釣行日:平成13年9月2日(日) 大潮 天候/くもりときどき晴れ 

<釣り物> ショウサイフグ
<釣 果> ショウサイフグ3尾
<船 宿> 鶴見潮見橋 新明丸
<釣り場> 東京湾 大貫沖
<タックル> 竿/KT関東 湾内ふぐ一三五、リール/Daiwa スーパーダイナミック-Z105i/iL早技(道糸:PE1.5号)、仕掛け/船宿オリジナル仕掛け(ナツメオモリ10号)、先糸/フロロカーボン5号1m
<エ サ> アルゼンチンアマエビ
<釣り座> 左舷胴の間
<同行者> 
<どう食ったか> 刺身、唐揚げ

<日 記> 早朝、ややヒンヤリと吹く風がまさに秋を思わせ、自宅の玄関を出た私はとても気持ちよいスタートを切ったのであります。

 カレンダーも9月となり、猛暑といわれた今夏の暑さも最近はすっかりやわらぎ、家の周りの草むらからは虫の鳴き声すらも聞こえてきます。モンマルトルの街路樹近くにあるカフェのテラスでたたずむパリジャンたちのカップルも、次第に深まりゆく秋を感じ、今まで以上に肩を寄せ、愛を語り合うことでしょう…。
 今晩は、城達也です…。

 と、昔やっていたFM放送の深夜番組っぽい雰囲気でスタートしましたが、ちょっとマニアックなネタですみません。

 いつも土曜日に釣行している私、実は昨日は仕事が入り、海に出られませんでした。
 そこで久し振りに日曜日に釣りをすることにしました。

 釣り物に関してはいろいろ候補があったのですが、先日釣ったフグの刺身の味が忘れられずシツコクもショウサイフグ狙いに出掛けることにしたのです。


 バタバタ、アタフタと支度を済ませた私は自宅を7時に出発。
 歩いて10数分の場所にある新明丸さんには余裕で到着。
 船上を見渡すとやっぱり日曜日、結構な人数が乗っております。そこで今日座る場所も前回まずまずの成果を出した左舷胴の間に決定(っていうかそこら辺しか空いてなかったのね…)。

 その前回のショウサイフグではあの「上州屋フィールドディレクター池田健吾」に1尾の差をつけられ無念の次頭となったこの私(そうそう、そのときの池田氏のレポートが「隔週刊つり丸 9/15号」の32〜33ページに載ってます。ちなみに私のことは一切載ってません。←当たり前だ!!)、最低でも前回と同じくらいの釣果を狙っていました。

 しかも、今回は秘密兵器も用意してあるのです。
 それはオモリ負荷8〜12号のショウサイフグ専用竿です。仕事中にサボって出向いた上州屋渋谷店で見付け、衝動買いをした一品なのです(お値段、飲み会1回分くらいしました…)。

 これさえあればフグの微小なアタリも明確に分かることでしょう。
 つまり、「前回次頭」→「今回専用竿持参」→「本日、竿頭間違いなし!!」って図式が私のアタマの中では出来上がっていたのです。出船前からちょっと顔がニンマリしていました、私(お気楽だな、おい…)。

 午前8時、いつもの露木船長の操船にて船出をする。
 目指すは前回同様に東京湾大貫沖。
 竿頭候補の私は準チャンプの余裕をみせ、一人だけキャビンに入って横になり、到着するまでの1時間、爆睡する(しかし、よく寝るね俺も…)。

 船のスピードがいきなりスローになって目を覚ました私は、早速、席に戻りハリに餌のエビを付ける。
 しばらく潮回りをしてから船長の合図で仕掛けを下ろす。
 今回もオモリが底スレスレをキープするように注意し、竿の穂先に全神経を集中させる…。
 すると…、
 「コンコン…」
 とゴクわずかなアタリが手に伝わった(さすが専用竿!!)。

 そこで一気に聞き上げると「ググ〜ン!!」とフグが乗った感触!!
 仕掛けのハリは、カエシがないのでフグが乗ったらバレないようにリールを一気に巻き上げなければならない。
 そして船内に取り込まれたのは25cmくらいのまずまずのショウサイフグ。本日も開始早々いきなりのヒット!!船中まだ誰も釣れてないのに!!さすが、池田健吾を震撼させた俺!!

 「さあ〜、ガンガンいっちゃおうかなぁ〜ッ!!」

 と有頂天になっていた私。
 ところが、それからというもの全然アタリがなくなった…。餌は取られているがまったくその感触がない…。
 そんなちょっと弱気になった準チャンプ(私のことね)を尻目にオオドモのオヤジが怒涛の巻き返しをはかってきた。仕掛けを投げて広い範囲を探っているのだ。しかもそれが徒労に終わってないところが憎い!!順調に釣り上げているのだ。

 「むむむ、イケン!!」

 私もそれを真似して数メートル軽くキャストしてみた。しかし、無駄だった…。

 あれよあれよと言う間に時間はあと5分で正午に。
 そのときだ、久し振りに手に伝わるモソモソっとした感覚。すかさずアワセを入れて乗せるとやっと2尾目のショウサイフグが釣れた。
 されにその10分後、またもや明確なアタリ。バタバタと連続でフグをゲット!!

 「ヨッシャ、これからだ!!」そう、私の魂は叫んでいた。

 それからのことはよく覚えてない…。
 気付いたら私の左隣りにいるヒゲをたくわえたルアーマンらしいお兄さんと肩を並べて本日のド貧果を嘆いていた。

 私の手にはキャストして根掛かりした仕掛けを回収するときに「ポキッ」と折れた新品の竿が握られていた

 「竿、折れちゃったんですね…」
 「ええ、さっきの根掛かりで…」
 「それって関東の竿だから高かったでしょ…」
 「まあね…」
 「あの〜、このハリ、今度使ってみてください。ルアー用のハリだからすごくハリがかりしやすいんですよ…」
 「ははは…。ありがとう…」

 ちなみにそのルアーマンは納竿の午後3時少し前にやっと1尾を釣ることが出来たのだ。

 船宿からの帰り道、近所に住んでるらしいオジサン(※1)が私に声を掛けてきた。

 「今日はフグやったのか?」
 「そうです…」
 「あれだろ、釣れてもヒトケタだっただろ?で、オオドモの人だけがたくさん釣っていた?」
 「そのとおりです…」
 「俺もよ、よくフグ釣りに新明丸に乗るけど、やっぱり数釣りたいなら早起きしてオオドモ取らなきゃダメだよ!!あそこでほとんどのフグを釣っちゃうから他の奴に回ってこないんだよ、フグが!!」
 「そうなんですか?」
 「ああ、オオドモにいればよっぽどのヘタクソじゃない限り竿頭になるんだよ!!だからみんな朝早くから船宿に来て、一番いい席を取り合うんだよな!!わはは〜ッ!!」

 次回からはもっと早起きしようと思った…。

ポキッ!!
<初めて使う竿だったのに〜!!>

※1【オジサン(おじさん)】竿とかクーラーボックスを持って道を歩いていると結構な確率で知らない人から声を掛けられる。特に多いのがオジサンからだ。「今日はなに釣ったの?」「釣れたかい!?」「クーラー重そうだね!!」などだ。しかし、間違ってもヤング系ピチピチギャルは声を掛けてくれない。ちなみにヒメジ科で「オジサン」って名前の魚がいるって知ってました?オジサンがオジサンを釣るのってなんか笑っちゃいますよね?(笑えない…)

刺身が一番旨い!
<型は良かったけどね>