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いとしの末っ子君たち
――DW&RR――舞台劇ハムレットについて

DavidとRR舞台共演作ハムレット。あまりに興味があるので(見たこともないくせに〜〜)二回に分けました。

今回はキャスト・舞台美術・コスチュームそしてDavidのレイアティーズ中心です。
残念ながら彼のレイアティーズについてはレビューにも少ししか記載がないんですが・・・
見つかった範囲で、いつものように脱線しまくりつつ。


次回ハムレットのRRとジェフリー・ラッシュのホレイシオーについて書こうと思います。
この公演の演出、とてもハムレットとホレイシオーの絆を強く意識したものだったらしいので。

Hamlet 関連記事集(テキストのみ)



Hamlet
 by William Shakespeare
Belvoir Street Theatre Company B (1994、1995)
Neil Armfield 演出


キャストについて
1994年版
Hamlet--Richard Roxburgh
Laertes--David Wenham
Horatio--Geoffrey Rush
Ophelia-- Jacqueline McKenzie  (1995年版はCate Blanchett) 
Gertrude--Gillian Jones
Claudius――
Jacek Koman
Polonius--Max Cullen 
Ghost,Player King etc.--Ralph Cotterill
Rosencrantz--Keith Robinson
Guildenstern -- George Washingmachine
Fortinbras――Steve Vidler
(以上記事集 記事1より)

1995年版では、オフィーリアをケイト・ブランシェット、ポロ―ニアスはPeter Carrollで上演されたそうです。
(記事 6、7、8、)


ドリームティームとはこのことですよね!
RRのハムレット、Davidのレイアティーズ、ケイト・ブランシェットのオフィーリア、ジェフリー・ラッシュのホレイシオーだなんて!
お客様たちも私と同じに、誰もが溜息混じりに『見たかったなあ・・・』と思われていることでしょう。
それぞれ何度もこれまで同じ作品に出演している上記の4人。

共演歴――(同じ映画・舞台に出演、という意味で。必ずしも共演するシーンがあるとは限りません)
RRとDW、ケイト・ブランシェットに関してはこちら
DWはケイトとはやはりBelvoir Street TheatreでのTempestでもそれぞれミランダとセバスティアン。
ケイトとジェフリー・ラッシュは映画エリザベス、舞台オレアナで共演。(映画オスカーとルシンダも、ジェフリー・ラッシュがある形で出演していましたね!)



その他のキャストでは、
1994年版でのオフィーリア、ジャクリーン(RRはジャッキーとも呼んでいますが)・マッケンジーが
ドクタージェーン犯罪分析医(原題Hallifax f.p. :Lies of the Mind)にRRと。ジャクリーン・マッケンジーもRRの卒業したNIDA(National Institute of Dramatic Arts オーストラリアの国立演劇学校)出身で、ミランダ・オットーと同じ年(1990)の卒業だそうです。

王妃のGilian Jonesも、オスカーとルシンダでRRと。(ただし共演シーンは無し)-- この映画は、ハムレット関係俳優がなんと4人も出演していたことになりますね。

1995年版ポローニアスのマックス・カレンがBilly’s Holidayの主役ビリーとして、RRと共演。

そしてDW関係ではそのマックス・カレンは、Davidの肖像画でArchibald Prizeを受賞したアーティスト アダム・カレンの親戚だとかhttp://www.abc.net.au/pm/s111458.htm・・・いろいろなつながりがあって興味深いです。

ベルヴォア ストリートの俳優たちって、何重にも重なった糸で結ばれているんだなあ・・・相関図を描いてみたいくらい。(すぐ頭がごちゃごちゃになってしまう私には無理ですが)


RRもインタビューで一番好きな共演者として特に、このハムレット公演のジェフリー・ラッシュ、ケイト・ブランシェット、ジャクリーン(ジャッキー)・マッケンジーの三人の名前を挙げていたことがあります。
Interviewer: Who is your favorite co-star- besides Miranda Otto?
Richard Roxburgh: Uh - many. Geoffrey Rush, I loved working with my two Ophelia's - Jackie Mackenzie and Cate Blanchett.

Big Pond Chat (新しいウィンドウ)

ハムレットとレイアティーズ、狭い舞台裏で剣戟の練習をしたということですね。

その剣の振り付けはRR自身で、立ち回りで手が傷だらけになってしまったようです。
Freshly made scars and scabs cover elegant, patrician hands which clutch then fidget and then occasionally frame his chin.
Richard Roxburgh gives a broad smile and says in modulated tones: "That's Laertes, these are Polonius. I've been chopped to pieces in the sword fight I choreographed but for the life of me I can't seem to learn."
「優雅で貴族的な手一面に新しい生傷やかさぶた、そしてその手は握り締めたかと思えば落ち着きなく動き、また時には頬づえをつく。
リチャード・ロクスボローはにっこりと微笑むと、穏やかな口調で言う:「そっちのはレイアティーズ(から受けた傷)、こっちはポロ―ニアス。自分で振付けた剣戟シーンで切りきざまれてるっていうのに、どうしても身に付かないらしい。」
(↑スピカより:この記事の記者さん、よほどRRの素敵さに強い印象を受けた模様。この前の部分でも「、痩せてはいないがすらりとした体つき」とか、「端正な顔立ち」とか、「ボーンチャイナのような肌」(^^;)とか書いてる・・・勝手に「仲間です〜」と思ってしまいました。男の人から見てもやっぱりRRは素敵なのですね。それにしてもよく見てるな――elegant, patrician handsか。
でも、手の綺麗さは、Davidも負けてませんよね〜!彼は怪我しなかったのかな?)脱線すみません。
ハムレット記事集 記事 2 Prince of the Stage より


ところで謎がひとつ・・・原作どおりだと、ポロ―ニアスは一方的にハムレットに刺し殺されてしまった筈なんですが、この公演の演出では刃を交わすシーンがあったということなのでしょうか。それとも「ポロ―ニアス役」のマックス・カレンに剣の練習の相手をして貰った時に手が傷付いた、という事なのか――分かりませんでした。


(RRの演技に関する評については次回Part 2で。)


舞台
やはりNIDAで学んだDan Potraによる舞台美術。
 
Dan Potraは、他にもRR出演映画Children of the Revolution(RR作品邦題『革命の子供たち』)も手がけているそうです。

舞台写真があまりみつかりません。
ようやく見つかったのがかろうじてこの二枚だけです。





http://www.canvasmanagement.com/eng/artisti/potra/potra_gen.htmより



ステージ中央の大きな写真はクローディアスとのことです。その下に立つ人物が、誰なのか・・・
一枚目の写真、私にはどうしてもRRに見えるのですが、はっきりしません。

Dan Potra's set is cold grey, flanked by a wall of funerary repositories. (記事 1)

The stark set, little more than a wall of smudged and neglected tombs arrogantly defaced with a poster of Claudius as triumphant king, not only acts as a constant reminder of death, but is a fitting frame for the charnel house conclusion and Fortinbras' final words announcing the public display of the bodies. (記事 7)

上記の記事から――薄汚れ放棄された納骨堂の壁、ほとんどそれだけの荒涼としたセット。その壁を穢すように、勝ち誇った王クローディアスのポスターが傲然と貼られている。納骨堂の壁は、常に死を思い起こさせるだけではなく、死体置き場めいた結末の(スピカ注:ラストでハムレット、レイアティーズ、王、王妃と4人もの主要人物が死体として横たわる)、そして遺体を皆に見えるよう安置するようにとのフォーティンブラスの締めくくりの言葉にふさわしい背景となっていた――とのことです。

また、大きなカーペットを敷くことで宮廷内のシーンであることを表現していたようです。何度もその絨毯を敷いてはまた敷き、皺をのばし・・・そんな何かに憑かれたような行為が、登場人物たち皆が追いつめられた状態にいることを示すライトモチーフとなっていた――とありました。
A carpet serves as a key prop to identify the interior court scenes and the way characters obsessively lay it and re-lay it, working out the crinkles, becomes a leitmotiv for how on edge they all are. (記事 1)

常に死の影が冷たく落ちている――荒涼とした灰色の舞台で、俳優たちの演技が火花を散らしていたのでしょうね!




衣装

コスチューム担当はやはりNIDA出身(デザイン科)のAnna Borghesi。

Anna Borghesiは映画でもコスチューム・デザイナーとしてNed Kelly、ピッチ・ブラック、ミランダ・オットーの女と女と井戸の中、Love Serenade、エイデン・ヤング主演のMetal Skin(邦題「リミット・加速する狂気」・・・この映画の衣装も、印象的でした)などをデザインしています。David のSeachangeも!

衣装だけではなくRRとケイト・ブランシェットのチェーホフ作『かもめ』ではセット・デザイン担当。
http://movies2.nytimes.com/gst/movies/filmography.html?p_id=188675
http://www.lycos.co.uk/content/entertainment/nedkelly/nedframe_crew.html
http://www.geocities.com/Hollywood/Lot/8254/seagull.html

もうひとりの衣装デザイナーはTess Schofield

上記の『かもめ』では衣装デザイン。
David出演映画Cosiハーモニー」でもコスチューム・デザイン担当でした。
http://www.opera-australia.org.au/opera/oaweb.nsf/0/623608B2CFEFE7D9CA256BB800152809?opendocument
患者さんたちがありあわせのもので、みんなで力をあわせてつくったステージ衣装も楽しかったけれど、なぜか目に浮かぶバリー・オットーの『ベルト位置』とか、David扮するダグの「どーでもよくなっちゃってるパジャマやジャージ姿」・・・でもVネックでボーダーの長袖Tシャツは可愛かった♪



David as Laertes

一応役どころは・・・(ご存知の方はもちろんとばしてください)
ハムレットに愛される薄幸の麗人オフィーリア――Davidはその兄、レイアティーズ(レアティーズもどちらもありだそうで、主に引用する白水社版がレアティーズとしているので、以下そう表記しました)。

ハムレットの実父(先王)はその弟(ハムレットにすれば叔父)クローディアスに毒殺され、ハムレットの母ガートルードは、今は新王クローディアスの妃となっています。亡霊となった父から、新王の恐るべき罪を聞かされ、復讐を誓うハムレット。
レアティーズの父ポロ―ニアスは、そのクローディアスの寵臣です。
劇のはじめのほうでは、新王の即位式のため一時留学先のフランスから帰国していたレアティーズが、フランスに戻ろうとするところです。

その後父ポロ―ニアスはハムレットの手にかかって死に――王妃との会話を壁掛の陰から伺っていたのをハムレットにけどられ、クローディアスと思ったハムレットが刺し殺してしまうという、一種の事故だったのですが――、その死はひっそりと処理され、殺したハムレットも狂気のせいとして、イギリスへ送られます。
父の死を知り、帰国したレアティーズは、王こそ父の不審な死に責任があるのではと、蜂起した民衆を率いて、王宮へ。
王達に詰め寄るレアティーズの前に現れた妹オフィーリア。
愛する人に自分の父を殺された衝撃と悲しみでオフィーリアはすでに正気を失っていました。
次々と明らかになる悲劇に、胸が張り裂けんばかりのレアティーズ。
対する王は、ポロ―ニアスを殺したのはハムレットである事を告げます。

父を殺し、妹を狂気に追いやったのがハムレットと王から告げられ、復讐心を煽られたレアティーズは、王とともにハムレットを殺害する計画を練ります。
そこへ王妃が現れ、オフィーリアがさ迷い歩くうちに川に落ち、溺れてしまったことを伝えます。
悲嘆に暮れるレアティーズ。

一方ハムレットは、王の奸計でイギリスに着いてすぐに殺されることになっていましたが、王の手先となった旧友のローゼンクランツとギルデンスターンを出し抜き、また船を襲った海賊の人質になりながらも無事に帰還します。
オフィーリアの死を知らないまま帰国し、親友ホレイシオーとおちあったハムレットは、たまたま居合わせた墓地で、偶然一つの質素な埋葬を見かけます。
それはオフィーリアの葬儀。自殺とも思えるその死に、身分にふさわしい盛大な葬儀をあげることは神父に拒まれ、怒り悲しむレアティーズの姿を目にしたハムレットは、物陰から姿をあらわし、レアティーズとハムレットは双方悲しみの中争い、引き離されます。


王はハムレットにレアティーズとの剣の試合をもちかけ、そのなかでハムレットを亡き者にしようと企みます。
陰謀に加担するレアティーズは、切っ先から先止めをはずし毒を塗った剣を使い、ハムレットに傷を負わせます。
戦いのさなか、剣が入れ替わり、毒の剣はそれと知らないハムレットの手に。レアティーズも傷を受けて自らが仕組んだ剣の毒がまわってゆき、王妃も誤って毒の酒を飲んでしまい、絶命します。

瀕死のレアティーズはハムレットに王の陰謀を明らかにし、互いを許しあう事を願った後事切れます。
みずからも死を待つばかりのハムレットは、最後の力を振り絞り、父の仇であるクローディアスの命を奪います。
ハムレットが助かる望みがない事を知り、自分も毒の残りをあおろうとするホレイシオーに、ハムレットはどうか生き長らえて自分のために真相を語り伝えて欲しいと懇願し、ホレイシオーにみとられ死んでゆきます。




Davidのレアティーズに特に言及している記載は、以下です(少ないんですが)
When he kills Polonius in a fit of righteous passion, Hamlet's remorseful tears come laced with the wicked laughter of someone who actually enjoys killing. So when Laertes (David Wenham) spurns Hamlet's plea for pardon, we can fully understand that Laertes can forgive Hamlet but not the act of murder and the way Ophelia (Jacqueline McKenzie) has been manipulated.
ハムレット記事集のなかの 記事 1   A DAMNED FAMILY'S VALUES 
Date: 30/06/1994  The Australian Financial Review より)
義憤に駆られポロ―ニアス殺害に及ぶ場面で、ハムレットの後悔の涙には、殺す事を実際楽しんでいる者の邪悪な笑いが入り混じっている。だから許しを請うハムレットの言葉をレアティーズ(David Wenham)が退ける場面では、レアティーズにはハムレットを許す事は出来ても、殺人の行為とオフィーリア(ジャクリーン・マッケンジー)が翻弄されたやり口が許せないことを理解できるのだ。
(manipulateは本来「操る」ですが、あえて「翻弄する」と訳してみました。)


また、俳優たちのすばらしい演技については
there are a host of fine performances that have both great integrity to Shakespeare's text and startling originality.
『シェイクスピアのテキストに非常に誠実であり、また同時に驚くべき独創性を持った多くの見事な演技』と評した後、個々のキャラクターと俳優を列挙していますが、その中にはもちろんDavidも。

And Laertes (David Wenham), decent, quietly confident and wise, taking troubled leave of his sister Ophelia.
(同じく
ハムレット記事集 記事 3HAMLET OF OUR TIME  25/06/1994 The Sun Herald
「妹のオフィーリアに気づかわしげに別れを告げる、品があり、静かな自信を湛え、賢明なレイアティーズ(デイヴィッド・ウェナム)」(おおっ♪)
decentは、一応上のように「品がある」と訳しましたが、立居振舞も言葉も考え方もまっとうでちゃんとした、どこへ出しても恥ずかしくない・・・David演じるこの場面(そして本来)のレアティーズはそんな人だったようです。(つまり、Cosi の『ダグ』の全く
正反対と考えれば良いのでは・・・)おまけに静かな自信、賢い・・・そんなレイアティーズのDavid、見たかったです〜。


RRへのインタビューで、DW関係のコメントがないかなーと思ったのですが今のところ見つからず残念。(単にインタビュアーに訊かれなかったから、というだけではないかと思いますが)
ただ、 こんな事をRRが言っていました。The Prince of the Stage (記事 2)で、仕事の選択にこだわる事に関して――
"I really only want to work with friends and with projects that I believe in unquestionably. It's a fairly tall order."
「疑問の余地無く信じられる友人たちや企画と仕事をしたいだけなんだ。かなりそれは難しい注文なんだけれど。

RRは自ら立ち上げた劇団 Burning House Theatreに、Davidを主役といっていいオートという役で迎えています。劇団の主宰者として絶大な選択権があった事を考えれば、Davidも「疑問の余地無く信じられる友人」のひとりだったと考えてもいいのでは?

また、演出のニール・アームフィールドがキャストについて
``EVERYONE in the cast could play Hamlet, you know . . . what a company," relished its director, Neil Armfield.
 ( 記事7 "To be, or not to be an acting ensemble" より)と言っており、 キャストの誰もがハムレットを演じてもおかしくない(くらいの粒よりの俳優たちだ)・・・すごい劇団じゃないか、と。
Davidもその一人だったんですよね!


それで、衣裳ですが・・・Davidがどんな衣裳だったかは具体的には記述がみつかりませんが、この劇が設定されているのが「過去と現在が交じり合う世界」とレビューにあり、「登場人物の階級、身分やその『場』(occasion)がどういうものかが分かる」衣裳だったそうです。
(記事集 記事 3 Hamlet of Our Time より)
Armfield sets the play in a world - overswept by John Rodgers' evocative music - that mingles past and present. This is mainly achieved through the costume designs of Anna Borghesi and Tess Schofield. Top hats, and bowlers, spats and scruffy day shoes, dinner jackets, waistcoats and tails, sports coats, great coats, overalls and braces - their costumes signify rank, station and occasion.


いろいろな映画の衣裳から、上で挙げている衣裳アイテムについて衣裳参考画像集を作ってみました。

列挙されたアイテム最後のoveralls and bracesなんですが・・・
overallは、アメリカではよく言う『オーバーオール』ですが、イギリス英語だと袖つきの作業服。――墓堀りたちだったら、過去と現代が混じったということで作業服もありかもしれませんね。ひとりがつなぎでもう一人が吊りズボン姿とか。
ただoverallには『騎兵ズボン』という意味もあるそうでそれにつなげてbraces(ズボン吊り、サスペンダー)と言っている所も気になる・・・

ちなみにケネス・ブラナー版のハムレットでは、礼服が軍服の礼装になっていました。(
RR・DW版ハムレットがこんな風だった筈、というのでは決してありませんので!
下は御前試合シーンのハムレット(向かって右)とレアティーズ(左)です。最初、このように白い防具をつけているのですが、試合が白熱してくると熱いので防具を脱ぎ、タンクトップ型の白い下着に黒いサスペンダー、そして下の写真の軍服ズボン・・・という姿になっていたので、DavidとRRのbraces姿もみてみたかったりするのですが、こればかりは明確な記載がないのでわからなくて残念。どんな風だったんでしょうね、ふたりの剣劇シーン?!

参考映像:Kenneth Branagh as Hamlet and Michael Maloney as Laertes







ということで、個々のキャラクターの衣裳についてはほとんど不明なのですが(RRのハムレットが帰国した時ベレー帽をかぶっていたとちらっと書いてありました<記事 4)、例に挙がっているアイテムから、誰がどんな服を――と想像してみるのも楽し・・・んではいけないかなあ、やはり。頭の中で着せ替えDavid&RRなんかしていては。(でもついやってみたくなりませんか〜?)

推測・憶測・・・Davidのレイアティーズに関して考えてみれば、衣裳は地位や身分とoccasionを表しているということであり、一国の大臣、それも国王の片腕といってもいい人物の息子なのですから、かなりフォーマルな感じが多かったのではないでしょうか。(ハムレットは、狂気をよそおってからは王子にあるまじき格好という線もあったかもしれませんが)
レアティーズ最初の登場シーンは王と王妃の婚礼の場ということもあり、礼装が一番自然な気がしますが・・・。
また、上記のdecent云々という一節は、初めの方でレアティーズがフランスに旅立つ直前にオフィーリアに忠告する場面以外考えられないので、そこでは旅行に出る貴公子・・・といった線が浮かんでしまいます。――でもあくまで憶測でしかないのですが。



以下、レアティーズの台詞を何箇所か引用しました。
私の感想とか思いいれなどが無しのほうがいい方は、こちらへ
(原文と、白水社版訳文(一部新潮社版)の対訳のみにしてあります。訳は、どの翻訳家の版を引用させていただこうか迷ったのですが、少女時代出会って生き生きとした訳が印象深かった小田島先生の訳をメインにしました。その全集本の一冊は実家に置いておいたらどこかにしまいこまれてしまったので、今出ている白水社Uブックスから。)



私の感想も読んでやってもいいぞーという奇特なお客様は、こちらです。


そんな奇特なお客様も、その上のリンクから入って、Davidがあの声でレアティーズの台詞で演技しているところを一緒に想像してみませんか?



それにしても、オーストラリアに昔からのDavidのファンもたくさんいるはずですよね。
だれか舞台写真持っていて、サイトに載せてくれたりしないでしょうか。
それとかビデオフッテージなんか・・・無理か。
でも見たい、見たいです〜(じたばた駄々っ子に退行)このごろ、ネットのお陰で以前だったら見られなくて諦めるしかなかったものが、幸せな事に見られたりして・・・なんだかだんだん贅沢になっていくなあ。

次回RRのハムレットとジェフリー・ラッシュのホレイシオーを中心に。



愛しの末っ子君たち――Hamletについて その1

2004年 4月アップ