マフィン亭おすすめの本
文章・エッセイ編

食品の研究 −アメリカのスーパーマーケット−
ヴィンス・ステートン    晶文社   1995/3
○アメリカのスーパーにワクワクする人におすすめ!
 平均的なアメリカの家族のお父さんである著者が、いつものスーパーで奥さんと買い物をしながら、各通路に並んでいる商品について語るエッセー。
邦訳タイトルは堅いのですが、中味はアメリカの食品全般に対するうんちくの宝庫。
 例えば、冷凍チェリーパイの定義、M&Mチョコレートの色別構成、コカコーラの歴史、シリアルの作り方、レジの仕組み、カート数で見分ける店の売上、トマトの流通経路うんぬんかんぬん・・・。
 翻訳の日本語が読みにくいのがイマイチですが、アメリカの食品に興味のある人なら面白く読めるに違いありません。ところどころに入っている「ミニコラム」も面白いです。(ちなみに著者の実験ではコーラでハエは溶けなかったそうな。)

山の中の幸福なキッチン −都会を離れて実現した、料理と生きる暮らし−
山本麗子    講談社   1997/6
○素敵な暮らしを手に入れるまでがんばろう!
 レシピ・写真編で紹介している「山本麗子のガーデニングクッキング」出てくる素敵な家を建てるまでの日々を綴ったエッセイ。あんなに素敵な家を作るのは大変な努力が必要なんだなーと実感します。でもそれだけの価値のある暮らしだなとも思います。

ブルーベリーの実る丘から 
岩田康子    創森社   2000/7
○女の人ってたくましいのかなぁ・・・
 レシピ・写真編で紹介している「ブルーベリー畑から」に登場するブルーベリー栽培を始めたきっかけ、それから農園やレストラン経営に至るまでを綴ったエッセイ。
 離婚を機に「今までと違った生き方をしよう」と考えた著者はブルーベリー栽培を始めたわけです。人生って不思議です、何が待ってるかわかりません。

アガサ・クリスティーの食卓 
北野佐久子  婦人画報社   1998/7
○謎解きではなく食べ物に注目して読んでみたら?
 アガサ・クリスティーの書いたミステリー作品中に登場するお菓子・料理・飲み物・ハーブ・マザーグースなどをキーワードにイギリスを紹介するエッセイ集。
 こういう視点でクリスティー作品を読み直すのも楽しいなと思います。
 有名なエルキュール・ポワロだけでなく、ミス・マープルやトミー&タッペンスの
出てくる作品も出てきます。それにしてもクリスティーの本はたくさんありますね。読み直してみようかな。

ケーキの世界 
村山なおこ  集英社   2001/9
○お菓子の道を究めたり!
 TVチャンピオン「甘味王選手権」準優勝者の著者だけあって読み応えのある本になってます。(肩書きも「菓子愛好家・菓子コーディネーター」!!!)
 各年代の菓子ブームの解説、日本の洋菓子の歴史(年表あり!)、おいしいお店を見つけるヒント、お菓子の素材の紹介、巻末には図入りで世界のケーキ図鑑まで載っています。
 ケーキに対する真摯な姿勢はスバラシイ!

ニューヨークベストフードショップ 
柴田書店   2000/9
○ガイドブックじゃありません。隅から隅まで丁寧に読みたい本。
 ニューヨークの食べ物屋紹介の本ではありません。屋外のマーケット、デリカテッセン、ベーカリー、グルメフードストアなどを数は多くありませんがその分1軒1軒を丁寧に紹介しています。
 オーナー(なぜか異業種からの飛び込み組が多い)、お店のコンセプト、運営方法、商品構成についての文章とともに、店内の様子、商品の陳列方法、個々の商品の写真もたっぷりと載っています。
 競争の厳しいであろうニューヨークで繁盛しているお店ばかりなのでどれもこれもとても魅力的です。(デリやベーカリーの中においしそうなマフィンが並んでいる写真がいくつもあります!)