
ドロップスピンドルの取り付け
今回の使用工具:
ウマ、ジャッキ、タガネ(ハブキャップを外すのに使用)、6mmの6角レンチ(ハブナットのロックを外すのに使用)、大きめのモンキーレンチ(ハブロックナット及びハブナットの脱着に使用)、17mmメガネレンチ(タイロッドエンド及びスピンドルを固定するナットの脱着に使用)、15mmソケット&ソケットレンチ(ブレーキのバックプレートの着脱に使用)、どつきハンマー、大きめのニッパー、以上。
始めに断っておきますが、これから紹介する作業は完全な自己流です。マニュアルその他、一切参考にしていません。なので、ひょっとしたらプロの方が見たら「そりゃマズいだろう」というやり方なのかもしれません(御意見アドバイス随時募集中です)。私のクルマは極めて快調に動いていますが、そういう意味を含めて参考にされる際は御注意ください。
まず、お約束のジャッキアップ。今回のような重整備をする場合や、クルマの下に潜る作業をするような場合、安全のため必ずウマを掛け、はずしたタイヤを車体の下に置くようにする。出来れば画像のように砂利の上での作業はやらない方がいいかも(^^;;;
そして写真のようにタガネ等とハンマーを使ってハブキャップをはずす。車体左側のハブキャップを外す場合は、メーターケーブルをロックしているピンを外しておくのを忘れないようにする。
べっとり付いているグリスを拭き取るとナットが見える。ブレーキドラムは、回転部分だけに緩み防止の為ロックナットで締めるようになっている。この部分は組み付けるのがけっこう厄介なので、経験のない人は慎重に作業を進めた方がいいと思う。ナットは、ドラムにがたが出ないように、且つ締め過ぎないように組まなければならない。締めが足りないと走行中にFホイールががたつく事になるし、締め過ぎるとホイールベアリングを傷めてしまうのだ。
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ブレーキドラムを外すには、ロックナットをカシメめているヘキサゴンボルトを外し、モンキーレンチで2つのナットを外せば取れるが、この部分を初めてばらす人は、組む時の事を考えてナットのプリロードの掛かり具合を確認しておくといいと思う。外側のナットだけを外した状態で、内側のナットにモンキーを掛け(サイズにあうスパナを持っていればそれでも可)、2、3度緩め/締めをくり返す。次にナットを1/4くらい緩め、レンチを軽く持ち、ゆっくりと締めていくと「こつん」と引っ掛かるように止まる場所があるはず。その位置が定位置と考えていいと思う。ばらした後でも、何故かこの「こつん」という場所は無くならないので、しるし等を付けておく必要はないと思うが、この場所でのブレーキドラムの周り具合は覚えておく。「こつん」が万が一なかった場合、この周り具合の所でナットを固定すればいい。
また、ナットを外してもドラムが抜けてこない場合、ブレーキドラムの摺動面が磨耗して、ドラムの縁がブレーキライニングと干渉して抜けない事が考えられるので、ブレーキのバックプレート部の穴からマイナスドライバーを突っ込んでブレーキライニングをゆるめる。
ブレーキドラムが外れたら、青い矢印の3本の15mmボルトを緩め、ブレーキホースを無理に引っ張らないように注意してブレーキのバックプレートを外す。外したバックプレートが宙ぶらりんになるようならば、針金や、古くなったハンガーでボディに吊るすとブレーキホースを無駄に傷める事がない。##最近判明しましたが、ライニングを上下に引っ張っている2本のスプリング、これ、画像では前後逆についています。太い方がホイールシリンダー側に来るのが正解です。チューコシャ恐るべし。。。(11/apr/2001)##
画像が前後するが、タイロッドとスピンドルを、青い矢印の17mmのナットを外して分離する。ナットを外すには、ナットを横から貫通している割ピンを外さなければならないが、これは大きめのニッパを用い、つまむようにしてテコの原理で外すと外しやすい。外した割ピンは再使用しない事。また、この17mmナットは、初めに緩める時にゆっくり回そうとするとタイロッドエンドの中で雄ネジの部分が回転してしまうことがある。こうなるとインパクトレンチ等を使わないと外れなくなってしまうので、そうならない様、長めのメガネレンチをかけ、手のひらで叩くようにして一気に外す。
スピンドルとボールジョイントの所もそうなのだが、タイロッドエンドとスピンドルの勘合部はテーパー状になっており、ボルトを外しても、それだけで外れる事はまずない。そこで、自動車用の工具を扱っている工具屋(例えば、ここ等で安く買えます)で売っている「タイロッドエンドプーラー」なる工具を用いて外す。それが手許にない場合は、タイロッドに下側から上に向けてテンションを掛け、大きなハンマーで勘合部の横をぶっ叩く事で外す事もできる。乱暴に思えるかも知れないが、プロの中にはタイロッドエンドプーラーはタイロッドエンドブーツを傷つける事があるといって使わない人もいるから、あながち邪道(嫌な言葉ですな)な方法とも言えないと思う。ちなみに僕はタイロッドを外すのにプーラーを使った事はありません。慣れればこっちの方が早いと思うので。あ、あと、ハンマーは通称「どつきハンマー」、工具セット等に入っているハンマーの3〜4倍くらいの大きさのものを使います。ホームセンターとかで\1000ちょっとで買えます。一本持っていると何かと便利です。
画像には写ってないが、スピンドルの裏側を見て、スピンドルととボールジョイントトレーリングアームとを繋ぐ17mmのナット2本を外す(青い矢印の先)。タイロッドエンドの時と同様、勘合部はなかなか外れないので(特に下側)気合いを入れて外す。このクルマの場合、上側の勘合部はどつきハンマーで外れたが、下はプーラーを使用した。
右がストックのスピンドル、左が米CB-PERFORMANCE社製ドロップスピンドル。軸の位置が上に付いている。こういう仕組みで車高が落ちるわけですな。ドロップスピンドルで車高を落とした場合、従来のアジャスターをフロントトーションビームに溶接する方法に比べ、乗り心地やハンドリングが悪化しないというメリットがあるようだ。ただ、当然ながらアジャスター使用時のように車高の調整は出来ない。
後は、ばらした時と逆の順番で組み付けてやり、作業完了。ボールジョイントのナットは、試走した後何度か増し締めした方がいいような気がする。ちなみに多少走行して馴染んでくると車高はもうちょっと落ちます。画像ではFタイヤは4Jのストックホイールにミシュランの135。
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