釣行日:平成13年11月23日(金) 小潮 天候/晴れ 

<釣り物> シロギス
<釣 果> シロギス15尾、イイダコ1杯
<船 宿> 生麦 黒川分家畑中丸
<釣り場> 東京湾 木更津沖
<タックル> 竿/KT関東 先攻きす150&サクラ 黒潮1号、リール/Daiwa 105i早技SUPERDYNAMIC-Z(道糸:PE1.5号)&SHIMANO BIOMASTER2000(道糸:PE1号)、仕掛け/ハヤブサ 東京湾キス天秤式(ハリ6〜7号・ハリス0.8〜1号・幹糸0.8〜1号・終40cm・全長80cm)、先糸/フロロカーボン3号3m、テンビン/弓型キス天秤(12cm)、オモリ/夜光白ギス15号
<エ サ> アオイソメ
<釣り座> 右舷ミヨシ2番目
<同行者> 
<どう食ったか> 刺身

<日 記> 久し振りの3連休、天気予報ではこの週末、小春日和な陽気になるとか。
 釣りバカな私としてはその好天に恵まれる3日間で釣りに1回しか行かないのはあまりにもモッタイナイと思うわけです。
 ですから当然しっかりと2日間は釣行スケジュールを組んだりするのです(家族サービス放っておいて)。

 っていうことでポカポカ陽気に一番似合う釣り物はなにかと思い巡らすと、温かい日差しを浴びながらの小物釣りが一番じゃないかと私の釣り人としての小魚釣り魂が訴えるわけです。
 しかし、小物といってもカワハギのようにシャカリキになっての真剣勝負じゃなく、もっと肩の力を抜いて出来るのんびり系をやりたい気分だったのです。
 そうなるとやっぱりキスしかありません。

 あの手元に伝わるプルプル感、キス釣りの醍醐味です。
 釣って面白く、食べて美味しく、見た目も上品な魚、シロギス。思えば久しく疎遠状態でした。
 思い出せば私が釣りを始めて最初に面白いと感じたのもキスだったのです。

 小さいくせに良型になると驚くほどの強い引き。
 ヘタでもある程度は数が釣れる安定感。
 道具だって軽くて済む手軽さ。
 いろいろな要素を総括すると何故か3連休の初日を飾るのにバッチリな気がしたのです。

 さてこの時期、キス船を出している船宿はそう多くはありません。
 でもね、私の自宅近くにありましたよ、キス狙いで出船する船宿が。
 黒川分家畑中丸さんです。

 本日、朝の6時半に目を覚まして、しっかりと朝食を摂り、シャワーも浴びてのんびりしていたらおっと、いけません、すっかり時間は7時過ぎ…。
 「やべ…」と、急いで荷物を持って出発し、エッチラオッチラと船宿到着7時半。

 早速、女将さんに料金を払い、船に乗り込もうとすると、
 「今の時期にキス専門でやってるのはウチと八景にある荒川屋さんくらいなんだよ」と訊いてもいないのに教えてくれる。
 それならばこちらも訊かねばならない問題に触れてみる。
 「最近はどれくらい釣れていますか!?」と。すると、
 「いい人で40〜50はいくよ。でもね、型はいいよ!!」と怒ったように言われる。
 そのときフト、本日は休日出勤で釣りが出来ないでいた師匠のコメントがアタマをよぎった…。

 
「荒川屋の竿頭が40ぢゃ。明日はまあ10も釣ればいいほうぢゃ(笑)」

 と自分が仕事なので悔し紛れにメールを送ってきたのだった。さすが私の師匠、いつも嬉しくなるようなメールをくれる…。

 船に乗り込むと予想以上に多くのお客さんが乗っていた。
 そこで空いていた右舷の胴の間付近にお邪魔をし、急いで道具の支度をする。

 本日の私は例によって2本竿攻撃。
 1本は本命、もう1本はカレイ狙いで竿を出す計画。

 8時ジャスト、出船。
 天気予報のとおり朝から雲ひとつない見事な晴天。その気持ちよさに思わず缶ビールを開けましたね、私は。
 さすがに走っている船上では風が冷たいですが、天気がいいからヤケに爽快です。

 8時40分過ぎ、ポイント到着。場所は木更津沖。
 周りを見るといましたいました、例の荒川屋さんの船も。

 船長の合図で第一投目。
 釣り方はいつものように船下狙いの底トントン。
 オモリが着底したらゆっくりと仕掛けの長さくらいの幅で聞き上げる。聞き上げたら少し止め、またゆっくりと戻すだけ。
 これは師匠から教えられた釣法。

 実はその師匠、最近ではいろんな釣り物で私に負けたりしてますが、シロギスに関しては大変なオーソリティなんです。なんと言っても過去に毎週シロギスだけを狙って3年間通った人なんです。
 それだけにキスを釣らせると、私なんか足元にも及ばない程の大差がつくわけです。やっぱり小物釣りってのは技術と経験ですね。

 で、いきなり来ましたよ、第一投目からアタリが。
 
「プルプルッ、プルプルッ」と。
 いいですね〜、このアタリ!!小気味よくて思わず笑顔になります。
 釣れたのは20cmくらいのまずますのサイズ。
 ミヨシにいた常連らしいオジサンがそれを見て「おっ、もう釣れたのか!!」と一言。
 そうです、いつも最初だけは調子がいいのです。

 そのあともポツポツとアタリがあり、1時間経過した時点で4尾のキスを釣り上げる。
 本日の目標を10尾と設定していた私、1時間で4尾ならかなりのハイペース。軽く20尾くらいはいけそうな気もします。
 ところがそんなに海の神様は優しくない。10時を過ぎた頃からいきなりアタリがなくなってきた。
 右舷側を見てもほとんどの人が釣れてない。ただ一人、気を吐いているのがミヨシのオジサン。
 キャストしてコンスタントに釣っている。

 で、このオジサン、非常にフレンドリーな人でヒマさえあれば私に話し掛けてくる。
 「どうだい、置き竿にカレイは来たかい!?」
 「エサを少し長めに付けた方がいいよ」
 「今日は食わないねぇ〜」などと。

 そのうちに私の調子が今イチなのが気になったらしく、自作の仕掛けをくれて釣り方のレッスンまでしてくれた。
 キャストの仕方、サビき方、誘い方、エサの付け方、エトセトラ…。
 「なるほど、なるほど…」と素直にその教えに耳を傾けていた私。
 すると携帯にメールの着信音が。

 
「午後12時に潮が変わる、それまで我慢ぢゃ。ナイロン先糸付け、あまり誘わぬことぢゃ。アタリでアワセてはならぬ。釣りは奥が深いからのう(笑)」

 相変わらず爺さん口調な師匠からのメールだった…。

 しかし困った!!ミヨシのオジサンは誘えと言うし、師匠は誘うなって言うし…。
 どうしたらいいんだ、俺は!?ミヨシのオジサンはすぐ隣りにいるからいつも私の一挙手一投足が視野に入っている。だから頂いたアドバイスを無視するのもかなり感じが悪い…。しかし、仕事の合間に気を遣って連絡をくれた師匠の指導もムダにはしたくない…。嗚呼、目に見えぬ板ばさみ状態だ〜ッ!!
 まあ、取りあえずは隣人の教えに従うことにした私。
 仕掛けもハリスを細めのものに替え、エサもこまめに新しいのにチェンジする。

 午後12時。バケツの中にはまだキスが5尾。
 「釣れてないからクーラーにでもしまうか…」と思った私。
 メゴチバサミでキスを掴んではビニール袋に入れていく。そして最後の1尾を掴んだとき…、
 「スポッ…」と滑ったキス。
 床に身をくねらせるキス。
 隅にある排水口に入るキス…。

 
「うわ、ヤバイ!!」とその排水口に入り込んだキスを刺激しないようにそおっと再度、挟もうとする私。
 心なしか手が震える。ことは慎重を要するのだ。アセッテはいけない。しかし、のんびりもしていられないのだ。
 排水口から見えているキスのお腹から下部分にロックオンした。
 ゆっくりとメゴチバサミを近付ける…。動くんじゃないぞ、頼む…。

 ところがまたもや手が滑った…。
 そして排水口の奥に消えたキス…。
 跡形もいなくなったキス…。
 5尾中の1尾をロストした私。損失は20パーセントである。痛い数字だ…

 そんな私を憐れんだのか午後2時頃から船下でキスが食うようになった(そう、その頃になるとオジサンの教えを守る義理も果たしたと思い、いつもの戦法に戻っております)。
 良型のキスがバタバタと上がるようになってきた。
 待ちに待った時合の訪れだ!!今がチャンスなのだ!!これを逃したらもう好機はないだろう!!


燃えろ、俺!!
熱くなれ、俺!!
のんびりとビールなんか飲んでるな、俺!!


 結局、3時の納竿までに10尾を釣り上げた私。
 なんとか目標の10尾をクリア出来ました。

 そして最後に例のオジサンが「これあげるよ」とくれたイシモチ2尾のおみやげもゲット。相変わらず貰う方面に関しては上級者な私デス。
 さあ、明日は師匠たちとアイナメ狙いだ!!


ってことで、一尾足りません…。 私を食べて♪
<まずまずの良型、まずまずの数…> <オジサンからの贈り物♪>