
74年式ワーゲンType1に5穴Wheelを!〜フロント編〜
今回の使用工具:
ウマ、ジャッキ、タガネ(ハブキャップを外すのに使用)、6mmの6角レンチ(ハブナットのロックを外すのに使用)、大きめのモンキーレンチ(ハブロックナット及びハブナットの脱着に使用)、ハンマー、ベアリングカラーを打ち込む時に当てる当て木(今回は27mmと36mmのソケットを使用)、ベアリンググリス入りのグリスガン、以上。
始めに断っておきますが、これから紹介する作業は完全な自己流です。マニュアルその他、一切参考にしていません。なので、ひょっとしたらプロの方が見たら「そりゃマズいだろう」というやり方なのかもしれません(御意見アドバイス随時募集中です)。特に今回はブレーキ周りの分解です。我が家のクルマは極めて快調に動いていますが、そういう意味を含めて参考にされる際は御注意ください。
用意する部品は、1:'66-'67用のブレーキドラム、2:'66on-用アウターベアリング、3:'68on-用インナーベアリング(←これがポイントっす)、4:この画像には写っていないが、グリスシールも新品を取り付けたい。そんなに高い部品でもないし。5:5穴ドラム用クリップボルト10本(4穴用のクリップボルトは径が違い、付かないので)、以上。
まずは、ブレーキドラムにベアリングのカラーを組み付ける。うまい具合の大きさのソケット等を当てて、ハンマーで、少しずつ、片寄らないように均等に打ち込んでいくのだけれど、手持ちのソケットでは、都合良くアウター側はステアリングを外すのに使う27mmが、インナー側はリアドラム用の36mmがそれぞれドンピシャだった。まさか考えて作った訳じゃないよねえ>VW 片寄らないように奥まできっちりと打ち込む。
ジャッキアップしウマをかけ、古いドラムを外す。詳しい外し方は「ドロップスピンドルの取り付け」の項を参照してね。
僕も組んでみて気付いたのだけど、5穴化するとクリップボルトが丁度ライニングを留めているピン(矢印)の位置を、結構微妙なクリアランスで回転するらしく、クリップボルトの長さによっては干渉する。干渉し方によってはピンを飛ばしてしまうので注意(僕は出先でやっちゃいました)。干渉する場合、クリップボルトに短かめのものを使うか、ピンを短いものに交換する。干渉するかどうかのチェックは、ドラムにホイールを組んだ状態で空転させ、引っ掛かりの有無や摺動音によって行うが、実はブレーキドラムやスピンドルって、いいペースでコーナーリングすると地味に「ゆがむ」ようで、ジャッキアップでのチェックで問題なくても、走行時に干渉してしまう事もあるみたい(経験者は語る)。また、この手のモディファイをした後は、家の近所でしっかりとダメ出しをするまでは遠出は控えた方がいいみたい(さらに語る)。。。
新品のインナーベアリングに、ローラーに擦り込むようにしてグリスをたっぷりと塗布し(左の画像)、カラー部にも塗布(右の画像)した後ベアリングを組み付ける。グリスはベアリンググリスを使用する。自動車のシャシ周りの整備に使うグリスはこのようにベアリング周りに用いる「ベアリンググリス」と、タイロッドやフロントのキングピン周り、トーションチューブ周りなどに用いる「シャシグリース」がある(さらに、ビートルには使わないけど、FF車のドライブシャフトの等速ジョイント部にはモリブデン入りのを使います)。前者は高負荷、高荷重に耐えるが若干水に弱い。#久しぶりにハブキャップを外すとグリスが白濁している事があるのは水分を含んだ結果なんじゃないかな?と僕は思っている。また後者は水分には強いがベアリング部のような強い負荷がかかる部位には使えない。また、両者の中間の性格の「万能グリス」ってのもあって、適材適所に分けて使うのがホントはいいんだろうけど、グリスガン2本も持ってないって人はこれ一種類で全部まかなっちゃってもいいのかな?と僕は考えてます。ちなみに僕は万能グリス一本でやってます。
シールを、ハンマーで軽く叩いて組み付ける。そして・・・
ドラムをスピンドルに取り付け、グリスガンを用いてアウターベアリングに、インナーと同様にしてグリスを塗布し、グリスガンでスピンドルシャフトとドラムの隙間にグリスをたっぷりと充填し、アウターベアリングを組み、ハブナットを締め(「ドロップスピンドルの取り付け」の項参照)、ハブキャップを付けて作業終了。お疲れ様でした。
ホイール&タイヤ装着例。4Jのストック鉄チンにミシュラン135。塗装がハゲハゲなのは御愛嬌。塗る時間がナカッタのです。ホイールのオフセットの関係なのか、ドラムの厚みの問題なのか、タイヤがフェンダーの内側に入るようになった。なんちゃってナロード(笑)。ちょっと気に入ってます。
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