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〜ガイアックス・インプレッション〜

ついに1号実験車にもガイアックスの波が!

今、話題の次世代自動車用燃料、ガイアックスを緊急インプレッション!


ガイアックスって何?

近頃、巷でひっそりと噂になっている、自動車用燃料「ガイアックス」。
ガソリンじゃないのに、ガソリン車で使えるという、新しいモノ好きにもびっくりのガイアックス。
アルコール系燃料を主成分とし、性能はほぼガソリンと同等で、驚くべきことに、
排気ガス中の汚染物質はガソリンの1/10だというこの新しい燃料は、
エコロジーが重要視されている21世紀にピッタリ?

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図1.ガイアックスの広告。謳い文句は本当なのだろうか?


というわけで、話題のガソリン車用アルコール燃料「ガイアックス」を試してみました。
今回は燃料のテストなので、見た目には何ら関係なく、テストドライバー(つまり私)の
個人的感覚によるものなので、あしからず。では早速インプレッションを。

2/23(FRI)
私は毎日の通勤には1号実験車を使っているのですが、
今日は朝から燃料のランプがついていました。
明日は友人が遊びに来るって言うし、ちょうど給料日前でお金がないので、
ガイアックスを入れる決心をしました。

2/24(SAT)
遊びに出かける前にガイアックススタンドへ。
最近近所にできたガイアックススタンドは、結構盛況で、
前を通りがかるたびに2〜3台の車が給油しています。
ん、アルコール燃料は給油というのかな・・・?
ちょび髭のおっちゃんが給油してくれました。
とりあえず満タン。今回は56リットル。ほぼ全量です。
給油を待つ間、窓をあけていましたが、あのガソリンスタンド独特の
ガソリン臭さは皆無。ほんとに給油しているのか不安になります。
お金を払っていざテスト走行に出発。エンジンは1発で始動。
若干エンジン音が変わったかも。でも静かになる方向なので、
気配は良好。1速に入れ発進すると、ちょっぴりトルクがないような。
でもターボ車は気にしません。吹かせば良いのです。

しばらく徐行運転でフィーリングの確認。
若干トルクが細いような気もしますが、それとは逆に滑らかな扱いやすいフィーリング。
微低速域でのクラッチ/アクセル操作が楽になりました。

今日はそのままなぜか牛久大仏へ。
途中、すばらしい峠道があったのですが、あえなく友人に制止されました。
「大仏見に行って、自分が大仏になったらどないします?」
なるほど。それは面白いジョークだわ。ちなみに友人は奈良県出身です。
どうでもいいけど、この日は雨で寒くて観光客はほとんどいませんでした。
したがって、牛久大仏は我々の貸切り状態。
まあ、その辺の話はどうでもいいか・・・。

3/6(TUE)
朝の通勤時間にちょっとした異変が起きました。
2500〜3000rpmで変な段付きが発生。
特にその回転数でパーシャルの状態から、ほんの僅かにアクセルを入れるときには、
結構ガクガクする。ノッキングというほどではないけれど・・・。
アルコール燃料は比重が軽いので、燃料が薄いのかもしれません。
エアクリーナーも赤いキノコになっているのも影響しているかも。

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写真1.ガイアックスの排気。当然見えるわけもないが、いったいこの中には何が含まれているのか?

3/13(TUE)
燃料がなくなったので給油。なんだかガイアックスでは調子がイマイチだったので、
再びハイオクガソリンに戻してしまいました。
今回の給油量は57.3リットル。・・・?リッターあたり7.2kmしか走ってないじゃないの!!
1号実験車始まって以来の最低燃費を記録しました。

いや〜、ガソリンのパワーのあること!車が蘇ったようです。
もともと1号実験車はハイオク指定で、レギュラーガソリンを入れたときも今回のガイアックスと同じように
低回転域でおとなしくなって運転しやすいと感じたり、パワーが若干落ちたり、燃費が悪くなったりします。
そんなわけでレギュラーガソリンを入れるのも1回でやめました。

モノの本によると、アルコール燃料(メタノール)はガソリンと比べて70%の火力(熱量)だそうで、
ガイアックスの場合だと、添加剤を含めて80%ちょっとの火力だそうな。
ただし、メタノールを使用していたのは初期のころだけで、今ではメタノールは使用していないとのこと。
あくまでも「特殊アルコール系燃料」だそうです。PL法保険に加入しているくらいだから信じましょう。

メタノールはよく車のゴムパッキン類を傷めると言われていますが、
ヨーロッパ車などでは若干ガソリン中に含まれていたりすることがあることから対策済みだそうです。
日本車は国内向けではそのような対策は取られていないのですが、
じゃあ、日本のガソリンには含まれていないのかというと、一応含まれていないことになっているそうですが、
軽油に灯油や重油を混ぜて売っている国のことですから、なんとも言えません。

今ではその心配もなくなったガイアックスですが、パワーダウンは結構痛いと思います。
パワーダウンのため、アクセルを踏み込んだせいか、通常8〜10km/Lは走る1号実験車が7.2km/Lとは・・・。
表1にガソリンとガイアックスではどちらがお得か計算してみました。
価格はうちの近所の価格をもとにしています。

表1.ガイアックス、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンの価格比
  ガイアックス レギュラーガソリン ハイオクガソリン
燃費(1号実験車による) 7.2km/L(実測値) 8.2km/L(実測値) 8.8km/L(平均値)
価格(1リットルあたり) 86円 92円 105円
価格(500km走行時) 5972円 5610円 5965円
対レギュラーガソリン比 1.064 1.000 1.063

そんなわけで、総合評価ですが、★★☆☆☆くらいですかね。燃費も大して良くならないし。
でも広告の謳い文句はあながち嘘ではなさそうです。

しかし、ガイアックスの最大の特長は、排気ガスがクリーンだということ。
CO2やHCなどがガソリンの約1/10だそうです。
運輸省の調査では、NOxがガソリンより多いなどという検査結果が出されたようですが、
ディーゼルから比べれば出てないようなものです。
NOxは、直噴エンジンやリーンバーンエンジンでもあっという間に4倍くらいになってしまうというデータもあります。
アルコール燃料特有の、環境ホルモンとして近頃有名なホルムアルデヒドが排出されるようですが、
じゃあ、酒を飲んでる人間だって、アルコールを分解する過程でホルムアルデヒドを排出してるんじゃないの?
てな感じです。

ターボエンジンとの相性はあまり良くないようです。
ガイアックスのホームページにもインプレッサWRX STIには入れないように、と書いてありましたしね。
NAエンジンには大丈夫じゃないでしょうか。だたし、直噴はダメみたいですよ。

ただ、燃料の相性はガイアックスに限ったことではなく、ガソリンでもあります。
皆さんもいろいろな銘柄をお試しあれ。

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