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更新記録
2001.9.10 平沼赳夫氏の回答を追加 下記リンクより
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「単一民族」という幻想を抱く事が諸外国に対する優越感を創造するらしい。その優越感の創造が何を意味するのか、あるいはそれによってどんな快感があるのか、分からない。しかし、どうして続くのであろう。
「単一民族発言」は、それこそ幻想に過ぎない「日本民族」(「ヤマト民族」?「シャモ民族」?)という概念を補強するものであろうが、幻想を補強しても意味がない。
自分(発言者)と自分達(聴衆を含めて)はエラいのだ。という主張である。これは優性思想に直結する、排除の論理でもある。
「単一民族発言」は他民族の存在を否定する野蛮な発言であり、比較級によるたいへん差別的な発言である。
平沼議員は「単一民族だったから大東亜戦争に負けて原爆まで落とされても経済大国である」と言った。日本軍に徴用された中国、朝鮮半島、台湾、北方先住民、南方諸島在住の人々が戦争に従事したことを知らないのだろうか?また被爆したことを知らないのだろうか?
戦争の原因のひとつは他民族、他文化を受容できないことにある。
私達は少なくとも「平和」を求めている。他民族、他文化を認め合い理解し合う努力を怠ってはいけないと思うのである。
「単一民族発言」は単に野蛮であるだけでなく、たいへん危険な発言でもある。
私は「単一民族発言」に抗議します。
[北海道新聞7月3日]
鈴木宗男氏、平沼経済産業相が「単一民族」発言
自民党の鈴木宗男衆院議員(比例道ブロック)が二日、東京都内で行った講演で
「私は(日本は)一国家一言語一民族といっていいと思う。北海道にはアイヌ民族というのがおりまして、嫌がる人もおりますけれど、今はまったく同化されている」と発言。
また、平沼赳夫経済産業相も同日、札幌市内のホテルで開いた自民党の中川義雄
参院議員のセミナーで「日本は単一民族」と発言していたことが、三日明らかになった。
北海道ウタリ協会の笹村二朗理事長は、「どういう意図で言われたのか、前後がどういう発言だったのか、きちんと確認してからコメントしたい。発言が事実であれば、協会としても抗議しなくてはならないだろう」と話している。
鈴木氏の講演は日本外国特派員協会主催。その中で鈴木氏は自らが小泉純一郎
首相の改革路線に対する「抵抗勢力」と位置づけられていることに不快感を示し、
「マスコミは敵と味方、白と黒、タカ派とハト派、善と悪と分けたがる傾向にある」とマスコミ批判を展開。「アイヌ民族の同化」という発言は、鈴木氏と小泉政権の間には対立構図はないと強調するため持ち出した。
鈴木氏は三日、北海道新聞の取材に対して
「一般論として言った。一国家一言語一民族というと嫌がる人もいるから、それを断って言った。差別的意図はなかった」と述べた。
一方、平沼氏はセミナーでの講演で日本の経済成長について触れた中で「小さな国土に一億一千六百万人のレベルの高い単一民族でぴちっと詰まっている。この人的資源があったからこそ、あの大東亜戦争に負けて原爆まで落とされて、いまだにアメリカについで世界第二位の経済大国の座を守っている」などと述べた。
アイヌ民族をめぐっては一九八六年、当時の中曽根康弘首相が「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から反発を受けた。
報道関係者各位
2001年8月20日
━国連の勧告に従わない差別国家日本?━
人種主義・人種差別・外国人排斥および関連のある不寛容に反対する世界会議参加記者会見取材のご案内
来る8月31日〜9月7日に、南アフリカ共和国ダーバン市にて、国連主催の、「人種主義・人種差別・外国人排斥および関連のある不寛容に反対する世界会議」が開かれ、政府代表団、野党議員、日本のNGO関係者などあわせて100名以上が参加します。
今年3月20日、国連人種差別撤廃委員会(CERD)は日本政府に勧告を出し、政府の人種・民族差別に対する対応を厳しく非難しました。がそれ以降も、ある国会議員が日本をアイヌが同化された単一民族国家と呼んだ発言や、東京都知事が、中国人など外国人は、日本人と違う「民族的DNA」を持ち、日本人では考えられない残虐な犯罪を犯していると新聞記事に発表するなど、CERDが指摘した問題がなんら解決されていないことを示す問題が続いています。これら個別の問題についてとりあげるとともに、世界会議の意義、参加の抱負、今後の国会における
人権政策の動向など下記の日時にて記者会見したく思います。
取材ぜひよろしくお願いいたします。
記
日 時:8月22日・15:00〜17:00
場所:衆議院会館第2会館・第3会議室
発表者 (予定)
T.ラズロ (一緒企画、ダーバン2001)
石毛えい子 (民主党衆議院議員、男女共同参画・人権・消費者部門ネクスト大臣)
福島瑞穂 (社民党参議院議員、弁護士)
姜誠 (ルポライター)
長谷川修 (アイヌ・ウタリ連絡会、レラの会)
上村英明 (市民外交センター、ダーバン2001)
M.H.ラーマン (パキスタン人協会)
喜久里康子 (沖縄市民情報センター)
稲葉奈々子 (移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
連絡先
T.ラズロ、「一緒企画」(方)
пF090-2915-0910 issho@issho.org
衆議院石毛えい子事務所
пF03−3508−7465、g00468@shugiin.go.jp
朝日新聞、7月28日朝刊
アイヌ民族団体 国連で抗議声明
(ジュネーブ27日=小林伸雄)
ジュネーブ国連人権小委員会先住民作業部会27日、アイヌ民族団体「レラの会」長谷川由希さん(24)自民有力政治家の「単一民族」「アイヌ同化」発言に対し、民族差別、民族優越意識の表れとして抗議声明。「琉球弧の先住民族会」と共同声明。以下共同声明文
レラの会 琉球弧の先住民族の会 共同声明
2001年7月23-27日、スイス、ジュネーブ、国連先住民族作業部会のにおいて。
私はこの場で、日本政府の人種差別主義的発言についての話をしたいと思います。去る7月2日、自民党の有力国会議員2名が、別々の場で日本は「単一民族国家」であるという発言を行いました。
1人は北海道選出の議員、鈴木宗男氏であり、彼は「(日本は)一国家、一言語、一民族。アイヌ民族は今はまったく同化された」と発言しました。彼は北海道・沖縄開発長官を務めた長い経験があり、同化政策を経験してもなお活動を続ける、アイヌ民族及び琉球民族の現状を認識していたはずです。
この事実に私たちアイヌ民族は憤りを隠せず、直ちに講義集会を開き(静内)、両氏に対して抗議文(アイヌウタリ連絡会)と質問状(北海道ウタリ協会)を提出しました。
1986年、15年前に当時の中曽根首相が同様の発言をしました。その発言をきっかけに、私たちアイヌ民族の権利回復運動は転換期をむかえました。多くのアイヌ民族が立ちあがり、アイヌ民族を日本の先住民族として認めてもらえるよう、日本政府に働きかけました。
また、この中曽根発言の翌年からは、私たちはこの国連の場に初めて参加し、私たちの歴史と現状について発言をすると共に、私たちの存在を確認し続けています。
今年3月に提出された人種差別撤廃委員会(CERD)の日本政府に対する、最終所見では条約第4条(c)違反についての所見が出されました(13段落)。今回はまさに、その条約違反にあたります。日本国内には人種差別撤廃のための法律がなく、このような国会議員の発言が野放しになっているのが現実です。
日本にはアイヌ民族と同様に先住民族の権利を主張している琉球民族、また在日韓国朝鮮人、日本国籍を取得した旧外国人、日本国内に長く居住する外国人と多くの民族がいます。
そのすべての人々に対して、この「単一民族国家」発言は民族差別、また民族優越意識の表れであることを日本政府は認識すべきです。
また、日本をはじめとするアジアの先住民族の多くも、先住民族としての権利を求めて運動を続けておりますが、自国ではいまだにその存在すら認められていないのが現実です。
アイヌ民族、琉球民族と同様に彼らも、この国連の場をとおして先住民族の権利回復運動を行う中で、今後の日本政府の対応は注目をしています。
これらのことを考慮する上で今後必要とされているのは、日本国内における人種差別撤廃法の制定であり、また国際法のレベルにおいても人種差別的行為に対する処罰がなされるべきであるということです。
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ウィルタ協会(北海道)
小泉純一郎殿
貴内閣閣僚の平沼赳夫・経済産業相がさる2日、札幌市内で講演された「単一民族」国家発言はアイヌ民族のみならず、ウィルタ、ニブヒなどの国内少数民族の存在をも否定する重大発言で、既に15年前に物議をかもし、破綻した中曽根発言と同質、同根の問題発言で、到底容認できるものではありません。
また、2日、鈴木宗男代議士が外国特派員協会で講演した「単一民族」発言も同様の趣旨内容で、厳しい批判と反響を呼んでおります。
3、4日の新聞報道でも各社が両氏の発言に「反発・抗議」が寄せられていることを大きく報じております。両氏の発言は貴内閣と自民党の体質が問われる重大な問題です。内閣総理大臣・自民党総裁として発言責任者・平沼、鈴木両氏に、関係諸団体に対して謝罪と問題発言を撤回するよう指導されることを強く求めます。
2001年7月5日 ウィルタ協会会長 田中 了
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アイヌウタリ連絡会(関東)
『抗議』と『申し入れ』
鈴木 宗男 様
貴方は、去る7月2日東京都内の外国特派員協会(主催)での講演で、「私は(日本は)一国家一言語一民族と言っていいと思う。北海道にはアイヌ民族というのがおりまして、嫌がる人もおりますけれども、今はまったく同化されている」(朝日新聞2001/7/3)と発言されました。この発言は日本は「単一民族国家」とする内容であるし、さらに「アイヌ民族はまったく同化されている。」とする「同化政策完結」を示す発言である。
日本が「単一民族国家」だとすることは、言うならば『虚像』であり『虚妄』である。簡単に言えば「嘘」と言うことである。『虚像』『虚妄』である勝手に作られる、「単一民族国家」説を発言しそこに立脚することは、我々アイヌ民族にとって歴史的に、日常的に何を意味するのか。「単一民族国家」なる嘘にこれまで耐えねばならなかったアイヌ民族、これからも耐え続けなければならないのか。「単一民族国家」が言われると同時に「同化主義」がまかり通っている。これは我々アイヌ民族だけでなく嘘にだまされない民衆も決して無視出来ないことである。
日本の国家権力は我々アイヌ民族を無理やり引きずり込もうとするそういうところに、「単一民族国家」と言う『虚妄』がはびこる。差別、偏見の裏がわには民族否定、あるいは民族蔑視がある。我々アイヌ民族にしとって、これほどの侮辱はない。偏見、差別を観念的にすることは現実問題を矮小化するだけでなく本質をあやまらせることになる。
アイヌ民族を見る日本人の目には、いつの時代でも身勝手さがある。
日本の先住民族たるアイヌ民族は植民地政策の副産物としてしか説明できない「旧土人」という侮蔑的な名称を我々アイヌに一方的に押し付けてきた。この歴史に何の反発もせず諦め、決して甘んじて来たのではない。孤立的、非連続的であるが抗議し、抵抗し、抗い伏わぬ民族である。このことはすべてのアイヌウタリの無声、無言の支えがあったからと考える。現在においても状況は同じである。
アイヌ民族から、先住民族としての自己意識を抹殺するはずだった「北海道旧土人保護法」はそれをなしえなかった。「同化政策」は失敗であったことを日本の政府は悟らなければなりません。法律では、100年余りでは我々アイヌ民族の内なる自己意識の芽までは摘み取れなかったことをはっきりと認識すべきである。
貴方の経歴、議員としての支持基盤を考えると決して釈明で済まないことを認識すべきである。
我々首都圏に存在しているアイヌウタリは厳重に抗議するとともに、申し入れをします。
真摯に誠意ある対応を心から求めたくおもう。
「申し入れ」
公開のチャランケ(話し合い)の場を早急に設定すること。
2001年7月16日
関東ウタリ会 会長 北原きよ子
ペウレ・ウタリの会 会長 青木 悦子
東京アイヌ協会 会長 浦河 治造
ヌプリの会 会長 金澤 スエ
レラの会 会長 佐藤タツエ
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