(H)におけるロッベンにも置き換えられるほどの活躍ぶりを見せました。この記録も凄いのですが、一打逆転の場面でもあえて平田くんから逃げずに勝負に行った東北バッテリーも良かったと思います。あの平田くんの快記録の影に、星稜(石川)時代の松井秀喜選手を思い浮かべたのは単なる思い過ごしでしょうか?大会最年少の東北・五十嵐監督も「逃げずに戦ったので悔いはない」とインタビューで答えていたのには
名門校を率いる監督としての”プライド”を感じました。青森山田(青森)、光星学院(青森)、酒田南(山形)、羽黒(山形)、聖光学院(福島)、そしてもちろん仙台育英(宮城)と・・・東北地区でライバル校がしのぎを削り合う「優勝旗の白河の関越え」も年々現実味を帯びていることと思います。

これで今大会の焦点としては、大阪桐蔭がこのまま優勝に向けて突っ走るのか!?・・・というところですが、それよりも注目したいのは20年ぶりにベスト4に進出した宇部商(山口)です。今夏で3年ぶり12回目の出場、昭和60年には準優勝にも輝いた・・・実は昨年秋の中国大会決勝で、今夏の甲子園に出場していた関西(岡山)を相手に8点差を逆転し12-9で勝って優勝している今春の中国地区王者です。それでセンバツにも出場していましたが2回戦でセンバツ優勝した愛工大名電に0-2で完封負け、自信があった打線も斎賀投手の前に完全に沈黙してしまいました。

山口県予選では3年連続出場を目指した岩国高と準々決勝で激突、延長15回にも及んだ「死闘」の投手戦を制してその勢いで甲子園切符を勝ち取った宇部商。全国49代表中最後に代表が決まったこともあり、大会前は既に甲子園出場を決めた・・・センバツで完封負けを喫したセンバツ王者の愛工大名電に対し「(名電に)借りを返したい」と”リヴェンジ”を誓った好永くん。今夏は打線よりも山口県予選で自責点がわずかに1、防御率0.19という好永くんの安定感がクローズアップされ、「投手力のチーム」と目されてしまったようです。

でもフタを開けてみれば1回戦から打線がすこぶる好調で、1回戦の新潟明訓(新潟)戦は20安打と奮起しました。その割には(わずか)7得点で7-4と、初戦突破したもののあまりに「効率の悪い」攻めに終始した宇部商。今大会の”ターゲット”に狙っていた愛工大名電が1回戦となった第4日第2試合、初陣の清峰(長崎)に敗れたことも影響して気持ちが散漫にでもなったのでしょうか?宇部商が登場したのはこの波乱の直後となった第4日第3試合・・・名電の「首」が自分たちではなく清峰高に”獲られた”ことで宇部商は今夏の「目標」を見失うかと思われました。しかし・・・宇部商はすぐさま気持ちを別の領域に切り替えたのか、快進撃を続けることになるのです。

2回戦は初出場の静清工(静岡)戦でした。序盤に2回続けて2塁盗塁を試みるも連続して刺されるなど「バントを使わない攻め」が功を奏さない空回りな展開。それでも好永くんがコーナーを巧みに突く本来の打たせて取るピッチングを見せ4-0の完封勝利。3回戦は山形勢初のベスト8、いや優勝も狙える戦力もあった酒田南(山形)戦でした。この試合は序盤と終盤に集中打が出て11-2の圧勝。好永くんも2回戦は奪三振ゼロながらこの試合は2ケタ奪三振と球がキレていました。

こうして宇部商はベスト8に進出しましたが、振りは鋭いけどどうしても春の名電戦での完封負けのイメージが拭えずひ弱さも感じてしまう・・・「強い」のか「弱い」のか今年の宇部商の”スタイル”は・・・なかなか輪郭が見えてこない不思議なチームでした。しいて言えば2年前、同じ中国勢でサウスポー木野下投手を擁し中越(新潟)、沖縄尚学(沖縄)、聖望学園(埼玉)を破ってベスト4に進出した江の川高(島根)に近いイメージを持ちました。でもバントも盗塁も試みれば失敗の連続で・・・普通のチームなら初戦で自滅しそうな「ソツだらけ」の戦いぶりは当時の江の川とは対照的で、俗に言う「ち密な野球」とは一線を画す、ノーアウト1塁でもバントを使わない玉国監督の強気な采配が序盤はとかく裏目に出がちなものでした。今を思えばその失敗の積み重ねは・・・むしろ準々決勝・日大三(西東京)戦での「ミラクル宇部商」復活に向けた”序章”だったのかもしれません。


準々決勝の日大三戦は日大三・大越投手、そして宇部商・好永投手の投手戦で序盤は進みました。宇部商が1回に好永くん自らのタイムリーヒットで先制するも5回に日大三・江原くんのホームランで同点に追いつかれます。しかしその直後の6回表に相手のエラーに乗じて2-1と勝ち越し。8回裏に1死満塁のチャンスを作り底力を見せる日大三、迎えるバッターは(5回にホームランを放った)今大会2HRの江原くん。ここで宇部商のエース好永くんはカウント2-3の押し出し目前ながらインコースの直球で江原くんを三振に取ります。これで2アウトになり安堵してしまったのか好永くんはその後のバッター、日大三の8番・桑田くんにレフト前ヒットを許してしまいました。2者が生還して日大三が2-3と土壇場で逆転に成功し”東の横綱”の意地を見せます。8回を終わって1点のビハインド・・・いくら今大会が5点差、6点差を追いついたりひっくり返したりする試合が多いとはいえ・・・この日の日大三・大越投手の調子を考えると宇部商としては追いつめられた展開・・・絶体絶命となりました。

宇部商 100 001 00   2
日大三 000 010 02   3


そして迎えた9回表宇部商の攻撃、先頭打者は9番キャッチャーの星山くんです。山口県予選からずっと1人でマウンドを守るエース好永くんのボールを山口県予選から受け続けた女房役・星山くん。彼が「ミラクル宇部商」の口火を切る大事な先頭打者の役割を果たして、まずレフト前ヒットを放ちます。9回表無死1塁・・・1点リードされたこの場面で次の打者は1番、トップに戻って主将の井田くん。この場面、1塁ランナーの星山くんは大事な同点のランナー・・・「定跡」なら間違いなくここはバントの場面です。しかし宇部商・玉国監督はこの局面でもこれまでの戦い方を変えようとしません。強攻策・・・井田くんは果敢にバットを振りました。なんと、これがヒット!これで無死1、2塁とチャンスが広がります!(後述しますが玉国監督率いる宇部商は甲子園でことごとく劇的なホームランで試合を決めてきたチーム。監督自身が細かな動きを見せると失敗しちゃうのは今夏だけではないようです。)

次の打者は2番の・・・HG(ハードゲイ)ならぬ「H(ハード)G(ガイ)U(宇部商)」6人衆の1人(笑)”グルグルバット”上村くん。9回表、2-3と1点リードされて無死1、2塁・・・この場面で2番バッターなら何処のどの監督でもバント作戦をとって3番、4番、5番といったクリーンアップへ繋ぎチャンスを広げるのが「定跡」でしょう。トーナメント一発勝負の甲子園ならなおさらです。しかし上村くんは日大三・大越くんの投げる球に対して渾身のフルスイング!ここでも全く送る素振りを見せずに「強攻策」!?フルスイングした打球の軌道は一塁側アルプススタンドに飛び込むファウルフライ。それでもあくまで”信念”を曲げないのか、見方によっては「無謀」とも言える玉国監督のこの采配に2番上村くんは・・・次の球もバントなど毛頭なく、まさに「自分でこの試合を決める!」が如く”フルスイング”で応えました。そして打った打球は・・・鮮やかに弧を描く軌道に乗って・・・ライトのはるか頭上を越える長打!さすがは「HGU」の親分!塁上の2人のランナーが生還して宇部商が4-3と・・・なんと再び試合をひっくり返しました。しかもノーアウトでの逆転劇!さらに4番も打つエース好永くんのタイムリーでもう1点追加した宇部商は、その裏の日大三の反撃を振り切り5-3で勝利しました。この試合は練習試合でも県大会でもなく、甲子園の準々決勝。しかも相手は格上の”東の横綱”日大三高・・・絶体絶命の場面にあってもひるむことも無くあえて強攻で押した玉国監督の強気ぶりには・・・過去の「ミラクル宇部商」の”実例”はあったものの改めてビックリしました。

あのPL学園・KKコンビの前に屈した昭和60年の準優勝から20年ぶり、あの時以来のベスト4進出を決めました。試合後に玉国監督はインタビューで汗を拭いながら・・・本人もそう思っていたのか「ビックリしました」と終始苦笑い。2番上村くんに強攻策を命じたのも「(上村くんが)バントが得意じゃないから」と・・・大方の選手が送りバントを生業とする2番打者の”常識”を覆す一言を発してインタビュアーもこれまたビックリ。さらには相手校の日大三・小倉監督もこの”強攻策”にはお手上げだったようで「(宇部商は9回裏)あの場面でバントしてくると思ったら(1番打者も2番打者も)打ってきた。こっちには策が無かったかな・・・」と呆然。

大阪桐蔭・平田くんの1試合3ホームランももちろん凄いですが、チームの命運がかかった9回の崖っぷちで強気の攻めを見せた玉国監督も凄い・・・というか恐ろしいと感じました。あの攻めはよっぽど自分のチームに「この選手だったら打つ!」という”確信”がないと出来ないと思います。実際、玉国監督は「夏は連投で投手がバテるので、打って勝てるチームを作った。」と今大会でのベスト4進出を裏付けるようなコメントも残していたようです。例えばファン・バステンが来年の2006年ワールドカップに出場して、上位に進出して試合を左右するような場面で、大舞台で、ここまで選手を信頼した、強気な作戦を取れるのだろうか・・・玉国監督の汗ばんだ顔を眺めながら、その表情をオランダ代表・ファン・バステン監督に重ね合わせてしまいました。確かに思い切りがいいのは両者に共通して言えるものでありますが。


ベスト4から遠ざかっていたこの20年間、宇部商は決して甲子園と「ご無沙汰」だった訳ではなくて、それなりに甲子園には顔を出していました。この日準々決勝で戦った日大三が全国制覇した4年前の2001年、第83回大会にも宇部商は甲子園に出場しており、その時は1回戦で花咲徳栄(埼玉)に12-0で完敗しました。その翌年の2002年、第84回大会にも連続出場しましたが木内監督率いる常総学院(茨城)に2-3と惜敗。ここ最近は初戦敗退が続き、かつての「ミラクル宇部商」の面影が徐々に薄れていていたことは否めないと思います。ただ、それは結果論であり・・・玉国監督は常に「バクチ」に出て、このところは”確変”に恵まれない「星回り」だっただけなのかもしれません。それだけに今夏の宇部商のベスト4進出、それも玉国監督の強攻策で突破口を開く采配ぶりについつい過去の「ミラクル宇部商」の記憶を呼び起こさずにはいられません。

今夏のみならず宇部商が甲子園に出るたびに「ミラクル宇部商」と呼ばれるのは、宇部商があまりに甲子園に鮮烈に記憶に残る試合を刻んでいる故でありまして・・・そんな「ミラクル宇部商」その歴史を列挙するだけでも・・・野球マンガ顔負けの名試合を数多く演じているのです。ここ一番で実力以上のものを発揮できる選手も凄いですが、ここまで「ミラクル」が続くと・・・玉国監督に何か「神がかった」ものを感じてしまいます。また「ミラクル宇部商」が玉国監督の代名詞のように語られることが多いのですが、宇部商には玉国監督と30年来に渡り「二人三脚」でチームを支えた藤井コーチの功績も大きいこともここに付記しておきます。玉国監督の影に藤井コーチ有り・・・これらの名試合は藤井コーチももちろん携わっていました。当事者側からすると「ミラクル宇部商」と言われることに玉国監督は「意識してない。一日でも長く甲子園に居たいだけなので」だそうで、また今夏の井田主将も「ミラクルと言われると奇跡で勝ってるみたいだから、実力で勝っていると言われたい」そうです。また好永くんは”ミラクル”を生み出す打線に「最後まで何があるか分からないんで自分も頑張れる」と気力が沸くようです。


・昭和58年夏2回戦:宇部商 6-5 帝京(東東京)
4-5と1点ビハインドで迎えた9回裏無死1塁、バッターの浜口選手にバントではなく「打て」のサインを出した玉国監督。そして結果はサヨナラ2ランホームランで6-5の大逆転勝利。(この試合も相手が東京の高校・・・今大会の日大三戦と最もシチュエーションが似ており・・・これも玉国監督と東京勢の何かの”因縁”だったのでしょうか?)

・昭和60年夏準決勝:宇部商 7-6 東海大甲府(山梨)
宇部商が決勝進出を決めたのはサヨナラホームラン!思えば東海大甲府は後にも「ミラクル宇部商」の”餌食”となりました。そして決勝でもKKコンビのPL学園(大阪)に真っ向勝負!清原選手との勝負も避けずに3-4のサヨナラ負けも堂々の準優勝!上述の東北・五十嵐監督と同じく、当時の玉国監督も清原選手から”逃げる”ことはありませんでした。だからこそ清原選手の1大会5HRの記録も生まれたのだと思います。だけど・・・当時はKKコンビよりも宇部商のスラッガー・藤井選手の方が好きで断然宇部商を応援してました。あんな”怪物たち”と同じ時代に生きた藤井選手は大会4HRで惜しくも記録に届かず・・・実に残念で悔しかったものでした。

・昭和63年春3回戦:宇部商 2-1 中京(愛知)
中京の剛腕エース・木村(龍)投手に9回1死までパーフェクトピッチングを許し窮地に立たされた宇部商。しかしなんとかヒットで食らい付き完全試合達成を阻止!そしてバントで送った後の9回2死から起死回生の逆転2ランが飛び出すまさかの逆転勝利!まさか試合後に受けるとは思わなかった勝利監督インタビューで玉国監督は「この試合は完全試合を覚悟した」と”完全に”お手上げ状態だったそうです。

・昭和63年夏3回戦:宇部商 4-2 東海大甲府(山梨)
1-2の1点ビハインド、9回1死2、3塁の場面で「代打」で登場した1年生の宮内選手が、なんとバックスクリーンに逆転3ラン!4-2と試合を土壇場でひっくり返す劇的な「代打逆転3ランホームラン」ベスト8進出。このまま優勝まで・・・と期待しましたがこのチームは準々決勝で浦和市立(埼玉)に延長11回、3-7で惜敗してしまいました。KKコンビと対峙した昭和60年の準優勝チームも惜しかったですが、個人的にはこの昭和63年のチームが宇部商史上・・・最も優勝に近いチームだと感じました。

・平成7年春1回戦:宇部商 10-9 桐蔭学園(神奈川)
阪神・淡路大震災でセンバツ開催が危ぶまれた大会。宇部商は優勝候補筆頭の桐蔭学園(神奈川)と対戦。初回に6点を奪われるも5回に追いつき、終盤にはホームランも飛び出し終わってみれば10-9の大逆転勝利!この年はしかしベスト8目前で・・・同じく”西の横綱”福留選手(現中日ドラゴンズ)がいたPL学園に競り勝った、澤井選手のいた銚子商(千葉)に負けてしまいました。その後銚子商はこの年のセンバツ準優勝まで駆け登っていきました。

・平成11年夏2回戦:宇部商 2-3 豊田大谷(愛知)
「松坂世代」と言われる第80回記念大会で、スラッガー古木選手(現横浜ベイスターズ)を封じ込んだ当時のエース・2年生の藤田投手でしたが・・・延長15回無死満塁からの痛恨のボークで試合終了、3時間52分の大熱戦はあっけない幕切れとなりました。(今大会の好永くんを見ていると、この大会での同じサウスポーだった「サヨナラボーク」藤田投手を彷彿とさせます。「ミラクル宇部商」復活の影にはこうした”伝統”も感じずにはいられません。)

宇部商の次の相手は京都外大西(京都)です。こちらも2回戦の関西(岡山)戦で終盤に6点差をひっくり返す(この試合で京都外大西のリリーフ1年生・本田くんから2打席連続ホームランを放った関西の船引主将のバッティングは見事でした!船引くんのバッティングは平田くんと同様、将来性溢れるバッティングでもっと見たかっただけに関西の早期敗退は残念でありました・・・)など、「ミラクル」ぶりでは負けていません。(惜しむらくはここに銚子商(千葉)が勝ちあがってこなかったこと・・・思ったよりエラーが多くて無念でした。)今大会限りで勇退が決まっている三原監督の”ラストサマー”、この三原監督も玉国監督に負けず劣らずの「勝負師」です。小技を駆使して相手の裏をかく京都外大西・三原監督と、小技を使わず強攻策で相手を飲み込む玉国監督とのせめぎあい・・・この試合もまた宇部商として勝っても負けても印象に残る「ミラクル宇部商」な試合となって欲しいものです。

4試合連続完投で、いくら中学時代は駅伝選手でスタミナに自信があるとはいえ好永くんが連投となってしまうのが「肩が心配」で心許ないところですが・・・。ベスト4の組み合わせでは、やはり第2試合の「駒大苫小牧vs大阪桐蔭」の方が・・・能條純一先生「月下の棋士」でいう「氷室将介vs滝川幸次」の名人戦レベルの注目度でしょう。さながら”事実上の決勝戦”と言われてもやむを得ないかもしれません。しかし第1試合の「宇部商vs京都外大西」も・・・両監督の采配を中心に見れば「刈田升三vs大和天空」のA級棋士レベルの注目度は有していると思います(謎)

ヒットは出るものの、やはり「ミラクル宇部商」の本格的な復活には劇的なホームランが”付き物”でしょう。まだそういったホームランは今大会、宇部商の打線からは出てないし・・・「お楽しみ」は大会の終盤に取ってあるのでしょうか?(爆) そして大会を締めくくるのには・・・耳なじみのあの校歌を口ずさみたいものです。やはり「ミラクル宇部商」の締めはこれしかありません。そう・・・

「進めよともに、宇部商高〜♪」

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