From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板


Last Update: 2002/03/29


メール

ご意見・ご感想をお寄せください。


ms4202@hotmail.com



掲示板


掲示板にようこそ、ホームページの管理人に質問や意見がありましたら下記の
「掲示板」をクリックしてください。また新規に訪問者の「意見交換掲示板」を用意しましたので、福祉や介護、スウェーデンについてなど、何でも自由に意見交換に利用してください。ホームページの趣旨に不適当な内容の記載は削除することがあります。

希望の掲示板をクリックして、次に移動してください。


掲示板    自由な意見交換版   

私のホームページへの訪問をありがとうございます。

訪問者のみなんさから、スウェーデンと日本の福祉について、質問が多くあります。そこで私見ですが、記載しました。

スウェーデンの高齢者、身体障害者福祉などは、1995年ころまでは、確かに世界から賞賛されるほど素晴らしいものでした。しかし、社会経済不況が重なり、さらにEUにも参加し、莫大な会費を納入しなくてはなりません。
当然国内経費の節約が余儀なくされ、そのしわ寄せが学校教育と福祉にきました。さらに、最近になって問題なるのは、医療関係にも大きく影響が出てきたことです。

政治家達は経費節約のみに追われ、それによる影響を全く計算していないかと思われる状態が続いています。一番の政策の失敗は、福祉と学校の民営化をしたことだと思います。

いまさら、元に戻せなくて、政治家達はいろいろと理由をつけて、言い訳していますが、現実には一部の患者は病院に入院することすら出来なくなり、高齢者福祉施設不足で、高齢者住宅に入居を法律では保障しているにもかかわらず、十分に施設はありません。

施設で介護を必要とする老人たちが家庭介護を受けている状態で、さらにホームヘルパーの民営化により、利益を追求する会社経営のために、職員の数は整理され、一人あたりの介護は増加して、結果は十分な訪問介護ができなくて、各種の死亡、その他の事故発生となっています。

そのたびに、各コミューンの政治家たちは、マスコミには、異口同音に「これは問題である。あってはならないことだ。なんとかしなくてはならない」という発言のみで、数日後にはすっかりそんなことは知らないという状態がくりかえされています。

スウェーデンは個人主義が進んでいますので、老人夫婦が子供に自分たちの介護の面倒をみてもらうと言う考え方は少ないし、現実に、おばあさんの面倒をみているのは、その夫であり、その反対でもあります。子供達が両親と一緒に住んでいなことも大きく影響しています。
これは、職場と住居が原因で、子供が面倒や介護をしたがらないというものではありません。

私が今年(2002年)の9月に日本の各地の高齢者施設を訪問した経験では、まだまだ日本はスウェーデンに比べて、何年も遅れている状態から、日本からみればスウェーデンは、福祉関係では先輩ということになります。
私の意見は、あくまでスウェーデンの過去と現在という見方で書いています。

これからの、日本の社会福祉士として活動したいと、計画し、勉強している方達に期待するものは多くあります。はっきりと書けば、新しいものの考え方ができる人、発想の転換が出来る人が、これからは必要になります。
特に日本の場合は、まだまだ不足です。現在の日本の社会福祉士は、教育が十分とはいえない状態であると思います。

理由は、現場と理想とがあまりにかけ離れている矛盾を、政治家達や関係者が何も考えていないことにあると思います。社会風習という、硬い壁があることも日本の場合、社会福祉士が本来の仕事の活動が出来ないことの原因でもあると思っています。そのためにも、新しい教育を受けて、過去の医療関係に属する悪い習慣を打破して活動できる人たちが必要です。

日本の福祉社会は、まだまだ利益を中心として考えている企業が多いです。本来の高齢者のための福祉は口先のみが多いです。それらを改善していくのが、これからの社会福祉士など福祉に関与していく人たちだと信じています。

その意味で、私のホームページは、「友人の介護」のページを除いて、全て私見は記載することなく、事実のみを全て資料を基礎として記載しています。
スウェーデン福祉の良い面も、悪い面もありのまま記載しています。
つまり、上記に書いたような個人の感情や考え方などは、記載しないように自分で決めています。

そして、読んでくださる方が、私の資料(ホームページ)を読むことにより、それぞれの理解の元に、判断していいだこうと考えているものです。

今の日本とスウェーデンの福祉の比較は、すこし無理があります。その理由は、日本の中には経済的に余裕のある人が入居できる高齢者施設は、まるで高級ホテルで、施設の対象にはなりません。
普通の施設は、反対にとても貧しくて、一部屋に何人も同居しており、個人の私生活など完全には保護されていません。大量生産の工場みたいな状態です。あまりに、施設それぞれによる差が多きすぎますから、比較の対象になりません。
日本の施設にたいする、国の基準が適正ではないことが理由かと思います。

スウェーデンの場合、福祉は悪くなったといいながら、基準は経済状態が一番良い時に規定されたもので、日本からみれば実行不可能なくらい、とても素晴らしい理想的な基準になっています。そのために、今では反対に、この基準を守るのが利益を追求する施設の会社には負担となるものです。

日本の場合、ホームヘルパーは、「してあげる」という気持ちが、介護する側にあります。受ける側は「していただく」という誤解された理解を持っています。
この両者の誤解がなくならない限り、良い介護は困難かと思います。
高いお金を支払っているにもかかわらず、高齢者施設は「老人の面倒をみてあげている」と誤解している職員と経営者が多いことも問題です。
プロに徹していません。

お金を受け取る以上、おかねを受けた分だけは、当然「介護を専門家としてします」という考え方が、少ないないことも原因であり、受け側はそれが当然と思っていることに、日本の悪い習慣が影響しています。
お金を支払っていたら、当然それだけの老人介護はしてもらうのが当たり前と、介護側と家族が考え方を変えない限り、改善されません。

文句を言うと、老人に辛くあたったり、十分な介護を受けてもらえないから、我慢している家族や老人があまりに多すぎます。

しかし、その反面介護を受ける側、要介護者またはその家族が、お金を支払う以上なんでもしてもらおうという、間違った観念は改善の余地があります。大切なのは、最初にホームペルパーの援助を受ける時に、書類で明確にホームヘルパーの責任と仕事の範囲と内容を明確にし、契約以外の仕事は、ホームヘルパーの任務ではない事を確認すべきです。

ストックの私見でした。

  (2002年12月16日 記載)