釣行日:平成13年11月17日(土) 中潮 天候/くもりときどき晴れ 

<釣り物> ショウサイフグ
<釣 果> ショウサイフグ61尾、コノシロ1尾、イイダコ1杯
<船 宿> 鶴見潮見橋 新明丸
<釣り場> 東京湾 大貫沖
<タックル> 竿/サクラ 特註あなご竿1.4m&KT関東 先攻きす150、リール/Daiwa105i早技SUPERDYNAMIC-Z(道糸:PE1.5号)&Daiwa ミリオネアCV-Z103(道糸:PE1.5号)、先糸/ナイロン5号1m、仕掛け/船宿オリジナル食わせ仕掛け(ハリ14号・幹糸4号・ハリス3号)+船宿オリジナルカットウ仕掛け(ナツメオモリ10号)、その他/夜光ビーズ(4号)・集魚シール“ピタット”・ケミホタルミニ25(グリーン)
<エ サ> アルゼンチンアマエビ
<釣り座> 右舷トモ3番目
<同行者> 中村氏
<どう食ったか> 刺身、ふぐちり、唐揚げ

<日 記> つ、疲れました…。
 もう、腰とかガクガクです、私…。
 えっ、そんなに疲れる釣りだったのかって!?
 いやいや、釣り自体は全然疲れるようなことはありませんでした。むしろまだまだやれたくらいです。

 では、どうしてこんなに疲れているのかといえば…、ショウサイフグをさばき過ぎて疲れたのです。だって61尾も釣っちゃったんですもの!!

 前回の釣行時に師匠が「来週は新明丸でショウサイフグやりましょうよ。最近調子がいいみたいですから」と言っていたのです。そのときはスミイカがたった1杯しか釣れなかった不満もあり、その提案に喜んで従うことにしました。
 そして昨日の夜、その新明丸のHPにて当日の釣果を見てみたら…、

11/16、「ショウサイフグ」超爆釣!トップ174尾!

 と出ているではありませんか!!

 我が目を疑いました、私…。
 トップが174尾です。アジじゃないんですからね…。
 しかしこれはきっと現実なのでしょう、土曜日の釣果もかなり期待が持てそうです。
 そこで速攻で早寝をして当日はいい席を取ろうとした訳です。オオドモを!!

 まだ日も出ていない午前5時45分、鶴見川の船着場に到着した私。
 いくらなんでも8時出船なんだから誰もいないだろうと高を括っておりました。
 「ふふふ、右か左のオオドモ、どっちにしようかな…」と歩きながら悩んでいたくらいなんです。

 と、ところが、船上には怪しい人影が…。
 船に乗り込むとなんと、先客がいるではありませんか!!しかも2名も!!
 ヤな予感は的中したのです。そう、釣りオヤジは全般的に朝が早いのです。油断してました。当然、両舷のオオドモはしっかりとキープされていたのです。まだ6時前だというのに…。

 「こうなりゃ、どこでも同じだ」と右舷側を選んだ私。
 オオドモには道具が置かれ、さらにトモ2番目にはオジサンが座っておりました。ってことで私はトモ3番目。きっと皆さん、前日の釣果を拝見して早めに家を出たのでしょうね。さすがです。

 トモ2番目のオジサン(以下、「トモ2氏」)と挨拶をして道具の準備にはいった私。
 フグ釣りのたびに私はいつも違う竿を用意しております。持っている竿の中でどれが一番フグ釣りに合っているかを試すのも課題のヒトツなのです。
 今回用意した竿は2本。
 「アナゴ竿(長さ1.4m、オモリ負荷15〜20号)」と「キス竿(長さ1.5m、オモリ負荷5〜15号)」です。どちらも今回のオモリ10号には使えそうな気がします。あとは調子の問題だけ。

 ふと見れば、「トモ2氏」は竿を3本も用意している。
 聞くと新明丸オリジナルふぐ竿にアナゴとキス用の竿とのこと。柔和な顔付きをしてますがなかなかやりそうです、このオジサン。

 ところで今回の釣行、言い出しっぺの師匠は仕事が入り、不参加。
 その代わりに新婚ホヤホヤの同僚、中村が久しぶりに同行。彼の披露宴で奥さんに「月に1回くらいは釣りに行かせてあげて下さい」と私が言ったのが効いたのでしょうか。

 「トモ2氏」と雑談をしている最中にもドンドンとお客さんが乗船してくる。
 やっぱり昨日の竿頭174尾を見て、皆さんフグが爆釣すると思っているのでしょう。気持ち、分かります。

 しばらくして中村も到着。
 彼はショウサイフグ初挑戦。
 私が直々にエサの付け方から釣り方、さばき方を教えてあげる。私も偉くなったものです。

 そしてようやく8時、30名弱のお客さんを乗せて定刻どおりに出船となった。
 釣り場はもちろんフグ釣りのメッカ、大貫沖。

 出船前に船長から聞いた話しでは昨日、午前中は船中3尾しか釣れてなかったそうです。
 しかし、午後からいきなり食い出してトップがあの釣果だったそう。今日の潮止まりは11時58分。それからが勝負になるのではないかと申しておりました。
 「でも、大貫沖の潮の流れってその日によって全然違うから正直、行ってみないと分からないんだよね…」が最終的な結論。さてさて、どうなることやら。

 航程約50分で大貫沖のノリ棚周りに到着。
 今回の仕掛けは食わせ仕掛けとカットウ仕掛けのダブル攻撃。さらにこれだけたくさんの竿が出るのだから目立った方が有利だろうと「夜光ビーズ&集魚シール&ケミホタル」のヒカリモノ3点セットで臨む私。

 そして第一投目、いつものようにオモリを底すれすれでキープしてじっくりと竿先に集中すると、わずかながらのアタリ。すぅっと竿を聞き上げるといきなりのハリ掛かり。取り込まれたのは15cmくらいの小型のショウサイフグ。相変わらず幸先だけはいい。
 右隣りの「トモ2氏」も同じようなサイズを取り込む。
 中村はなかなかアタリが分からず悩んでいる。こればっかりは口で言っても分からないからね。頑張れ、中村!!
 
 ところがそれからアタリがやや遠のく。
 船長も細かなポイント移動を繰り返す。
 すると「コンコン、コンコン…」となんだかフグと違うアタリが訪れてきた。
 「トモ2氏」がカットウに掛けたのは寿司ネタで活躍しているコノシロ(※1)。しばらくして私や中村にも同じように掛かる。酢で締めて寿司にでもするか…。
 それ以外にもイナダも取り込まれ、船中、ちょっとにぎやかになる。でも、本命に今ひとつ元気がない。やっぱり昼過ぎからが勝負なのか!?

 と、思っていた午前10時頃。
 いきなりフグの活性が高まってきた。
 アタリは小さいものの確実にエサが取られている。
 最初に使っていたアナゴ竿は胴調子なため、その微小なアタリが取りづらい。やっぱり先調子じゃないと竿先のシグナルがシャープじゃない。すぐにキス竿にチェンジ。

 そして怒涛の入れ掛かりタイムは始まった。
 そのほとんどはカットウバリに掛かるが5尾に1尾は食わせ仕掛けにも食ってくる。
 一番スゴかったのが午前11時台。オモリを落とせば必ず食ってくる。どんどん取り込まれ足元のバケツは見る見るうちにフグで埋め尽くされる。足元で「グエッ、グエッ!!」とうるさい。静かにしてろ、小型フグめ!!

 その快進撃は午後1時頃まで続いた。
 すでに私のクーラーには50尾くらいのフグが収まっている。さばくの大変そうだ…。帰りのクーラー重そうだな…。

死屍累々です…。
<ぼくたちが待ってま〜す♪>

 そんな私の贅沢な心配が伝わったのか午後からは食いが落ちてきた。
 それでもときどきポツリポツリと掛けて、結局、午後3時45分の納竿までに10尾ほど追釣して竿を仕舞う。

 中村は「こんなにあっても…」とジャスト30尾で終了した。
 「トモ2氏」は掟やぶりの大アワセ釣法で一人でガハガハ笑いながら80尾以上をゲット。

 帰宅後、61尾のフグを1時間以上かけてさばき、家内がそれを3枚におろし、我家はまるで水産物加工工場。めでたく122枚の切り身が出来上がりました。

 皆さん、釣るなら今ですよ、大貫沖のショウサイフグは!!


※1【コノシロ(子の代)】ニシン科。江戸前のすし種として有名な魚。大きさにより名が変わる出世魚で、4〜5cmの1年魚がシンコ、10cm前後のものがコハダ、15cm以上のものをコノシロと呼ぶ。一年中あまり味の変わらない魚だけど一般的には11〜12月がおいしいとか。

釣れたからっていい気になんなよな…。 コノシロ
「カットウがアタマに刺さって痛かったッス・・・」
<久し振りの爆釣だスッ!!> <定番外道のイイダコも釣れました>