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>discipulusさん
はじめまして。数日、東京を離れており、お返事が遅れて失礼しました。ご覧いただきまして、ありがとうございます。本編の増補が滞ったままで、申し訳ないような次第です。
さて、「実践哲学の復権」ですが、これは、ガダマーが(ハイデガーの影響の下で)、アリストテレスの「賢慮(フロネーシス)」を中心に、「共通感覚」を中核に据えた社会的実践を強調したところ辺りから始まって、著名な大冊二巻本の論文集『実践哲学の復権』(Rehabilitierung der
praktischen Philosophie, 1972)が公刊されたことで、一つの流れとして注目されたと言っていいかと思います。
この論文集の編者となったリーデルは、この運動の代表者でしょう。彼自身の著作はいくつか翻訳がありますが、この主題に直接に関わるものとしては、『解釈学と実践哲学』(以文社)でしょうか。リーデルの文章は、私も以前にある論文を訳したことがありますが、これがなかなか難物でした。しかし、着眼がとても面白く、才気煥発な印象を受けます。
なお、岩波書店の『思想』が1981年に『実践哲学の復権』(no.
684 [1981. 6])を出しており、この特集号などは、この主題の理解には有益なものだと思います。
とりあえず思いつくこの辺りでいかがでしょうか。
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