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 -ポンコツクルマと送る市井の生活-



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2000年12月29日 ほぼ一ヶ月振りの更新。何かと忙しい年末の時期に、奥様の妊娠が発覚→つわりが酷く入院、というちょっとした大事件もあり、クルマにかまけている時間ありませんでした。奥さんがゲホゲホやっているそばで、もそもそとポンコツをいじる勇気無かったっていうか、なんだか自分の好きな事だけ考えてるのは奥さんやお腹の中の子供に申し訳ないような気がして、何故だか工具を持つ気にならなかった。初めての子供なのでどうしても気負ってしまうのはしょうがない。一瞬ちらりと「もうこんなポンコツ手放して手の掛からないやつに乗り換えようか」などとも考えたりもした。さすがにそれは出来無かったけど。
 。。。斜に構えた物言いをする訳でもなく、これは本気で思うが、クルマ好きなんてやつは馬鹿だ。吹けば飛ぶような鉄の固まりに一人で夢中になり、損得で考えたら絶対にペイするはずもない時間と金と手間を湯水のように注ぎ込む。今回の事にしても、白状すると、奥さんに子供が出来た事を知らされた時、真っ先に考えたのはクルマの事だった。「子供が生まれたら、クルマいじりする時間なんてあるのだろうか、金銭的には維持できるのだろうか」・・・。これに至っては、冷静に考えれば考える程「まっとうな大人」の思考パターンではない。本気で思うが、ただの馬鹿だ。
 そんな自分が少し嫌になったが、これはまあしょうがないことだ。だって馬鹿なんだから。それにそんなに悪い事ばかりでもない。例えば、社会の中で生活をしていて、僻みとか嫉みとかいうネガティブな、あまりカッコよくない種類の感情から僕が幾らかでも自由でいられる気がするのは、多分僕が心底こういう種類の馬鹿だからなのだろうと思う。#だって僕はクルマさえあればそれで幸せなんだもん。これは僕は僕の馬鹿さ加減に感謝しなくてはならない。こういうふうに考えると、クルマ馬鹿やってるのももしかしたら子供の為になるのかもしれないなあ、等とも思える。とまれ、腹は括りました。僕は、行ける所まで馬鹿で行く事にします。どこまで行けるかは分からないし、ダメならすぐに降りるけど。#「社会的立場」とか「年相応の・・・」等というロジックでクルマやバイクを降りる気は毛頭無いけど、「子供の為に」だったらしょうがないよね。
 なーんて、来年の7月にパパデビューを控えたクルマ馬鹿の期待と不安、でした(笑)。ああ、でもどんな生活になるんだろう。。。ましてや来年からは新世紀、それこそ楽しみなような不安なような、なんだかとても不思議な気分だ。新しい部品を組み付けたエンジンに初めて火を入れる時の気分、と言ったら、僕と同じようなクルマ馬鹿の人には分かってもらえるだろうか。


2000年11月23日 天気も良かったし、ちょっと時間があったので懸案のディストリビュータの交換作業をする。いい加減半年以上も悩まされている息付きの症状にケリを付けようという目論見だ。交換するディスビは下に画像があるBosch 009。イグニッションはポイント式で、進角方法がストックのディスビのインマニの負圧を利用したバキューム式から、遠心式になっている。また未確認情報だが、ビートルのエンジンで一番熱的に苦しい3番シリンダの点火タイミングがストックのディスビと比べ最適化されているという話も聞く。まあ今回の交換は性能アップ、というよりは、リペアの意味合いが強いのだが。
 交換は別項に詳しくあるが、そんなに厄介でもない30分強の作業。そろそろ北国は吹く風も冷たく、外での作業が辛くなってくるが、このくらいの時間だと辛い事もなく、いい気分転換です。交換した結果は?というと、点火時期をかなり気合い入れて(目視で(^^;;;)調整したにもかかわらず症状に変化無し。。。うーむ。コイルは以前'65年に付いていたものと交換して、症状に変化がなかった事を確認しているので、もしこの息付きの症状の原因が点火系にあるとしたら、残るはナンバーを取る時に新品に交換しているプラグ/プラグコード、という事になる。ハズレだったのかな。。。「冬ボー」が出たらまた新品に交換してみよう。


2000年11月11日 空冷のワーゲンってやつは、寒くなると何故かエンジンが暖まるまでアイドリングがきつい。今年もそろそろ交差点でのヒールアンドトゥーが欠かせない季節になったようだ。おまけに点火系にトラブルを抱えているらしい僕のクルマは、エンジンがまだ冷えている間は、信号待ちの「ばおんばおん」のみならず、加速時のアフターファイアーの「ずばんずばん」という音も加わりやかましい事この上ない。あまり上品なものでもないので何とかしなきゃな、と思ってたら、ふと新品のBOSCH 009ディスビを持っていたのを思い出した。将来組む予定のエンジンに使おうと思ってストックしてあったのだ。まあ、取りあえず今の'74年に乗っているうちはE/Gはばらさないと思うので(だって調子いいんだもん)、組んでみる事にした。・・・本当は今日作業予定だったのだけれど、こういう時に限って予期せぬ来客が何故か多く、作業は明日以降に持ち越し。焦らない焦らない。
 ディスビを発掘するためにがらくたを掃除していたら、なかなか面白い資料が出てきたのでexcelで表にしてみました。こういうの、好きな人は好きなんじゃないんですかねえ。僕はこういうの眺めていると全く飽きません。っていうか、こういうのを眺めながら晩酌するのって大好きです。ひとりで眺めてにやにやしてると、奥さんは全く理解不能、という顔をして僕を見ますが(^^;;;


2000年11月3日 雑誌「Cruisin'」をようやく買う。田舎ではなかなか売ってなくって。。。この雑誌は、発行が1年に4回の季刊なのだが、それこそ毎号毎号発売になるのが待ち切れないほど好きな雑誌なのです。うたい文句は「アメリカ的クルマ文化を楽しむクォータリーマガジン」、Rodder中心の内容で、ワーゲンは全く出てこないんだけれどね。というか、企画やってる事務所が日本で唯一のワーゲン専門誌「Street VW」と同じ所のようで、ライターやカメラマンなんかは随分かぶっているのだけれど。中心エディターの一人であるらしい古内氏はワーゲン乗りでもある事から考えて、多分「別口」って感じで作っているんじゃないかと。
 内容は、クルマ趣味を楽しむ「人たち」を紹介する、って事に主眼を置いていて、いい感じでクルマを楽しんでいる人達が毎回何人かづつ記事になる(僕のBest3記事は、Vol.9のV8Lux、Vol.5のRising Sunny、Vol.8のBeat Up Impara)。スタンスは「かっこいい人が乗るクルマはかっこいい!」ってな所なのでしょうか。読む度に「ああ、俺も精進しなきゃなあ」という気にさせられるんだけど、反面その志の高さ故か、ビルドされたクルマに対してけっこう辛口のコメントも多かったりして、読んでいると、酔っぱらって喋り過ぎた次の日の朝のような気分になる事もあったりするんだけど(^^;;; 当然批判もそれなりにあるようで、今回のVol.10は辛口度が少しトーンダウン?していたような気もした。まあ、昔のCal Magazineの「Hot or Not」もそうだったけど、こういう評価やら批判やらって、多分本当に仲のよい友達とかとはみんなこっそり話しているんじゃないかと思うし、「ノーマルのクルマのカッコよさが分からない人にクールなカスタムは作れません!」とか「何か一つ光るものがあれば十分。後はそれを大事にすればいいんです」といった名言も読めたりするので僕としてはノープロブレム。っていうかお釣が来ます。今後もがんがんにかっ飛ばしてほしいです。今月出るらしい別冊も楽しみですな。





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